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商品撮影ヒント集

ネットショップをメインに商品撮影に関連する記事を公開中です。
写真のテクニックや代行サービスの現状を理解して頂き、ショップ運営の参考にして頂ければ幸いです。
RAW撮影データの納品
ネット媒体で使用する写真のデータ形式では「JPEG納品」が一般的ですが、先日カメラマンデビューをした知人からこんな相談を受けました。
「RAWデータのまま納品して欲しい」というリクエストがあったのだがどうしたらいい?

RAW設定でカメラ撮影をしている方、もしRAWデータが欲しいと言われたらどう感じますか?
きっと意見が分かれるところだと思います。

個人的な経験談からすると、「RAWデータでも納品することもアリ」です。
しかし、条件があります。
私の場合、RAWファイルつまり未現像の記録情報(あえてデータとは言いません)を渡す場合は長年付き合いのある印刷業者に対してなら信頼関係から渡すことに躊躇いはありません。(凄くラクできるともいう・・w)
店内用のパンフの挿し込み写真は全体の構成(色合いの統一)もあると思うので、現像も業者に任せて「記録を仕事」に撮影することもあります。

作品写真のようなものはRAWではなく、現像後TIFF形式で渡せば印刷用途でもJPEG渡しのように劣化もなく扱えるので問題ないでしょう。
印刷屋さん曰く、JPEG納品の場合は、JPEG形式自体が既に画像の劣化が生じていることや、写真メインのパンフレット用の撮影で取引経験の無いカメラマンに頼む場合は現像スキルが不明なためRAW納品を要求することもしばしばあるそうです。

で、知人が何を不安がっているのか??

答えは、簡単で現像していない写真を渡す(フィルムで言えばネガ渡し)だからです。
当然、RAWで納品してしまえば撮影者の意図とは無関係にWBも露出も彩度もいじられ放題です(笑)
これが撮影者としては納得いかない部分もあるのでしょう。

とはいえネット向けの商品撮影サービスをやっていると「これがウチの写真です!」とJPEG納品しても、クライアント先のページ上ではさらに加工されてたりと、自分の現像にこだわっていたらキリがありません。

自分の世界観の色合いと、クライアントの欲しい色合いは時々すれ違う!?くらいの感覚でいた方が精神衛生上、良いでしょう(笑)
作品写真のように「自分がジャッジマン」となる時は徹底的にこだわれば済むことで、「消費される写真と残す写真」との境界を持つことも柔軟な撮影業務に繋がるのかもしれません。

RAWで納品して、「デジタル現像のプロ」に任せて、仕上がりに感動した経験があると、「他の人が触ると自分の写真はどう変わる?」という探究心を持ってみるのも写真の楽しみ方です。
要は現像処理を誰に任せるかで、撮影者のジレンマは解消されるハズです。
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