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商品撮影のヒント集

いまネット上に存在する商品撮影のサービス会社には低価格と高品質!?を掲げた撮影をアピールする傾向が強くなっていますが、弊社に寄せられるご相談の多くが他社の撮影の撮り直しを希望しているものです。

デジタル一眼レフカメラの普及によって商品撮影を低価格で行なう業者が増えた一方で、本当の意味で品質の良い写真の仕上がりを期待できる会社が少なくなっていることも事実です。
このページでは「商品撮影のヒント集」と題して、撮影者とサイト制作者の立場の両方の視点から業者に依頼する前に知っておくべき商品撮影に関する知識などを公開していきます。

スピード納品の落とし穴
ネットを介した商品撮影サービスでは「スピード納品!」をウリにする業者も少なくないですが、弊社の場合は基本的に推奨していません。
理由としては単純に自社で扱いきれない数の撮影を入れたくない・・わがままな姿勢が根底にあるのですが、もう1つは写真撮影を流れ作業で済ませたくないというのが本音です(笑)

何かしらの事情があって本当に急を要する撮影については、対応を検討しますが早くて商品到着から翌々日です。
商品撮影というのは、箱詰めされた商品がスタジオに届き、箱から出してすぐに撮影!
そんな商品の扱われ方をしたら心情的に嫌ですよね。
もし私がネットショップ担当者なら、そうした雑!?な撮影であればトコトンまで料金の値引きを要求します。

例えば同じトップスを扱っているA・B異なるネットショップであっても、人が変われば考え方は必ず違います。
それを撮影を代行するスタジオ側が「同じセッティングで同じポーズ」で済ましてしまったらショップの特色など到底望めません。

実際に撮り始めるまでに最低限やるべきことは、スピードが犠牲になっても行わなければサービスとは呼べません!
では通常撮影スタジオが具体的に何を行なうかを簡単にチャートにしてみましたのでご覧下さい。
※あくまでも弊社の当たり前の基準です
撮影に必要な作業項目
チャート項目を確認して頂いて、この中の1つでも省略されたとしたら・・気分はどうでしょう?
例えば進行表もなく、袋から出してすぐに撮影してしまい、チェックといっても撮影直前にパッとみるだけ・・
そんな風に撮影前の準備工程を省くと何が起こるのか?

・撮影(着用)カラーの間違い
・シワが出ていても構わず撮影する
・モデルに意図が伝わらず、単調なポーズや表現になる
・撮影直前に指示された品番の商品が無いことに気付く
・モデルの着崩れ(着方が雑)があったりする
などなど・・

こうしたミス要因は、撮影に詳しくない人でも容易に想像できる範囲です。

写真撮影は、クライアントがいる商業写真でも作品撮りであっても「撮影前の準備が大半です」
料理も「下ごしらえ」の手間を省けばそこそこの味わいしかないように、写真も無機質になります。

写真品質や料金の安さというのは、営業上武器になることは確かですが、今の時代、当たり前の作業工程を行うだけで「良い商品撮影サービス」だと思われてしまうのは、少し悲しい現実ではありますね。

きちんとしたサービスをしていて、その作業工程の対価を要求することにクレームを付けるお客様に出会ったことがない。
商品写真は早ければいいってものではありません。
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自社で商品撮影を行なうショップが照明機材の第一歩として、RIFAなどのボックス照明(定常光)を購入されている例が多いようです。
しかし、本格的な撮影を行なうには2灯、3灯と用意しなければならないと撮影照明の販売を行なっている業者さんから言われたとの声も多く、本当のトコ・・機材は多い方が良いのでしょうか?
私の個人的な見解を言えば、機材が多いことは「良い点もあれば、悪い点もある」曖昧な表現になってしまいます。

