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商品撮影のヒント集

いまネット上に存在する商品撮影のサービス会社には低価格と高品質!?を掲げた撮影をアピールする傾向が強くなっていますが、弊社に寄せられるご相談の多くが他社の撮影の撮り直しを希望しているものです。

デジタル一眼レフカメラの普及によって商品撮影を低価格で行なう業者が増えた一方で、本当の意味で品質の良い写真の仕上がりを期待できる会社が少なくなっていることも事実です。
このページでは「商品撮影のヒント集」と題して、撮影者とサイト制作者の立場の両方の視点から業者に依頼する前に知っておくべき商品撮影に関する知識などを公開していきます。

商品撮影で望遠レンズを使う意味
撮影台に商品を置いて撮影する際に使うレンズ、一般的には望遠(中望遠レンズ)を使って「遠くから寄って撮る」ことで、商品の形状を綺麗に写すことができます。
同じような画角で撮影するのであれば「レンズにこだわる必要はないのでは?」と感じるかもしれません。
確かに商品の形状を綺麗に写すという理由だけであれば、望遠レンズにこだわらず、単焦点レンズでも構いません。

では、なぜ望遠レンズを使うかといえば形状の歪みを防ぐ意味合いと、もう1つ大きなポイントがあります。
反射物以外の商品を撮影するのであれば、望遠である必要はないでしょう。
しかし鏡のように反射する素材の商品、例えばサングラスやアクセサリーなどを、単焦点レンズでグッと近づいて撮影すると・・

もうお分かりだと思いますが、カメラが商品に写り込んでしまいます。
望遠レンズを使って離れた場所からグッと寄って撮ればこうした写り込みも回避できます。(調整が必要)
撮影に慣れなていない人の場合は「接写だからマクロレンズ!」と飛びつかないようにすることです。

レンズの特性など細かなこともありますが、レンズ自体を「近づけて撮れば歪む」と漠然と覚えておいてもよいでしょう。
真四角の商品撮影でレンズ毎、近づけすぎれば綺麗な四角にならず歪んだ輪郭になってしまうのが分かりやすい事例です。

そういえば望遠レンズと単焦点レンズの違い・・補足しておきます。

望遠レンズと単焦点レンズの違い
急な説明ですが、先日お客様の持っているレンズが望遠だと思っていたけど、実は「単焦点レンズ」だったという出来事に遭遇したので・・
単焦点レンズでもリングが本体部分に付いていますが、「ピントリング」であり「ズームリング」ではありませんのでご注意を(笑)

アクセサリーなどの撮影の場合は、マクロレンズでの撮影も考えられますが、一般の方は日常写真で「マクロ撮影」をする機会は少ないと思いますので、望遠+マクロとレンズ数を増やすより、望遠レンズにクローズアップリングなどをつけて必要なときだけ「マクロ撮影」をする方法でも良いかもしれません。

業務的に撮影をするのであれば、TPOに合わせたレンズを用意することは望ましいですが、望遠レンズが1本あれば、工夫次第でほとんどの撮影対象をカバーすることはできます。
商品撮影でなぜ「望遠レンズ」が有効なのか?
考えられるのは「寄る、引く」という撮影行為に対して柔軟に対応できる点や撮影対象のカバー率が大きいためでしょう。

とはいえ、「綺麗さ」という点では、目的に合ったレンズを選択することで写真の描写力は向上します。
まずは望遠レンズ!極めていくために他のジャンルのレンズ特性を知って目的に合ったレンズを買う!
段階を経たレンズ購入で無駄な投資を防ぐことができますよ。
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カメラの構え方と撮影方法の変化
デジタル一眼レフカメラも今ではファミリー向けの機種からハイエンドのものまで多くのラインナップがありますが、観光名所などでカメラを構えている人の姿を見ると面白い光景を目にすることがあります。
それは、私のような昭和な世代と現代の若者の「カメラの構え方」です。

少し前までカメラで写真を撮るというのは「ファインダーを覗く」ことが唯一のシャッターを切る手段でしたが、今では「液晶にタッチする」とか「カメラモニターを見ながらシャッターを切る」という構え方のスタイルにもバリエーションが生まれました。

