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商品写真と撮影について一覧

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商品撮影で使えるF値と露出の意味
商品撮影を行なうときに、デジタルカメラのF値について、どう設定したらいいのかを迷う人もいますが、写真撮影を始めたばかりの人の大半は、「F値を上げたり下げたりすると明るさが変わる」とか「背景がボケるいい感じの写真が撮れる」これくらいの感覚で撮影していると思います。
では、具体的にF値による明るさの変化やF値を固定した状態で正確に明るさをコントロールできるかといえば、感覚に頼っている状態ではないでしょうか?
写真を撮りまくって、感覚を習得する!w、というのも1つの方法ですが、基本的なF値の知識を持てば曖昧な判断を少なくすることができます。
今回はF値のボケ味の話ではなく、明るさのコントロールについて触れていきます。

F値の数字には法則があります
F値にはF2とかF5.6とか様々な数字を設定できますが、どうしてもカメラの画面で見ていると数字が変化するだけで法則についてはあまり深く考えない人が多いようです。
まずはISO100で固定した場合の基本的なF値の推移を見ておきましょう。

商品撮影における基本的なF値の設定
上の図のようにF値を並べると緑と赤で規則的に変化していることが分かると思います。
緑、赤の数字の区分けでそれぞれ2倍(段)ごとに数字が上がっていきます。
例:F1.4の2倍の明るさはF2.8となります。
よく言葉として登場する「露出を1段絞って!」などと呼ばれると、「何言ってるの??」とF値の上げ下げで混同してしまう理由がここにあるような気がしています。
露出を1段絞るってことは・・F1.4の場合はF2.8でいいの??と勘違いしてしまうのです。
1段絞るとはF1.4の場合は図の並びから次の数字、F2にするのが正解で、絞りリングを1段絞ると考えます。
本来なら数式で説明してもいいのですが、100%面倒だと感じてしまうと思うので、さらに知識を深めたい方は検索してみてください(笑)

現在のデジタル一眼レフカメラは上記の表以外のF値も表示されるため、F値の数字の意味については難解になっています。
しかし、昔からフィルムカメラのダイヤルを触っている人からすれば基準となるのは上記の図からの変化と感覚的に分かっているため、デジタル時代になって更に細かく絞りを変えることができるので便利になったとも言えます。

とはいえ、ややこしいですよね(笑)
今ではISOの自動設定でほとんどの人がその存在も無視して使っている人も多くなった露出ボタン・・・
フィルムカメラの場合は、装填しているフィルム感度は決まっているので、「F2.8で絞りを固定させて明るくしたいときは即、露出orシャッタースピードを触る」という感覚だったのですが、デジカメからカメラを始めた人はISO感度を触る傾向が多いようですね。
どちらもF値と露出の関係という点では差はありませんが、昔ながらのカメラ知識を得ることで写真撮影のスタイルが変わるかもしれませんのでご参考下さい。
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商品撮影と写真の解像度
昨今のデジタルカメラは高解像度の写真が撮れることを謳った機種もたくさん発売されていて、自社で商品撮影を行なう企業にとっても「高い画素数で撮れるカメラ=綺麗な写真」という考えからこうした機種を買い求める傾向もありますが、果たしてカメラの画素数は一体どれだけの効果が得られるのか?
ネット向けの商品撮影に関して少し検証してみたいと思います。

商品撮影は解像度が高ければ綺麗という誤解
結論から述べてしまうとネット向けに写真を公開する場合、画像自体の画素数など1000万画素もあれば十分に対応できます。
日本人のならずスマホ所有者の大半が綺麗だと口を揃える「iphone6plus」のカメラ画素数は800万画素で、写真知識の無い方は「やっぱりアップルのカメラはスゴい!」と外野から見ていると苦笑する事例が多いです。
比較しても無意味ですが、市販されているコンパクトカメラのほとんどは、800万画素の低スペックではなく、1600万画素以上のレベルを推移しています。
単純に数値だけみれば、いかに人間がブランドイメージや撮られた写真サンプルに影響されるかが良く分かる現象です。

ではなぜ解像度が低くても綺麗に見える写真になるのか?
スマホであれデジカメであれ、「解像度=写真のシャープさ」、つまりきめの細かい写真が撮れるから絶対に綺麗に撮れる!という意見が多くネット上を賑わせていますが、実際にサンプル写真を見てどちらが綺麗な印象になるか確認してみましょう。

解像度の勘違い事例
上の画像は同じ条件で撮られた写真にそれぞれ効果を加えています。
左は一般的な支持が多い解像感を出すために「シャープ100%」を適用しています。
対して右側は「シャープは適用せず」、コントラストを少し上げています。

いかがでしょうか?
一見すれば、右側の写真の方が奥行きや彩度もあって印象は良く見えるはずです。
厳密に見れば、右側の写真はJpeg画像を縮小リサイズしたままなので、モヤッとした画像ですが、写真の力は出ています。

