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商品写真と撮影について一覧

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商品撮影とマクロレンズの基本:焦点距離
昨日に引き続き、商品撮影で使うマクロレンズの基本その2と題して「焦点距離」についてまとめておきたいと思います。
まず本題に入る前にマクロレンズについてこんな会話を聞いたことはないでしょうか?

「このレンズは、すごい被写体に近づける(寄れる)!」

こう聞くと、レンズ先端のガラス面と被写体との距離を、もの凄く近付けることができるように感じますが、撮影に最も被写体に近づける距離、すなわち「最短焦点距離」は、レンズ先端からではなく、「カメラボディに記されているあるマークからの距離」から近づけた数値(距離)となります。
下の画像にてそのマーク(撮像素子の位置を表す)の箇所をご覧下さい。

撮像素子マークと焦点距離
各カメラごとに撮像素子マークの位置は異なりますが、一般的なデジタル一眼レフカメラであればカメラ天面などを探せば見つかります。
この撮像素子マークを基準とした場合、マクロレンズと望遠レンズの「最短焦点距離」はどれくらい違うのでしょうか?
ワクワクしますよね♪、マクロレンズだから相当近いのでしょう!!

では比較として、Nikonの標準ズームレンズ「AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR」の最短焦点距離は「0.38m」、対して同じメーカーの非常に高価なマイクロレンズ「Ai AF Micro-Nikkor 200mm f/4D IF-ED」の最短焦点距離は「0.5m(等倍)」です。

あれ?んん!?・・マクロレンズなのにズームレンズより焦点距離が遠い???

はい、ここで昨日ご紹介した「商品撮影で使うマクロレンズの基本その1」で紹介した「撮影倍率」と深く関わってきます。
昨日書きました「マクロレンズは被写体を大きく写すことができるレンズ」ですので、最短焦点距離が長くても、撮影倍率は1倍ですので、狙った被写体を大きく写すことができる訳です。

例えば、自社で商品撮影を行なっている場合、カメラを三脚に置いて、被写体からの距離が50cmくらいで撮影しているなら「撮影倍率」から計算すれば、今使っている望遠レンズと同じ距離からマクロレンズに変えて撮影した場合、どれだけ大きく商品を撮れるようになるかを判断できるようになります。
決してマクロレンズを使うから被写体にレンズを近づけてもピントが合うと誤解しないようにしたいものです。

正しいレンズの特性を知ることで、それぞれの商品撮影シーンに合った最適なレンズを見つけることができますので、「良いレンズ、悪いレンズ」とレンズのメカニカルな他人の評価ばかりを気にせずにシーンに合ったレンズを探すように心掛けましょう!

撮影目的とレンズがキチンと一致して適正に撮影できれば、素人さんでは区別ができないほどの性能を持ったレンズを主要カメラ(レンズ)メーカーは販売しています。
というか、私も写真だけ見て、このレンズがどこのメーカーのどのレンズを使ったなんて判断はできません。
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商品撮影とマクロレンズの基本:撮影倍率
レンズのお題が続きますが、写真撮影でレンズ選びは重要なので、しばしお付き合い下さい。
本日は「マクロ撮影」についてですが、商品撮影でマクロレンズを使用する場面といえば、商品のアップ(ズーム)写真ですが、大きな商品のパーツアップであれば、通常の望遠レンズでも問題ありませんが、小さな商品、例えばアクセサリーなどはレンズ選びは慎重になります。

理由としてはレンズによって「撮影倍率」と「最短の焦点距離」があるためです。
まず商品撮影で使うマクロレンズの基本その1として「撮影倍率」とは何かをご説明します。

撮影倍率は端的に言えば、「撮影対象をどれだけ大きく写せるか?」を数字で表したものです。
お持ちのレンズの仕様を見てもらうと、「最大撮影倍率」という項目に1/5倍とか1/3.6倍とか必ず表記があります。
そしてこの数値の見方ですが、「1」に近いほど被写体を大きく写すことができます。
下のサンプル画像をご覧頂き、写し出す被写体の大きさの違いを確認して下さい。

最大撮影倍率の違い
例えばレンズカタログに最大撮影倍率が1/5倍と書かれているものと、1倍と書かれているものがあれば、被写体を大きく写せるのは1倍と表記されているものとなります。

と、ここで感の良い人なら「被写体を大きく写せるだけなら画像自体を大きいサイズで撮って、後からトリミングすればいい!」と思うかもしれません。
確かにネット用の商品のアップ画像で横幅800px程度であればそうした回避手段もアリかもしれませんが、等倍で納品しなくてはならない場合は、「大きく撮ったから必要な部分を切り抜いてね」とはなりません(笑)
デジタル写真になって高解像度で撮れるカメラが増えた現在ではこうした「トリミングで何とかする」という考えも出てきますが、マクロレンズはマクロ用のレンズ構成やMTF性能曲線図(レンズ性能を評価する指標)があるので、個人的には「用途に合ったレンズで撮る」ことをお勧めします。

