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商品撮影のヒント集

いまネット上に存在する商品撮影のサービス会社には低価格と高品質!?を掲げた撮影をアピールする傾向が強くなっていますが、弊社に寄せられるご相談の多くが他社の撮影の撮り直しを希望しているものです。

デジタル一眼レフカメラの普及によって商品撮影を低価格で行なう業者が増えた一方で、本当の意味で品質の良い写真の仕上がりを期待できる会社が少なくなっていることも事実です。
このページでは「商品撮影のヒント集」と題して、撮影者とサイト制作者の立場の両方の視点から業者に依頼する前に知っておくべき商品撮影に関する知識などを公開していきます。

モデル事務所の選び方
商品撮影にモデル着用画像を使用する場合、当然モデルに関する決まり事が存在します。
例えば使用先や期間など肖像権に関する規約があります。
しかし、こういった規約は依頼する撮影スタジオによって取り決めは異なり、初めてモデルによる商品撮影を依頼しようした場合は分かりにくいのが現状です。
大きく分けてモデル撮影では「提携先のモデル事務所を使う場合」「撮影スタジオに所属するモデルを使う場合」この2パターンになります。
弊社の場合、後者の「自社のモデル」ということになり、使用範囲や期間については直接モデルとの交渉によって決めることが可能です。
他社から乗り換えてこられるお客様の中には「半年経ったら更新料を請求された」などスタジオ毎の規約を未確認のままオーダーしてしまうケースもあるようです。
では、「提携先のモデル事務所を使う場合」のスタジオ・モデル事務所・依頼元、この3社の間にはどのような関係性があるのかご説明します。
撮影に関する相関図
相関図をご覧頂くと分かるようにスタジオは窓口にはなっていますが、実際のモデル肖像権については、モデル事務所の管轄となります。
つまり、1年経ってモデル画像を継続使用とした時に「スタジオ側が独断で継続許可を出せない」ということです。
とはいえ、依頼元がモデル事務所と直接交渉することは稀であって通常は最初の撮影規約を履行することになります。

最近増えてきているのはフェイスブックやtwitterなどのSNSなどで商品PRの為にネットショップ側がモデル画像を拡散していくケースで、モデル事務所側から使用範囲超過となってしまい、追加料金を請求されることもあるようです。
こうした流れを踏まえて弊社では、「画像の二次使用について」にて情報を公開しており、規定は通常より適用範囲を柔軟に捉えています。

こうした書き方をしてしまうと不安になってしまうかもしれませんが、健全に運営を行なっているサービス企業もございますので、撮影前に下記の項目について確認しておくと良いでしょう。
・起用モデルは自社のモデルか?または提携先のモデルか?
・モデル画像の使用範囲や期限に制約はあるか?
・撮影依頼時に使用範囲等に関する規約をデジタル書類などで控えをもらえるか?

以上の点は必ず確認しておくと万が一のトラブル予防にもなります。

また提携モデル事務所を使った商品撮影サービスを使う場合は、評判の良いモデル事務所を使っているかを見極めることも大事です。
間違ってもスタジオがコントロールできる「肩書きやキャリアの履歴」だけを信用せず、モデル事務所名称をスタジオ側に聞いて、そのモデル事務所が下記の団体等のいずれかに所属しているかを調べ、どのレベルのモデル事務所と提携しているかが判断することもオススメです。
・一般社団法人日本モデルエージェンシー協会の会員事務所か?
・(社)全国民営職業紹介所協会の入会事務所か?
・日本タレント名鑑に掲載されているモデルか?(直近1年掲載)

有名モデル事務所提携!と謳っていても実際はモデルサークルのような団体と提携しているケースもあるので、曖昧なモデル起用をするのであれば、管理判断が明確な撮影スタジオ所属のモデルを起用した方が安全です。
ネットショップに起用するモデル撮影は少しでも見栄え良くしたい意向も分かりますが、著作肖像権などに関するトラブル回避の為に慎重に選びたいものです。
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このネットショップのココがすんごい!

