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商品写真と撮影について一覧

商品撮影のヒント集 > 商品写真と撮影についてのカテゴリー記事一覧となります。
売れるロケでの商品撮影があるって本当なのか?
さて、今回は商品撮影の世界でまことしやかに囁かれている「ロケ撮影で売上アップ!」という話題についてズバッと現実をお話します。
ロケーション撮影とは屋外や各施設などを利用して、モデル撮影をする、つまりアパレルファッション雑誌では常套手段であり、最近ではネットショップでもこうした「ロケ撮影」を多用した商品写真を掲載している所も多くなった・・ですが、本当にファッション誌のような撮影を敢行して費用対効果があるのか?じっくり検討して頂きたい。

サイト制作のために撮影業者に頼んだら

まずは過去の経験と「今感じること」を先にご紹介します。
私自身、10数年前までは「サイトディレクション業務」を行っていました。
現在も行っていますが、当時は撮影というのは外注任せでしたので、ネットショップ事業者の方と立場は近い関係でした。
とあるショップサイト制作のために、外注撮影としてロケ撮影の見積りを依頼しました。
デザイン構成と物販用に必要な素材を揃えるための仕様です。その概算はこういった感じです。

ロケ撮影の費用の明細サンプル
いかがでしょう?
ちょっと驚く撮影合計金額になっていますでしょうか?これでも基本ラインとのことです。
当時の私は、この金額を見て「高いですよ!、これではクライントはOK出さないですよ!!」と撮影業者に言っていました。
で、今現在、撮影業務を行っていて、改めてこの金額を見ると・・「こんなものかな」と納得してしまう自分がいます(笑)

ロケ撮影で必要なことをチェック

なぜ考え方が変わったのか?
1項目ごとに簡単に説明していきます。
A:カメラマン出張費用は1日現場を駆けまわることを考えれば妥当な料金です。
B:ディレクション費用という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、お客様とのカットイメージの打ち合わせをはじめ、撮影場所への許可取り、ロケハン(下見)などロケ撮影では最も重要な項目で手間がかかる部分・・3万円・・納得できる価格。
C:モデル費用は事務所から人材を派遣してもらっての費用で、今の弊社のように自社モデルの場合は価格の見直しはできますが、当時は派遣でしたのでこれまた妥当な料金です。
D:写真料金ですが、カメラマン出張費用に含まれないのか?と感じるかもしれませんが、要はABは基本料金だったと今は理解できます。
カット単位で算出されているのは「着用数」ではないため、例えば1着目はカフェの店内で、2着目はテラス席でとなるとセッティングも変化するためカットで決める方が算出しやすく、1シーン何カット撮るかは流動的なのでここは指標としては無難です。
EF:車両レンタルと燃料費・・「こんなのロケ先(店内)で何とかすればいいじゃん!」と意見が出そうですが、よく考えてみましょう。
モデルの着替えスペース、コーディネート商品群の置き場、機材(スタッフ)搬送などを考えると必要です。
例えば着替え場所を「化粧室」にしたとして、撮影する場所と化粧室の距離が離れていたとしたら、それだけ時間のロスなので、コンパクトに立ち回るのは鉄則です。そもそも化粧室などの公共の場を撮影専用スペースとして提供してくれるロケ先はめったにありません。
また、この項目(車両レンタル)にはヘアメイクさんの作業場としても活用できるため、きちんとしたヘアメイクさんは想像以上に荷物があることも忘れてはいけません。
H:施設利用料金は場所によって様々ですが、大事なことは「どんな場所でも撮影許可を必ず取ることです」よくある安価なロケ撮影では「公園だから大丈夫」とかカメラマンとモデル2名で分からないように「無許可ゲリラ作戦」みたいなことをやっているようですが、絶対に禁止です!訴えられたら100%負けますよ(笑)
本来、そうした撮影プランを組むこと自体に疑問が湧きます。
最終的に損害を被るのは「依頼主(クライアント)」であることを理解するべきです。

ロケ撮影で商品は売れるのか?

