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商品撮影ヒント集

ネットショップをメインに商品撮影に関連する記事を公開中です。
写真のテクニックや代行サービスの現状を理解して頂き、ショップ運営の参考にして頂ければ幸いです。
アパレルモデルが商品撮影で覚えておくべきこと
アパレル向けの商品撮影モデルといえば「服を見(魅)せること」が仕事となりますが、ポージングの基礎や現場での指示などで「自分が描くポーズ」が作れない、または「セオリーを無視した表現が許されるのか?」と自問自答してしまうケースもあると思います。
では “カメラマンが上手い” と感じるポージング表現とはどういう時に生まれるのか?今回はほとんどのカメラマンが感じるであろう「このモデル上手い!」と感じる状況をご説明したいと思います。

駆け出しモデルが陥るミス
まずモデルの仕事についてですが、「1番最初に撮影した現場の雰囲気はどうでしたか?」
たぶん大体の方は「楽しかった!」、「現場の人が上手いとか可愛いと言ってくれた」などのプラスの評価を受けたことでしょう。
ただ・・この言葉に裏の意味があったとしたらどうでしょう?

例えば・・・

「素人さんにしては緊張せずに楽しそうだった。」

「素人さんにしては、上手く動けていた。」

そうです「素人さんにしては」つまり新人にしてはよくやったという評価です。
普通に考えれば撮影キャリアの長いモデルと新人モデルどちらを使いたいかと本音を聞かれれば、答えは明白です。

一般的な撮影の現場でモデルに対して叱るなどの行為があって現場の雰囲気が壊れれば写真に影響してしまいます。
大半の駆け出しモデルが感じる「楽しかった」という印象は、「仕事として成立させなければならない」スタッフの社交辞令というか現場を良くして写真にプラスの影響を出すための努力です。
逆に最初の現場で「モデルとしての改善点を指摘される経験」をした人は非常にラッキーだと思います。

こうした「おだてる行為」はモデル撮影ではテクニックの1つで、楽しい雰囲気ごと写真で表現するには、「被写体を褒める」に尽きます。
きちんとした感覚の持ち主であれば、撮影後に「本当に上手くできたのか?」は自身で分かるはずです。
緊張のあまり頭の中が真っ白だったということであれば、そういう結果という事です。

バイト感覚のモデルが不幸なのは「楽しませてくれる現場ばかり」を経験して実績ができたと勘違いしてしまうことです。
本当の実績とはクライントと撮影スタッフから純粋に好評価をもらうことで、つまり自分では決めにくいものです。
「褒められたから努力はしない」こうした行動が駆け出しモデルにはよくあるミスです。

上手いと感じるポージングの内訳
では「本当の評価」とは何か?
このブログでも再三書いていますが、ポージング(モデルとしての姿勢の取り方)には基本があります。
自分を過大評価しているモデルの場合、「今までに無い表現が良いモデル」と思い込む傾向があります。
確かに目新しい動きや表現は、撮影者にとって新鮮に感じるかもしれませんが、それはあくまでもカメラマンの人物撮影の経験と量によります。
モデルさん自身が「奇抜な表現」と思っていても経験豊富なカメラマンであればあるほど、「それは見たことある・・」という普通の表現だったりします。

このように書くと「もう表現手段など無い」ように感じますが、そうではありません。
「写真のセオリーを崩すタイミング」が大事だということを覚えておくと良いでしょう。
例えば、初対面の人と会話をする時に、最初からタメ口(奇抜な行動)でしゃべっていたのでは、印象は良くありませんが、常識的な礼節をもって接している時に、たまに少し砕けた口調になると印象は良くなると思いませんか?

写真における自己表現とは「基本の中でチャレンジする表現を入れる」こうした瞬間に撮影者は「何かが変わった」と感じるものです。
以下に5枚の写真を撮った時のポーズの内訳を簡単に説明します。

基本ポージングと個性の出し方
左のポージング推移は「基本的なポーズの中に個性的なポーズを1カット入れる動き」、対して右側は「個性重視で1カットだけ基礎的なポーズ」が入るパターンです。
クライアントからすれば、商品を説明するためのモデル着用画像として捉えた場合、基礎的なポーズを重視した動きの方が「使える写真」が多くなることになります。
逆に説明用と捉えた場合、右側の個性の強い動きは、クライアントの意図から外れた写真を量産していることになります。

当然、撮影者(カメラマン)はクライアントの意思に沿った写真を撮ろうとするので、無駄に個性の強い写真はシャッターの無駄押しになります。
上手いと感じる瞬間とは「クライアントの意思を尊重しながら、個性的なポーズでモデル側の提案ができている」ということで、「どこかの雑誌でこんなポーズしてたからやってみた・・・」というのは求められている表現が違えば「ただのお遊び表現」でしかありません。

アパレルモデルのポージング表現というのは、考え込むほど難しくなります。
そうした時に役立つ・救いの手段が「基礎を繰り返す動き」コレに尽きます。
突発的なポーズは「その時の状況によって変化」しますが、基礎が身に付いていればどのようなジャンルの服がきても「冷静に対処」できます。
頭の中がクールになっていれば、服のポイントや形状を考える余裕が生まれるので、それらを踏まえた「個性的なポーズ」を表現できます。

ポージングが上手いと感じさせる秘訣は「どんな動きをしても綺麗に見える基礎的なポーズ」が前提にあり、その中からオリジナリティー溢れる表現へと繋がります。
しかし、基礎を覚え込むには地味な努力が必要です。
モデルを志すほとんどの人が「基礎の段階で挫折します」、つまり「基礎さえしっかりできれば、差別化ができる」とも考えられますので、評価をされるために個性的になろうとせず、評価されるためには何が必要かを見つめ直すことが上達への近道だと考えます。
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