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商品撮影ヒント集

ネットショップをメインに商品撮影に関連する記事を公開中です。
写真のテクニックや代行サービスの現状を理解して頂き、ショップ運営の参考にして頂ければ幸いです。
ネイルによる商品撮影の失敗
モデルのネイル?商品撮影の時に気にされたことはありますか?

弊社の場合は、「撮影時のネイルの装飾や過度な着色は厳禁」としています。
女子的にはプライベートにちょっとお金をかけて可愛くネイルを仕上げて、撮影が入ると落とさなければならない・・
少し可哀想ではありますが、ノーマルな状態でなければ撮影はしません。

「これくらいの装飾なら大丈夫!」

というモデル個人の判断とクライアントの判断は違うため、指定がなければネイルの装飾はご法度です。
なぜこのような当たり前のことを書くのかと言うと、実は私にも過去に苦い経験があります。

商品撮影サービスを始めて、「一般のモデル(撮影未経験者)」を扱うようになり、今まで事務所モデルを相手にしていたので、こうした撮影上の常識ということが素人さんは知らないという現実がありました。
苦い経験というのは、かれこれ7年近く前になりますが、撮影に来た新人さんの爪が「人工爪(スカルプチャーネイル)で完全に装飾」されていました・・
除光液で何とかできるレベルではなく、仕方なくその日は帰って頂きました。

どうしてネイルにこだわるのか?
ご存じない方は「そこまでネイルにこだわる必要がないのでは?」と感じるかもしれませんが、アパレル商品撮影というのは、クライアントが用意した商品(衣装)です。
当然のことですが、モデルがプライベートで着ているジャンルやカラーとは異なる場合が多く、「普段着ている服とクライアントの衣装ではネイルが似合わない」ケースが多いのです。

では逆にクライアントの衣装と、たまたま個人的に装飾したネイルとの相性が良ければ許されるのか?
答えはNO(ノー)です!
あくまでもクライアントから指示が無い限りは「ノーマルな状態にする」これが常識です。

ここで1つ商品撮影でよくある「パーツ写真」を見て頂き、ネイルの装飾で写真にどのような影響があるか確認してみましょう。
今回は擬似的にネイルの色だけ加工していますが、いわゆるデコネイルでは、さらにひどい結果となります。

ネイルによる写真の見え方
左側は「何も装飾されていない状態」、右側は「ネイルにカラーが入っている状態」です。
いかがでしょうか?
アウターのポケット部分を表現する写真ですが、一瞬写真を見たときに左の写真は「素直にポケットに目が向く」、対して右側の写真はネイルとポケットに視線が分散され「見せたい部分がボケる」ことになります。

服とネイルとの相性の問題以外に致命的なポイントは「ネット閲覧時の消費者の目線行動」です。
ややこしい表現ですが、簡単に説明すると、ネットで商品を買おうとしている人が写真を見る時間は1秒程度です。
つまりスクロールしながら見ることを想定するなら「一瞬で必要な情報を届けなければなりません」
この場合は「商品のポケット部分」です。

目線が爪かポケットで迷う(目線が泳ぐ)ようなら伝達力は半減します。
無駄な情報は排除して、「見せたいものに集中させる」これもモデル撮影の基本です。

コーディネート全体を見せる商品写真とトップスのみを見せる表現が違うように、「クライアントが何を伝えたいのか」を理解することで写真品質は向上しますが、無意味な装飾はどれだけ綺麗で可愛い写真であっても「商品写真」の本質からは外れていきます。

結論として無駄な自己主張をするネイルの装飾は商品撮影には必要ないということです。
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