きっと商品撮影サービスを行っている業者は「ロケ撮影でイメージアップが図られて、売上は向上する」と謳いたいでしょう!
しかし、現実的に考えた場合「きちんとしたロケ撮影を敢行しない限り意味は無い」これが経験からお伝えできることです。
要は、ネットショップ自体の現在に「アクセス数はあるのか?」という事の方が最優先されるべきです。
1日で100人程度しか訪問客がいないのに、「ロケ撮影したから訪問客が増える」なんて理屈が通るなら、どこのショップも手を出すでしょう。
まずは訪問客という分母を増やすこと、その後は訪問数に対する購買率を上げていくことの手段として「ロケ撮影」があります。
こうした条件やプロセスを経ていれば「ロケ撮影で売上は上がる」という法則は実現できるでしょう。

「写真で訪問客が増える」のではなく、「訪問客の購買率を上げる」目的であると考えて商品撮影サービスと向き合っていく方が賢明です。
なぜ訪問客が増えないか??は、もしかしたら、もっと根本的な所に原因があるかもしれません。
ロケ撮影などは勘違いして利用すべきではなく、費用対効果を考えるなら、現状を打開する秘密兵器ではないことを理解するべきです。
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商品写真の装飾は必要か?
商品販売ページの構成写真については、ショップごとにパターン化されたものがあると思いますが、商品撮影に出したものが「説明写真」の要素の濃い素材の場合は、画像を加工して見栄えを良くしようとするケースがあります。
ただ、消費者目線から、こうした商品ページの構成方法(写真の見せ方)を考えたことはありますでしょうか?

パソコンやスマホを問わず、消費者(ユーザー)側はスクロールをしながら商品ページを見ています。
商品を見せるための要素として「イメージ画像から説明写真へ」、こうした動線での見せ方が通常は心地よい構成となりますが、「何が主題なのか?」を見失ってしまうと過度の装飾で写真自体の意図が伝わりにくくなってしまう場合があります。

よくあるパターンが白背景で撮られた写真に飾り枠などを合成して、説明写真がうるさくなってしまう例です。
次の写真を見て下さい。

装飾写真のサンプル
そのまま写真を使ったものと、余白部分に装飾をして合成された画像です。
単体の写真で見た場合、「そのまま」の写真では「少し余白が寂しい・・」と感じてしまい、デザインを足してしまう。
でもどうでしょう?
飾りがあると商品がストレートに伝わってこないと思いませんか?
例えばこうした合成された写真が1つの商品ページ上に5、6枚連続して掲載されていたら、印象はかえって悪くなります。

写真に対してデコフレームなどの演出は、「やればやるほど商品が安っぽくなります」
新聞の折込チラシなどで「とにかく目立たせたい戦法」ではありませんが、安い店ほど装飾が多く(笑)、デパート系の商品に自信がある店舗ほど写真に装飾はしていませんよね。
商品ページは消費者に展示する場所ですので、商品よりもデコフレームが目立ってはいけません。

消費者を惹きつける商品ページのよくあるパターンは、「主題となるイメージ画像」→「説明写真」→「シチュエーション写真」、こうした順番での構成です。
最初の写真で商品の印象付けを行い、次にスクロールして多面的に説明画像を見せる、そして最後の「カートに入れるボタン」に近接したところで「商品を買った時を連想させるイメージ写真」でそっとアピールする。(ダメ押しとも言うw)

もちろん写真自体に装飾(デコレーション)をするならば、最初の一枚だけでしょう。
人間の動線というのは、主題(商品)が分かっていれば、スクロールしている時は写真に注視していくものですので、そこに過度な装飾は必要ありません。

