商品撮影のMODEL CODE.com(モデルコード)
 
  1. HOME
  2. 商品撮影のヒント集

商品撮影のヒント集

いまネット上に存在する商品撮影のサービス会社には低価格と高品質!?を掲げた撮影をアピールする傾向が強くなっていますが、弊社に寄せられるご相談の多くが他社の撮影の撮り直しを希望しているものです。

デジタル一眼レフカメラの普及によって商品撮影を低価格で行なう業者が増えた一方で、本当の意味で品質の良い写真の仕上がりを期待できる会社が少なくなっていることも事実です。
このページでは「商品撮影のヒント集」と題して、撮影者とサイト制作者の立場の両方の視点から業者に依頼する前に知っておくべき商品撮影に関する知識などを公開していきます。

バッグの商品撮影を紹介
アパレル商材を扱うネットショップではバックやアクセサリーなどの各種雑貨を販売しているところも多く、「これだけ物撮りしてもらえませんか?」というリクエストはたまにあります。
物撮り撮影は弊社でももちろん受付していますが、名前の通り「モデルコード」なので、依頼者はモデル撮影が圧倒的に多いです。
ではどのレベルの商品撮影で料金を発生させるか?が一つの課題で、最近では商品単体撮影を1カット300円程度で行なっている撮影業者さんも少なくない。
弊社の場合は数量にもよりますがコーディネートの1部としての商材の物撮りは精度に応じて無料にする場合があります。
まず、簡単に済んでしまう商品撮影の事例を実際の写真でご確認下さい。
バックの商品撮影サンプル
4カットの基本的なバックの撮影ですが、「プロの目」からすれば「ん?」という点はありますが、補足商品の紹介で簡易的な販売であれば必要十分ではないでしょうか?
このお客様の場合は、モデル撮影の着数がある程度多かったので、こうした物撮りはサービス(無料)でパッパッと撮ってます。
理由としては、定番の簡易ライティングですので、特に「プロ技」なものではないので無料にしちゃいました。
業者さんによってはお金取るのでしょうね(笑)

では、どんなライティングを行なったかをイラストで解説します。
自社で蛍光灯などのボックス型の定常光などを1つでもお持ちの場合は、参考にしてみて下さい。
セッティングはこんな感じです。
商品撮影の方法
ホワイトボードと書いてありますが、大きなバックなどでなければ、白と黒のものであれば、100円ショップのカラーボードで十分です。
撮影のポイントは「黒い革の部分」、白のボードで囲って撮影してみて反射が強くて白っぽくなり過ぎる場合は、黒ボードを商品の横に配置して革の部分に写し込ませることで「濃い黒」を表現します。
またメインの光が強い場合はトレーシングペーパー(100均でOK)などをライトに被せて弱めます。(光も柔らかくなります)
写真はそのまま白で囲っています。

商品だけの撮影は商材によってライティング方法は異なりますが、1つ定番を覚えると撮影は楽しくなります。
ここで現実的な話ですが、このレベルで1カット300円×4カット、1点当たり合計1,200円・・・10個取ると12,000円・・
これが商品入荷ごとに続くとなると、カメラとライト1つあれば相当な経費削減になるような・・・

自社で物撮りをしていて困った場合は、弊社のお客様であれば無料でアドバイスもさせて頂いています。
商品撮影はコツを覚えれば自分でできてしまうかもしれませんヨ!?

ご興味のある方はお試しくださいね。
このエントリーをはてなブックマークに追加
カメラのメンテナンス
アパレル向けの商品撮影は数量も多く、カメラに負担がかかることは言うまでもなく、特にモデル撮影となるとバンバンシャッターを切ります。
そうなると気になるのはカメラ(シャッターユニットなど)の寿命やレンズ回りの状況だったり・・
カメラは機械なので振動によってカメラ内部のイメージセンサーにゴミや埃が混入すると、せっかく綺麗に撮った写真に黒い粒・・なんてことは避けたいものです。
レンズ面のメンテナンスであれば、個人でもある程度は清掃は可能ですが、カメラ内部となると話は変わります。
特にイメージセンサーなどのデリケートな部分は、ネット上でも無水エタノールやシルボン紙などを使った清掃方法が紹介されていますが、個人的にはお持ちのカメラのメーカーに持ち込んでクリーニングしてもらうことがベストです。
理由としては、こんな感じです。