まとめ
写真の良し悪しを決める際にシャープさを解像度があると判断するのは危険です。
高い解像度で撮れるカメラであれば商品撮影も劇的に変わるということではなく、低画素のカメラでもコントラストや彩度が商品を表現するために適切な階調を持っていれば、写真は綺麗に見えるのです。
話が少し戻りますが、こうした点を考慮しながら「iphone6plus」の綺麗だと言われている写真を見てみると、コントラストが効いた写真が多いことが容易に判断できます。
商品撮影で綺麗な写真を撮るためには画素数やカメラスペックだけに固執せずに写真の基本中のキホンの「光と陰」を意識していきましょう!
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商品撮影にホワイト背景が多い理由
今回は商品撮影に常用される「ホワイトペーパー」について少し触れたいと思います。
撮影に使用する背景というのは、何気に白・ホワイトでしょう!と思いますが、「どうして白がいいの?」と聞かれると困りますよね(笑)

漠然と「背景がシンプルだから」とか「切り抜き加工に便利」という記述はありますが、これらの理由であれば別段ホワイト背景にこだわる必要はありません。
白という背景色にもいくつか種類があり、背景紙を製造しているメーカーもホワイト系に準ずる商品は各色用意されています。

ちなみにモデルコードで商品撮影時に使用している背景紙はホワイト系の中でも「スーパーホワイト」を使っています。
1つの理由としては「白抜き加工を想定した撮影時に商品と背景のコントラストを作り易い」ことです。
もう1つは、「ストロボを発光させた時に人物の輪郭に色が被ってこない」これも重要です。
厳密に言えば「白も白く色は被ってくる」のですが、そこは経験で照明セッティングを行ないます。

ではホワイトペーパーでなければ色被りは調整できないのか?
実はそうでもありません。
過去の写真に参考になりそうなのがあったので、実例を見ながらご紹介します。

商品撮影の背景サンプル
上記のサンプル写真は同じ服で背景をそれぞれカラーペーパーと生地背景で撮影したものです。
左はカラーペーパー「黄色(イエロー)」で撮影したもので、右はレースの生地を背景にしています。

一見すると、同じ商品色を保っているように見えますが、よーく目を凝らして見ていくと黄色の背景ペーパーの場合は、光の反射で商品自体に薄く黄色が入っているのが分かります。
モデルさんにも薄く黄色の輪郭が出ていますので、これをバナー画像に使用するために切り抜き加工で合成するには手間が掛かります。

対して右側のレース生地の背景はどうでしょう?
先ほど同様に服や人物の輪郭に色が被ってくることはありません。
白いレース生地のサンプルでスイマセンが、色柄問わず生地背景の場合はあまり目立った色被りは起きません。
理由としてはコットン系の生地は光を吸収する素材のため、色が跳ね返って商品の色に影響を与える可能性は少なくなるということです。
対してペーパー(紙)の場合はある程度は光は反射してきます。

商品撮影に使用される背景に白が多いのは、こうした反射による色被りを避ける目的でも重宝されます。
ということは、反射の少ないカラーペーパーならホワイトでなくても良いのか?
結論としては撮影に慣れていない場合は、ホワイト・グレー・ブラックのカラーペーパーを利用することをお勧めします。
色被りの影響を受けにくいので撮影に集中できると思います・・・って黒背景は奥が深いですよ(笑)

商品撮影は白!というのは、どんなカラーの商品とも相性が良い事と+αのメリットがあるため、初めて撮影スタジオを利用するときの背景はホワイトが無難です。
余談ですが、白背景のみでも、ライティングによってグレー・黒に背景色を変えるなんてこともできますよ。
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デジカメでの商品撮影で色飽和が起こる原因?
前回の記事で「デジタルカメラは極端な色が苦手」と記載しましたが、特に「彩度の高い赤色」について、実際の商品撮影においてどのような不都合があるかをサンプル画像を見ながらもう少し詳しくご説明します。

アパレル向けの商品撮影では、服のカラーとして「赤」というのはよくある定番カラーの1つですが、全て赤1色で染色された商品を物撮りしたり、素材のディテールを撮影し表現しようとした場合、当然、写真全体に占めるカラーは赤が画面を覆い尽くすことになります。

例えば、市販のコンパクトデジカメでホワイトバランスをセットして、その他の設定はカメラ任せで行なった時に下の写真のような現象が起こったことはないでしょうか?

色飽和のサンプル
ご覧の通り、本来の商品色より、赤味が増して階調が潰れている感じが確認できると思います。
(擬似的に階調を変えていますのでご了承下さい)
こうした現象を「色飽和」と言いますが、意味合い的には本来の色階調が消えてしまったり、ディテールが潰れてしまうことで、前回記事で触れたカメラ自体は色を区別しているわけではなく光の強弱(反射率)を判断しているだけです。
最終的にはRGB情報から色を構成(デジタル現像)していきますが、基準になるのは反射率です。

