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商品撮影のヒント集

いまネット上に存在する商品撮影のサービス会社には低価格と高品質!?を掲げた撮影をアピールする傾向が強くなっていますが、弊社に寄せられるご相談の多くが他社の撮影の撮り直しを希望しているものです。

デジタル一眼レフカメラの普及によって商品撮影を低価格で行なう業者が増えた一方で、本当の意味で品質の良い写真の仕上がりを期待できる会社が少なくなっていることも事実です。
このページでは「商品撮影のヒント集」と題して、撮影者とサイト制作者の立場の両方の視点から業者に依頼する前に知っておくべき商品撮影に関する知識などを公開していきます。

レンズ特性を活かした撮影
一眼レフカメラで商品撮影をしている方にとって、レンズ性能といえば「描写力」と考えがちですが、優秀なレンズを使うメリットは何も描写性能だけではありません。
基本的に写真の描写力というのはカメラ側のイメージセンサーや処理エンジンに依る部分も大きいため、一概に「レンズを変えたら世界も変わる!」なんて論理でレンズ部分だけで評価はできません。

では高価なレンズ・・いや?価格だけでは判断できないので、今回は「優秀レンズ」と書かせていただきますが、こうしたレンズの恩恵を受ける場面はどのようなものがあるか、ご紹介していきます。

太陽光下での撮影にみられるフレア現象


フレア現象
屋外で晴れた日に撮影をしていると画面の一部分が白くぼやけたようになる状態がフレア現象です。
この現象はレンズの内の鏡胴部分やレンズの表面反射が原因で発生します。
フレアが起こるとコントラストやシャープネス・彩度も低下することがあるので注意したいものです。

レンズの反射で生じるゴースト現象


ゴースト現象
フレアに似たような現象ですが、強い光源下での撮影で、レンズ面でランダムに反射した光が球状や線状に写ってしまうのがゴースト現象。
ゴーストも基本的に撮影写真から除外したい光線ですが、意図的にゴーストを生じさせて表現する撮影手法もあります。
ゴーストを軽減する対策としてはレンズフードやフィルターを活用します。

望遠レンズの撮影でよくある収差や歪曲


収差と歪曲
望遠レンズを装着して「望遠側」・「広角側」で撮影した時に被写体が膨張したり、「しぼんだりする」写真が撮れてしまう状態が収差や歪曲にあたります。
単焦点レンズや広角レンズでは起きない?というわけではなく、レンズ個々の特性により収差率は変化します。
レンズカタログに記載されているグラフは収差や歪曲の度合いを示しています。

ササッと用語だけを説明しましたが、上記以外にもコマ収差、非点収差、色収差や色かぶり現象などなど、レンズに依って悩ましい写真が撮れてしまうことがあります。
撮影用のレンズを選ぶ時は、こうした写真のトラブルを軽減するために、単純に描写力だけで選ばないようにして、レンズ面のコーティングや非球面レンズ、特殊ガラスなどを使っているのかなども吟味することが大切です。

とはいえ個人的には収差や歪曲は少々難がありますが、フレアやゴーストは表現として有効的に使えば「味のある写真」になるのも事実です。
優秀なレンズは、きちんとした写真を撮りたい人にとっては、便利で役立つレンズですが、写真は光の楽しさを味わうもの、昔の古いレンズを使って反射させまくってしまうのもアリです(笑)
正解がない!だから写真は楽しいのです。
写真は自由
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海外からの商品撮影オーダー
非常にありがたいことに「商品撮影の依頼が海外から来る!」というパターンが増えてきたように感じます。
最初のうちは「完全日本語サイトの弊社」をどうやって見つけたのか??と思っていましたが、考えている暇も無いので(笑)頑張って翻訳し合いながら撮影の打ち合わせをしたりしています。

そうした海外サイトからのオファーを受けている内に感じたこと。
今回はそんな記事内容です。

まず意外とアジア圏だけでなくて、「日本人モデルでの商品撮影」というのを探している会社が多いことに驚きました。
何となくメールのやり取りをしていると、ほとんどの撮影スタジオが「英語、中国、韓国などの言語で書かれたメールに返信しない」または「断ってしまう」傾向があるようで、つたない文章でも受け入れている弊社に感謝頂いているようですw。