そして、今回マクロレンズの基本として「最大撮影倍率」をご説明したキッカケとしては、マクロレンズを「被写体にレンズを近づけることができるレンズ」と勘違いしている人がいるかもしれない感じたからです。
レンズカタログの撮影倍率表記からも分かるように、「マクロレンズは被写体を大きく写すことができるレンズ」であってマクロレンズであっても、焦点距離が長ければ被写体から撮像素子までの距離を表す「最短撮影距離」も長くなることは覚えておきたい基本です。

次回はマクロレンズの基本その2として「焦点距離」についてご説明します。
ややこしいので2部構成にしますw
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単焦点レンズと商品撮影の関係
アクセサリー商品の撮影のですと、F値の数字が小さいレンズで、商品を際立たせて背景を「ぼかす」手法で撮影したいという人もいるかと思います。
そうした場合、真っ先に思い付くのが「単焦点レンズ」で、各メーカーに必ずランナップされているレンズです。

ボケ味と単焦点レンズの関係性は今更書く必要は無いと思いますが、「どこまでボケ味を作りたいか?」を考えたことはあるでしょうか?
単純にボケ味だけを作りたいのであれば、レンズの特性上、ボケ味を演出するには次の方法があります。

・「望遠レンズ」で撮る
・「開放絞り」で撮る
・被写体に対してレンズを近づけて撮る
・被写体に対して背景を遠くに配置して撮る
・フルサイズ機で撮る


以上がボケ味を演出する基本的な方法です・・あれ?単焦点レンズ出てきませんよね(笑)
よく誤解されがちなのは「単焦点レンズだからボケ味ができる」と思い込んでいる人が多く、「単焦点レンズはボケ味を演出しやすい」だけです。
というのも名前の通り「単焦点」つまり1つの焦点距離しか持たないレンズですので、望遠レンズのようにズームリングを回して焦点距離を調整してボケ味の変化に対応する手間はなく、誰でも何も考えず(言葉悪いw)・・ボケ味を楽しむことができます。
またボケ味のポイントであるF値(ピントの合う範囲)の数字も低いため一般的な望遠レンズよりも扱いやすいのでしょう。

では単焦点レンズのようなボケ味は望遠レンズにはできないかと聞かれれば、工夫次第でできるというのが正解です。
右側のレンズは望遠レンズでどれだけズームをしてもF値1.8で固定できますので、寄っても引いてもF値1.8の恩恵を受けることができます。

単焦点のボケ味と同じ機能を持ったズームレンズ
ここまでで、ボケ味を演出する簡単な方法は開放絞りで撮るということは分かって頂けたと思いますので、本題です。

「ボケ味は出せば良いというものではない!」ということ。

例えば料理の写真でボケ味を活かした撮り方をしようと考えてF1.8でボカしたとします。
希望イメージとしては、お皿に盛った料理全体に綺麗にピントが合った状態で、あとの背景はボカしたい!
しかし実際に撮ってみると具材の1つにだけピントが綺麗に出て料理全体で見るとボケているというか具材だけが目立っている・・・
これでは「伝えたい意図が料理なのか具材なのかわからない」状態となります。

そうなるとF値を3.5くらいに絞ることになりますが・・・せっかくボケを活かした料理写真を撮るためにF1.8の明るい単焦点レンズを購入したのにF値1.8が使えず、F3.5が自分が撮りたいボケ味の常用範囲だった・・
こんな風にレンズを買ったあと気付くことってよくあります(笑)

明るい単焦点レンズはF値を活かしてピンポイントにフォーカスを合わせて商品(被写体)を引き立てることができます。
例えばこんな風に・・・小さなロゴだけピンがきて、あとはボカす!

単焦点のボケ味の演出サンプル
単焦点レンズは確かに楽しい!
ですが、私がカメラを始めた時に使っていた単焦点レンズで一番良かったと思うことはボケ味ではなく「焦点距離を足で覚える」ことで、望遠レンズのようにカメラマンが動かなくて良い(ズームリングですぐに寄れる)状況で撮れない単焦点レンズは撮影者が動くしかありません。
これを繰り返すことで「35mmの構図の感覚」を養うことができます。

今回は単焦点レンズを商品撮影に関係について書きましたが、手軽にボケ味を活かしてプロっぽく撮るのも良いですが、プロはボケ味の意味を考えているということでまとめておきますのでご参考に~♪
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デジタル一眼レフカメラを諦める
GW期間中に、久しぶりに長年お世話になっている雑貨屋さんの小物撮影に行ってきました。
久しぶりに・・ということで、普段の商品撮影はスタッフさんが頑張っていらっしゃいます。
私が出動するのは、冊子の表紙カットと店舗内写真の撮影でしたが、準備をしていると、お客さんが一言・・

