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商品写真と撮影について一覧

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料理写真のフレーミング
最近では飲食店などでパシャパシャと運ばれてきた料理などをスマホで撮影している光景も見かけるようになりました。
マナーの点からという論議はさておき、手軽に写真に撮ってネットに投稿する・・でもマズそうに見える写真をアップされるのはお店にとってどうだろう??
と、考えてしまいます(笑)

先日、お客さんとの打ち合わせ中に、「ご飯でも行こう!」という話になりお店を決めるのに「食べ○グ」を見ながらワイワイしていまして、お店を物色中に、投稿された写真とコメントを見て「なんか微妙だからココは無い」という発言が飛び出しました。。
決して店構えも料理もマズそうではなく、単純に「投稿写真がマズそう」だったのです(笑)

こうなると真相を確かめなければという衝動に駆られて、「投稿写真がマズそう」に見えたお店に行ってみると、「美味しかった」のです。
こうなると、気軽に投稿写真をアップできるのはいいですが、評価をされたお店にとっては死活問題ですね。
むしろ投稿写真が無ければ、ネットからの流入客はもっと増える店かもしれません。

で、前置きが長くなりましたが、「料理写真」をおいしく見せるフレーミング(撮影範囲)の工夫について記載していきます。
某サイトのような口コミ投稿を見ていると、「マズそうに見える写真」にはこんな共通点があります。

1:料理が極端にアップになっている
2:撮影者の影で料理が暗くなっている
3:露出の上げすぎ、または下げ過ぎで素材が新鮮に見えない
4:料理を下から煽って撮影している
5:斜め写真でよりマズそうに写っている


ズケズケ書きましたが、こんなところでしょう。
1番目以外はカメラアプリなどの設定で何とかして頂くとして、気を付けたいのは「フレーミング」です。
見せたいものがあるので強調したい気持ちは分かりますが、投稿写真はあくまでも第三者が見るものです。
何でもかんでも撮ってアップするのではなく、「記録」か「公開」かの判断をしっかりして頂きたい。(お店が可哀想w)

では、同じ料理のサンプルをフレーミングを変えた4つのパターンで見てみましょう。
フレーミングの参考事例
Aは料理を中心に置き全体像を印象づけます、Bはメインとなる料理にフォーカスを当てて、背景を排除しています。
C,DはA同様に料理全体を写していますが、左右いずれかに視線を向けるように撮影しています。
これらはどれも「フレーミング」で処理できてしまう撮影例です。

また、撮影するアングルなどは、「食べる人の目線からの高さと角度」がベターです。
極端な角度で撮影されても、商品撮影でポイントを見せるパターンではないので、「食べて美味しそうな角度」を基準にしていくと「落ち着いた印象」になります。

料理の写真は、「お店で肉眼で見る場合」と「スマホなどの写真で撮る場合」とでは全く見え方が違います。
「おいしそう!!」とテンションが上って撮るのは単なる記録用としてネット公開は控え、美味しい料理だと感じた場合は、提供してくれたお店に対して素人写真は公開せず、活字で論じて頂けることを願うばかりです。
写真はそれだけ人の印象を左右してしまう怖い存在ですよw
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商品写真のコントラストと彩度の調整
撮影写真を補正する場合、多くの方が「明るさ調整」など直感的な部分をフォトショップなどの加工ソフトで行うこともあると思いますが、「コントラスト」や「彩度」の項目で画像の調整を施したことはありますか?
よくネットショップで見かけるのは「いじり過ぎ」の写真です。
スタジオで商品撮影・納品された段階でこうした過度な補正が行われていたのであれば致命的ですが、依頼元が行ってしまうケースもあります。
「いじり過ぎ」とは妙にモデル画像の肌が赤褐色になっていたり、濃度が濃すぎる写真です。

大体の原因は「コントラスト」や「彩度」を触ることで生じてしまい、過度に補正すると「いじり過ぎの写真」になってしまうようです。
そもそも商品撮影後に書きだされたJPEG画像はある意味で「完成品の写真」です。
これに手を加えれば「色合いがおかしくなる」のは当然です。
写真の色調の補正は前提として適切なモニター環境での補正を勧めますが、誰もがそうしたモニター環境で作業ができるとは限らないため、凡用モニターの場合は編集者の「カン」に頼ってしまうことになります。