当然、「言語の壁」はありますので、海外サイトの場合は単純に「メールのやり取りだけ」というのは厳しいため、イラストで説明したりスカイプでジェスチャーで説明したり大変ですが、「写真を撮る」という共通の目的があるので、そうしたやり取りも新鮮で楽しくもあり、リピートを頂いたりすると感慨深いものがあります。

海外のお客様が日本人モデルの商品撮影に求めている事で多いのが「日本人っぽいポーズや表現」です。
逆に日本人からすると「海外の目鼻立ちがクッキリしたモデル写真」は憧れる部分だったりしますが、見方が変われば状況も変わるものだと固定観念は捨てなければと考えさせられる場面でもあります。

「商品撮影文化」というと大げさですが、細かな説明カットやバリエーションのあるモデル画像などが多い点で日本の業者に頼んで良かったと返事をいただくと「当たり前の作業を褒めて頂ける」ことにちょっとビックリです。
とはいえモデルコードの場合、日本の中でも1着あたりの納品カットは多すぎるのですが・・w

最終的なネットショップ上での写真の掲載方法も日本では多く見られる「キャッチコピーや説明文」をいれたりする加工や装飾はせず「写真だけを並べる傾向」が強いため、撮影する側の重要度も感じられるので逆にモチベーションも上がります。

以前、ドイツのショップさんから頂戴した文言に「1枚でアート」とドイツ語で書いてありましたが、その写真はおまけで付けたイメージ写真・・
この言葉が妙に引っかかり、「もしかしたら日本の市場も個性的な写真を発信できるスタジオが増えることを望んでいるのでは??」と感じたりしています。
正直なところ、「こうすれば平均点の写真は撮れる術」というのはプロならばどこも知っているでしょう。
ですが「その先へ・・」と想いを巡らせれば、ひょっとしたら日本市場の「定番アパレル写真」の顧客意識を変えられるのかもしれないと感じる今日此の頃で、「1枚の写真とカートボタンだけの構成」、これだけで商品の売上に繋がる写真になるように日々、精進です。
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マイクロソフトの新製品は先月のアップル発表会よりも刺激的で撮影者のみならずクリエイターの心に響く、てんこ盛りの素晴らしい内容でした!
拡張現実の未来を示した製品やwindows10のOSが搭載された水冷式のスマホ!!これは事件です(笑)
さらにsurface pro4の進化は前機種pro3の不満点を拭い去る改良が素晴らしい!!
そして、本命の「Surface Book」はマイクロソフト自ら「最高のマシン!!」と豪語するだけあって、ため息しかない(笑)

やや興奮気味で書いておりますが、それほど最近のガジェット系の発表会では抜群に濃い内容でした。
「Surface Book」はpro4よりもスペックの高い上位機種で、写真をやっている人には注目して欲しいキーボード側にNvidia GeForceのグラフィックボードを搭載!
で、尚且つ取り外してタブレットにもなる!しかもRetinaディスプレイよりも高解像度・・ハイ最強ですw,MacBook Proが霞んで見えます・・・

プレゼンではアドビ製品を軽快にヌルヌルに動かしていたのも驚きでしたが、キーボードとモニターの結合部分も革新的で、アップルのように「うすーいキーボタンに変更ではなく」、キチンと打ち込みやすいキーを保ったままの設計に改良されている!しかも外せる(笑)
そうです、人間はキーボードでのタイピングはゴツゴツしたものでしっかり打ち込みたいのですw
もう笑うしかない状態です(価格も笑いますが・・)

何日か前に「ipad Pro」について賞賛記事を書きましたが、完全にマイクロソフトがアップルを潰しにかかったような機種を投入してきましたね(笑)
「ipad Pro」は所詮モバイル用のiOSで、Surface pro4やbookは完全OSのwindows10です。
コレの意味するところは、「何でもできる!可能性」です。
例えば、「ipad Pro」の場合、写真をフォトショップで開きたくても「iOS版のアプリ」しかない。
でもSurface pro4(book)であれば、通常のフォトショップを違和感なく使うことができる。
こうしたモバイルOSの「アプリ縛り」だけでも「タブレットを持ちたくない理由」になり得る。

同じようなスペックとしてアップルにも「MacBook Pro」があります。
しかし、タッチモニターやタブレット化はできない為、あくまでも「ノートPC」です。
「MacBook Pro」の発売された当時もプロ向けを望んだ人に不満の多かった、「プロ」と名がつくのにプロ仕様でない構成に比べ、「Surface Book」はプロ用途なら必要だと感じる構成はしっかり組み込まれている。