アパレルファッション系のサイト構成とというと、「寒色系でスタイリッシュに見せるパターン」と「暖色系でほんわか見せるパターン」が多く見られますが、ネットショップを展開して長いキャリアを持つURBAN RESEARCHのショップ構成はひと味違います。

デザイン的なバランスが良い点はもちろんですが、特集ページには明確なコンセプトとストーリー性が満載です。
爽やかな写真構成の中にスパイスとして動画を嫌味なく持ち込み、訪問者は思わずページに没入してしまう。
基本的にSnap+は、スタイリングを提供するページですが、日常の世界観を全面に出すことで通常の通販サイトとは一線を画しています。
つまり商品自体の価格をバーンと出してしまう楽天市場でよくみかける展示方法ではなく、「消費者に欲しい」と思わせる商品展示です。
横スクールをするjqueryを使った演出は導入は容易ですが、スクロールさせる写真の組み方はセンスが問われます。

では自社でチャレンジするには撮影依頼時に何が必要なのか?

Snap+のような特集ページを構成するには、まず最低限季節ごとの通年特集と考える方がベターですが、URBAN RESEARCHさんと同じように月毎に更新する目標を立てる場合は、プランニングの段階で1年分のコンセプトを予め用意したほうがいいかもしれません。
理由としては、計画性が曖昧な状態で特集を進めると6月・7月など隣接した時期で特集の意図がぼやけてしまうことも考えられます。
手始めにSS/AWなどでの2ブロックを狙っても充分インパクトはあるかもしれません。

撮影依頼時にはメインとなる商品を3つ決めます。
仕入れた商品すべてをメイン扱いするのではなく、ショップの特長が出やすいアイテムを厳選することです。
主力商品が決まったら「カジュアル」・「クール」などのありがちな区分けのコーディネート提案ではなく、シーンを決めます。
上記のSnap+を例にすると「秋」を題目として「散歩」・「芸術」・「食欲」これがシーンとなっています。
そうすることで、ストーリー性が生まれてパッと見たときに「面白い違和感」をイメージしてもらうことができます。
服のジャンルに合わせたコーディネート提案ではできないこうした印象付けはこのコンセプトとシーン展開が根底にあります。
あとは商品撮影を依頼するスタジオにロケが必要なのか、スタジオ構成で撮影可能なのかを打ち合わせて仕上げていくとSnap+に近づけることが可能です。
くれぐれもポーズ決め決めのモデル写真を撮らないように入念に相談しましょう(笑)
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色域表現の違い
よく商品撮影のスタジオがいう「色の管理されたモニター」というと何だか難しい話になってしまいますが、今回は簡単に印刷用の写真とネット用の写真でお持ちのモニター上でどれだけ色に違和感が出るのか?極端にズバッと見れるようにしてみようと思います(笑)
色域の比率
まず、モニター上の写真の違いを見てもらう前にモニターがセットになった市販のパソコンなどはsRGB色のみを再現、印刷用途に使うスタジオはsRGBとAdobeRGBを写すことができると想定します。(ザックリ)
当然ながらスタジオはネット用でも印刷用でも両方最適な色再現ができるように準備をしています。
つまり「用途を問わず色の管理されたモニター」です。

ではスタジオ側が印刷用のAdobe RGBのモニター設定でネット用の写真を納めたら・・
クライアント側(市販のパソコン)ではどう見えてしまうのか??
左側の写真に注目してご覧下さい。
サンプル画像
極端な例ですが見た通り、左の写真に違和感(くすんだ状態)を感じると思います。
Adobe RGB上(印刷用)では良くてもsRGB用(ネット用)のモニターでは、色を再現できる幅が少ないということです。
右側のネット用に調整された写真の方が肌の感じなどが飛び過ぎず自然かと思います。
こういった写真の違和感を無くすためには、撮影スタジオ側もsRGB設定で必ず調整して納品することが大事です。
稀にAdobeRGBで確認しただけでポンと納品されているケースもあるので、納品された写真がくすんで見えたりする場合は、仕方が無いと環境の整っていないモニターで色をいじってしまう前に撮影側に問い合わせてみることをお勧めします。
きちんとしたスタジオであれば確認調整はしてくれるハズです。