カメラの違いと構え方
個人的には、「ファインダーを覗くクセ」が染みてしまっているので、頑張っても背面モニターを見ながらが撮るのが限界ですが、できればバリアングルモニターなどは機能として無くても全く構わないと感じています。
自分撮りをすることも一生無いでしょうし(笑)、超ハイアングル&ローアングルは「人が動けばいい」と感じています。

それよりも「しっかりホールド(固定)できるか」の方が重要で、画面タッチや背面モニターを見ながらの撮影はホールド感はなくなります。
安定した状態でカメラを構えて撮影するには、やはり脇を締めてグッとファインダーを顔に近づけて撮るに越したことは無い。
こうした不安定な構え方を想定して過度なISO感度の向上をメーカーが行なっているようにも思えてしまう。

ブレない写真が撮れることは大切なのかもしれませんが、フィルム撮影をしていた時は高感度といえばISO800を装填していれば、かなり安心して写真を撮ったものです。
今のカメラのオート設定は「ブレ」を警戒しているためか?少しでも暗い環境でカメラの構え方でブレを回避できる状況であっても、親切にカメラ側が判断してISO感度はバンバン上がります。
逆にどんな明暗差のある状況で、どんな構え方をしても「ブレない」といえばメリットかもしれませんが・・

ミラーレスやコンパクト系のカメラの場合は、必然的にEVF(電子ビューファインダ)となりますが、是非ファインダーを使って「覗く楽しさ」を知ってもらいたい。
カメラをしっかり構えて視界に撮影構図だけが映っている状態でシャッターを切るだけで写真撮影に集中できます。
手軽さや利便性は現代の専売特許ですが、アナログな手法は「人間らしさ」を醸し出す大切なパートです。

とはいえ遊びや趣味として写真を楽しむ点では、「液晶にタッチする」とか「カメラモニターを見ながらシャッターを切る」ことは歓迎です。
カメラ選びの1つのポイントしてこうした機能の有無を挙げる場合もありますので、一概に優劣はつけれませんが、写真を長くやればやるほどファインダーを覗くカメラマンが多いのは、何か意味があるのかもしれませんね。
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出張撮影サービスで注意しておきたいこと
ネット上での商品撮影サービスの場合、商品をスタジオに配送して撮影後にデータを受け取る、一般的にはこうしたシステムが多いのですが、扱う商品のコーディネートが複雑だったり、店舗内での撮影が絶対条件となる場合は、「出張撮影サービス」を検討することになります。
ネットで検索すれば多数の業者が見つかりますが、こうした出張撮影に関して注意しておきたい点を記載しておきます。

公開されている写真を撮ったカメラマンが来るとは限らない
どこのサービス業者もサイト上で「撮影サンプル」として大まかな写真品質を確認することができますが、出張撮影の場合は公開されている写真を撮ったカメラマンが来るとは限りません。
例えば、東京を拠点にサービス展開しているスタジオが「全国出張」となっている場合は、そこのスタジオに登録されているカメラマン(アルバイトも含む)が派遣される。
当然、発注元のエリアに事業所が無い場合は、近隣で動けるカメラマンが出動することになります。

以前、弊社にのりかえのお客様が出張撮影を他社で利用した事例で、「初回の撮影は満足だったが、2回目以降は極端に色合いがおかしくなった」という相談を受けました。
単純に2回目以降はカメラマンが変わっていて、初回のカメラマンと違い持参してくる機材も少なかったそうです。

依頼先の業者は同じなのになぜこうした状況になるのか?
答えは明白で初回のカメラマンはベテランさん、2回目以降は経験が乏しいカメラマンが派遣されたのでしょう。

登録制のカメラマンを扱っている「全国出張撮影サービス」となっていても優良業者の場合は出張でやって来る「カメラマンの参考写真」を事前に確認させてくれるはずですが、全国出張という文言のために「写真が撮れるだけのカメラマン」を派遣するケースもあるようなので注意して頂きたい。
登録カメラマンの場合、当然自前の機材で客先に向かうとなれば、アルバイトであっても会社から支給されない限りそれなりの自己投資は必要です。
となると、カメラマンによってバラつきが出てしまうのは当然です。

