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商品写真と撮影について一覧

商品撮影のヒント集 > 商品写真と撮影についてのカテゴリー記事一覧となります。
写真は高画素だからといって綺麗ではない
秋になってカメラメーカーのみならず、家電関係の新製品の発表も盛んになってくるこの時期、「デジタル一眼レフカメラ」の購入を考えている人にちょっとしたデジタル写真(カメラ)のカラクリをご案内します。

カメラメーカーのCMなどを見ていると「有効画素数○○○○万画素!」と謳ってあると、高性能なカメラを求める消費者は少しでも「数値の高いもの」を探していくと思います。
「高性能」という点では間違いはありませんが、「高画素=綺麗な写真が撮れる」という結びつけには注意が必要です。

デジタルカメラを選ぶときに、まず考えておくべき点は以下です。
1:印刷用として納品(使用)する際にどのくらいのサイズで出力する予定があるか?
2:撮像素子(センサーサイズ)は何が合っているか?
3:重量や握った感覚はどうか?

以上の3点のみです(笑)

では実際にカメラカタログ上での判断を想定して順番に当てはめていきます。
1)の印刷用途でのサイズがA3程度で十分ならば、1000万画素以上あればOKなのでほとんどの機種がストライクゾーンに入ります。
そして、2)のフルサイズなのかAPS-Cなのか?これは持っているレンズ状況によって判断すれば良い。
最後に重量などですが、頻繁に使うカメラは経験上、というよりも使用している環境が常に持ったり置いたりの連続なので、「デカイのは疲れるだけ」というのが私の見解です。

カメラをよく知っているほど「有効画素数ほど当てにならないものはない」ということは周知の事実(笑)
悪い言い方をしてしまえば、知識の少ない消費者がカメラを選ぶ時の判断基準として「分かりやすい数字」を示しているようにも思えます。
それが本当かどうかは個々の判断にお任せしますが、まずはNikonのサイトを御覧ください。
少し理解ができると思います。

「一眼レフカメラ製品一覧」のページでズラッとカメラが並んでいます。
2015年9月現在では左上にある「D4S」が、いわゆる高級機です。
その有効画素数は「1623万画素」となっています。

対して、入門機として知られる「D3300」の有効画素数は「2416万画素」・・・あれ?入門機の方がハイスペックなの!?
と、困惑すると思います(笑)

有効画素数の矛盾については今回は長くなってしまうので、別の機会に記事にしますが、要は有効画素数は数値だけでは判断できないということです。
「綺麗な写真として再現するために必要な要素」は「撮像素子とレンズ」です。

あえて「再現するために・・」と書いたのは、あくまでも条件であるだけです。
例えば「撮像素子とレンズ」だけを見て機種を選んだとしても、本体の重量や握った感じが自分に合うかどうか?、そして何より価格が高くなることになる。

単に綺麗な描写を求めることとと、第三者が見て綺麗な写真に仕上がっていることとは違います。
重い高級機を持って、腕が痛くなってあとちょっと頑張れば違うカットが撮れるのに、カメラの重さに負けて1枚を諦める・・
これでは本末転倒です!
単純にカメラを軽くすれば、その先の1枚を撮れたかもしれませんよね(笑)

こうした事例を考えるとカメラ選びとは、目的とバランスの問題になってくることは理解して頂けるでしょう。
スマホも最近は有効解像度が高いことをPRしていますが、SNSなどのネット使用であれば1200万画素など全く無意味で、100万画素あれば必要条件は満たされるでしょう。
単純なカタログ上の有効画素の数値を見て「今度のスマホはカメラがいいらしいよ!」というのは滑稽でもあり、数値を信じて料理を撮ると「飯マズ写真」になってしまうのです(笑)
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フロント紗幕による商品撮影
ここ数年、ZOZOTOWNなどの大手ショッピングモールの商品撮影でよく見かけるフロント紗幕を使った「マットな質感の写真」ですが、なぜこうした雰囲気の写真が多く利用されるようになったのか?
理由としては「更新作業のスピードアップ」と「サイトデザインの流行としてシンプルがキーワード」になっているからでしょう。

楽天市場などでは定番となっている「白背景を飛ばした撮影」では、「合成・加工」も視野に入れた場合が多い。
例えば、人物部分を切り抜いて他の画像と組み合わせてバナー画像にするといったケースでは白トビ背景の方が使い勝手が良い。。
もちろん「説明写真」という点では、いずれの撮影方法で撮られた写真でも間違いではありませんが、「1枚の写真でイメージ性も説明も兼ねる」という点では、紗幕やディフューザーを使った「マットな質感の写真」の方にやや軍配が上がると感じます。

