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商品写真と撮影について一覧

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撮影カラーの選び方
アパレル向けの商品撮影のみならず、販売する商品には「カラーバリエーション」がある!ほとんどそうですねw
いざ、モデルでの撮影を依頼した時「着用カラーはお任せ」・・・というのは少し戦略的ではありません。
ま、お任せと言っても定期的に取引があるショップ様の場合は、「似た型でモデル着用色が重複しない」ように配慮しますが、よくあるケースがネットショップを立ち上げたばかりで、定番カラー(白、黒)しかサンプルが無い状態で依頼するお客様。

このブログでも「撮影前にネットショップの構成(デザイン)は、予め決めておく方が良い」と書いていますが、なぜモデルによる商品撮影を依頼する前に着用カラーを決めておいた方が良いのか?
今回は写真の活用法について少し触れていきます。

まず意外と気付いていないのが、「写真に映えるカラーの存在」です。
身近な所だとテレビ番組でタレントさんが着ている衣装の色をよく観察してみてください。
普段の生活でチョイスしないカラーのジャケットなどを羽織っていることに気付くと思います。
そして素人さんがテレビに出演して、「普段着(カラー)」で画面に映ると・・何だか地味・・
これはテレビ上の見栄えの話ですが、写真にも同じような現象があり、「写真映えするカラー」はあります。

消費者が数あるネットショップの中から自社のショップを訪れた際に「映える(目を惹く)写真」がなかったら、すぐに他のショップに移動してしまうでしょう。
色が消費者に与える印象というのは非常に大事で、ネット閲覧など「秒単位で画面を変える使い方」が主流のネットメディアでは、「どう立ち止まってもらうか?」がポイントになります。
次の写真をご覧下さい。

モデル着用カラーを考える
一見すると「黒と黄色」のトップス写真ですが、想像してみてください。
黒ばかりの写真が商品一覧で並んでいる状態・・・
良く言えばモノトーンで統一ですが、消費者からみれば「型番の違いがわかりにくい」ということになります。
撮影時の着用カラーは、販売ページの見栄えに影響することを覚えておきたいものです。

また、初めて撮影を依頼する方は、いわゆる定番色でありませんが、いわゆる「売れ筋のカラー」を着用させたがりますが、正解のようで危険性もあります。
例えば商品を仕入れる際に、Aという型番がありカラーが4色あったとします。
担当者が「赤が可愛い!」と思って、モデル撮影時に「赤を着てください!」と指示したとします。

撮影後、ネットで販売してみたら「計算通リに赤ばかりが売れていく」・・何が悪いの?
と思うかもしれませんが、その他のカラーが売れ残る場合があります。

つまりモデル着用カラーは「写真に映えて、一番の売れ筋カラーではなく2番手がベター」なのかもしれません。
消費者行動から考えると、モデル着用カラーは「欲しいと感じる」傾向にあります。
予算があるショップは「全部のカラーをモデル着用」なんてこともできますが、通常はモデル着用は1色でしょう。

こうした経緯を考えると「撮影の段階で在庫がどうなるか」を想定して着用カラーは考えるべきです。
たくさんのカラーが存在する商品一覧ページは、それだけで「賑やかな印象」があります。

「売れる写真を撮る」という曖昧なキャッチコピーを信じるより、売るための戦略を立てることが今後のネットショップ担当者の責務でもあります。
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商品撮影で影を消すコツ
小さな商品の撮影方法として、比較的被写体の「影を消すコツ」というのは出回っていますが、「人物撮影で影を消す」となると、撮影後に写真を補正する作業をする業者も多いでしょう。

固定できる被写体の場合は、ライティングのベストなポジションで撮ることができますが、人物の場合は「動き」があります。
一言で影を消すと言っても、人物を撮る場合は、それなりのスペースや光量が必要となります。
「背景と人物に当たる光を調整して白抜き写真ができる」というのは、ネットで探せば出てきますが、ではどれくらいの割合で調節すれば良いのか?
ここがポイントになります。

今回は照明の設置事例と共に、光量の比率について少し触れたいと思います。
まず、撮影現場で理想の写真を撮るために以下の機材を持っているかを確認して下さい。

・白い背景(横幅最低1.8m)
・露出計
・ストロボ(最低4灯))
・レフ板2枚

あとはカメラですが、意外と機材が必要なことに気づくと思いますが、ここからは持っていることを前提に進めます(強引w)
下の画像をご覧いただくと、仕上がり写真と照明の位置を簡単にイラストにしてあります。
モデルに当てるライティングは光量比率が整えば、アレンジができるので割愛します。

撮影方法と参考画像
では早速ライティングのコツですが、最初に撮り目を決定します。
これは撮影時のF値の数字をどこに合わせるかです。
意外と省略されているここの部分、実は重要で撮り目を最初に決めておくことで調整が具体化します。

今回はモデル全身をパキっと写したいのでF値を11とした撮り目で組んでいきます。
まずは背景に向ける照明とトップライト(任意)を設置して、露出計でシャッタースピードとISOを設定して計測します。
背景の光量の理想は「撮り目に対して1段変える」この場合は、背景の方が明るくしたいのでF値は16となるように調整します。
ちなみに撮り目をF8とした場合は、背景のF値は11となります。

