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商品撮影のヒント集

いまネット上に存在する商品撮影のサービス会社には低価格と高品質!?を掲げた撮影をアピールする傾向が強くなっていますが、弊社に寄せられるご相談の多くが他社の撮影の撮り直しを希望しているものです。

デジタル一眼レフカメラの普及によって商品撮影を低価格で行なう業者が増えた一方で、本当の意味で品質の良い写真の仕上がりを期待できる会社が少なくなっていることも事実です。
このページでは「商品撮影のヒント集」と題して、撮影者とサイト制作者の立場の両方の視点から業者に依頼する前に知っておくべき商品撮影に関する知識などを公開していきます。

料理写真の湯気の表現
モデルコードではあまり料理写真などの依頼は少ないのですが、「料理写真の湯気の表現」について解説させて頂きます。
というのもこういった撮影方法は商品自体が透明な場合などにも覚えておくと便利なので自社で商品撮影を行っているショップはご参照下さい。

最近ではテレビなどの料理番組などで、レポーターが食べている姿とは別に「料理の物撮り」を行なって、より美味しそうな映像を目にすることもあると思いますが、簡単にラーメンなどの湯気を表現するのであれば、「黒い背景で撮る」これで湯気の表現はできてしまいますが、通常の料理写真の場合は、「自然な状態」で美味しそうに見える撮影手法が必要となってきます。
とはいえ今回はいかに湯気を写すかですが・・(笑)

まず、前提として重要なのは、撮影前の準備です。
例えば料理を仕上げてしまってから、写真撮影の段取りをしていては、暖かい商品も冷めてしまいます。
また湯気を表現したいからといって極限まで熱くする必要もありません。
これは季節や室温などを考えて湯気のベストな立ち昇り!?を把握しておきましょう。

あとは撮影のセッティングですが、基本は「逆光で撮る!」
照明機材などが無い場合は、窓際にテーブルを置いて太陽の光で料理が逆光に照らされる位置を探します。
下のレイアウト図をご覧下さい。
料理写真の撮影方法

完全に逆光にするのではなく、少し斜め後方から料理を照らす逆光気味にすると、料理の具材などが立体的になってより本格的な料理写真になります。
左側に設置しているレフ板は100円ショップなどで手に入るカラーボードなどで代用しても大丈夫です。
レフ板は逆光で撮るので、料理手前側が陰になり暗くなるのを防止するためにレイアウトしています。

準備ができたらいよいよ撮影ですが、カメラアングルにも気をつけて、料理の中身が見えつつ湯気も見えるアングルを探します。
これで手軽に湯気を表現しつつ温かみのある料理写真を撮ることができますよ。
ポイントとしては背景はゴチャゴチャさせずに、シンプルに仕上げることでさらに湯気の感じが引き立ちます。

撮影するカメラアングルを少し下げたり、上げたりすることで、カタログ本のような雰囲気に近づけていきましょう!
使用するカメラは自然光の場合、スマホでもコンパクトデジカメでもカメラは選びませんので、レシピ写真などを撮っている方は参考になれば幸いです。

逆光による撮影手法はこうした料理写真だけに限らず、人物や静物の商品撮影でも使い方や工夫次第で楽しい写真が撮れます。
自社で商品撮影をする時も高価な機材を利用することばかり考えるのではなく、撮るための思考を養うことでその人らしい商品写真になりますよ。
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レンズ交換式アドバンストカメラ

Nikon 1 J5スペシャルコンテンツ
http://www.nikon-image.com/sp/nikon1_j5/?cid=JJXNX001518


単焦点レンズが商品撮影に向いている理由

ニコンからレンズ交換式のアドバンスカメラが4月下旬に発売されますが、ちょっと商品撮影にフォーカスを当てて商品の説明をさせて頂きます。
まず、今回発売されるのはNikon1 J5という機種で当然J4,J3の後継機種になりますが、面白いのは「F値1.8の単焦点の新レンズキット」をメインに用意しているという点です。

もちろん、欲しいと思えば広角や望遠レンズを足すこともできますが、まず主力のレンズキットとして単焦点レンズを勧めている点です。
デジタル一眼レフカメラだと「レンズセット」で購入する場合は、「望遠レンズ」が標準だったりしますが、こうしたレンズは「何でも撮れる」メリットはありますが、「何でも平均点」というレンズともいえます。
大体カメラ好きの人は、カメラボディのみ買って、レンズは好きなもの装着するパターンが多いです。
その時、買い足すレンズで人気があるのが「単焦点レンズ」です。

話を戻してNikon1 J5は単焦点の新レンズキットが用意されているので商品撮影時にズームレンズ使用時のように湾曲などの煩わしいレンズのクセが少ないので、商品撮影に集中させてくれる強い見方になると思います。

商品撮影で簡単にボケ味のある写真が撮れる

単焦点レンズの特長としてボケ味のある写真が簡単に撮れることも見逃せません。
例えばアクセサリーや料理写真などで、優しいボケ味がある写真だと一層、商品写真の印象はアップします。
単焦点レンズのぼかし
とはいえ、単焦点レンズは当然、ズームリングで近寄ったり遠ざかったりできませんので、「自分が動く」しかありません。
一見、不便なような気もしますが、実はこうしたズームレンズに頼らない撮影者が動くという行動は、写真の構図を決める上で重要です。