とはいえ、1つのライティングパターンで撮られた写真では、こうした構成は難しくなります。
ではどうするか?
1つの方法は「画像のトリンミングでカバーする」ことです。
例えば、商品のアップ、引いた状態の写真を組み合わせることで、売り手が見せたいポイントに強弱をつけて印象づけながら写真を並べることで同じような効果が出ます。
撮影パターンを追加することなく印象を変える方法の具体策としてはスタジオに相談してみても良いでしょう。
撮影スタジオは日々たくさんの写真を見ているはずですので、見せ方についてもアドバイスが貰えるハズです。
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写真撮影の構図テクニック
写真撮影を本格的に勉強しはじめると、「構図の取り方」というものに縛られてしまう人がいますが、個人的にはあまり基本構図を学ぶというのは推奨したくはありません。
というのも、最初に大事にするべきことは写真の良し悪しを「自分が感じて決めること」であって、「人に見せること」を意識してしまったり、「上手く撮る」ということを前提にしてしまっては、写真自体が面白くありません。
「どうやったら上手くなりますか?」という質問が来たならば、「たくさん撮って自分で感じて決めて下さい」としか言えないのです。

ネット時代の現在では「上達テクニック」に関する情報を目にする機会が多くなりましたが、最も有効な上達法は「たくさん撮ること、そして続けること」に尽きます。
三分割構図やレイルマン比率など知識としてはあっても良いですが、構図を先行して撮っていく手法に慣れてしまうと「何を目的に写真を撮っているのか?」という点で撮影目的がぼやけてしまうことになります。
自分で撮った写真が偶然にも三分割構図だった・・というなら、無意識にそういった構図が好きなんだと納得・学習できるでしょうが、先に教則本ありきで「公園だから○○手法」と考えている暇があるなら様々な角度からたくさん撮ることだ。

商品撮影においては、主題となる商品を中心に撮影するものが多い、つまり構図のセオリーを当てはめる事自体がナンセンスです。
では実際に「商品を見せるという目的」で撮られた写真を考えてみましょう。

普通の写真
この写真はカメラを横に構えて、商品を中心に配置して撮ったもの。
よくある商品写真で悪くはない。
では次です。

右の構図写真
今度はカメラ位置は同じで商品を右側に配置したものです。
商品全体を写していることに変わりはないので、これまた悪くない。
ではでは最後です。

商品主体の構図
カメラを縦位置に構えて、商品をファインダーを覗いて画面いっぱいに写しました。
いかがでしょう?背景の無駄なものが排除されて一番分かりやすいですね。

でも、この写真は「日の丸構図」と言われているオーソドックスな構図です。
「商品を見せるという目的」では最後の「商品ドンッ!」の方が伝わりやすいですよね(笑)

当然、構図のセオリーなんかを意識すれば最初の2枚のように「背景との馴染み具合」とか無駄なことを考えます。
説明写真において大事なことは「ストレートに伝わる写真なのか?」が消費者は求めています。

写真を上達させるということは、「目的別に必要な引き出し(手法)」を持っているかということと、自分の撮った写真が好きかどうかです。
カメラはただの機械です。
どのような写真を撮りたくなるかは、撮り続けることでしか見えてこないのです。
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ホワイトバランスの調整で目的に合った写真に
商品撮影は「消費者に伝えること」という目的で写真を撮りますが、この写真を伝える意図において「どのような印象として伝えるか?」という部分も大切にしたいものです。
説明用の商品撮影では「色の再現性」からホワイトバランスの調整というのは基本的には「ニュートラル」な状態が好まれます。
また、撮影の段階でクライアントとの間で、「最終的な写真の仕上がりの色合い」まで細かく具体的に指示されるケースは稀です。

これはまだまだスタジオ側と依頼主との距離を感じさせる場面でもあり、改善すべき点ではありますが、スタジオ側がRAW撮影を行っていれば、ホワイトバランスの調整で後から印象的に仕上げることも可能ですので、相談してみてもいいでしょう。

ホワイトバランスで印象的に?というと少し抽象的な表現になってしまうので、実際の画像サンプルをご覧ください。
ホワイトバランスの調整例
左側の商品写真(元画像)のホワイトバランスはスタジオ側が任意に設定したものとします。
しかし、商品ページを構成する時に、「もう少し伝わりやすくしたい」と感じる方もいるはずです。
例えば、「冬っぽくしたい!」、または「ハンドメイドの温もり感」を出したいなどイメージとしての素材力を上げる時には「ホワイトバランスの調整の仕方」で印象は変えていきます。