登録制のアルバイトカメラマンの場合、時給的には900~1,500円程度が相場なので、それに見合った機材への投資と仕事量のバランス関係が問題になります。
とはいえ、バイトカメラマンでもきちんと撮影業務を行なう人材もいることは確かですので、一概にアルバイトカメラマンはNGという訳ではありません。
大事なことは、出張撮影を依頼する前に「どのような写真を撮っているカメラマンなのか?」を確認することです。

出張カメラマンのジャンルを知っておく
一般の方にとって写真知識のあるカメラマンなら安心という意識があるかもしれませんが、カメラマンにも不得意ジャンルは存在します。
機材的な部分で言えば、風景写真や建築系のカメラマンが常備している機材と人物系を主に撮っているカメラマンとではレンズや撮影小物の種類や対応能力も異なります。
更に細かく見れば、静物写真か人物写真、どちらが得意なのか?ここも微妙に違いがあります。

例えばアパレルのモデル撮影を出張撮影で依頼して、派遣予定のカメラマンのサンプル写真が「ウェディング写真」「ジュエリーなどの集合写真」があり、綺麗に撮られた素材ばかりだったとします。
これなら大丈夫と思って、モデル撮影を頼んでみたら・・・う~ん何か違う
写真はどのジャンルで撮り続けているかによって明らかに差が出る世界ともいえます。

恥ずかしながら私の場合も「写真やってるんだからウェディング写真をお願い!」と言われれば正直そこそこの写真になるでしょう(笑)
つまり「どのサンプル写真を見てカメラマンを決めるのか」というのがポイントで、スタジオが派遣するのだから絶対大丈夫という確証はないと考えるのが賢明です。

また出張撮影を利用する場合は、地元エリアのスタジオに相談する方がトラブルも少ないように感じます。
確かに安価な「全国出張サービス」となっていれば飛びつきたくなりますが、まずはスタジオの拠点がどこなのかを確認して、派遣カメラマンの写真サンプルを見せてもらってから依頼するという流れを把握しておくことをお勧めします。
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撮影日の準備とモチベーション
商品撮影の本番の日、写真をはじめたばかりの人に稀に聞かれるこんな質問、「緊張ってしますか?」とか「準備は結構細かくしますか?」という素朴なコト・・意外と気になるんだぁ~・・と気付かされます。
このブログでもテクニック的なことはよく書きますが、精神面に触れる機会は少ないので、雑談程度にお読み下さい。

カメラマンの撮影前の準備
撮影日の前は、当日使う機材のチェックや清掃は毎日必ず行なっています。
以前ににも書きましたが、私はカメラマンとして誰かに師事したことはないのですが、こうした毎日の仕事道具のチェックや準備を始めたキッカケは、プロの料理人が厨房を使い終わった後、また作業を始める前も道具や調理場を綺麗にする光景を見て、当時から単純な性格なので、すぐに看過されて何となく始めましたが、今では習慣となり「よし仕事だ!」と気合を入れる自分なりのルーティンでもあります。

また、翌日撮影する商品の確認と作業の進行表も必ず目を通しています。
どの部分で作業が難かしくなるか?などを予め把握しておけば、現場で時間がかかってしまっても「想定内」のモチベーションで乗り越えることができます。
この時、「作業全体の把握はしますが、撮影カットの細かいことまで想定はしないようにします」
理由としては、「絶対撮る!」と決め過ぎてしまうと写真がつまらなくなる為です。

撮影当日の本音の気持ち
冒頭で質問された「緊張はしないか?」ですが、毎回緊張します。
多分、今まですっと仕事として写真を撮ってきて緊張しなかった現場は無いです。
モデル事務所の宣材撮影をする場合も当然カメラマン側も緊張はしていますし、もしかしたらモデルさん以上に緊張していることもあります。
どれだけ人物撮影をしていても、人が変われば撮影マニュアルなどあって無いようなものなので、こうした感情はどうしようもありません。

でも、ただ1つ、緊張感をほぐす方法はあります。
特別なことではありませんが、「撮影を楽しむ方向にシフトさせます」具体的に記載するのは難しいですが、例えば人物撮影の場合では、「この人を撮影するのは最初で最後かもしれないから、とにかく会話して人物(被写体)を知ろう」と考えています。
写真とは関係の無いような「会話を交わすという行為」ですが、話す時の表情やしぐさに「気付く」ことで、「撮って残したいポイント」を探せます。
要は撮影することに気合が入り過ぎると、「被写体を見ていない」ことが多く、「撮らなければならない!」と緊張が悪い方向に空回りします。
撮影される側も「自分のことを考えてくれている」という感覚がなくなれば、逆に緊張感は伝染してしまいます。