デジタルカメラによって彩度の表現は違う
上記のサンプル写真ように彩度の高い赤の表現はデジタルカメラ個々によって特長があります。
個人的によく店頭で試し撮りする時に行なうのが、「赤いものを画面いっぱいに写す」ことです。
ビッ○カメラの店員さんの制服はラッキーなことに「赤いベスト」を着ている人がフラフラ・・wしているので、ちょっと呼んで赤を撮ってデジタルカメラの「赤の色合いのクセ」を見たりします。(ノーマル設定で)
商品撮影で使うデジタルカメラを選ぶのであれば、ノーマル設定の段階で「綺麗な色で撮れる写真」よりも「適正な色で撮れる写真」を選ぶと色飽和の対策で細かな設定をいじらなくて済むのでベターかもしれません。

色飽和への対策方法

Jpeg画像で記録している場合は、カメラ設定で「勝手にアレンジを加えないように設定する」ことです。
ニコンで言えば、ピクチャーコントロールを「ニュートラル」や「フラット」に設定するようにして、間違っても色の忠実性を重視する商品撮影をするのに「ビビット」を設定して自分勝手な色で商品写真を撮らないようにすることです。

あとは、彩度やコントラストをPCのモニターなどで実際に大きく表示してから色(彩度やコントラスト)を確認して調整をすることを繰り返してベストな色合いに近づけます。
RAW画像の場合は現像ソフトで彩度とコントラストをコントロールすればOKです。
追求するなら色管理されたモニターが必要ですが、まずはお持ちのデジタルカメラの設定を少し見直してみるのも良いかもしれませんね。
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自動露出補正について
商品撮影を行なうときにデジタル一眼レフカメラが機械的に判断する自動露出(AE機能)は、大半の方が普段は気にすることはないと思います。
最近のカメラは、精度よく露出を自動で判断して撮影することができます。
しかし、ごく稀に撮影側が意図していない露出(明る過ぎ or 暗過ぎ)になる場合があります。
そこで登場するのが「露出補正」ですが、ちょっとした原理や対処法を知っていると狙い通りの露出補正ができます。
物撮りをしていて「何かちょっと・・」とカメラ任せの自動露出に関して疑問のある方はお読み下さい。

実はデジタルカメラは極端な色が苦手なのです
デジタルカメラ機能の自動露出は極端な色、例えば画面いっぱいに「白い物体がある」または「黒いものが大部分を占める」などの状況や、デジタルカメラの機種にもよりますが、「彩度の高い赤色」は撮って確認すると朱色やオレンジ系になってしまったりします。

このようなことが起こる原因としてほとんどのデジタルカメラの露出計は「色を判断していない」からです。
簡単に言うと「光の反射率」を判断しているだけで、カメラの露出計は18%グレーを基準として明るさを判断しているので、実際は白や黒、その他の色に対しても露出計は色を認識しているわけではありません。

つまり同じ赤のスカートを太陽光とタングステン光の環境で撮っても、カメラの露出計は写真のニュアンスではなく、物体の反射率を判断しているだけで、ホワイトバランスを18%グレーで設定するのも、「この反射率から明るさ(これが白だ!)を判断しなさい!」と命令している状態です。

自動露出のクセを知る
自動露出の段階で「色を認識していない」というのはお分かり頂けたと思うので、次は場面ごとの露出補正を見ていきます。
そしてカメラ任せで顕著に出る自動露出の例として、「白いもの」・「黒いもの」で解説していきます。

まずは白いものとして「雪の写真」のサンプルをご覧下さい。
白いもの自動露出の調整
カメラ任せの自動露出で撮ると全体的に白いものが写っているのでカメラは、「画面がすごく明るいから少し暗く調整しよう」と判断します。
しかし、撮影者は「白い雪を表現したい」ので露出補正はプラスにします。

次に黒いもの「屋内で黒っぽい上着を着た写真」のサンプルをご覧下さい。
黒いもの自動露出の調整
こちらはカメラ任せの自動露出で撮ると全体的に暗い(黒い)ものが画面を多く占有しているのでカメラは、「画面の多くが暗いから少し明るく調整しよう」と判断します。
これも撮影者の意図とは違うので露出補正はマイナスにして黒を表現します。

自動露出は色ではなく明るさで対応
サンプル事例を見ると「白はプラス、黒はマイナスでOK!」と考えてしまいますが、正解のようで間違っています。
「カメラの露出計は色を判断していない」ので、白いものは反射率が高い、黒いものは反射率が低いことから露出をプラスなのか、マイナスなのかを人間が判断します。

例えば、ものすごく天気の良いピーカンの青空を撮って、眩しいくらいの陽射しを表現したいのであれば自動露出(自動で暗く補正する)に頼らず、プラス補正で空の光を強調するのも良いでしょう!
つまり撮影者の意図によって露出はどのようにもできるということ!
上の「雪の写真のサンプル」でも、もし撮影者が「寒々しい感じ」をもっと強調した表現にしたいならセオリー通りのプラス補正ではなくマイナス補正になるでしょう。

今回ご説明した露出補正はあくまでも基本的な対処方法であって、商品写真や作品撮りなどの目的によって露出の決定方法は変化しますので、適正露出は「自分で決める!」ということも頭の片隅にでも置いておいて下さいね。
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