光量比率とF値の決定
背景で人物が動くであろう範囲を細かく露出計で測り、必ず人物よりも背景の方が1段明るい状況を作ります。
カメラ機能の「ヒストグラム」や「白飛び範囲を反転させる」機能などを使ってチェックしてもOKです。

あとは、基準となるモデル立ち位置を決めてモデル用の照明を決めます。
当然、モデル用の照明を決めると背景に回っていく光も変化しますので、さらに露出計で計測しバランスを取ります。
そしてポイントの1つとしては「背景と人物との距離」です。
遠すぎても近すぎても背景と人物との光量差が生じていくので、基準となる立ち位置は重要です。

実際に撮影する時はモデルさんにもわかるようにパーマセルテープなどで立ち位置に目印をつけておくとスムーズです。
今回は「影を消す」ことが前提なので、影が濃くなりがちな「足元」にも仕込みライトを付けておくと良いでしょう。

ざっとここまでが「人物の商品撮影で影を消すコツ」ですが、いかがでしょうか?
面倒ですよね(笑)

安価なスタジオでは「影を消すと立体感が損なわれる」という理由から「影ありきの撮影」を勧めることもありますが、決して背景白飛ばしのような影を消すような撮影でも立体感を保つことは可能です。

多分、きちんとした同業者の皆さんはこうした触れ込みを見た時に感じるでしょう。
「撮ったことないでしょ」とか「セッティングに自信がないな」と・・・

商品撮影の業者を選ぶポイントは、解決方法をいくつ持っているのかも大事かもしれませんね。
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商品撮影の予算を考える
本日は商品撮影の予算のお話です。
弊社に限らずスタジオ撮影サービスの多くは「撮影プラン」を予め提示していますが、内容によってはプラン料金での対応が厳しい場合があります。
具体的な事例としては「モデル撮影」と簡単で構わないから「平置き写真を1カット付けて下さい」・・料金はそのままで・・という要望。
もしこのブログをご覧になっているスタジオ関係者の方がいらっしゃいましたら、どう対応しますか?w

正直なところ「簡単で構わない」のであれば、対応できなくもない(笑)のですが、業者としての質を問われるという考えを持てば「簡単=適当な写真」は納品できないのです。
モデル撮影の時の照明セッティングと平置き撮影のセッティングは当然異なります。
また、アパレル商品の場合は単純に床に置くという作業でも服の成形やシワの出方など気を遣わなければならない項目もございます。

では弊社の場合はどう対応するのか?
1カットであれ4カットであれ、モデル撮影と同時申し込みであれば、商品数に応じた平置き分の料金を勉強して見積ります。
無料では行いません、撮影代行サービスです、作業に対して費用は発生いたします。
誤解の無いように書きますが、決してお客様の予算の事を考えずに算出しているわけではなく、これが我々の仕事なんです。

昨今では、何もかもお客様目線を意識し過ぎる過剰なサービス合戦が目立ちます。
「モデル使ってくれたらトルソー写真も付けちゃう」とか「1時間で超ハイスピード何着でも撮ります」などなど・・
同じ写真を生業にしている立場から見ると思わず笑ってしまいます。

写真を納めてお金を貰うということは、スタジオがあって写真が撮れれば代行サービスが成り立つという訳ではありません。
撮影料金を安くすれば必ず業者(スタジオ)は、「回転率」を考えます。
文章上は「プロとして品質は落とさない」と書くことは容易です。

しかし、少し立ち止まって考えて頂きたい。
物事は「急げばミスが出る」のは昔からのことわざにもございます。

プロとして品質を落とさないという文面を拝借するのであれば「プロならば正規の料金で勝負ができるハズ」です。
なぜ低価格なのか?利用者が気づくことも大切です。

弊社の価格設定は、ネットショップでの使用を前提とした写真撮影サービスとしては適正価格です。
当然、パンフレットや紙媒体の写真であれば1カット○万円での撮影も行っています。
要は写真に対しての費用の相場を理解している企業では、「1カット○万円」となった場合、作業内容や必要部材、著作関係を総合的に見て判断をして頂けます。

撮影予算というのはネットショップの場合、確保することが難しいかもしれませんが、「費用をかけるポイントを考える」ことで、消費者にとってどういう写真が求められているかを理解できるはずです。

余談ですが、弊社は高額の商品撮影サービスではありません。
適正価格のサービス内容となっております(笑)
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ローパスフィルターレスで撮った写真の解像感
「ローパスフィルターレス」という言葉を耳にした人は少ないかもしれませんが、今回はデジタルカメラの内部処理について少し触れたいと思います。
個人的にもニコンのローパスフィルターレス機構のD7200を所有しておりますが、実際使ってみた感覚では「ネット向けではあれば効果は花丸満点ですw」
で、ローパスフィルターレスのカメラって何がいいのか?という点ですが、簡単にご説明すると解像感が良い(シャープに抜ける)といった所です。

