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  2. November 2015 の商品撮影のヒント集・投稿記事リスト

商品撮影のヒント集アーカイブ

商品撮影のヒント集のNovember 2015 のアーカイブ一覧です。
「フォーカスセレクト」機能とは


フォーカスセレクトモードとは?

Panasonic LUMIX DMC-G7、DMC-GX8、DMC-FZ300に「フォーカスセレクトモード」なるものが登場したようです。
簡単に言えば「撮影後に任意の場所にピントを移動できる」という機能です。
こう書いてしまうと、今年夏モデルに登場したスマホ「honor6 Plus」と同じような機能!?と思いがちですが、機構は全く異なります。

上記のPanasonic LUMIXシリーズのカメラは「4Kフォト対応」で、この機能は動画撮影をして、後から1コマのベストショットを静止画として保存できる便利な機能です。
例えば人物がジャンプした瞬間を写真撮影をしようとしたり、子供の最高の笑顔を撮るなどのシチュエーションでも連続したコマ写真のように動画機能を利用して、写真でいう「ベストショットを逃さない」という4K解像度ならではの優秀+実用的な機能です。
個人的に保有しているLX100でも同機能を有しており、先日某タレント事務所の新人さんを撮影した際、緊張していて良い表情が少ないと感じたため、4Kフォトモードに切り替え、動画で撮りっぱなしにしておいて、くだらない会話の中で見せた「素敵な1枚」を切り出すことができた。

そして今回のアップデートでは「4Kフォト機能」に「空間認識AF技術」を加えて「フォーカスセレクトモード」を実現させている。
スマホと何が違うのかと言えば、「honor6 Plus」の場合は撮像素子(センサー)に写真として認識したものを後からピント移動させるのに対して、Panasonicの「フォーカスセレクトモード」は空間の奥行きやコントラストなどの様々な情報を1秒間に30枚(コマ)にして4K解像度の写真にしてしまう。
つまり、フォーカスポイントの数や奥行き感などを増やすことで、ピント移動させた時の精度が桁違いなのです。

商品撮影で「フォーカスセレクトモード」は実用的なのか?

正直なところ、人物(動体)撮影で「後からピント移動」というと実用的なのかは疑問ですが、三脚にカメラを固定するような商品撮影の場合、マニュアルでフォーカスリングを回す、またはAFエリアを任意に移動させながら撮るなどといった状況の人は、「フォーカスセレクト」は有効な撮影モードとなる。
例えば、料理撮影などで「時間の経過とともに冷めてしまう商品」などは「フォーカスセレクトモード」で時間の短縮が可能であるし、ピントの合わせにくい光沢商材・貴金属の集合写真などでも活躍してくれそうだ。

今年になってPanasonicのカメラは実用的かつリーズナブルな製品が多く投入されている。(Sonyとの方向性の違いか??)
これまた私的な意見ですが「一般向けの動画機能のある一眼レフカメラ」に絞れば、今最も注目しているのはPanasonicです。
例えばS社(ソニーって書きたいw)は素晴らしくハイスペックな機能を有したカメラの登場で面白いのだが価格的に魅力を感じない。
対してPanasonicは「使いやすい・きちんと機能を抑える・リーズナブル」三拍子揃った新製品の投入が続いているため、人気があるのも理解できる。
C社、N社、O社などもこうした動きに追随して欲しいところですが、今は小休止なのかな?・・という印象。

写真や動画撮影を楽しくする機能、こうしたアップデートは大いに歓迎したい所です。
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商品撮影に必要なレンズの種類
一眼レフカメラで「明日は撮影」となった時、持ち出すレンズは何本くらい持っていきますか?
ブログの記事なんかを見ると「もしもの為に・・コレもアレも持っていく」というケースを見ますが、個人的には1日程度であればレンズは2本しか持っていきません。

理由としては、撮影目的がはっきりしている場合が多いので、「もしもの状況に出くわす機会が無い」というのが本音です。
これに関しては撮影経験という部分もありますが、現実としてやたらとレンズを持ち出す人も少なくありません。
経験上、「荷物は少なくして、機動力がある方が良い写真がたくさん撮れる」これに尽きます。

例えば撮影当日に異なる特長のレンズを複数持っていると「どのレンズにしようか?」この考えだけで現場では邪魔になります。
そもそもレンズの選択肢が無ければ「手持ちのレンズ」で撮るしか方法が無くなり、迷いが消えます。
「もしかしたらF1.4のボケ味を活かした撮影状況があるかもしれない」と考えて単焦点と標準レンズを2本持って行き、実際の撮影後に写真をチェックすると、F1.4の特性を活かした写真が1枚も無いなんてこともよくある事です(笑)

