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商品写真と撮影について一覧

商品撮影のヒント集 > 商品写真と撮影についてのカテゴリー記事一覧となります。
露出計を使った商品撮影
商品撮影のみならず写真を撮る行為で「露出」の決定は、バランスの良い写真には欠かせない要素ですが、最近ではデジタル撮影が主流になっているので、「カメラで撮ってみて何となく決めている」という方も多いのではないでしょうか?
実はこうした露出の決め方は「適正露出」と呼ばれていて、「標準露出」ではありません。
ん?どういうこと??と小難しくなりそうな匂いがしますが、簡単にご説明します。

適正露出は、カメラマンが「こんな感じの写真にしたい!という作為的な値」で、逆に標準露出は、「露出計できちんと計測された人間が見た状態に近い値」となります。
撮影の現場では適正露出を「撮り目」、標準露出を「出た目」と呼ぶことがあり、よくアシスタントが「F11でぇ~す」とか言っているのは「出た目」の数値です。

そして、露出の計測には「入射光」と「反射光」の計測方法があり、用途によって使い分けます。
まずは下の図を見ていただくと、赤アイコン(露出計)がどこの場所で計測しているかが分かると思います。
入射光と反射光の計測方法
ご覧の通り「入射光」はモデルの顔の前や商品の前に露出計を光の方向に向けて測ります。
逆に反射光はカメラ側から見た被写体に反射した光を計測しています。
それぞれ特長があり、商品撮影で主に使われるのは「入射光による計測」です。
反射光での計測は風景など対象が遠くにある場合に使います。

もちろんカメラだけでも露出の計測(目安)を知ることはできますが、カメラ内蔵のものは「反射光計測」となりますので、商品撮影用にキチンと入射光で標準露出を取得したい場合は、入門機として高価である必要は無いので露出計を1つ持っていると非常に便利です。
なぜ商品撮影で「入射光」での計測が必要なのかというと、「露出を決める部位によって多角的に計測ができる点」です。

例えばアパレルの撮影でモデルの顔に露出を合わせるのか?、はたまた服の右左どちらに合わせるのか?など撮影用途によって狙うべきポイントの標準露出を知ることができます。
また反射光で露出を商品に合わせていくと、着替えるごとに商品のカラーや生地の薄さなどが変わるため、同じ照明環境で撮っていても反射率に変化が生じて標準露出が狂ってしまいます。

と、ここまでは標準露出のお話で、少し応用編として「出た目」と「撮り目」を変えた事例を見てみましょう。
撮影事例
両方の写真の露出計測は「モデル顔前」で出た目はF11でした。
しかし、もう少しハイライトを利かせた写真にしたいので、撮り目はF9で撮影をしています。
言い換えれば、標準露出(人間が見た状態)はF11で、適正露出(作為的な値)をF9にしたということです。
どんなにたくさん照明を使っても基準となる数値を表示してくれるので露出計は便利で楽しいグッズです。

お客様からのご質問で「カメラの設定ってどうしていますか?」など写真の撮り方(設定値)を聞かれることがありますが、数値を言っても照明や撮影場所などによって様々変化するのがカメラの設定値なので、AUTO撮影から脱出してマニュアル撮影をしてみたい方は、露出計を揃えるとグンと創作に集中できますよ。

くれぐれも露出計で測るときは「シャッタースピード」・「ISO感度」の設定を行なって、ボケ味を出したいのか、クッキリした写真を撮りたいのかをイメージすることも忘れずに!
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商品撮影の照明効果を知る
商品撮影のライティングについては、弊社の固定ページでの >> ライティングについてでも説明していますが、何やら難しそう・・・と思われがちですが、写真撮影の基本的な照明の考え方はどこのスタジオも同じです。
ですが、アレンジによって撮影スタジオやカメラマンの個性が出やすい部分なので難しいと感じるかもしれません。
ましてや商品撮影を依頼するときに、撮影照明の指示を出すことは一般の方には困ってしまう部分です。

そうした撮影照明について難しくならないようにザックリ版の照明効果の基本を考えたいと思います。
小難しいことは除外して撮影スタジオにライティングを指示する時は「シャープ」か「マット」かで伝えるといいでしょう。
通常「シャープな照明」と伝えれば照明は固い(絞まった)表現となる光源や機材を使います。
逆に「マットな照明」と伝えれば柔らかい光源や機材を選択するのがセオリーです。

