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商品撮影のヒント集

いまネット上に存在する商品撮影のサービス会社には低価格と高品質!?を掲げた撮影をアピールする傾向が強くなっていますが、弊社に寄せられるご相談の多くが他社の撮影の撮り直しを希望しているものです。

デジタル一眼レフカメラの普及によって商品撮影を低価格で行なう業者が増えた一方で、本当の意味で品質の良い写真の仕上がりを期待できる会社が少なくなっていることも事実です。
このページでは「商品撮影のヒント集」と題して、撮影者とサイト制作者の立場の両方の視点から業者に依頼する前に知っておくべき商品撮影に関する知識などを公開していきます。

商品撮影とケルビン値について
商品撮影をした写真をデジタル現像を行なう際に写真加工ソフトで「ホワイトバランス」の項目で数値をいじる人もいると思いますが、以前、素朴な疑問で「色温度」と「ケルビンの数値」の関係性がおかしい・・と言う人がいました。
詳しく聞くと、「一般的に色温度と言われている数値を写真ソフトで入力すると逆の色合いになる」という。
そう言われて普段さほど気にしていなかったが、勘違いしやすい項目なのでメモ書き程度に記載しておきます。
まずはカメラの取扱説明書などの記載してある色温度(ホワイトバランスモード)のチャートを見てみましょう。
カメラの取扱説明書に書かれている色温度
ご覧の通り、「ケルビンの数値」が高くなれば青味が強くなり、低くなれば赤味(オレンジ)っぽくなると示しています。
これを見て実際の写真をソフト上で現像しようとするとこうなります。
写真加工ソフトで色温度を変える
あらら?
「ケルビンの数値」が下がると青っぽくなって、上げると赤っぽくなってる!!
説明書と違う!写真ソフトが壊れているのでしょうか??
大丈夫です(笑)、何も問題はありません。
色温度とホワイトバランスはそもそも混同しがちです。

商品撮影で写真を撮る際は、通常その撮影環境の「光の質や量」に合わせてホワイトバランス(適正な色)を取ります。
つまり上記の写真では基準値「5300K」が現場の照明に合った色とします。
これを4300Kに下げると青くなる・・この場合写真加工ソフトはこう判断します。

「撮られた状況が赤っぽい光だから、本当の色を出すために青いフィルターをかけなくちゃ!」

こうして基準の写真が青くなる、逆も同じことです。
もう少し付け加えるとオレンジの光を放つ「タングステンライト」のもとで、「見たままに撮れば人物の肌はオレンジっぽい色をしています」
ではこの状況で、蛍光灯で撮ったようにするにはどうするか?光はタングステンのままです。
答えは「タングステンにブルーフィルターを被せてオレンジ色を打ち消します」
書き方が写真屋っぽくて少し自分でも嫌ですが(笑)、裸電球にカラーフィルターを被せて好きな色にするようなものです。

これと同じようなことを写真加工ソフトの「ホワイトバランス調整」で行なっているだけです。
そもそも「色温度とは」光が持つ色合いを「絶対温度としてケルビン(K)数値で示したもの」です。

カメラの取扱い説明書に記載されているのは絶対温度ですので、この絶対温度を基準に「どのフィルターをかけますか?」という項目がホワイトバランスの機能です。
あくまでも「色温度による発色の違いをコントロールする役割」ですので、適正にホワイトバランスを取って撮影した写真を基準にすれば、ケルビン値を2000Kと入力すると青いフィルターを、6000Kと入力するれば赤いフィルターをかけなさいと命令しているのです。
結果、適正な色からホワイトバランスを大きく数値をいじると、「色温度(絶対温度)」と逆の印象になるということ。
普段気にせず触っている箇所ですが、解説すると非常に長く、回りくどい感じなってしまいますね(笑)

商品撮影を自社で行なっている方は少しこうした色温度のことを考えてみてはいかがでしょうか?
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背景パターンの素材サイト

商品撮影した写真を使用して商品ページに少しアレンジを加えてみたい!という場合に、「背景パターン素材」などで装飾を施すと趣が変わったページになります。
上記のサイトは使える背景パターン素材が簡単に素早く見つけることができますので、参考にしてみて下さい。