説明が遅くなりましたが、「マットな質感の写真」とはどんなものか?
下の写真のような陰影を少し醸しだした印象の写真となります。

紗幕による撮影例
いかがでしょうか?
パキッとしたシャープな印象といういうよりは、「優しい質感」になります。
弊社の場合、こうした照明による効果の違いを事前に知って頂けるように「定番ライティングが3種類から選択」できます。
今回はこうした写真がどのように撮影されているかをイラストを混じえながら説明いたします。

まず、この撮影でのキーワードは「フロント紗幕を使う事」です。
通常の撮影ではアンブレラなどにディフューザーを被せてライティングを組みますが、アンブレラの直径にもよりますが、人物の大きさと比較すると面で当たるというよりは「点光源」に近くなります。(距離にもよりますが・・)
フロント紗幕の特徴は「点ではなく面でライティングする」ここがアンブレラ撮影との大きな違いです。
実際のフロント紗幕による撮影セッティング例を見てみましょう。

紗幕を使った撮影方法
ほぼ背景の横幅と同じくらいの面積の紗幕がストロボの前に設置されています。
カメラマンは紗幕の前に立ち撮影します。
こうしてストロボから照射される光を紗幕に通すことで「面光源」に変えてモデルに当たるようにしています。
細かなストロボ光量などは撮影環境によって変化するため割愛しますが、原理はこんな感じです。

ポイントととしては「光量と紗幕の向き(角度)」をアレンジすることで、フロント紗幕撮影のバリエーションは無限に広がります。
感覚としては、光を当てるとというより光を分散させてどのバランスで強弱をつけるか?が重要です。
・・ってガチ過ぎる撮影方法なので、参考になる方だけお読み下さい(笑)

商品撮影のおいて陰影の出し方というのは「商品の品格」を左右する要因にもなります。
現在のスタジオ撮影サービスは、「スタジオ主導」でこうしたライティングを決めてしまいますが、もっと依頼側に分かりやすく提示・提案することへの努力も必要だと考えます。

ライティングというのは無限のパターンがあるので、「何をどう依頼したらいいのか?」がお客様は分からないハズです。
「アパレルで流行っているライティング」を意識することで、消費者に対して少し違ったアプローチが出来るかもしれません。
他社と違った写真が欲しいから外注に依頼する!
しかし、その外注先が「似通った写真」しか提供していないようなら差別化は難しいでしょう。
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撮影写真の背景がボケない理由
思い通りに「ボケのある写真」が撮れない・・
ネット上の情報を元に「ボケ感のある写真を撮るためにレンズも買った!」なのにどうして上手くいかないの?
ボケ感のある写真を撮りたいと願う人にとって、デジタル一眼レフカメラを触っていて背景のボケ具合に疑問や不満を抱くケースは多く、最悪の場合、意味もなく高価なレンズを買ってしまったりすることもあるようです。

今回はデジタル一眼レフカメラの撮影で、「背景がボケない5つの理由」と題して、もう1度、写真の基本的なことをおさらいしていきます。
納得いくボケ感が得られないと感じている人は、当てはまる要素がないか確認してみてくださいね。

Check1:レンズの焦点距離を疑ってみる

ボケのある写真とレンズの関係というのは、誰でもご存知かと思いますが、「レンズの焦点距離」について考えたことはありますか?
一般的に「広角レンズ」は焦点距離が短く被写界深度は深い(遠くまでピントが合う)、「望遠レンズ」は焦点距離が長く、被写界深度は浅い
ということを理解しておくと良いでしょう。
よく勘違いされるのが、「広角レンズ」は「単焦点レンズ(よくボケるとされるレンズ)」と形状が似ているので、混同しがちです。
キットレンズの望遠レンズから広角レンズを追加したのに「ボケない」と嘆くのはこのパターンが多いです(笑)

Check2:絞りをオートにしていないか?

