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商品撮影ヒント集

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撮影時の明るさ調整は露出それともISO?
自社で商品撮影を行っている方に質問です、「写真の明るさ調整」は露出、ISO感度のどちらを使っていますか?
今回は「露出」と「ISO」の明るさ調整の言葉の違いと意味をご紹介します。
意外と人のカメラを借りたりするとISO感度がギュイーーンと上がっていたりする場合がありますが、果たしてこれは正解なのか?

まず前提として「露出」についての調整はMマニュアルモード時で絞り(F値)とシャッタースピードによる調整を「露出調整」ということにします。
くれぐれも「露出ダイヤル」をいじることではないのでご了承を。

撮影で使われる露出調整

撮影の現場では出た目(露出計の出した数値)から絞りを「1段上げる」「1段下げる」などと指示することがあります。
これは露出計が出した数値を「適正露出(ちょうどいい明るさ)から上げる(明るく)、下げる(暗く)かどうかを決めています。
商品撮影の場合、照明のセッティングによっては、モデルの顔(目元)の部分の適正露出と服の部分の適正露出が微妙に異なるので、出た目から撮り目(実際に撮影する設定値)を決めます。

参考写真から露出を上げ下げするとどうなるかイメージを掴んで下さい。

露出調整のサンプル
プラスに振れば、「白飛び」が、マイナスに振れば「黒つぶれ」になる可能性がありますが、商品撮影の場合は適正露出はまず「商品に合わせます」、その後、人物が介在するならどれくらいの調整がバランスの良い明るさなのか?を考慮してさらに露出を追い込みます。
ちなみにストロボなどの人工光の場合は、カメラ設定は予め決めておき、光源側で調整するパターンが多いです。
漠然と明るさ調整の工程はご理解いただけたと思いますが、露出とは絞りとシャッタースピードによって、任意の明るさに調整することだと覚えましょう。

明るさ調整はISOでも同じでは?

ざっと絞りとシャッタースピードによる露出調整を紹介しましたが、「ISO感度の設定でもノイズが出ないように気を付ければ同じでしょ!」と思うかもしれません。
確かに最近のカメラは優秀ですので「ISO感度を上げても綺麗な描写」をキープしてくれますが、要は手順の問題というか、考え方です。

ISO感度とはデジタルカメラが無かった時代でいう「フィルム感度」です。
よく昔のフィルムには「100」とか「800」とか必ず感度数値の記載がありました。
フィルムカメラを使っている人は、撮影シーン(環境の明るさ)によって充填するフィルム感度を変えています。
つまり、基本的に「ISO感度」はフィルムを充填した時点で固定されるワケです。
当然フィルムの仕様は記載されている感度数値で「綺麗に写る」ように仕上げてありますので、撮影者が露出を試みるには、基本的に「絞りとシャッタースピード」となるのです。

デジカメの場合は、このフィルム感度をカメラ機能として内蔵しているため便利な半面、ユーザーが何が常套手段なのか混乱するようになりました。
個人的には最もカメラ性能を発揮できるのは「ISO感度は上げ過ぎない」状態で、どうしてもISO感度を調整する状況としては、写真を撮る上で「絶対に絞りやシャッタースピードを変えたくない」・・でも暗い・・そんな時にISO感度で露出調整をするのが正解だと思います。
よくISO関連で出てくる「手ブレが生じそうな場合はISO感度を上げましょう」と表現されますね。

でも厳密に言えば、人物などの動く被写体でなければ、ISO感度に頼らなくても三脚を使えば何の問題もありません。
そもそもストロボ撮影が多い私の場合、ISO感度の機能がさらにパワーアップ!と言われても「は!?それで?」って感じです(笑)

撮影時の明るさ調整は、「露出」でも「ISO」でも効果は似てきますが、絞りやシャッタースピードによる調整は「間接的な機能」、ISO感度設定は「フィルムごと変えてしまうような直接的な手法」と考えれば、どちらを先行するべきかの手順が見えてくると思います。
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