背景を装飾した写真の見せ方はショップのイメージなどによって素材を上手く選んでいくのですが、デザイン上のポイントとしては、「商品写真を犠牲にしない程度」にしておくと、購買層を限定させないような商品ページ作りが可能です(逆に個性を出したいなら奇抜な背景パターンで飾ってみるのも面白いかもしれませんね)

また商品ページの作成をしている人が男性or女性かによってデザインも変わってくるので面白いです。
男性の私から言わせて頂けば、女性ファッション雑誌を見ていて感心するのは、「色の構成へのチャレンジ」ですw
例えばピンクの背景にピンクの文字・・感覚からして何が書いてあるか見にくいと思っても、逆にそれが届く人には届く。

サイトデザインや商品ページは「見やすくする!」というのはデザインの常識からすればそうですが、ある程度のゴチャゴチャ感(もちろん意図的に)は、消費者の購買意欲を刺激する場合もあります。
とはいえ、扱っている商材、ターゲット層などをしっかり検討して制作すことが大事です。

ショップを初めて開店して楽天のRMSなどで「デザインどうしよう・・?」と悩む場合に「写真が出来てから決めよう」とするケースもありますが、私事ですが「写真は無くてもサイトは作れます」画像は仮当てのもので構成していき、商品写真がなくても成立する手前まで作っていきます。
そうして完成したショップサイトのデザインイメージに合わせたモデルや商品撮影サービス業者を選ぶことで、「デザインと写真が上手く馴染む」ハズです。
これが逆だとモデルや写真に影響されすぎて、本来の「ショップイメージ」が変わってしまうこともあるので注意が必要です。

大幅に話がズレてしまいましたが(笑)、背景パターンを使った参考画像を作ってみました。
商品写真を背景パターンで装飾した例
ザックリ過ぎてすいませんが、シンプルに写真を並べてみてもOK,こうした少しアレンジを加えてみても印象が変わると思います。
「Subtle Patterns」にはネットショップのジャンルに合わせた様々な背景パターンが豊富にありますので、デザインを意識した商品撮影もたまには良いものです。

あ、この参考画像の商品は売ってませんw
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ロケでの商品撮影で注意したいこと
扱う商材によって、屋外(ロケ)での商品撮影を希望される方も多いと思いますが、ネットショップで販売するための写真というのは「商用目的(営利目的)の撮影」となります。
一見当たり前のようですが、ここで何が言いたいかというと、「屋外での撮影はほとんどの場合で必ず許可申請が必要だということ」ご存知でしたか?
例えば、弊社の場合ロケ撮影はオプション対応で¥25,000~と料金が高い印象を受けるかと思いますが、これが普通だと考えてください。
理由としては、事前にロケハン(下見)をし、所轄の許可を取り、撮影当日機材を運びます。
また、モデル撮影が伴えば着替えるスペースの確保など作業項目はスタジオ撮影より多くなります。
許可申請などを無視してゲリラ的に商品撮影を決行するとどうなるか?

無許可での撮影を行なっていて管轄・または管理者に見つかれば撮影中止、最悪のケースで罰金となります。
例えその場は上手くごまかして撮影を完了できたとしても、ネットショップ上でそうした写真を使って販売行為を行なうことはNGです。
これも発見・通報されれば画像の使用停止またはその画像を使って利益を得た分の賠償を請求されても文句は言えません。
いかなる場合でも撮影側がロケ使用地での許可を取っているか、納品される画像と共に撮影当日などに発行される許可証などカメラマンに写メでも何でも確認できるモノを送ってもらうようにしておくことが無難です。
こんな場所での商品撮影にも許可は必要です!