撮影者が動かないで近づけてしまうズーム機能に慣れてしまうと、構図を考える思考が1方向になりがちになります。
単焦点レンズは動くことで様々な角度や構図を無意識に考えるようになるので、写真が上手になる近道でもあります。
商品撮影の場合は、遠くの風景写真を広角で撮るわけではないので、比較的被写体は撮影者と近い位置にあるため、「自ら近づく撮影」に適しているとも言えます。

4K動画を商品撮影で活かす

動画撮影と商品写真は別のもの・・・
と考えてしまいがちなので、写真としてカメラを使いたいから動画機能は使わないという人も多いと思いますが、4K動画の撮影解像度はすごく大きい!
例えば、4K動画で商品を様々な方向から流し撮りしておいて、後からベストなアングルを1枚の写真(動画の1コマ)として切り出すなんて技も使えます。
ベストショットを撮りにくい子供やペットを4K動画で撮ってベストな1コマを探すみたいな感覚です。

レンズ交換式のアドバンスカメラは現在各メーカー様々なものが出ていますが、カメラ好きの感覚を刺激するf/1.8単焦点の新レンズキットをラインアップの主軸にしているNikon1 J5は注目しておきたいカメラの1つですね。
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ネットショップの商品画像の色について
ネットショップを運営されている人にとって、ネット掲載時の商品の色合い表示は、消費者からの返品にも繋がる事項なので、悩みを抱えているケースも多いと思います。
本来、不特定多数のユーザーが、個々に保有している端末からアクセスするネットショップでは、ユーザー環境に依存してしまうため100%正確に伝えるという手段は残念ながらありません。
例えば同じiPhoneの同一機種を使っていても「明るさの設定」や「屋内・屋外」で見ているのか?こうした少しの違いでも色に対する印象は変わってしまいます。

回避法としては「モニター環境によって色合いに誤差が生じる場合がございます」など、商品ページ下部に表記する方法がありますが、今回はもう少し「色合いにを丁寧に伝える方法」をご紹介します。

色合いに影響を与えるのはモニターだけではありません
冒頭からモニターでの色合いの変化について書いていますが、実は商品写真の色合いに影響を与えるのはモニターだけではありません。
例えば正確な色再現ができるモニターであっても「フォトショップ」で画像を開いた時と、ネットを見るためのブラウザ「Internet Explorer」でも見え方は異なります。
つまり商品撮影を行なったスタジオ側が納品した写真をフォトショップで見ていて、納品先のお客様がWindows標準のビューア(画像をWクリックして開くソフト)でも誤差があるということです。

商品画像を見るための条件を提示する

モニター以外でも色合いが変わってしまうのであればお手上げだぁ~!と諦めず対処する方法として、「この環境で見てください」と消費者にサンプルを提示すれば良いのです。
テキスト文字で「モニター環境によって色合いに誤差が生じる場合がございます」よりも説得のある方法となります。
では、下のシャドーテスト画像をご覧下さい。
カラーチャート見本

この画像は適正なモニターで管理したグレーシャドーテストの画像です。
左から右まで9つのブロックに分けてグレー階調を表示しています。
もし、画像内の「MODELCODE」のアルファベット文字が上下2つとも見えなければ、モニターの明るさを調整する必要があります。

モニターの明るさ調整でもアルファベット文字が見えない場合は、フォトショップなどのカラー情報を読み込めるソフトを使ってみてください。
それでも見えない場合は残念ながらお使いのモニター環境では正確な色再現はできないと判断できます。

こうしたシャドーテスト情報の表示を行なうことで、ネットショップ側の問題なのか、消費者のモニター環境の問題なのかが、ある程度正確に判断できます。※
消費者からすれば、グレーシャドーテスト画像で文字が見えていなければ「実際の商品の色あいは違うかも・・?」と想像がつくでしょう。
※モニター設定でコントラストなどをいじってる場合を除く

まとめとなりますが、消費者にとっての指標となるカラー情報を提示する取り組みはネットショップへの信頼性にも繋がりますので、是非グレーシャドウテスト画像を表示利用することをお勧めします。

ご注意頂きたいのは商品撮影を行なうスタジオを見極めることです!
基準となるべき商品写真自体の色合いがおかしい場合は、前提から崩れてしまいますので正確な色再現を求めるのであれば安価な撮影業者に飛びつかないことです。
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AFフレームの自動ピント
先日、チラシ制作などでお世話になっている地元の料理教室のお客様からこんなご相談がありました。

「写真を撮るときにピントがゴチャゴチャになる・・・」

自身でカメラを買って撮影することを勧めた手前・・実際お伺いして撮影風景を見させて頂きました。
カメラは先月購入されたキャノンのキスデジ、故障ということはまず考えられない。