実際に「コントラスト」や「彩度」の項目を触ったことがある人でしたら分かると思いますが、この項目は「写真の印象をすごく変える部分」でもあり感覚的に補正量を決めるしかない機能ですので慎重に行わなければなりません。
どれぐらい変化するのかサンプル写真を見て比較してみましょう。

コントラストと彩度調整の比較
左はJPEGで書き出した「元画像」となり、残りの2枚は「コントラストのみ」・「彩度のみ」を強めに補正した状態です。
「肌が重たい印象」になることや「色合い」も大きく変わってしまったのが分かると思います。
これを「コントラスト」と「彩度」をダブルで補正すると、「いじり過ぎ写真」が完成する可能性が大きくなります。

通常業者の場合は、「コントラスト」や「彩度」の前に「レベル補正」や「トーンカーブ」を最初に見ます。
そこで写真の仕上がりを追い込んでから、最終的に必要なら「コントラスト」と「彩度」を触ります。
個人的な意見ですが「商品写真」では触ることは極力避けます。
理由としては、「極力ノーマルな状態で納品したい」からです。

また画像補正の作業を行う照明環境(太陽光なら時間帯)によってもモニター上の画像の色合いの「見え方」は変わってしまいます。
「昨日夜に見た時はいい感じの写真」だったのに、朝起きてみたら「色が濃かった・・」なんてことが無いようにしたいものです。

商品撮影の場合、消費者は「掲載写真を信じて」購入しますので、コントラストと彩度の調整は特に慎重に行っていきたいものです。
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ホワイトバランスを正確に決める
商品撮影では「正確な色の再現性」を得るためにホワイトバランスを決めることは、もうお分かりかと思います。
最近のデジタル一眼レフカメラはAWB(オートホワイトバランス)の機能も向上してきましたが、やはり連続で撮影を行うにはオートだとコロコロ設定(色温度)が変わってしまうためマニュアル設定をお勧めしたい。

で、どういう風にホワイトバランスをセットするのかというと、18%グレーカードなどを使ってマニュアルで設定します。
以前は「銀一のグレーカード」をご紹介しましたが、もう少し突っ込んだアイテムを実際に使った感想を書いておきますので、ご参考にどうぞ。
とはいえ、ホワイトバランスを取る用途ですので、さほど高価ではなく1万円以内で買えてしまうので1つ持っていると便利です。
では、今回使ってみたアイテムをご紹介します。

ホワイトバランスの設定アイテム
どれも似たような画像の並びでスイマセン(笑)
正直、この手のアイテムはこの他にも持っています。
そうです、カメラ好きは無駄にたくさん持っています・・なぜか買ってしまうw

冗談はさておき、上記の3つの使い道については、個人的にそれぞれ役割を持たせています。
Aのグレーバランスカード、見たままですが商品撮影時にはこれでセットすることが多いです。
Bのカラーチェッカーにもグレー面はありますが、カメラの機種にもよるのか?ニコンではAの方がしっくりきます。
作業的にはAでホワイトを決めて、Bのカラーチャートで追い込む・・みたいな感じがベターです。

そして、Cのホワイトバランスフィルター、これは特殊な時だけ活用しています。
シチュエーションとしては、屋外で被写体の近くでホワイトバランスが取れない場合です。
例えば、遠い建物がターゲットの撮影だったり主に風景写真ですね。
変わった所だと展示品など立ち入り禁止区域が設けてある場合にも有効です。
カメラのレンズにはめて、被写体に向けてシャッターを切るだけでプリセット出来ます。(少し調整は必要ですが・・)
ま、これもカラーチャートを保険で撮っておくと後で助かります。

単にホワイトバランスをセットするだけですが、状況に合わせて使い方を変えてみたりしています。
オススメは?と聞かれたら「3種類は持ってたほうが良い」となりますが、物撮り程度の撮影であれば、「銀一のグレーカード」で安く済ませてもOKです。
撮影後に「もっと色の再現性」を高めたいのであればBのカラーチェッカーを併用して使うと良いでしょう。

