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商品撮影のヒント集

いまネット上に存在する商品撮影のサービス会社には低価格と高品質!?を掲げた撮影をアピールする傾向が強くなっていますが、弊社に寄せられるご相談の多くが他社の撮影の撮り直しを希望しているものです。

デジタル一眼レフカメラの普及によって商品撮影を低価格で行なう業者が増えた一方で、本当の意味で品質の良い写真の仕上がりを期待できる会社が少なくなっていることも事実です。
このページでは「商品撮影のヒント集」と題して、撮影者とサイト制作者の立場の両方の視点から業者に依頼する前に知っておくべき商品撮影に関する知識などを公開していきます。

iMac5K 撮影写真
社内で一番古いMacがパン!と悲鳴を上げて逝ってしまってから、1週間ほど経ち「次のマシン」を探すのにAppleストアに立ち寄り「iMac5K」の実機を見てきました。
ストアで見た感想は「壁紙を見る限り普通のiMacと決定的な違いは感じなかった」というのが正直なところ・・また写真を印刷用途で扱うマシンやモニターは既にあるので、「主にWeb制作用に」ということでオーバースペックですが、カスタマイズして「全て盛り」で注文して届きました。

何気なく電源を入れ、写真現像ソフトの「Lightroom」をインストして、クライアント用ではない撮影した写真を数百枚読み込ませてみた・・・

衝撃!!!!!
メチャクチャに鮮明に!そしてリアルに写真が目の前に飛び込んできました!!!

「なんなんだ!!これは!!」
思わず、鳥肌物でした(笑)

「iMac5K」の説明でよく用いられている「印刷物のような質感」というよりは、「今そこに存在しているかのような質感」でした。
キャリブレーションを行い、「iMac5K」のモニター上で現像を行ない、プリントしてみる・・・

「遜色ない色合いで見事にプリント再現がされる・・!」
鳥肌リターンズです(笑)

今までもEIZO ColorEdgeで確認して現像プリントをしていた私にとって、1発のキャリブレーションでここまで再現性に優れているとは溜息しかでない。

「綺麗なのはiMacのRetina画面上だけ」と思い込んでいた私が馬鹿でしたw
もちろん画面上に映し出される写真の解像感もハンパない!
例えるなら、A3サイズでプロラボに出した印刷物がドンドン出てくる感じ・・・もう写真好きには至高の時間です。

ネット上でiMac Retinaの「綺麗な写真」は見ることはできますが、実際に撮った写真を見るのとでは体感が全く違います。
もうカリカリにした写真を撮ってこの画面上に映し出したい衝動にかられますw

5Kの解像度というのは写真に衝撃を与えます。
立体感や繊細さ・・そして息を呑むほどのリアル感・・EIZOのモニターどうしよ・・?
全マシンiMac Retina 5Kにしてしまおうかと邪な考えすら湧いてきます。

感想のオンパレードになってしいましたが、ポイントは5Kの解像度に尽きます。
というのもMacbook Pro Retinaでは、ここまで感じなかった解像感が5Kにはあります。

撮影した写真を現像して楽しむという点だけでは価格も40万程度しますので、オーバースペックかも!?と悩むところかと思いますが、「現在1番オススメするマシンです」ハイ、個人的主観を抜きにしてもです!

こんな風にリアルに写真を見たかった!
そんな叶わないと思っていた願望を見事に現実として可視化してくれる点で、撮影意欲も一気に上がります。

ただ悩みもあります。
「主にWeb制作用に」という本来の目的が変わってしまうかもしれない(笑)
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オーディションや宣材写真について
ここ最近、商品撮影以外で、将来モデルやタレントを目指す若者を撮る機会も増えてきました。
もちろん、弊社に登録している方では無いので、私にとっては「お客様」ですw。

ネットで探して撮影にお越し頂く人がほとんどですが、メディアで拝見したことのある人から今から頑張る卵(駆け出し)の方までキャリアも様々です。
弊社に来た理由を伺ってみると、当たり前ですが「他のスタジオで撮ったけど気に入らなかった」というご意見。