以上、ざっくりとした色域表現のご説明でした。
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撮影スタジオの現場では照明セッティングなどが終わると「ホワイトバランス」を取ります。
デジタル一眼を触ったことのある方ならご存知かとは思いますが、商品撮影でいう「ホワイトバランス」とは、どれだけストロボor定常光などの光質の条件が変わっても被写体の本来の色を映し出すための設定となります。

写真作品などの場合は、ホワイトバランスを含めカメラ側の設定によって自分の作品イメージに近いものを探っていきますが、商品撮影で使うホワイトバランスは「忠実な色再現」です。
ざっくり説明してしまうとネット画像の場合、見る人のモニターによって色味は変わってしまいますが、写真のスタート地点でなければならない撮影現場の色が狂ってしまっては何の意味もありません。
正確なホワイトバランスを取るにはホワイトバランスカードなどを使ってカメラ側に「これが正確な色ですよ」と記憶させます。
こんな感じです。(18%グレーを取ってから、カラーパッチを撮ります)
ホワイトバランスの例
写真はx-rite ColorChecker Passport(エックスライト・カラーチェッカーパスポート)を使用しています。
最近ではカメラ側のオートでのホワイトバランス性能も向上はしていますが、マニュアル設定でコントロールすることはプロとして当然です。
こうした工程は単純に写せば良いということではなく、カラーを撮ってモニター上で更に色再現を追い込みます。
「RAW画像で撮ればあとでも編集できるでしょ」と感じる人もいるかもしれませんが、弊社ではリアルタイムで行ないます。
例えば昨日撮った写真の色を思い出す・・経験にもよりますが、人間の感覚に頼るのではなく、現場で出た数値を信じることでより写真の色再現性の精度は向上します。
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最安値は本当ですか
これから新しく商品撮影を依頼しようとしている担当者様にとって料金は安いほうがいい・・
適正価格を謳っている弊社にとって矛盾した話題のようですが、モデルコードが高い!と言っている訳ではなく、誇れる部分が料金しか無い現状の撮影サービスに疑問を感じているということです。

こうした料金の表示競争に加わったとしても弊社が料金を下げれば他社も真似する・・こうしたパターンは滑稽に思うからで「写真屋でしょ!勝負は写真!」これに尽きます。
しかし、ネットでの価格表示の誤解というのは、「業界最安値」と記載されてしまえば信じてしまうクライアントも存在してしまうのも事実。
では、弊社と業界最安値のアノ業者さんと比較して本当に安いのは何かを比較してみました。
比較をする場合に重要なのは「カット単価」まで精査することはもちろんですが、料金内で提供されるサービス内容にも注目することが重要です。
料金比較表
いかがでしょうか?モデルコード・・・最も安い単価になってしまいましたね(笑)
ネット上で出回っている「うちが一番安い撮影ですよ!」なんて謳い文句はバブリーな表現ですよね。
こうした観点から敢えて安売り写真を強調するようなページは作らなかったのです。

単価などより注目して頂きたいのは、アパレル業者さんにとって必須である「商品のシワ伸ばし」などが有料オプションとなっている点です。
我々からすれば、アパレル商材を扱う撮影をするのであれば、当然作業工程に必要な部分ですが、これがなぜオプションなの!?と疑問です。
単価を下げるために重要な工程を省く行為は、写真に対してどのように向き合っている企業かを判断する指標でもあります。

大切にしたいのは、「撮影に対する愛情」です。

これが無ければ“伝える力のある商品撮影”が実現できるとも思えません。
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