「被写体のことを気付けたかどうか?」これは人物であれ、物撮りであれ、考え方としては共通していて、良い撮影とは高級カメラで作業ができるとか、たくさんの照明機材を駆使できたとなど、機材環境の満足ではなく、「今日はいい感じの表情を撮れた」という感覚を自分で感じることができた時です。

ある程度の緊張感は、こうした「気付きアンテナ」の感度を上げる大切な感情なので、緊張しない状況、例えば観光写真やスマホで気軽に撮ったりすると「下手か俺!」と思います(笑)
写真を本格的に始めると撮影日の不安はどうしてもあるものですが、上記の準備や本音が参考になれば幸いです。


最後に究極のおまじないをどうぞ・・・

「見たこともない現場のことを考えても意味が無い」

「しゃべったこともない人物のことを想像しても意味が無い」

「どんな難しい撮影も始まれば、必ず終わる」

撮影に対して臆病になっている方は是非、おまじないのように唱えてみてください(笑)
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コントラストで商品写真が変わる
最近では、高画質で綺麗に見える!?写真が手軽に撮れるスマホが登場していますが、高精細とか高画質・・はたまた高輝度ディスプレイなど写真を見る側にとっては、「綺麗な見栄えのする写真を好む傾向」があるようですが、綺麗さだけを追求すると商品写真では何か問題があるのか?
余談ですがスマホなどの5インチ程度のモニター画面上で画質の「高画素な感じ」を肉眼で確認するというのは少々横着な検証であることを付け加えておきます。

さて今回は、「人が見て綺麗な写真」を1度考えてみましょう。
「コントラスト」といえば「明るい部分と暗い部分との明暗の差」のことですが、このコントラスト設定を変えると写真の印象は鮮やかになることはもうご存知だと思います。
商品撮影を行なった写真を後で補正する際に、コントラストを触る・・こうした事例はよくある事で、納品後に実際にお客様が使用公開されている商品画像を拝見すると「コントラスト効果」の処理を施されている場合があります。

では、コントラストの有無で、どんな風に商品の色合いに変化が生じるのか? まずはご確認下さい。

商品写真とコントラスト効果
左の写真はコントラストは設定されておらず、撮ったままの写真です。
対して右側は「コントラスト処理」を行なったものです。

全体的に写真の明暗の差が深くなっていることが確認できると思います。
右側の写真は、ハッキリした画像になって「綺麗な明暗差(コントラスト)の効いた写真」になりますが、注意して頂きたいのは、「ニットの色」です。
コントラストを効かせることで、元画像の「ネイビー」が濃いネイビー(濃紺)に見えます。

商品画像として捉えた場合、消費者に与える影響はどうでしょうか?
もしも「濃紺」のカラーを希望していた購入者の場合、届いた商品が実際は濃紺ではなかった・・という状態になります。

要は、写真を綺麗に見せることと、商品色を正確に伝えることは別の目的だということです。
例えばこれが、モデルさんのプロフィール写真であれば問題は無いでしょう。
しかし、商品写真として考えると誤解を生じやすい画像ということになります。

商品撮影の場合、印象を良くするための画像補正は、単純にコントラストやトーンカーブをいじるではなく、「商品本来のカラー」を基準に写真の仕上がりを調整しなければなりません。
前提としては、スタジオ撮影・納品の段階で業者側が最適なコントラストで最適なカラーコントロールをするべきですが、業者によっては過度なコントラストや彩度調整をして納品されてしまうケースもあるようです。

写真とコントラストの関係は上手く処理すれば「綺麗で適正な写真」になります。
注意すべき点は、コントラストは見栄えだけを良くする為の設定項目ではないことを補正時に理解しておくことです。

また、「人が見て綺麗な写真」と、「消費者が望む情報が得られる写真」では、画像補正する目的が根本的に違うことを理解しておきましょう。
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