・自己流でやってしまうとセンサーが傷付いてしまい、カメラ自体が葬られてしまう
・クリーニング以外に不具合が出そうな箇所を見てもらえる
・新製品のレンズやカメラのテストシュートをさせてもらえる
・クリーニングのついでにシャッターユニットの状況も知れる
※何よりメンテナンスのプロがいる

油性のゴミなどは市販のクリーニングキットで無理に擦ると“にじみ”が広がってしまいます。
意外とこうしたメンテナンスを自分でやってしまうと、「これで本当に正解だったのか?」という感情が出ます(笑)
そうした意味も無い不安を抱えながら撮影を続けるのはナンセンスなので餅は餅屋に任せましょう。

私の場合、商品撮影でメインで使っているのはニコンなので、サービスセンターはこんな内観です。
ニコンショールーム1
ギャラリーの展示やNIKON純正のグッズなどが並んでいます。
レンズの陳列棚
最新のカメラやレンズもズラッと並んでいます。
スタッフに声を掛ければ自分のカメラに装着してテストしてみることも可能です。
レンズを換えてみると普段使っている写真との違いが分かって物欲が増して大変ですが・・

こうしたサービスセンターは頻繁に撮影をする人は半年に一回くらいはメンテナンスすると良いコンディションをキープできます。
では、頻繁ではないが、カメラのイメージセンサーにゴミがないかをチェックしたいという人は、以下のようにチェックしてみて下さい。

プロに聞いた簡単なチェック方法です。
まずは、レンズを外してカメラ内部(イメージセンサーが露出するようにして)を目視して見えるゴミがないか確認。
この時にゴミが見えるようであれば、「軽くブロアーで吹く」または、カメラ側の「イメージセンサークリーニング」を実行してみる。
それが済んだら、

・ISOはカメラ設定の最小の数値にする
・カメラのF値(絞り)は、F16~22程度にする「絞り優先モード(A/Av)」
・着装しているレンズは望遠側にする
・ピントは合わさず無限にする「マニュアルフォーカス」
・白い紙をが全体に写るようにする
・撮った画像をパソコンで確認する

こうして撮影をしてみて、実際にイメージセンサーにゴミがあるとこのように写ります。
イメージセンサーのゴミ
汚い・・
自己流でクリーニングを行なうとよくある事例が、何度清掃してもゴミが移動して永遠に終わらない気がしてしまうこと(笑)
ゴミが見つかったら、自身で清掃するか、サービスセンターに持っていくかしましょう。

改めて言いますが、費用と言っても2000円程度ですので、商品撮影でカメラを使うのであれば、「サービスセンターに持っていくとをお勧めします」
イメージセンサーはカメラにとって非常に重要な部位ですので、くれぐれもご注意を!
このエントリーをはてなブックマークに追加
露出計を使った商品撮影
商品撮影のみならず写真を撮る行為で「露出」の決定は、バランスの良い写真には欠かせない要素ですが、最近ではデジタル撮影が主流になっているので、「カメラで撮ってみて何となく決めている」という方も多いのではないでしょうか?
実はこうした露出の決め方は「適正露出」と呼ばれていて、「標準露出」ではありません。
ん?どういうこと??と小難しくなりそうな匂いがしますが、簡単にご説明します。

適正露出は、カメラマンが「こんな感じの写真にしたい!という作為的な値」で、逆に標準露出は、「露出計できちんと計測された人間が見た状態に近い値」となります。
撮影の現場では適正露出を「撮り目」、標準露出を「出た目」と呼ぶことがあり、よくアシスタントが「F11でぇ~す」とか言っているのは「出た目」の数値です。