確かにアップル製品はデザイン的には綺麗ですが、プロ用途の場合は「デザインよりもスペック」です。
スタバでドヤ顔で文字打ちとネットだけやってるなら「MacBook Pro」でも十分ですが、本格的な制作はやっぱり事務所・・という概念から開放させてくれるという点でマイクロソフトは1歩先を行った印象を持ちます。

とはいえ、国産メーカーのSONYでも似たような「VAIO Z Canvas」が既に発売されていますが、Nvidia GeForceのグラボを積んでいるマイクロソフトの方が魅力的です。

個人的には「ipad Pro」の購入を予定していましたが、困りました(汗
「ロケ撮影やら打ち合わせ・・」やはりマイクロソフトに決めそうです・・

どうしてマイクロソフトにできて、アップルに刺激的な製品投入ができないのぉ~??(心の叫び)
「クリエイターはアップル」なんて時代は過去のものとなってしまいましたね・・寂しい。
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撮影時の明るさ調整は露出それともISO?
自社で商品撮影を行っている方に質問です、「写真の明るさ調整」は露出、ISO感度のどちらを使っていますか?
今回は「露出」と「ISO」の明るさ調整の言葉の違いと意味をご紹介します。
意外と人のカメラを借りたりするとISO感度がギュイーーンと上がっていたりする場合がありますが、果たしてこれは正解なのか?

まず前提として「露出」についての調整はMマニュアルモード時で絞り(F値)とシャッタースピードによる調整を「露出調整」ということにします。
くれぐれも「露出ダイヤル」をいじることではないのでご了承を。

撮影で使われる露出調整

撮影の現場では出た目(露出計の出した数値)から絞りを「1段上げる」「1段下げる」などと指示することがあります。
これは露出計が出した数値を「適正露出(ちょうどいい明るさ)から上げる(明るく)、下げる(暗く)かどうかを決めています。
商品撮影の場合、照明のセッティングによっては、モデルの顔(目元)の部分の適正露出と服の部分の適正露出が微妙に異なるので、出た目から撮り目(実際に撮影する設定値)を決めます。

参考写真から露出を上げ下げするとどうなるかイメージを掴んで下さい。

露出調整のサンプル
プラスに振れば、「白飛び」が、マイナスに振れば「黒つぶれ」になる可能性がありますが、商品撮影の場合は適正露出はまず「商品に合わせます」、その後、人物が介在するならどれくらいの調整がバランスの良い明るさなのか?を考慮してさらに露出を追い込みます。
ちなみにストロボなどの人工光の場合は、カメラ設定は予め決めておき、光源側で調整するパターンが多いです。
漠然と明るさ調整の工程はご理解いただけたと思いますが、露出とは絞りとシャッタースピードによって、任意の明るさに調整することだと覚えましょう。

明るさ調整はISOでも同じでは?

ざっと絞りとシャッタースピードによる露出調整を紹介しましたが、「ISO感度の設定でもノイズが出ないように気を付ければ同じでしょ!」と思うかもしれません。
確かに最近のカメラは優秀ですので「ISO感度を上げても綺麗な描写」をキープしてくれますが、要は手順の問題というか、考え方です。

ISO感度とはデジタルカメラが無かった時代でいう「フィルム感度」です。
よく昔のフィルムには「100」とか「800」とか必ず感度数値の記載がありました。
フィルムカメラを使っている人は、撮影シーン(環境の明るさ)によって充填するフィルム感度を変えています。
つまり、基本的に「ISO感度」はフィルムを充填した時点で固定されるワケです。
当然フィルムの仕様は記載されている感度数値で「綺麗に写る」ように仕上げてありますので、撮影者が露出を試みるには、基本的に「絞りとシャッタースピード」となるのです。

デジカメの場合は、このフィルム感度をカメラ機能として内蔵しているため便利な半面、ユーザーが何が常套手段なのか混乱するようになりました。
個人的には最もカメラ性能を発揮できるのは「ISO感度は上げ過ぎない」状態で、どうしてもISO感度を調整する状況としては、写真を撮る上で「絶対に絞りやシャッタースピードを変えたくない」・・でも暗い・・そんな時にISO感度で露出調整をするのが正解だと思います。
よくISO関連で出てくる「手ブレが生じそうな場合はISO感度を上げましょう」と表現されますね。