ではなぜこのような物言いになってしまうかというと、一般の方が商品撮影をしようとする時のありがちなミスは、「撮影をする前提を忘れているから」です。
「撮影をしなければならないので、機材が必要」これは正解ですが、その前に「こんな写真が欲しいからこの機材が欲しい」という考えが無いからです。
結果、妄想に任せるまま無駄に機材に投資してしまうことになります。
多くの撮影経験をしてきた有名カメラマンたちの口癖で、「太陽は1つしかない」という言葉があります。
これは理想の照明は1方向からの照明をしっかり決める大事さを意味しており、闇雲に多方向から光を当てれば綺麗になるものではないということ。
言い換えれば1つの照明があれば、自然な風合いの商品撮影は絶対に可能だということです。

では実際に1つの照明で行なった商品撮影の例をご覧下さい。
参考写真
一見すれば照明を当ててないかのようなイメージですが、写真左から弱く照明を1つ当てています。
ポイントとしては、背景と商品との距離を空けています。(背景に付いていると影が強くなります)
ハンガーのフック部分に「釣り糸」を結び商品自体をポールで吊って背景との距離をとっています。

レイアウトはこのような感じです。
配置図.jpg
右側に配置したレフ板は実際に撮って確認して、影が強く出るようであれば少し光を起こします。
F値は11程度ですが、撮ってみてボックス照明の光量が弱いため暗い写真になってしまう場合は、カメラを三脚に固定して、シャッタースピードを遅くする、またはISO感度を上げるなどで対応します。
※カメラ設定はオート任せではなくマニュアルですべて決める!または絞り優先がオススメです。

何度か撮影してみてイメージに合う設定を探してみてください。
根気強く撮っていくと、「コレいいじゃん!」と感じる好みの設定が見つかるハズです。
そう感じた写真が「欲しかった写真」だと思います。

機材を揃えることも大事ですが、今ある機材で試行錯誤してみて「心が動く写真」が消費者にも伝わる商品写真です。
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写真のモニターチェック
商品撮影で納品された写真を閲覧している今お使いのパソコンのモニターって信用できますか?
たまに学生にこうした質問すると「Macを使っているから大丈夫です」という人もいますが、それは学校で使用していたPCがたまたまMacで純正モニターを使っていたために、「学校で使っているから大丈夫」という理由に等しい。

モニターに関する話は、書いていけば連載記事になるくらいブログネタの宝庫ですが、カラーマネージメントの設定方法などを解説しても一般的なモニターで「撮影された写真を見る」という行為のみに絞ればあまり意味の無いネタになってしまうので、今回は「いま使っているモニターがどれくらいの信頼性があるのか?」を簡単にチェックできる方法をご紹介します。

使用するモニターはお持ちのもので構いませんし、特に明度や輝度などをいじる必要もありません。
普段使っている状態でまずは、この画像をご覧下さい。
チェック項目1
白・グレー・黒のそれぞれのブロックに薄く英文字が写っていると思いますが、正しく読み取れますか?
答えは最後に記載しておきますが、これが表示認識できない状態であれば、撮影された写真に対して色味を判断することは困難な状況ですので、納品された写真を今のモニターで色を加工したりすると、一般消費者のモニター上では「変な色合い」に写ってしまう可能性が大きいので注意が必要です。
大体の方は文字が認識できるレベルだと思います。

では、次の画像を見てみましょう!
チェック項目2
同様に4つのブロックに薄い英文字が記載されています。
IEなどのブラウザソフトでは見えにくい場合もあるので、画像の上で右クリックして保存、フォトショップなどで開いて頂いても構いません。
こちらは認識することができない人もいるかもしれませんが、市販されているパソコン本体とセットになっているモニターというのは上の3文字が表示できるレベルが普通です。
4文字バージョンがしっかりと認識・表示できていれば、モニターの階調表現や品質が高い機器を使っていると判断できます。

あくまでもこのチェック項目は「階調」や「表示レベル」の項目で、「正しい色再現ができる」こととは違いますが、初期段階としてある程度の設定ができる機器なのかを判断することはできますので、あとはカラー設定を正しくすれば、写真の色味などを正しく閲覧できることができます。