撮影者を見てみると、フォーカスが合った音がしてから、すぐにシャッターボタンから指を離して、カメラを離したりしてピント合わせをやり直す動作を繰り返している・・・
どうやら上手くピントを合わせたい箇所にピントがきてくれない模様でした。

カメラ設定を見てみると案の定、AFフレームが自動ピントの設定になっています。
このAFフレームの自動ピントはデフォルトでは「カメラが自動でピントを合わせる」設定になっていて、手前にピントを合わせたいけど、奥に合ってしまったりと任意の場所にピントを合わせたいときは厄介です。・・動きの早い被写体の場合は厄介ではありません(笑)

まずは下の図を見ていただくと、ファインダーを覗いたときに見える四角のボツボツ・・これが測距点といってピントが合った時に赤く光ります。(設定による)
ファインダー内のAFフレーム
しかし、このままカメラ側の自動ピントになっていると任意の箇所でピントを決めることができないので、AFフレームを中央一点に限定します。
詳しくはお持ちのカメラの取扱説明書をご確認下さい。

こうした中央一点を利用した撮影行動で注意したいのは、構図を決める順番です。
全部カメラ任せのオートで撮っている人に多い傾向が、最初に構図を決めてからシャッターを切るという順番です。
スマホでカメラを向けて構図を決めてからピントを合わせたい箇所を画面でタッチして撮る、これも同じ行為です。

中央一点の場合は最初にピントを合わせたいところでシャッターを半押ししてから構図を決めて撮ります。
微妙な違いですが、スマホ世代は意外と慣れないようです(笑)

AFフレームの中央一点での撮影方法
上の画像のような順番で撮影を行なえば、狙った箇所にピントが合って、意図した構図で撮ることができます。
これでもピントが合わない場合は、被写体に近づき過ぎていたりすることもあるので、お持ちのレンズの最短撮影距離を調べてみるの良いでしょう。

今回の事例は、「こんなことで迷うんだ!」と少し衝撃でしたの記事にしました。
まだまだ、撮影業者が当然と思っていることがそうではない!ということが多くあるかもしれないと教えられた気分です。

とはいえ、カメラの取扱説明書に載っているといえばそれまでですが、カメラを買ったらすぐ撮りたくなってしまって、分厚い取説を読みたくないですよね(笑)
ご興味がある方はご参考にして下さい。
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腕時計などの光沢物の商品撮影
以前、商品撮影用のボックスをダンボールをなどを利用してお手軽に作ってしまいましょう!という記事を書きましたが、商品撮影ボックスで腕時計などをそのまま撮ると「平面的な写真になってしまう」とのご相談があったので、追加で解説してみます。
ちなみにご相談者は市販のボックスを利用されていたようなので、既製品または自作の商品撮影ボックス共に使える撮影テクニックとしてご参照下さい。

まず、「平面的な写真」とは何か?ですが、商品撮影ボックスは基本的にボックス内部は「白(ホワイト)」になっているため、照明の当て方で陰影を出したとしても、コンパクトデジカメなどの場合は設定によっては露出などが上がってしまい、照明効果が出しにくい場合があるようです。
またトップライトのみで撮影した場合も、光が腕時計全体に回ってしまって、これまた陰影の無い商品写真になってしまいます。

ではどうするか?
答えは単純ですが、腕時計自体の光沢部分が平面的に見えているということは、「ボックス内の白がそのまま写り込んでいる」のでそこに黒を混ぜると商品自体に写り込む色が黒と白になるので、立体感や高級感が出ます。

具体的に商品撮影ボックスの作成例を見ながらご説明します。
商品撮影ボックス
図のようにボックス自体は前回と変わりませんが、内部に黒い紙を貼り付けています。
これで腕時計の光沢部分に黒い紙が写り込むという仕掛けです。

黒い紙の配置場所は、実際に商品を置き、「撮影する位置」からじっくり観察して、黒紙の配置場所やサイズを決めましょう。
商品の置き方によっては、商品撮影ボックス内部の横ではなく前面や天井部かもしれません・・ここはセンスですのでイメージを膨らませて頑張ってください!

白と黒の紙を写り込ませて納得いくポジションが決まったら撮影するのですが、ここでポイント!
撮影者(カメラマン)が写り込まないようにカメラポジションが決まったら「レンズ穴」を上記図の右側のように作って目隠しをしておきましょう。
せっかく綺麗に白黒を表現できても人(撮影者)も写ってしまっては残念です。
目隠し用の紙にも最終的な仕上がりとして白黒の写し込みを考えておくとベストです。
(目隠しペーパーの半分は黒など・・)

こんな感じで腕時計などの光沢物は作業を進めると立体感を出すヒントが見えてきますが、面倒な作業です(笑)
今回は黒い紙で陰を表現しましたが、時計の光沢部分の色再現などの理由で「黒ではダメ」ということもあるかもしれません。
そうした場合は、アルミホイルなどの銀色の素材を写し込むなど工夫が必要です。

「素材を引き出すための素材選び」も商品撮影の醍醐味だったりします。
ご参考になれば幸いです。
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