でも厳密に言えば、人物などの動く被写体でなければ、ISO感度に頼らなくても三脚を使えば何の問題もありません。
そもそもストロボ撮影が多い私の場合、ISO感度の機能がさらにパワーアップ!と言われても「は!?それで?」って感じです(笑)

撮影時の明るさ調整は、「露出」でも「ISO」でも効果は似てきますが、絞りやシャッタースピードによる調整は「間接的な機能」、ISO感度設定は「フィルムごと変えてしまうような直接的な手法」と考えれば、どちらを先行するべきかの手順が見えてくると思います。
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ストロボ1灯の撮影パターン
商品撮影を行う際に、ストロボ撮影をする機会のある方は「何個ストロボって使えばいいの?」と迷う人もいるかもしれません。
写真スタジオをレンタルするのであれば、常駐しているスタッフに撮りたい写真の資料を見せれば、ある程度の必要機材と配置などをレクチャーしてくれると思いますが、自社内で撮影する場合は判断しづらいと思います。
今回は、スタジオ撮影で困ったときに覚えておいて欲しい基本的な考え方をご説明します。

光は1つという考え方でスタートする

ストロボ撮影の失敗例でよくあるのが、「何個もストロボを使って、それぞれの照明の役割が分からなくなるパターン」、未計画のままレンタルスタジオなどの現場に入り、テンパるパターン(笑)、たまに一般の方の人物撮影を見ると「仏様のように後光がさしている写真」があったりして、それはそれで面白い写真ですが、撮影者本人に尋ねると「たくさん光を使いたかった」とのこと・・
確かに写真は光を描くものではありますが、光が主役ではなく、「被写体をどのように照らすか?」の方が重要です。

以前にも少し触れたかもしれませんが「太陽は1つ」という考え方。
プロの方でも呪文のように唱えていることもあるようですが、ライティングを精査するには非常に良い言葉です。
この言葉の意味するところは「メインになる光を決める」ということです。
1つの光が決まれば、あとの光はすべて補佐役です。
くれぐれも複数ストロボを配置した時は、それぞれがスター選手にならないように注意しましょう(笑)

ストロボ1灯でできる撮影

ではストロボ光源が1つでも商品撮影は成立するのか?
次の写真をご覧ください。

ストロボ1灯での撮影例
この写真は「ストロボ1灯で撮影した写真」です。
モデルから見て右側に1灯を使っただけですが、クドい写真にはなっていないはずです。
ですが、これはあくまでも人物が主役の場合の撮影で、アングル的にも「腰上」ですが、商品撮影を想定すると全身撮影も行いたいところでしょう。
この写真をぐっと全身まで引くと、右側に円状の「光の強い部分」が現れます。
つまり「1灯で照射できる光の範囲」に気を付けなくてはなりません。

例えば服の商品写真として見た場合、NGではありませんが、もう少しモデルから見た左側のグレー調の部分の明るさを上げて均一な光で爽やかにしてもいいでしょう。
で、ここでストロボをもう1つ・・・ではなく「レフ板で光を起こします」
多分ここら辺の考え方が一般の方と違うのかもしれません。

どうしても明るくしようとした時に、「光源を足す」という考えに走りがちですが、個人的には「起こす」という考えが先行します。
ナゼそう考えるのか?答えは「太陽は1つ」ですから、極力不自然な光源は足したくないのです。

しかし、レフでは十分に明るさ調整ができない場合があります。
その時は、「メイン光源自体の配置」を見直します。
モデルにあたっている角度や距離、または光源自体に何らかの細工(紗幕など)をして、均一に光を回す方法を探ります。
太陽を目指すならストロボ自体を天井に向けて「上から降り注ぐ光」にしても良いかもしれません。

あっ、ここまで止めておきます・・
この手のライティングの話題になると長文度合いがハンパ無くなってしまいますので。。(笑)

今回の話題のキモは、ストロボ1灯での撮影パターンでも、何通りものアプローチ方法があるので、灯数が増えればそれだけ難しくなるということです。
個人的な経験ですが、こうした撮影をはじめた当時は、ストロボが1灯から2灯に増えただけで頭の中はパニックでしたw
「何を照らし、何を消すか」こうしたストロボライティングは「引き算をする勇気」も大切です。

でも・・商品撮影スタジオを選ぶ時は5灯程度は普通にいくつかパターン組みできる所の方がベターですよ♪
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