個人的には宣材やプロフ写真をメインに活動されている業態のことは詳しくないですが、1つ感じたことは「圧倒的に短時間過ぎる」ということ。
これは「撮影する」という実作業時間ではなく、コミュニケーション、つまり打ち合わせが無いという事実。
もちろん初めて自分自身の撮影を依頼したとしても「何を要望していいのか分からない」というのもこれまた事実です。

そんな理由から「お任せします」というスタンスで撮影に入れば、きっと「気に入らない写真」になるでしょう。
人物撮影というのは、「カメラマン主観」・「被写体側の主観」・「相互の主観」この3つしかありません。
商品撮影の場合は、「クライアント主観」となりますが、どこの視点で撮られたかで仕上がりは変わってしまいます。

良い写真素材を獲得するためには、撮影前に「欲しいイメージやなりたいイメージ」を伝えることが大事です。
そうした意見を聞き、撮影者は要望に合わせたライティングや演出方法を決めていきます。
ですが、ここでもう1つ注意したいのは「イメージが漠然過ぎないこと」です。

例えば「可愛くして欲しい」・・・困りますよね(笑)
「可愛い」の基準というのも人それぞれで、要望を出しているようで「お任せ」と言ってるようなもの・・・

ではどうしたら良いか?
単純ですが、「目指す女優さんなり、モデルを明確に意識する」これだけで良いのです。
なりたい自分をマネることで「自覚(目標)」が芽生えます。
真似事はイヤだと感じるかもしれませんが、「徹底的にマネようとすれば、必ず個性がでます」
全く同じ人間などいないのですから、「このモデルのこのポーズのマネ!」として撮っても何か変化は必ず起こります。

要は、「可愛くして」というモヤッとした目標を立てるのではなく、「これを完コピする」という分かりやすいゴールを見つけるということです。
こんな感じのやり取り(コミュニケーション・打ち合わせ)が無く、訪問したお客さんに簡単にアンケートを取って撮影するという流れ作業では、写真の仕上がりは「被写体次第」となってしまいます。

プロのモデルは「クライアントが何を考えているか?」を想定しながら写真作りができる人材だと思いますが、商品写真のように「クライアントが存在しない場合」は、「自分を持つこと」、「今回の撮影でのゴールを決めること」で宣材写真の仕上がりは大きく変わります。
正直なところ、そうしたお客様とのセッションは時間も気にせず撮ってしまいますが(笑)、それも「カメラマンをその気にさせた」という点では、将来有望な人かもしれません。

人物撮影に大事なことは、撮影者と被写体がそれぞれクリエイティブであること。
「芸能」という仕事に就きたいのであれば、そうした感覚を持っておくことはプロ・アマ問わず必要なことなのです。
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楽天市場からの撤退
少し今さらネタになってしまいますが、音響機器などを販売する「サウンドハウス」さんの楽天ショップからの撤退が話題になりましたね。


商品撮影に関わってはおりませんが、サイト制作業務の兼ね合いで音響用のマイクなどの機材を購入していたので、楽天市場からの撤退は驚きました。
公式通販サイトの方は継続との事でひと安心しましたが、気になるのはその撤退の理由です。

記事の内容を拝見する限りは、楽天市場の運営方針に異議を唱えるもので、サイト上で公開するに至った心情を思うと賛同できる点が多い。
楽天市場へ出店しているショップに何か問題があるということではなく、疑問に思うのは楽天市場というモールの在り方です。

個別のネットショップで考えれば「強いモールに出店する方」がSEOの観点から有利に働くのは明らかです。
消費者から商品を見つけやすくなるメリットと価格競争が生じるデメリット、売上げに伴って変わる楽天市場の手数料などなど・・・
大手モール依存型の出店方法はこの先どうなるのか?