と、ここまではカメラ側でホワイトバランスを決める話です。
この後、パソコンにRAWデータを取り込んで「色調整」をするのであれば、色の再現性に優れたモニターを用意するべきですよ。
カメラ側はOKでもモニター上に表示したら「あれれ?状態」では、こうしたアイテムも役に立たないので注意して下さいネ。
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商品写真の文字入れ
撮影した写真に文字を入れる、商品ページを作っている方なら、経験がある加工処理ですが、「書体の効果」というのを考えたことはありますでしょうか?
サイト制作をする場合は、「基本となるデザインカラー」や「使用するフォント(書体)」などなどを制作前の段階から決めておきます。
事前に決めておくことで、「書体のバラつき」を防ぐこともできますし、何より見る側にとって「閲覧しやすいページ」になります。

実際に商品ページの構成で文字をどのように使い分けるのかについて、少し参考事例を記載していきます。
まずは、商品写真で使う文字(書体)を2~3書体程度決めておきましょう。
1パターンでも構いませんが、商品のジャンルやキャッチコピー、説明文、料金などで書体を使い分けるようにすると便利です。

重要なポイントは、「文字の印象を考えて写真と合成する」ことです。
書体は、明朝系の「クールな印象の文字」とゴシック系の「ポップな印象の文字」など系統の異なる種類を商品のジャンルごとに使い分けると作業がしやすいと思います。
では文字の書体によって同じ商品写真の印象がどのように変わるのか確認してみましょう。

写真の文字入れと書体の関係
どちらが正解という訳ではありません。
お好みで結構ですが、少し補足すると左側の写真は「文字が目に飛び込んでこない」、対して右側は「文字が目立ちます」
こうして1つの書体で写真への文字入れを行うと、「何を伝えるか?」が書体によって強調し過ぎたり、弱くなったりします。
こうした合成写真は開設したてのネットショップの商品写真の文字入れによくあるパターンで、消費者の目線の誘導という点では疑問が残ります。

次の合成写真は、文字の書体を変えることで、強弱をつけた例です。
「ニット」という英文字を目立つ書体にして、補足情報を引っ込める・・
つまり、最初に視線を誘導する文字「Knit」と説明文「最新ニット~」の文章の書体を変えることで、無意識に「読む順番」を感覚的に作る方法です。

書体の変化による写真の文字入れ
いかがでしょうか?
パッと画像を見た時に「Knit」という文字だけが最初に飛び込んできませんか?
今回は「書体のみの変化」ですが、文字の色を加える事で更に商品写真の印象を変えることはできます。

単純に値段や商品名を太文字で写真に打ち込むという作業も否定はしませんが、あくまでも商品写真を補足するのが「写真の文字入れ」です。
1つの画像に情報が多すぎると、ネットのようにスクロールしながら閲覧する媒体では、強調する文字だけの合成は逆効果になってしまうので、「情報の整理」というのも意識して「書体の使い所」も大切にしたいものです。

たかが写真の文字入れですが、少し工夫すると同じ商品写真でも違った印象を消費者に与えることができるかもしれません。
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売れるロケでの商品撮影があるって本当なのか?
さて、今回は商品撮影の世界でまことしやかに囁かれている「ロケ撮影で売上アップ!」という話題についてズバッと現実をお話します。
ロケーション撮影とは屋外や各施設などを利用して、モデル撮影をする、つまりアパレルファッション雑誌では常套手段であり、最近ではネットショップでもこうした「ロケ撮影」を多用した商品写真を掲載している所も多くなった・・ですが、本当にファッション誌のような撮影を敢行して費用対効果があるのか?じっくり検討して頂きたい。

サイト制作のために撮影業者に頼んだら

まずは過去の経験と「今感じること」を先にご紹介します。
私自身、10数年前までは「サイトディレクション業務」を行っていました。
現在も行っていますが、当時は撮影というのは外注任せでしたので、ネットショップ事業者の方と立場は近い関係でした。
とあるショップサイト制作のために、外注撮影としてロケ撮影の見積りを依頼しました。
デザイン構成と物販用に必要な素材を揃えるための仕様です。その概算はこういった感じです。