撮影スタジオがこうした判別がつかないモニターを使っている場合は、言語道断ですが、意外とデザイン学校時代からの影響で、Mac至上主義なカメラマンは見た目が綺麗な(輝度の強い)モニターを使っていてクライアントに写真が届く前の段階から正しい写真品質が保たれていない場合もあります。

撮影写真を見る目というのは人間的な経験も必要ですが、正しい環境でなければ経験などゼロに等しいのです。

画像の答え
1枚目:LCD
2枚目:EIZO
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商品撮影の使わない写真を活用
最近、ひそかに大手の通販サイトもやっている、商品画像がクルクル変わるアニメーション。
特に最新の技でもなく、GIFアニメーションで簡単にできてしまいます。
商品撮影が終わって使いたいカットがたくさんあっても、モールの仕様上、画像が使用できる枚数が決まっている場合などに有効かもしれません。
また商品を一覧で表示させたときに、「動く画像」と「静止している画像」をランダムに配置すると、消費者へのPR効果もあります。

では、実際にどのように制作するのか見ていきましょう。
今回はPhotoshopなどの特別な画像編集ソフトを使わなくても手軽にGIFアニメーションが作成できるオンラインサービスを使った事例をご紹介します。
写真の準備


1:まずは使用する写真を用意しましょう。
2:バナー工房にアクセスして、使う写真を選択します
3:点滅時間を1.5秒から2秒くらいに設定して「GIFアニメを作成する」をクリック
ハイ、動く商品写真のできあがり!!

実に簡単です(笑)
では、早速♪動く写真と動かない商品写真を比べてみます。
静止した写真.jpg動く写真
いかがでしょうか?
こうした商品画像が入っていると思わず商品を見てしまうので、主力商品やセール品などを目立たせることもできます。

こうしたアニメーション効果は例えばこんな作成方法も考えられます。
展開サンプル写真
ご覧の通り、「ひざ上のモデル写真」から「首回りのポイントカット画像」に切り替えることで、商品の個別ページに移動しなくても、サムネイル一覧の状態で商品自体のディテールをPRすることも出来てしまいます。
実際に商品撮影で納品された写真の有効活用として参考にして下さい。

写真は構成次第で武器になりますよ♪
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色感覚チェック

引用元:X-Rite社
Online Color Challenge

先週の記事で、「ネットと印刷用のモニター設定による写真の色域の違い」について記載しましたが、「色の感覚」って自信ありますか?
そう聞かれると調べたことが無い人の方が多いと思いますが、オンライン上で無料でテストできる簡単・面白いツールがございますので、お時間がある時にでもやってみてはいかがでしょうか。
テスト方法はランダムに並んだ色のブロックを綺麗なグラデーションになるように並べ替えていきます。
すべて並べ終わったら、「Score Test」をクリックして、「Age Range」で年齢を、Genderから男性・女性を選択して結果を出します。

並べ方に間違った箇所があると棒グラフが上昇しています。
こんな感じです。
NG画像

ちなみにすべて正しく並び替えることができると、こうなります。
合格
こうした色の感覚をテストしてみるとご自身が感じている「自分の色の感覚」を数値化できますので、面白いですね。

ちなみにこのテストは単純に「自分の目が悪い」ということではなく、今使っているモニターが正確に色を再現できていないことが原因かもしれません。
商品撮影などで「正確な色を見極める」には経験が必要となりますが、前提として「正確な色再現ができる環境」も不可欠です。
最近ではRetinaディスプレイなどで高精細なディスプレイを謳った商品が多いですが、あれは印刷用やウェブ用に最適且つ正確な色を出すことが可能という意味ではありません。
写真撮影が上達するコツは、「ありの~ままの~♪写真の色を知るのよ~♪」が前提でw、綺麗に写る画面だけに頼ってしまうと、第三者から見た色味が違ってた!?なんてこともございますのでお気をつけ下さい。
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