サウンドハウスさんを例に挙げれば、きっと楽天市場での売上げは十分あったでしょう。
しかし、撤退を決めた。

要は、どれだけ売り上げが向上しても楽天市場のルールでしか動けないということです。
こうした出店ルールというのは楽天だけではありませんが、将来を見たときに必ず役に立つサイトというのは自社の公式サイトです。
当然、自社で管理・運営をしているので束縛なく顧客を増やすことができるでしょう。

商品撮影を代行していて時折思うのが「自社ドメインでの公式ショップない企業」の未来です。
事実、自社ドメインでのネット通販は大手モールへの出店のように即効性はないかもしれません。
しかし、「価格競争には巻き込まれなくても済む」という最大のメリットがあります。

モデルコードが楽天ビジネス内の「商品撮影サービス」に参加しないのは、「価格が優先される傾向にあるため」です。
大手モールに出店すれば、毎月費用が必要となり、結果として商品撮影に予算をつぎ込めない・・・
つまり一番アピールしなければならない商品説明の部分を軽視してしまうショップが多くなってしまう。

大手モールへの出店は、自社の通販サイトがまず在って、1つの窓口として販路を拡げる方法が賢明だと感じています。
「ネット通販だから儲かる」そんな曖昧な動機で大手モールに参入すれば、淘汰されてしまうでしょう。

「価格よりも商品力」これはアパレル商材を扱うクライアントのみならず、商品撮影サービスの写真分野でも同じことだと思います。
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撮影参考ショップ JCrew


綺麗さと遊び心に溢れたサイト構成は秀逸

J.Crew の通販サイトは何かとメディアでも紹介されているので、ご覧になった人も多いと思います。
日本のECサイトでも同じような方向性を目指したサイトを目にすることがありますが、やはりココは一味違います。
まず圧倒的な清涼感というか爽やかさが商品を詳しく見なくても印象付けられてしまいます。
左側のナビゲーション部分のギミックもシンプル且つ効率的にカテゴリーイメージを伝える効果も抜群です。

採用されているモデルさんの品質の高さにもウットリしてしまいますが、決め手となっているのは撮影のコンセプトが明確であるという点。
年間を通じてJ.Crewサイトを見ていると、季節に応じて撮影時のライティングもしっかり管理されています。
例えばリピート訪問している消費者が、SSシーズンからAWシーズンに変わったことが、写真上だけで理解ができるため自然と購買意欲を触発される仕掛けになっています。

つまりバナー画像などで「秋冬アイテム入荷!」などの告知をしなくても「印象で伝える効果」が十分にあるということです。
実店舗がマネキンの衣替えをするように撮影手法で衣替えを行なうことで、過度になりがちな広報を避けている点も支持される理由の1つでしょう。
季節ごとの照明セティングを利用した撮影でこんなにも効果的なサイトプロモーションができるのだと気付かせてくれる是非参考にして欲しいサイトです。

着用イメージと説明写真を区別して撮影する

では実際に自社のサイトも同じような方向性で商品撮影を依頼するためには気をつけるべき点とは何か?
どれだけ綺麗に仕上がるとはいえ、大幅なコストアップになってしまっては躊躇するケースもあると思います。
まず重要なのは、依頼するスタジオがどれだけ季節をテーマにライティングのパターンを作れるのかを見極めること。

日本のネット向け撮影サービスの場合「料金は安いが同じ写真しか撮らない傾向」が強いため、サンプル写真を要求するなどしてパターンの応用がどれだけ効くのかを判断すると良いでしょう。
また必要最低限のイメージカット数を提示しておくことも重要です。
例えば1着あたりのイメージは4カットで、カット数よりもセッティングに注力するようスタジオに依頼します。
イメージ写真の場合は撮影時間とカット数との関係で料金算出されるケースが多いので「不要な部分を事前に提示」することで、コスト高になることを避けながらイメージ性の高い写真撮影を実現する交渉もしやすくなります。

J.Crewサイトを見ると商品詳細ページに掲載されている構成写真は「モデル着用が4枚+物撮り1枚」が主流です。
物撮りに関しては「正確な商品の色味を伝える目的」、モデル着用は「色味よりを印象を重視」と区別されているのもポイントです。