初心者の方にありがちなのは、カメラ設定が「オート」になっているパターン。
オート設定ではカメラが「絞り」&「シャッタースピード」を決めてしまうので、狙ったボケ感の写真になることはありません。
マニュアルまたは「絞り優先」モードで絞り(F値)を設定しましょう。
ボケ感を味わうには必ず「絞り開放(F値をできるだけ小さく)」します。
F1.4などの明るくボケるレンズを使っていてもF16などに絞ってしまっては意味がありませんよ。

Check3:被写体との距離を考える

check1で「広角レンズ」は被写界深度は深くてボケにくいと書きましたが、広角レンズでもボケ感のある写真は撮れます。
条件として、「被写体とカメラの距離、それにプラス被写体と背景の距離」が絶妙なら「ナイスなボケ味」が演出できます。
例えば、テーブル上で小物撮影をしていて、小物と背景との距離が近く、撮影者が離れて撮っている場合、広角レンズ特有の「被写界深度」の影響を受けてしまい、期待通りのボケ感が出ないことがあります。
まずは、「被写体にピントが合うギリギリまでグッと近寄る」ことを覚えましょう。

Check4:背景との距離を考える

check3同様、距離に関してですが、撮影者がグッと被写体に近寄る・・しかし、被写体と背景との距離が近過ぎる場合はアウトです。
ポートレートでよく見かける「お花畑で人物撮影」のような、あるあるパターン、人物もクッキリだけど花もクッキリ写ってしまって「うるさい写真」になる例です。
ボケ感を得るには「被写体から近いものより遠くにあるものを背景にする!」これだけでボケ感のある写真は相当変わります。

Check5:撮像素子を見直す

最終チェックポイントは、「撮像素子(センサーサイズ)」の問題です。
「それを言ったらおしまいでしょ!」と突っ込まれそうですが、持っているカメラの撮像素子によってボケ感が変わることは否定できません。
とはいえ、「撮像素子が小さいからボケない」ということではなく「ボケ具合の大きさ」に違いがでるだけですのでご安心を。
コンパクトデジカメなどのセンサーサイズが小さいカメラを使っていて、自分の欲しいボケ具合にならない場合は、「撮像素子の大きいカメラに変更」するの1つの方法です。

撮りたい写真と機材選びは「今持っている機材で不可能なのか?」を再考することは大事で、意外と写真の基礎的なことを機械のせいにしているパターンも多いので、気になった方は写真のイロハをおさらいしてみましょう。
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商品撮影と表現の歴史
普段、何気なく聞いている言葉、写真を扱う仕事をしている弊社にとって「商品撮影」という言葉は、ビジネスと創作の2つの意味がありますが、一体「商品撮影とは何か?」まったりと雑談くらいにお読み下さい。

カメラの誕生と自然光から定常光へ


世の中にカメラという機器が誕生したのは1840年、ざっと計算すると175年程の歴史になるのですが、年数の経過こそあれ現代と何も変わらないのはライティングという考え方です。
そもそも写真は光がなければ撮影ができないため、その昔はもちろん自然光での撮影がメインで、日射しをどうやってコントロールするかが写真撮影の重要なミッションだったようです。
今でも自然光を利用できるハウススタジオの天井ガラス面の大きさや傾斜角度は、「光を読む・描く」という観点から形成されています。
たまに大きなスタジオを訪れると、大きな面で光の質感や量を扱うにはそれなりの規模が必要だと再確認できます。

しかし、撮影の主役となる光が「天候に左右」されるため、撮影ができる条件は限られてしまいます。
こうした条件に左右されないように1808年から電灯として普及していたアーク灯(炭素棒などを使った直流電源)が用いられました。
とはいえ当時の電極部分は非常に小さいものであったので、光を増幅させるには反射鏡などを用いるなど試行錯誤していたようです。
実際のところ撮影として商売をしていたスタジオが実用化したのは1850年代になってからです。
カメラ誕生から十数年で人工光を利用した写真撮影スタジオができていたことを考えると写真がどれほど人々の興味を惹いたのかが分かります。
その後、しばらくは人工的につくられた定常光が撮影のメイン光源となっていったのですが、今でも使われる橙色の「タングステンライト」も機器の形状は違っても光の質感は変わらないと思います。
タングステン光で撮影すると「レトロっぽく感じる」のは、ひょっとしたら無意識にこうした時代を感じているのかもしれませんね。

日本で使われたストロボ光源


昔のストロボ撮影というと、たまに映画のワンシーンでマグネシウム(閃光粉)を使ったものを見たことはないでしょうか?
閃光粉に火を付けてバチバチ燃やして、大きな光を作る・・すごく危険そうな撮影です(笑)
そこまで古くなくてもカメラの横に銀色の円盤みたいなものが付いていて「ジュボ!」という音とともに発火するフラッシュバルブなら見たことがある人もいるかもしれませんね。
とはいえこうした光源は報道写真にはよく使われたようですが、商品撮影に使っていたという文献はなかなか見当たらず、世界的にはどうか不明ですが、日本では1970年代までタングステン光(定常光)による撮影がメインだったようです。
ストロボ光源がファッションや商品撮影で注目され始めたのは、1980年代後半からですので、実用レベルの歴史で考えるとタングステンに比べたら意外と浅いことに驚きます。

