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商品撮影ヒント集

ネットショップをメインに商品撮影に関連する記事を公開中です。
写真のテクニックや代行サービスの現状を理解して頂き、ショップ運営の参考にして頂ければ幸いです。
商品撮影の失敗談
モデルコードが商品撮影サービスをスタートして、8年以上経ちますが「初回のお客様」というのは鮮明に記憶に残っています。
感謝の気持ちという面もありますが、「失敗した」という苦い記憶という方が正しいかもしれません。
普段は他社との差別化!などと偉そうなことを言っておりますが、弊社も商品撮影で失敗したと感じることはあります。

100%の顧客満足というのは理想ですが、開設当初は「撮影で対価を頂くこと」は簡単ではありませんでした。
当時サイトオープンから1週間ほど経った時、九州地方から1件の撮影オーダーが入りました。
商品数は116着のモデルを使用した写真の依頼です。

正直申しまして撮影オーダーといっても「1件で20着くらいのオーダー」が多いだろうと想定していた為、着数もさることながら準備や進行方法が現在のように確立されていない状態でした。

モデルコード以前から物撮りは行っていたものの、大枠の流れは人物撮影でも変わらないだろうという曖昧な打算でした。
程なくして商品が到着して、服のシワを取るためにスチーマーをかけ始める・・1着あたりに時間がかかり終わらない気がするw
何とか半日ほどかけてシワを撮り、ハンガーに掛ける・・すごい量と重さ・・アパレル商品を扱っているお客様であれば当然だと感じることが、当時の私たちには驚きでしかありませんでした。

その後、組み合わせるボトムスや靴に合わせて、コーディネートや撮影する順番を進行表へと記載する。
同じ品番でもカラーに合わせて進行順をコロコロ変えていくため、これまた時間を要しました。

いよいよ撮影当日、モデルは1名で午前10:00にスタジオ入りして1日で撮り終える予定でした。
しかし、1着目から問題発生!!、「モデルの動きがぎこちない・・」
当時のモデルはモデル経験者ではあったものの、いわゆる「撮影会モデル」でした。
アパレル商材を理解した着こなしやポージングなどは全くの無知識な状態・・・
ポーズや体の向きや、手の動かし方から笑顔の作り方などなど指示がバンバン飛び交います(笑)

そして1着分の納品レベルの写真を着替えから撮り終えるまでに20分以上かかることが判明・・・
「このペースだと休憩無しで撮り続けたとして40時間以上かかる・・・」納期を考えると最悪の状況です。

結果、当然1日では終わらず丸2日半をかけて撮影は終了しました。
モデルもスタッフも疲労度マックス状態で、色々な面で準備不足と経験の無さを痛感させられました。

その後は、想定しうる着数を300着のオーダーがきても対応できるシステム作りと最大の強化項目として「モデルの採用の見直し」を実施しました。
今では考えられませんが、当時モデルコードの掲載モデル数は30名ほどいました(笑)
現在は3分の1もいませんが、「アパレルモデル」という基準で採用を考えた時、現実的な在籍数だと思います。
個々の能力の把握と何着くらいが限界なのかを見極めることができます。

こうした苦い経験から「スピード納品や格安の料金設定」は現在でも行っていません。
失敗事例でもそうですが、各作業工程で省けるものがないため、「弊社でできる作業のスピードと価格を決めることが大事」であって、他社との価格競争をするのはナンセンスだと感じました。
そもそも我々の仕事は「写真で勝負」することであって、同業他社との価格競争をすることではありません。

1名のモデル採用や成長を促すにも時間とコストがかかり、商品を確実に1点毎に撮影日以外にチェックし作業計画を進める。
こういった商品撮影サービスは、依頼主にとって「当然すべきこと」だと感じるはずです。
「何も省かない、何も短縮しない」これが普通の商品撮影サービスの在り方だと考えます。

もし、初回のお客様の時に「何か作業工程を諦めていたら・・」多分、もっと苦い経験になっていたでしょう。
お客様の厳しい目が撮影業者を成長させるのだと思いますので、今後もご意見お寄せ下さい。
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