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商品撮影ヒント集

ネットショップをメインに商品撮影に関連する記事を公開中です。
写真のテクニックや代行サービスの現状を理解して頂き、ショップ運営の参考にして頂ければ幸いです。
商品撮影の著作権への知識
商品撮影サービスを行なっていると、質問として多いのが「画像の使用範囲」や「著作権」があります。
モデル事務所経由で撮影を依頼した経験がある方はご存知だと思いますが、スタジオ側の規約とモデル事務所側の規約が微妙に変わっている場合があるので注意が必要です。

例えばスタジオ側が公表している撮影物に関する規約では使用範囲や期限などが明記されていなくても、モデル事務所側が使用期間は6ヶ月更新で使用範囲は「○○サイト上でのみ許可」となっていると、1度撮影した画像を継続使用する場合、「更新料」が必要となる場合があります。
なぜこのようなことが起こるかと言うと「著作権」に関する対応がサービス業者によって異なるからです。

上記の場合、スタジオ側はモデル事務所に対して撮影用途や期限に関して契約を交わし、クライント(商品撮影をお願いした会社)の撮影を代行します。
一見するとクライントが撮影代金を払っているのですから「著作権」はクライントにあるように感じますが、クライアントは「使用権を有する」状態にあり、画像自体の著作権を有している意味ではありません。
人物が写っている写真の場合は被写体となっているモデル(事務所)が肖像権を有しているため、許可無く使用範囲を超えた転用・使用等を行なうことはできません。

こうした事例は撮影業者であれば、当然のように考えているのですが、はじめてモデルを使った商品撮影を依頼する場合は「面倒だ」と感じるかもしれません。
ではなぜこのような規約を作るのか?ですが、「著作権をクライアントに譲渡することの恐さ」を知って頂くと納得頂けると思います。

例えば肖像権や使用権を含むすべての著作権を譲渡した場合、制限無く使用ができることになりますので、納品された画像を写真素材として販売・貸与したりもできてしまいます。
つまり著作権を有するということは、極端に言えば「何でもアリ」ということになります。

常識的に考えてモデル(事務所)側の肖像権が絡む場合に、こうした無謀な撮影納品を許可することはないので、使用範囲や期限を明記して肖像権を確保し、著作権上の問題が起こらないようスタジオ側が撮影著作物としての権利を保持しています。
使用権とは「撮影技術や人物の肖像権を自社の商品で撮影させて使用できる権利」とも言えます。

弊社モデルコードの場合は、自社モデルと撮影業務を1本化して行なうので使用範囲や期限についてはモデル事務所を通すよりも自由度は上がりますが、自社モデルといえども「モデル個別に肖像権に関する規約をクライント毎に提出」しています。

スタジオモデルでここまでやる必要はあるか?と疑問を持つ人がいるかもしれませんが、トラブル防止やクライントに安心して画像使用を行なって頂く上では大事なことだと考えています。

また昨今増えているのは「画像の二次使用について」です。
例えば自社で製造している商品を小売店に販売する際に商品画像も使えるようにするケース。
つまり卸サイトで個人消費者向けではなく、業者向けに商品を卸している会社が無断で画像を譲渡してしまう事例です。

弊社の場合、こうした利用を前提とする場合は別途「拡張ライセンス料」での対応をしていますが、弊社と直接取引の無い業者への譲渡を行なう場合は、別途「拡張ライセンス使用の際の注意事項」などを結んで健全な画像使用を励行して頂いています。
費用や手間を考えると面倒になる部分ではありますが、こうした規定が無い場合は撮影著作物に関するスタジオの経営姿勢が曖昧であると共に、肖像権などで何かトラブルがあった場合、クライントが全面的に責任を負わなくてはならないケースもありますので必要な事務手続きだとお考え下さい。
※画像の二次使用を制限する意味については、また別の機会にご説明します。

商品撮影を外注する際に必ずチェックしておきたい「著作権」についてですが、SNSなどでの画像の拡散が予想される今のネット状況ですと、知らずに使用範囲を超えていた・・なんてこともありますので、写真に関する著作権のことは知識としてもっていた方が賢明だと思います。
商品画像の著作権についてが不明な場合は、依頼するスタジオに著作物に関する文言や書面での提出を求めれば、健全にサービスを行なっている業者であれば必ず提出してくれると思います。
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