そして、露出の計測には「入射光」と「反射光」の計測方法があり、用途によって使い分けます。
まずは下の図を見ていただくと、赤アイコン(露出計)がどこの場所で計測しているかが分かると思います。
入射光と反射光の計測方法
ご覧の通り「入射光」はモデルの顔の前や商品の前に露出計を光の方向に向けて測ります。
逆に反射光はカメラ側から見た被写体に反射した光を計測しています。
それぞれ特長があり、商品撮影で主に使われるのは「入射光による計測」です。
反射光での計測は風景など対象が遠くにある場合に使います。

もちろんカメラだけでも露出の計測(目安)を知ることはできますが、カメラ内蔵のものは「反射光計測」となりますので、商品撮影用にキチンと入射光で標準露出を取得したい場合は、入門機として高価である必要は無いので露出計を1つ持っていると非常に便利です。
なぜ商品撮影で「入射光」での計測が必要なのかというと、「露出を決める部位によって多角的に計測ができる点」です。

例えばアパレルの撮影でモデルの顔に露出を合わせるのか?、はたまた服の右左どちらに合わせるのか?など撮影用途によって狙うべきポイントの標準露出を知ることができます。
また反射光で露出を商品に合わせていくと、着替えるごとに商品のカラーや生地の薄さなどが変わるため、同じ照明環境で撮っていても反射率に変化が生じて標準露出が狂ってしまいます。

と、ここまでは標準露出のお話で、少し応用編として「出た目」と「撮り目」を変えた事例を見てみましょう。
撮影事例
両方の写真の露出計測は「モデル顔前」で出た目はF11でした。
しかし、もう少しハイライトを利かせた写真にしたいので、撮り目はF9で撮影をしています。
言い換えれば、標準露出(人間が見た状態)はF11で、適正露出(作為的な値)をF9にしたということです。
どんなにたくさん照明を使っても基準となる数値を表示してくれるので露出計は便利で楽しいグッズです。

お客様からのご質問で「カメラの設定ってどうしていますか?」など写真の撮り方(設定値)を聞かれることがありますが、数値を言っても照明や撮影場所などによって様々変化するのがカメラの設定値なので、AUTO撮影から脱出してマニュアル撮影をしてみたい方は、露出計を揃えるとグンと創作に集中できますよ。

くれぐれも露出計で測るときは「シャッタースピード」・「ISO感度」の設定を行なって、ボケ味を出したいのか、クッキリした写真を撮りたいのかをイメージすることも忘れずに!
このエントリーをはてなブックマークに追加
デジタル現像の方法
デジタル一眼レフで撮影した写真は、「あとで色々いじることができる」ことで撮影に対してのハードルを下げてくれる点はメリットですが、こうした写真を補正する「デジタル現像」は、どのくらいまでが許容範囲なのか?今回は商品撮影を前提に少し私なりの見解を述べたいと思います。

まず弊社で公開しているモデル写真については当然「商品撮影」ではなく、「宣材撮影」でメインとなるのが商品なのか、人物なのかで当然「デジタル現像の幅」は変わります。
例えば商品撮影の写真に色を無視してドンドン脚色を加えていけば、ネットショップに来るお客さんは購入するための写真情報に不安を感じます。
逆に宣伝用の写真であれば、人物が目立ってくるように補正を加えて目的に合った写真に仕上げることも良いでしょう。

勘違いされがちなのは「作品用」と「商品説明用」とを混同してしまうケースです。
写真を綺麗に見せようとして撮った写真をあれこれいじってしまって、個人的には満足でも使用用途によっては「悪い写真」になります。

現場でシャッターを切るまでにしておくべきことは、ホワイトバランスはもちろん、ある程度、最終的な写真の仕上がりをイメージしておくことは大事です。
「何のためにどう撮るか?」商品撮影のスタートを常に意識すると変な方向に進むことを予防できます。

では、商品撮影を前提に次の写真をデジタル現像(基本補正)を行なってみます。
使用ソフトはAdobe Lightromm5です。
デジタル現像前
この段階ではすべての数値は0ゼロですので、いわゆる「撮ったまま」の状態です。
ここから補正したいポイントを探すのですが、「商品撮影」ですので、色のバランスは現場である程度詰めていますので、今回はモデル顔・髪や肌のトーンなどを触るだけです。
撮影スタジオのカメラマンが撮る場合、この段階で商品の適正な色合いが狂っていることはないと思いますが、試しに基本補正項目で「自然な彩度」「彩度」を調整します。