モデル商品撮影の依頼で多い「背景白抜き撮影」は「説明」の意味合いが強いため、それだけで商品ページを構成すると平坦な印象になりがちです。
実際に弊社のお客様の場合でも「白抜き指示」であっても、弊社側がおまけ写真として、「ライティングを変えた画像」を納品すると次回からは「イメージ写真」を希望する例は少なくありません。

「魅せると伝える」こうしたコンセプトを把握して写真撮影を依頼することでショップを構成する商品画像は相当変わります。
乱立するネットショップの中で価格以外で勝負するためには、写真という分野は1つの武器になることは確かです。

他のショップの真似事でも構いません。
まずは自身が好感の持てるネットショップをスタジオ側に提示して写真の方向性を相談してみましょう。
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世の中には「誰でも簡単に商品撮影ができるキット」なるものが販売されています。
今回のネタは決してそうした撮影キットを批判するものではなく、「私ならこうする」という1つの意見です。
工作が苦手という方は、費用対効果をみながら既製品を購入するか否かを決定して下さい。

では、今回検証する商品撮影キットの内容を見てみましょう。

噂の商品撮影キット
基本的にはボックス型の撮影台ですが、撮影可能なサイズにも制限がありますので、アパレル系のワンピなどの撮影には向きません。
アクセや雑貨類には良いかもしれませんね。

ここからが本題で、価格として4万円程度するこの商品撮影キット!自作したらいくらで作れてしまうのか??
実際に見ていきましょう!

1~3は主に撮影台としての基礎部分ですが、要は背景ペーパーを吊り下げられて、トップライト(天井)を入れればOKです。
以下が代用できる市販の部材ですので価格を含めて検証してみます。

商品撮影キットの土台作り
土台はハンガーラックを購入すれば「簡易背景セット」が出来上がりますw
あとは、トップライト用のクリップ型電球をかませて、トレーシングペーパーで覆います。
これで、4万円の商品撮影キットの基礎の部分は完成です。

そして次にレフ板などの撮影台の前面に配置する部材を揃えてみましょう。
以下は4~7の部分になります。

撮影補助部分の制作
背景ペーパーは上質な撮影メーカーブランドのものでグレードアップして、その他は100均で十分ですw
あら・・完成してしまいましたけど・・・どうしよう・・・(笑)

いや、でもトータル価格が4万円になってしまったら自作の意味がありません。
金額をしっかり確認しましょう!

・ハンガーラック
・クリップ型電球
・トレーシングペーパー
・パーマセルテープ
・カラーボード
・ブックスタンド
・背景ペーパー
・ミニ三脚

合計金額は!9,880円!!!なんだそりゃーー激安商品撮影キット完成じゃないですか(笑)
さらに品質を向上させるためにテーブルやハンガーラックなどを追加しても15,000円もあれば、高級商品撮影キットになりますw
4万円出すならもっと照明機材を追加してもいいですね♪

ざっとここまで「本当に商品撮影キットはお得か?」について検証してみましたが、私なら間違いなく自作します。
工作という程でもなくハンガーラックに背景ペーパーをテープで留めるだけですが・・w

物撮りを専門に行なっている業者さんは、ほとんどこういった撮影キットを使うことは無いと思います。
プロは自作して光をコントロールする術を知っている、つまり最小限の設備でも撮影は可能だと分かっているからです。
正直言ってしまえば、以前ご紹介した「ダンボール箱の商品撮影ボックス」の方が光は綺麗に回ります。

4万円商品撮影キットのサンプル画像も公開されていますが、雑貨系のものであれば、自然光+レフ板くらいでナチュラルに仕上げた方が印象の良い写真が撮れます。
この記事を読んでいただいているプロのカメラマンなら皆さん知っています。
「万能な商品撮影キットなど無い!」ということを・・

是か非かの問題ではなく、撮影用品は工夫すればコストダウンを図れることを覚えておいて損はありません。
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