海外の通販サイトでよく見かける商業施設などのロケーション(撮影場所)で撮られた写真にはテナントのロゴだったり、カフェの中のシーンだったりと、楽しそうなイメージカットが多く存在しますが、こうした場所も商業施設の管理会社、個々のテナントの側の撮影許可、すべてクリアにするのが常識です。
こうした許可条件は、写真の使用先や目的などで許可の可否は異なります。
例えばアパレル実店舗内で全然全関係ないアパレルネットショップの撮影を申請してもOKになるはずありませんよね(笑)
しかし、気をつけたいのはカメラマンや業者のこんな言葉
「近所の公園や道路で撮ってますから大丈夫ですよ」
「モデルと2名で撮ってますから商用撮影だと分からないですよ」
「別に建物全体を写していないのでOKですよ」
「店の中だけど場所が特定できないように撮ってますから」

ハイ、すべてダメです!!許可申請を行なわなければ商用目的の撮影はできません!

では、ロケ撮影に合間に撮った次の画像を見ていただきましょう。
ロケ先の公園内の画像
これは何の変哲も無い公園内の一部ですが、名古屋市の公園管理事務局に許可を得ています。
モデルコードはこの「公園内の写真」で商売をしてませんが(笑)、申請時に画像の納品先と弊社サイト内で使用予定もある旨を伝え許可をもらっています。
「こんな場所で!!??」
と感じるかもしれませんが、どんな場所でも商用目的で商品撮影を行なうのであれば自分の私有地以外は「すべて許可申請の対象」と疑うのがセオリーです。

商品撮影サービスの低価格化によって、こうしたロケ撮影も格安で出している業者も存在しますが、果たして真偽の程はいかがなものでしょう?
不安な方は撮影業者へ「許可証」のコピーや写メを請求してみればすぐに無許可かどうかが判明します。
安くて良い写真とうのは確かに理想ですが、こうした権利を無視する行為で撮られた写真で商売をすることを善しとする撮影業者に巻き込まれないために事前の確認は慎重にすることをお勧めします。
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商品撮影と売上げ
世の中は新規のネットショップは日々オープンしている反面、残念ながら閉店してしまうショップも存在することも事実です。
今回は商品撮影をプロに頼んでも閉店してしまうパターンをサイト制作者と撮影者の両面から書きたいと思います。
あくまでも独自の見解ですので、参考程度にお読み下さい。

まず、商品撮影は目的であって手段ではないということ。
これは何度もこのコラムやブログでも書いていますが「売れる写真を撮れるカメラマンは存在しません!」
なぜネット上で商品撮影を受付ける撮影スタジオが「写真を変えれば売上げが変わる」などのキャッチコピーを使うのか?
理由はこんなとこでしょう。

・パッと見た感じが優良企業に見えそうだから・・
・実際に納めた先のネットショップが売れたと言ったから・・
・写真に自信があるから・・

どれもこれも何の根拠もありません!!
でも「実際に納めた先のネットショップが売れたと言ったから・・」は、実話なんだろうし、本当に売れるのではないか??
と感じる人もいるかもしれませんが、もう1度書きます「商品撮影は商材を売るための目的」であって、「売れる手段」ではありません。

極端な例を挙げると、アクセス数がゼロ0のショップが写真を変えたから、急に訪問者が増えるなんてことは、まず100%無いでしょう。
もし「売れる写真が撮れる」というのなら、こうした全くアクセスが無いショップに写真を提供したら絶対売れますか?と個人的には撮影スタジオに問いたい。

つまり商品が売れるためには必ず前提として、ショップ側が何らかのページ構成を変えたり、商品を売るためにサイト自体を更新したから売れるのです。
例えば、「商品の追加で単純にサイトのページ数が増える」、「商品ページの文章や構成をSEOを考慮して見直した」こうした様々な努力をした結果、訪問者が増えて商品ページを見てもらえるようになる。(撮影スタジオは全く関係ありません)
そして商品ページを見たときに「良い感じの商品写真があった」これが絶対の売れるための法則というか事実です。

弊社の場合、撮影分野よりもサイト制作やプロデュース業務の方が実キャリアとしては長いため、新規でネットショップを開店予定の方には、スタートの段階の商品撮影は極力費用をかけないように促してます。
撮影屋として疑問を感じるかもしれませんが、失敗するネットショップのオーナーさんは「綺麗な写真」=「売れる」と勘違いしているのです。
オープンしたばかりのショップで最優先しないといけないのは、基本的なSEO対策をして、消費者に愛されるショップの個性を形成していくことです。
そうした個性は「デザインを重視」したり、「プロに商品撮影を依頼する」ことではなく、売るための企画力です。

楽天市場を例にとってみれば分かるように、

・商品数が圧倒的に他社より多い
・商品ごとのレビュー数がほとんど3ケタ
・送料無料は当たり前で、価格もすごく安い

こうした項目も確かに「ショップの個性」ではありますが、どこのショップも初めからこうした好条件でスタートできるものではありません。

ではどうするか?