では、基本補正をした写真を見てみましょう。
基本補正後
変化に気付きますでしょうか?
肌や髪色などくすんだ部分が明るくなっている感じが特徴です。
注目して頂きたいのは、「着ている服の色はそのまま」変化していない点です。
露出計で計測して、カラーチャートでカラー取っていますので、超微調整で留めます。
つまり商品撮影で「服の色を触ることは慎重に!」ということ。

ネットショップに掲載されている写真でたまに見かけるのは、服の色が極端に濃いまたは薄いなど、「どんなモニター?どういう意図の補正?」と心配になる商品写真もあります。
上記の例はほんの一例ですが、デジタル現像はTPOに応じて変更箇所は異なるため、自信の無い人は撮影したスタジオに相談することがベストです。

今回お伝えしたいのは、「商品撮影で納められる写真のほとんどは、デジタル現像をされたもの」で、RAWファイル以外での補正は色の変色を招く恐れもあります。
JPEGで納品された写真を後でいじる場合は、ほんの少し明るく、ほんの少し暗く程度の調整で済ませましょう。
このエントリーをはてなブックマークに追加
商品撮影の照明効果を知る
商品撮影のライティングについては、弊社の固定ページでの >> ライティングについてでも説明していますが、何やら難しそう・・・と思われがちですが、写真撮影の基本的な照明の考え方はどこのスタジオも同じです。
ですが、アレンジによって撮影スタジオやカメラマンの個性が出やすい部分なので難しいと感じるかもしれません。
ましてや商品撮影を依頼するときに、撮影照明の指示を出すことは一般の方には困ってしまう部分です。

そうした撮影照明について難しくならないようにザックリ版の照明効果の基本を考えたいと思います。
小難しいことは除外して撮影スタジオにライティングを指示する時は「シャープ」か「マット」かで伝えるといいでしょう。
通常「シャープな照明」と伝えれば照明は固い(絞まった)表現となる光源や機材を使います。
逆に「マットな照明」と伝えれば柔らかい光源や機材を選択するのがセオリーです。

こうした考えを前提に「やや硬い光」と「柔らかい光」で撮影した写真を見ながら説明します。
ソフトボックスを使ってる段階で柔らかい光では?とツッコミがきそうですが、集光性・指向性を前提に右と比べて硬い光とします。
照明の使い方の違い
両者はほぼ同じ角度から光を当てていますが、使う機材によってモデルの印象も影の質感も変わることが分かると思います。
顔や素材の凹凸が出やすいのは左側の写真で印象としてはシャープになります。
逆に右側は3mほどの紗幕を通して光の面が非常に大きいため、柔らかく(マット)なります。

どちらの照明が正解というわけではなく、商材やイメージによって切り替えることができると考えてください。
こうした照明効果の演出で消費者に与えるイメージは大きく変わる可能性があるので注意したいものです。

商品撮影において「綺麗な写真」は、クライアントの希望にどういう機材や照明効果でアプローチしたかで、伝える写真効果は変わります。
単純に毎回同じ撮影照明だけで商品写真を並べるのではなく、こうした照明による見え方の違いを利用して、ライバル他社との差別化を図っても良いかもしれません。
実際にあった事例として今までは「背景白飛ばし」の照明で行なっていた写真を、陰影を重視した撮影照明に変えるとアクセス数が変わる!という報告も受けています。
ネットショップで販売している商品が売れ残ってしまった原因は、もしかしたら撮影の段階でのアプローチ方法が消費者に届きにくかったのかもしれません。

販売を目的とした撮影ですので、スタジオと相談してベストな撮影照明は何かを探してみることをオススメします。
このエントリーをはてなブックマークに追加
    友だち追加数
  • モデルリスト

  • 公式ブログ
  • オーディション