ロケ撮影の費用の明細サンプル
いかがでしょう?
ちょっと驚く撮影合計金額になっていますでしょうか?これでも基本ラインとのことです。
当時の私は、この金額を見て「高いですよ!、これではクライントはOK出さないですよ!!」と撮影業者に言っていました。
で、今現在、撮影業務を行っていて、改めてこの金額を見ると・・「こんなものかな」と納得してしまう自分がいます(笑)

ロケ撮影で必要なことをチェック

なぜ考え方が変わったのか?
1項目ごとに簡単に説明していきます。
A:カメラマン出張費用は1日現場を駆けまわることを考えれば妥当な料金です。
B:ディレクション費用という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、お客様とのカットイメージの打ち合わせをはじめ、撮影場所への許可取り、ロケハン(下見)などロケ撮影では最も重要な項目で手間がかかる部分・・3万円・・納得できる価格。
C:モデル費用は事務所から人材を派遣してもらっての費用で、今の弊社のように自社モデルの場合は価格の見直しはできますが、当時は派遣でしたのでこれまた妥当な料金です。
D:写真料金ですが、カメラマン出張費用に含まれないのか?と感じるかもしれませんが、要はABは基本料金だったと今は理解できます。
カット単位で算出されているのは「着用数」ではないため、例えば1着目はカフェの店内で、2着目はテラス席でとなるとセッティングも変化するためカットで決める方が算出しやすく、1シーン何カット撮るかは流動的なのでここは指標としては無難です。
EF:車両レンタルと燃料費・・「こんなのロケ先(店内)で何とかすればいいじゃん!」と意見が出そうですが、よく考えてみましょう。
モデルの着替えスペース、コーディネート商品群の置き場、機材(スタッフ)搬送などを考えると必要です。
例えば着替え場所を「化粧室」にしたとして、撮影する場所と化粧室の距離が離れていたとしたら、それだけ時間のロスなので、コンパクトに立ち回るのは鉄則です。そもそも化粧室などの公共の場を撮影専用スペースとして提供してくれるロケ先はめったにありません。
また、この項目(車両レンタル)にはヘアメイクさんの作業場としても活用できるため、きちんとしたヘアメイクさんは想像以上に荷物があることも忘れてはいけません。
H:施設利用料金は場所によって様々ですが、大事なことは「どんな場所でも撮影許可を必ず取ることです」よくある安価なロケ撮影では「公園だから大丈夫」とかカメラマンとモデル2名で分からないように「無許可ゲリラ作戦」みたいなことをやっているようですが、絶対に禁止です!訴えられたら100%負けますよ(笑)
本来、そうした撮影プランを組むこと自体に疑問が湧きます。
最終的に損害を被るのは「依頼主(クライアント)」であることを理解するべきです。

ロケ撮影で商品は売れるのか?

きっと商品撮影サービスを行っている業者は「ロケ撮影でイメージアップが図られて、売上は向上する」と謳いたいでしょう!
しかし、現実的に考えた場合「きちんとしたロケ撮影を敢行しない限り意味は無い」これが経験からお伝えできることです。
要は、ネットショップ自体の現在に「アクセス数はあるのか?」という事の方が最優先されるべきです。
1日で100人程度しか訪問客がいないのに、「ロケ撮影したから訪問客が増える」なんて理屈が通るなら、どこのショップも手を出すでしょう。
まずは訪問客という分母を増やすこと、その後は訪問数に対する購買率を上げていくことの手段として「ロケ撮影」があります。
こうした条件やプロセスを経ていれば「ロケ撮影で売上は上がる」という法則は実現できるでしょう。

「写真で訪問客が増える」のではなく、「訪問客の購買率を上げる」目的であると考えて商品撮影サービスと向き合っていく方が賢明です。
なぜ訪問客が増えないか??は、もしかしたら、もっと根本的な所に原因があるかもしれません。
ロケ撮影などは勘違いして利用すべきではなく、費用対効果を考えるなら、現状を打開する秘密兵器ではないことを理解するべきです。
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