商品撮影の表現はまだ未完成


こうした歴史を紐解きながら「商品撮影」という分野に目を向ければ、まだまだ未完成の分野なのかもしれません。
カメラや照明機器はデジタル化が進み、様々な機能で使用者を便利にしていますが、根本的な「光を操る」という写真の原理に立ち返った撮影手法の発見というのは、まだまだこの先に新発見があると思います。

十数年前の話ですが、私が初めてストロボを買って撮影をはじめた頃、確かに「撮影のいろは」を本で学ぼうとしました。
撮影環境からライトの位置や角度、設定値を真似して撮ってみた結果、「本に出てる写真」しか撮れませんでした。
その後、そのような教則本は捨てて、好き勝手に予想して照明を自分なりに組んでみると「面白い写真」というか自分好みの写真が撮れました。
もちろん大失敗は何度もありますが、「表現は理屈ではありません」(笑)
商品撮影のテクニック的なことを活字や動画に求めて学ぶことは勉強熱心とも捉えられますが、歴史が語る未完成な部分を学ぶこと自体、ナンセンスなのかもしれません。

写真を上手く撮れるようになる必要はまったくありません。
自分がニンマリできる写真を撮っていくことが表現としては正解なのです。
ネット分野の商品撮影の表現がこの先どのように変化していくのか?それはカメラを持って撮影する人の心1つです。
同業者の皆様は安い写真を撮らず、高く売れる写真を撮り続けることを目指す方が、歴史に恥じない表現者になる近道なのだと感じます。
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バナー用の写真素材の活用術
商品撮影された写真を個別ページ以外に、バナー広告用の素材に活用されているショップも多いと思います。
しかし、この写真素材の活用方法1つで消費者に与える印象が変わることをご存知でしょうか?
今回はよくあるカテゴリーページの上部にバナー画像を置く際の写真素材の活用術について例を挙げながらご説明します。

まず、バナー素材と商品説明用の写真素材との違いについてですが、撮影の段階では同じ「全体像を写した写真」であることを条件とします。
元になる画像は下のブレスレットの写真をとなります。

元画像
スタジオ撮影を依頼した時は「商品用として」納品されたカットで、バナー素材に流用していきます。
定番の使い方としては、「画像サイズを縮小してキャッチコピーを加える」ことになります。
早速、定番のバナー素材用に加工した例を見てみましょう。

全体を縮小したパターン
いかがでしょうか?
良くも悪くも落ち着いた印象にはなりました。
ここで少し考えます。
元画像は「商品説明用に撮られたカット」ですが、今回の使用目的は「ブレスレットページのトップ画像」です。

となるとイメージを先行して「消費者の目を惹く商品ポイントを強調した方が良いのでは?」と考えられます。
商品をよく見てみると特徴となるのは「カゴと星のチャーム部分」これを上手く使ってレイアウトしてみましょう。
次の画像は、特徴となる部分だけをクローズアップした画像の使用例です。

特徴を活かしたパターン
これだけで印象が変わると思います。
どちらが良いということではありませんが、前者は「単純に縮小して置いたもの」、後者は「イメージを重視したもの」との違いです。

例えばこの画像をスマホから見ているユーザーがいたとします。
当然、スマホの表示画像サイズはPCと比べると狭くなりますので、前者はディテール部分は認識しづらくなります。
対してパーツを強調した方はクローズアップした分、パッと見た時に目を惹く可能性は高くなります。

バナー素材というのは「見た目のバランス」も大事ですが、「目線を誘導する」ことも想定しておくべきです。
言い方によっては「バナー広告」という言葉があるようにPRできるようにレイアウトしましょう。

こうした特徴部分を捉えるという作業は、商品撮影を自身で行う際にも無意識に身につく写真術にも繋がります。
例えば今まで漠然と全体像を撮影している状態から「どのアングルで、どの部分を見せる構図が伝わりやすいか?」など
伝えようとする意識が芽生えることでしょう。

写真撮影とデザインというのは「感性」という点で非常に似ている部分があります。
要は商品ページやバナー画像を制作している時は、自然と撮影の核心をついた共通項に携わっているとも言えるでしょう。
伝えるということを意識するだけで、消費者に対してショップの姿勢を感じさせることができるのです。
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