「カメラ買いたいけど、キチンとした写真はデジタル一眼レフっじゃなきゃだめなの?」

当然カメラ好きなら、あれこれ一眼レフの楽しさをしゃべり出すのですが、最近、私自身少し事件がありまして・・(笑)
というのも手軽に撮れるカメラとして「PanasonicのLX100」というコンパクトデジカメを買いまして、最近のコンデジの高性能にはまっているのです。
正直、業務として写真撮影を行なうのであれば、デジタル一眼レフは必須ですが、ここの雑貨屋さんのように、普段はスタッフさんが撮影して、ネット通販用の物撮りやブログなどで公開する程度であれば、デジタル一眼レフはフットワークが効かない。
ですが、コンデジの場合はフットワークはもちろん、実際にLX100の(コンデジ)を使ってみた感想として「楽しい写真が簡単に撮れる」これはカメラに詳しくない人にとっては、ストレスフリーになる!電源ONでパシャ!「素敵写真の出来上がり」なんて現象になります。

最近では常にLX100を持ち歩くようになったので、スタッフさんにLX100をお貸しして遊んでもらいました。
結果は当然、デジタル一眼レフカメラを購入する気配は無くなってしまいました(笑)

実際に遊んでもらったコンデジはこれです↓
LUMIX LX100

こんなボケ味のある写真も何も考えなくても撮れます。
LX100モノクロ
雑貨屋さんの店内ということもあり、背景に配置する小物も充実しているのでパシャパシャとスナップを撮っていたようで、その中から数点冊子に使う写真をピックアップすることになりました。

一眼レフカメラもコンパクトデジカメも写真を撮る機能は変わりません。
高解像度の写真を追い求めることも写真の楽しさですが、「感じたまま楽しく撮る」ことも写真の重要な要素です。

ってことでLUMIX仲間が増えてしまった出張撮影でした(笑)
楽しい写真期待しています!
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商品画像の劣化の原因
ネット向けの商品撮影を依頼した場合、スタジオから納品される画像形式には「JPEG画像」がスタンダートとなっていますが、そもそもサイト制作に使われている画像形式はJPEGだけではなく、PNGやGIFも含まれます。
単純にサイト制作の観点から画像形式の扱いはこんな区別をしています。
・JPEG画像:写真
・PNG画像:イラストや納品先で劣化する恐れがある写真
・GIF画像:Webセーフカラーで構成したイラストや画像(色合いを重視しない写真)

ざっとこんな感じで区別していますが、ここまで見ると劣化しない写真ならPNG画像がいいのでは?と感じるかもしれませんが、PNG画像は古いパソコンなどでは表示されない場合もあるので、一般的に写真はJPEG形式で保存納品されることが主流となっています。

そして今回のお題の「JPEG画像の劣化」についてですが、たまに納品先のショップで加工を繰り返したことにより画像が粗くなってしまっているケースを見ることがあります。
では、なぜこのように写真が粗くなっていくのでしょうか?
フォトショップを使った編集する際に気を付けたいJPEG画像の保存方法について説明していきます。

まず、最初にサイト用の商品画像を作るときは当然「元画像(写真)」から制作すると思いますが、仕上がった商品画像(バナー素材など)を編集ができる形式で保存(PSDなど)しておいて、後日編集用のレイヤー上にある画像から再び違う画像素材を制作する・・・
ややこしくなりましたが、つまり、「1度JPEG画像として編集保存した写真を再び使い回す」これも劣化の原因です。

JPEG画像は編集保存を繰り返すと劣化の保存は避けられません。
元画像からの1度くらいの編集保存であれば神経質になることはありませんが、「何度も繰り返す」と確実に品質は低下します。

具体的な例としてフォトショップでJPEG画像を「低(高圧縮)」で保存を繰り返してどれだけ劣化するか見ていきましょう。
※サンプルとして今回はJPEGオプションで次のように保存します。

JPEGオプションの選択方法
ファイル容量を軽くしたいなどの理由で画像オプションが上図のようになっている場合はご注意下さい。
では、「低(高圧縮)」にしたまま5回保存を繰り返した際の写真画像の比較をしてみます。

JPEG画像の劣化の様子
左が元画像、右が保存を繰り返した画像です。
顔や肌の質感やアクセサリーの色合いのくすみなど、様々な箇所で劣化が生じています。
これでは最初に納品される写真で正確に色合いを調整して撮影したとしても、ネットショップ公開の段階で正確な色合いは無くなってしまいます。
右写真の劣化画像をさらに保存を繰り返せばJPEG画像の特性としてモザイク状の劣化が目立ってきます。

「こんなケースは滅多に無いのでは!?」
と感じるかもしれませんが、意外と部署ごとでデータ制作が同時に行なっている会社では、元画像を共有せずに加工済み画像を共有しているケースもあるので、こうした事例は必ずしもレアケースとは言い切れません。

上書き保存などを繰り返すことが想定される場合は、元画像からの劣化率を気にしておくことも、商品写真を扱う場合は大事なポイントです。
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