デジタルカメラの内部には本来「ローパスフィルター」という部分があり、風景や人物の髪部分の写真をパシャッと撮った時にこの「ローパスフィルター」が働いて少し写真に嘘をつきますw。
この嘘というのは撮影したデータの電子信号を読み取っった時点で、「偽色やモアレ」を軽減させようとする機構です。
例えばチカチカ光っている水面を撮った時に、何となく良い感じにする機能(大雑把w)
モアレも同様の機能が働き、細かな服の生地のパターン(細いストライプ柄)などがある時は、線の境界をいい感じに調整します。

これだけを見れば「ローパスフィルターレス(機能が無い)」より従来の「ローパスフィルター有」の方がメリットが大きいと感じますが、これもケースバイケースです。
ローパス有りで「いい感じに調整する」ということは本来の解像感を犠牲にするという面もあります。
対してローパスレスでは偽色やモアレを発生させてしまう危険もあるということ・・迷いますよね(笑)

ここで大事なのは「ローパスフィルターが効くタイミング」を知ることです。
ここで言うタイミングとは持っているカメラの画素の並びより撮る対象の画素が細かい(画素<対象物)とローパスフィルターは効いてきます。
例を挙げれば、細かなものという表現になってしまいますが、アパレル素材だと幾何学模様の布地だったり、人物の髪の重なりだったりと・・意外と発動条件は多いのです。

少し前に話題になったSIGMAのデジタルカメラ dp2 Quattroは偽色もモアレも防いで、尚且つローパスフィルターレスということで、当時のキャノンの最上位デジカメより解像感では上をいくとんでもないコンパクトデジカメでしたw。

昨今ローパスフィルターレスのデジカメのニーズが高くなっているのは「中版カメラへの憧れ」もあるのかもしれません。
中版カメラは本来ローパスフィルターレスで、「抜けのある解像感は35mmのフルサイズとは比較にならない」(追:撮像素子の影響もありますよ。
こうした魅力ある解像感を手の届く範囲で使ってみたいという写真欲が出てくるのも納得です。
シャープな写真が撮れるということは、何も高級機だからということではなく、内部の機構などによっても多少変わるということを知っておくと良いかもしれません。

ローパスフィルターレスの解像感というのは経験すると楽しい世界ですが、ローパスフィルターを使った写真品質の向上も各メーカーの企業努力も見えてきてこれまた楽しいものです。
あくまでもローパスフィルターレスのカメラを使ったからすぐ写真が変わるということはありません。
要は何をメインに撮影をしているかを考えて機能や機構の有無は判断していきましょう。
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カメラマンの撮影スタイル
個人的に、「撮影講座」なるものは嫌いです(笑)
写真を基礎から学ぶということは大事なことですが、「撮影スタイル」を教わることはベターではないと感じます。
例えば写真家Aさんの撮影講座を受けて納得した気分になって、いざ撮影本番を迎えた時に感じるでしょう。

「ぜ~んぶ自身で考え行動しなければならない」という現実を・・

撮影スタイルというのは、個々のカメラマンの経験から生まれるもので、誰でも真似すれば良いというものではない。
例えばモデルやクライアント、撮影環境や機材など、講座の先生と同じ条件になる現場など100%無い。
「モデルさんにはこうやって気を遣いましょう」とか「アングルはこうして作る」など為になるようで核心をついたものではない。

初めての撮影現場でグダグダな雰囲気になってしまっても躊躇うことはありません。
「それが今の自分の撮影スタイル」なのです。
無理に現場を仕切ろうとすれば経験不足から失敗を招くでしょう。
であれば、「初心者なので助けてください(^_^;)」と声掛けをすれば万事上手くいく。
撮影のみならず、クリエイティブな現場では経験が手助けになります。
経験の豊富な人材はカメラマンである必要はないのです。

「撮影スタイル」を学ぶということは、先駆者が通った"カメラ道”みたいなのを知ることで、知識であり経験値にはなりません。
上手くいかない現場や思い通りに写真が撮れなかった経験が、次の課題を示してくれます。

要は「今すぐ上手くなろうとはせず、今足りないものを知る作業」を撮影工程の中で見つけることが大事なのです。
「このレンズではこんな写真ができる」とか「こうセッティングするとこうなる」などは撮影技術の仕様で、「撮影スタイル」とは別の問題ですが、混同してしまうケースが多い。

私自身感じるのは、写真が好きで何十年も撮影を続けてきた人には勝てないと感じることがあります。
写真の出来が上手い下手というのは個々の主観の問題で、現場を上手く回すとか、切り抜け方法というのが独自の撮影スタイルに繋がるようにも感じます。
カメラマンやモデルを目指す人に今足りないものは、「失敗したくないプライド」が強すぎることで、そうした心理が働くと写真(作品)としては面白くはなりません。
「若気の至り」のような写真って意外と人の心を突くものです。
駆け出しのカメラマンは撮影スタイルにこだわらず、夢中で撮って、全力で失敗した方が肥やしになります。

というのも私の経験ですが・・・参考になれば幸いです。
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