こうした考えを前提に「やや硬い光」と「柔らかい光」で撮影した写真を見ながら説明します。
ソフトボックスを使ってる段階で柔らかい光では?とツッコミがきそうですが、集光性・指向性を前提に右と比べて硬い光とします。
照明の使い方の違い
両者はほぼ同じ角度から光を当てていますが、使う機材によってモデルの印象も影の質感も変わることが分かると思います。
顔や素材の凹凸が出やすいのは左側の写真で印象としてはシャープになります。
逆に右側は3mほどの紗幕を通して光の面が非常に大きいため、柔らかく(マット)なります。

どちらの照明が正解というわけではなく、商材やイメージによって切り替えることができると考えてください。
こうした照明効果の演出で消費者に与えるイメージは大きく変わる可能性があるので注意したいものです。

商品撮影において「綺麗な写真」は、クライアントの希望にどういう機材や照明効果でアプローチしたかで、伝える写真効果は変わります。
単純に毎回同じ撮影照明だけで商品写真を並べるのではなく、こうした照明による見え方の違いを利用して、ライバル他社との差別化を図っても良いかもしれません。
実際にあった事例として今までは「背景白飛ばし」の照明で行なっていた写真を、陰影を重視した撮影照明に変えるとアクセス数が変わる!という報告も受けています。
ネットショップで販売している商品が売れ残ってしまった原因は、もしかしたら撮影の段階でのアプローチ方法が消費者に届きにくかったのかもしれません。

販売を目的とした撮影ですので、スタジオと相談してベストな撮影照明は何かを探してみることをオススメします。
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露出とトーンカーブの写真の違い
商品ページを自社で制作している時に、「納められた写真をもう少し明るくしたい場合」に、「露出補正」を選択してしまうケースは多いと思います。
露出補正という言葉はよく聞くキーワードですので、「撮影された写真を明るくするには露出だ!」と思いがちですが、実際、私は商品撮影を行なった写真に対して「露出補正」をかけるケースはほぼ無いです。
というのも、撮影現場では「露出計」を使って「今使っている光量で適正な明るさを常時計測」しています。
撮影した写真を後から「露出を上げ下げするケース」は作為的に暗め、または明るめに撮影をした写真に対して微調整をするために露出補正は使います。

では画像を調整する場合、どこをいじっているかといえば「トーンカーブ」を触ります。(色補正の目的ではなく)
トーンカーブでの補正は、「露出部分の補正もできますし、露出設定ではできない箇所の調整もできます」
言葉がややこしくなってしまいましたが、付け加えると露出補正は写真全体の明暗を変えてしまうのに対して、トーンカーブは部分的に明暗を調整することができます。

では実際にどのような違いが出るのか写真を見ていきましょう。
元画像
こちらは納品したそのままの画像とします。
ちなみに右側の赤色になっている部分は白く抜くことができる範囲です。
・・これについてはまた別の機会に詳しくご説明します。

話を戻してw、次は露出補正で写真を2段階で明るくした場合の写真です。
露出補正を行なった写真
いかがでしょうか?
写真全体が明るくなっていくので、上げ過ぎると肌も髪もオフホワイトのニットも明るくなり過ぎています。
例えば消費者の方のモニター(画面の明度)設定が明るめになっていたら、ほとんど白オバケになってしまうこともあるので、露出設定を触ることは注意が必要です。

では次にトーンカーブを使った写真補正を見ていきましょう。
トーンカーブで補正を行なった写真
左側の写真は髪の色(暗部)は触らず、白色に属する部分を少し明るくしました。
右側は髪色などの暗部+白色に属する部分をさらに強調してハイキー気味に仕上げています。
でも、露出をグンと上げた時のように変な明るさは出てきません。

このように撮影写真をイメージ通り補正するための第一歩が「トーンカーブ」の設定です。
使い方も比較的簡単ですので画像補正ソフトをお持ちの場合は、あれこれ触ってみて感覚を養うと補正スキルは習得できますよ。
余談ですが「露出補正」は色に影響を与えるのではなく、あくまでも「明るさ」を濃く、薄くするイメージでいましょう。
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スマホで商品写真を撮る
写真品質(良し悪し)というのは、「見る人の主観による」ことが大きく、撮影サービス側が「弊社はハイクオリティーな写真」だと謳うこと自体、一般消費者のことを無視したカメラマンのエゴでしかない。
少し厳しい言い方ですが、個人的には写真に対して深い知識がないお客様に「いいねー」と納めた写真を褒めて頂くと嬉しくなる気持ちは、何年経っても変わらない。
撮影を代行することは「上から目線で写真を撮るのではなく、撮らせて頂ける喜びを持って対応すれば人には伝わる」これは写真が上達するコツです(笑)