私がアパレルのネットショップを新規オープンさせるならジャンルを徹底的に絞っていきます。
例えば「コート専門店」をつくり、

・コートの形状ごとにカテゴリーを分け
・コートができるまでの解説ページを作成
・コートに使う素材の種類と特長を説明するページを作成
・体型ごとに似合うコート選びができる特集ページを作成
・髪型に合わせたコート選びを提案するページを作成
・この世代に着て欲しいコートの提案ページを作成
・デートに着ていくマストなコート選びを特集
などなど・・・1つのジャンルに絞って徹底的に考え抜きます。

多分ザッと挙げてみましたがここまで「コートだけに特化したショップ」は無いでしょう(笑)
商品数など最初から多く用意できないと割り切って、個性的なショップになるよう尽力します!!
そうした企画をあれこれ考察した後に、企画から出たページを構成する目的として「プロに依頼する商品撮影」が存在します。

私はモデルコード(姉妹サイト含む)で知り合ったお客様にはずっとショップ運営を続けて頂きたいと思っています。
「売れないようなら写真を変えてみましょう!」そんな軽率なことは申しません。
売れる理由、売れない理由、いずれにしても商品撮影がすべてを決めている訳ではありません。
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商品撮影の構図について
アパレル系のモデル商品撮影では「全身写真」と「ひざ上写真」は、定番の撮影構図ですが、たまに構図のことを「アングル」と言ってしまう場合もあります。
私もよく言い間違えてしまいますが(笑)、撮影における「構図とアングルとの違い」を少しここでご説明します。
アングルと構図の違い
大枠はこんな感じですので、例えばカメラマンに指示する言い方として正しくは、「全身の構図で頭上からのアングルで撮影して」となります。
と、少し題目とズレましたが、今回は「写真の構図」に関する記事です。

弊社でモデル写真をいくつか掲載していますが、目的としては商品撮影を依頼予定のお客様に向けての宣伝用の写真となります。
いわゆるアイドル写真との構図の違いは「極力スタイルも伝わる構図で撮る」ことです。
人物撮影をする時は「その人の印象が伝わりやすい「構図やアングル」で撮っていきますが、顔のアップばかりだと着用モデルのイメージが伝わりづらくなるばかりか公開する意図(目的)が変わってしまいます。
では、構図を変えることによって人物写真がどれだけ変わるのかを実際に見ていきます。
まずは公開されている元画像をご覧下さい。
構図1
腰から上のカットとなりますが、腕の細さや肩のラインなどが見えるよう構図をとっています。
通常アパレルのトップスなどの撮影ではもう少しワイド(ひざ上)で写しますが、モデルの宣伝用と着用イメージを想定した中間的な構図としてあります。
では、人物をグッと強調した構図の場合は、どのようになるかを見てみましょう。
構図を変えた例
THE人物紹介です!みたいに顔をアップにしてみました。
印象はどうでしょうか?
「人物(顔)を見る」という視点で言えば非常に分かりやすい写真となります。

こうした構図による写真の見せ方は、商品撮影でも有効になります。
弊社の場合は写真の納品サイズは基本的に短辺1500px程度になります。
理由としては大きなサイズであれば、好きなようにトリミングをして任意の構図を作ることができ、上記のようなモデルの顔をドンと掲載してその後で、商品を見せるなどのページ構成ができます。

構図の使い方を考えながら撮影写真を印象的に見せたりすれば、商品ページを強調したい時など人間の目の動きを誘導する(消費者行動をコントロールする)効果もあります。
撮影スタジオから納品された写真は特別な指示がない限り、余裕を持った構図で撮影されていますので、そのままの構図で使っても構いませんが、少しアレンジを加えると意外な効果があるかもしれません。
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