上部のキャンドルの写真では「寒色系」にホワイトバランスを調整して、撮影時の写真から変化をつけています。
そして、もう1つのカップケーキの写真では、「暖色系」に調整して「温かい印象」を与えています。

注目していただきたいのは、「キャンドルの炎の部分」と「ケーキの部分」です。
一見すると「写真全体の色合い」が変わったように見えますが、実は主題(炎とケーキ)の商品部分の色は変わっていません。
つまり部分的にホワイトバランスを施しています。

こうした色調の処理によって、「色の再現性」と「イメージの演出」の両方の条件を満たした写真素材に仕上げることができます。
こうした写真を完成させるポイントはスタジオ側が対応できるかどうか?
撮影の段階でRAW撮影を行っていなくて、後からJPEG画像からホワイトバランスの調整をかければ画像は劣化しますので、印刷用途で使う場合は注意が必要です。

1度の撮影で「説明用」と「イメージ」の両方を目的とした撮影を依頼すれば、スタジオ側は照明を変えたりするので費用もかかりますが、
デジタル写真の特性を活かして、スポット的に仕上げ方を変えることも可能だといこも覚えておきましょう。
但し、スタジオ側に事前に意図を伝えておかなければセッティングの都合上、両刀使いが難しい場合もありますので、相談することも忘れずに!
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CCD(撮像素子)と綺麗な写真
以前、このブログで「撮影写真は高画素だからといって綺麗ではない」というタイトルで高画素の数字だけで「カメラの性能(描写力)は判断しない」ということに触れましたが、今回はもう少し掘り下げてCCD(撮像素子)について知識を深めていきます。

まず、CCD(撮像素子)とは何か?ですが、これはややこしい話になるのでザクっと説明すると、フィルムカメラの場合だとシャッターを切った時にフィルムに光が入り像(ネガ焼き)を作りますが、デジカメの場合はシャッターを押す、その瞬間に光がカメラ内部に入り込み、まずCCD(撮像素子)に受光し「被写体の明暗を電気に換えて信号化」します。
フィルムで例えるなら「フィルムに光が届く前の処理」となり「受け取った光を電子信号に変える役目」ですので、まだこの段階では写真としての画像ではありません。誤解を恐れず書くなら「光の量(明暗)の感知役」ですね。

CCD(撮像素子)は格子状に配列されていて、1マス(画素)の数が500万画素とか1200万画素と表記されています。

画素の説明
ということは?写真一枚に500万個の情報と1200万個では、やっぱり高画素の方が綺麗なのでは??・・
一般的に考えると画素数が増えれば、より細かな部分まで再現できることになりますが、上記に書いたように「CCD(撮像素子)が電子信号に変えただけの状態」は写真ではありません。
信号化された情報が次に行く先(パーツ)は、「撮像素子(イメージセンサー)」そうです!大本命の登場です!!
受け取った信号をデジタルデータ(写真としての情報)に変換をする部品ですので、この部分はサイズが大きいほど描画できる情報が多くなり「綺麗な写真」が生成されるのです。

さらに言えば、「レンズ」+「撮像素子(イメージセンサー)」+「画像処理エンジン」が良ければ綺麗な写真になる!
残念ながらCCD(撮像素子)は信号変換器なので、ここで写真が生成される訳ではありません。

スマホの場合は、特に「撮像素子(イメージセンサー)」についての表記がされるケースはあまりなく、「有効画素数1800万画素」などCCD(撮像素子)を強調する傾向にあります。

有効画素数の比較
上記の有効画素数の比較を見てもらえば分かるように、xperia Z4とプロ機として定評のあるEOS-1D XのCCD(撮像素子)の数値はEOSの方が低くなる。

「だから私はエクスペリア♪」CMみたいなことにならないように(笑)

CCD(撮像素子)はデジカメにとって重要な役割を果たしていることは否定できませんが、機能と役割を知っていれば数値に惑わされることはなくなると思います。
現在、市場に出回っているどのカメラもCCD(撮像素子)的には、どれを買っても何の問題もありません。
大事なことはCCD(撮像素子)以後の回路の性能だと覚えておきましょう。
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