話は逸れましたが、今回は高級カメラやレンズだのってメカニカルな話は抜きにして、撮影スタジオで照明だけをある程度考慮して、「商品写真をスマートフォンで撮ってみよう」という無謀!?なチャレンジ企画です。
誤解の無いように触れておきますが、「スマートフォンで商品撮影をしよう!」と勧めているわけではなく(笑)、スマホで撮った写真で品質はどれくらい悪いのか?を感じてもらう企画です。

では早速、スマホで撮った商品写真を見ていただきましょう。
スマホで撮ったサンプル
スマホは「iphone 5s」の内臓カメラで撮って、Photoshopで軽く調整しただけです。
今、頼んでいる撮影スタジオさんの「物撮り写真」と比べていかがですか?
まさかとは思いますが、この写真より劣っている場合は、スタジオを見直しましょう(笑)

ではプロの目からこの写真にダメだしをするならば、

・靴底面の文字が反射してしまっている
・サイド写真のアングルをもう少し下げて水平にするべき
・ポイント部分の強調加減をもう少し・・
などなど・・

あれこれとツッコミを入れたい箇所はございます。

しかし、考えてみてください。
商品写真はだれが見る写真なのか???

冒頭で書いた「スマホで撮った写真で品質はどれくらい悪いのか?」の悪い点はすべてライティングによるところです。
カメラとかレンズとか照明機材だとか・・機械的なことは関係なく、「見え方・撮り方だけ」の問題です。

商品撮影サービスを行なう業者が写真品質に対しての認識が消費者とズレてしまう点は「プロレベルへのおごり」です。
一般消費者に向けての商品写真は伝えることが重要で、キレイすぎる写真は、「実際の商品はこんないいはず無いよね~」という疑念を抱かせて逆効果になる場合だってあります。
何もかもプロに任せれば良いということではなく、ネットショップの担当者さんでも案外撮れてしまうのが「物撮り」です。

綺麗な写真という考えは、写真を見てもらう対象によって価値判断が変化することも感じてもらえればと思います。
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写真のモニターチェック
商品撮影で納品された写真を閲覧している今お使いのパソコンのモニターって信用できますか?
たまに学生にこうした質問すると「Macを使っているから大丈夫です」という人もいますが、それは学校で使用していたPCがたまたまMacで純正モニターを使っていたために、「学校で使っているから大丈夫」という理由に等しい。

モニターに関する話は、書いていけば連載記事になるくらいブログネタの宝庫ですが、カラーマネージメントの設定方法などを解説しても一般的なモニターで「撮影された写真を見る」という行為のみに絞ればあまり意味の無いネタになってしまうので、今回は「いま使っているモニターがどれくらいの信頼性があるのか?」を簡単にチェックできる方法をご紹介します。

使用するモニターはお持ちのもので構いませんし、特に明度や輝度などをいじる必要もありません。
普段使っている状態でまずは、この画像をご覧下さい。
チェック項目1
白・グレー・黒のそれぞれのブロックに薄く英文字が写っていると思いますが、正しく読み取れますか?
答えは最後に記載しておきますが、これが表示認識できない状態であれば、撮影された写真に対して色味を判断することは困難な状況ですので、納品された写真を今のモニターで色を加工したりすると、一般消費者のモニター上では「変な色合い」に写ってしまう可能性が大きいので注意が必要です。
大体の方は文字が認識できるレベルだと思います。

では、次の画像を見てみましょう!
チェック項目2
同様に4つのブロックに薄い英文字が記載されています。
IEなどのブラウザソフトでは見えにくい場合もあるので、画像の上で右クリックして保存、フォトショップなどで開いて頂いても構いません。
こちらは認識することができない人もいるかもしれませんが、市販されているパソコン本体とセットになっているモニターというのは上の3文字が表示できるレベルが普通です。
4文字バージョンがしっかりと認識・表示できていれば、モニターの階調表現や品質が高い機器を使っていると判断できます。

あくまでもこのチェック項目は「階調」や「表示レベル」の項目で、「正しい色再現ができる」こととは違いますが、初期段階としてある程度の設定ができる機器なのかを判断することはできますので、あとはカラー設定を正しくすれば、写真の色味などを正しく閲覧できることができます。

撮影スタジオがこうした判別がつかないモニターを使っている場合は、言語道断ですが、意外とデザイン学校時代からの影響で、Mac至上主義なカメラマンは見た目が綺麗な(輝度の強い)モニターを使っていてクライアントに写真が届く前の段階から正しい写真品質が保たれていない場合もあります。

撮影写真を見る目というのは人間的な経験も必要ですが、正しい環境でなければ経験などゼロに等しいのです。

画像の答え
1枚目:LCD
2枚目:EIZO
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