一概に描写力の可能性もあるので、ボケ味云々だけでレンズを語ってはいけませんが、要は「1本のレンズを使いこなすのが大事」なのです。
写真を始めたばかりの頃は、「すべての環境に対応できる機材を揃えたい」と無謀な事を考えて「レンズ沼」にはまったこともありましたが(笑)、商品撮影(人物含む)というジャンルに絞ってみると、最大で85mmもあれば十分で、足りない分は「フットワークで補う」のが良いと感じます。

以前にもレンズの保有については少し触れましたが、「撮りたい状況に合わせてレンズを購入」するのではなく、「撮れる状況にレンズを従わせる事」の方が先決であって、「たくさん同じレンズで撮る」ことで自分の手足のようになってくるはずです。
ボケ味や描写力というのは「撮影の演出」の部分であって本質ではないような気がしていますので、「小慣れたものだけ持ち出す」これが一番失敗しないレンズチョイスかもしれません。

「自分の場合は何が必要?」と机上で考えが先行してしまうと、他人の意見に迷わされてしまいますが、自分の撮影経験からレンズを見比べれば「必要な機材」が見えてくるはずです。
「レンズをたくさん持っているから安心」ではなく「このレンズ1本あれば安心」となるように思考することが大事なのかもしれませんね。
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顔認識AFでの撮影
一眼レフカメラの撮影に関わらず、最近のカメラの「AF:オートフォーカスの種類」が意外と多いのにお気づきでしょうか?
中でも「顔認識AF」が初期設定にされている場合は、少し注意が必要なようです。

先日、出先のお客様が「ピントが合わなくなったのでカメラを買い換えなきゃ」とのことで、コンパクトデジカメでしたが、ちょっと拝見することに・・
どんな場合におかしいのか?尋ねると、「写真を撮る時にピントが合うまで時間がかかる」、「お店の小物を撮りにくくなった」など写真撮影自体はできているようでしたが、どうやらオートフォーカス機能に問題があるようでした。

電源を入れて液晶画面を見てみると、こんなAFにこんな表示マークが・・
オートフォーカスマーク
そうです、「顔認識AF」になっていました(笑)
でもオートフォーカスの設定なので、どのオートフォーカスの種類でも同じように動作するのではないのか?
私も昔、こうした撮影対象の顔や表情を認識してピントを合わせる機能が出た時に「変な動きをするAF」だと感じました。
もう1度お客様の「撮りにくくなった」という言葉がそのものズバリで、撮影対象が「人物」では無い時にAFが迷う症状が出るようです。

要は、「顔認識AF」というのは当たり前ですが、「人物」などの生き物を追いかけようとするオートフォーカスです。
顔認識AFが設定された状態で、雑貨(無生物)などを撮ろうとするとカメラが「人物がいない!?」と迷ってしまうのです。
このお客様のケースも通常は「複数点でAFする設定」でしたが、集合写真を撮った時に、どなたかの撮影者がAF設定を変えてしまったことに気づかなかったようです(笑)
その後、無事にAFモードを変えることでカメラを買い替えなくて済んだようで何よりです。

カメラ毎で設定可否はありますが「顔認識AF」の場合でも、もしも人物がいない場合は「任意の部分でピントを合わせなさい」という設定ができるカメラもあります。
顔(人物)ではない対象を撮影しようとした場合に、シャッターを半押ししてもフォーカスが安定せず迷い続ける場合は、「オートフォーカスモードの種類」を見直してみると良いかもしれません。

動き続ける人物をしっかり追いかけてくれる「顔認識AF」は非常に便利な機能ですが、得手・不得手を知っておくと撮影時に役立ちます。
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youtubeで4K再生をする手順
弊社公式チャンネルにて公開中の商品動画撮影サービスのCMムービーの「4K再生」についてのご質問頂きましたので、補足説明させて頂きます。
4K映像での視聴に関しては、以下の手順にて「再生画質」を選択して頂くことで4K(ウルトラハイビジョン)」で視聴いただけます。

↓4K対応の動画CMとなります。


4Kでの視聴設定は参考画像をご参照下さい。
youtubeプレイヤー設定方法
お使いの端末によっては4K設定での再生ができない場合がございます。
スマホの場合はHD画質が標準となる場合がございますので、パソコン環境での視聴をお勧めします。

※4K設定にするとカクカクする原因は?
4K映像は非常に高画質のため、動画のデータサイズ・ビットレートも非常に高くなります。
お使いの通信環境の速度や再生端末(PC)によっては読み込みが間に合わず再生時にカクカクした動きになる場合があります。

少しスペックのあるPC+4K対応ディスプレイでご覧頂くと「圧巻の高解像度」なりますので髪の毛1本1本まで見えてきます。
エフェクト効果もすべて4K対応していますので、環境がある方は是非体感してみてください。
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持ち運びが便利な撮影機材
撮影用の機材は何かとサイズや重量が大きくなったりするものですが、中でも照明などを設置する際に使用する「ライトスタンド」、これが本数が増えると相当な重さになります。
ある程度スペースの確保できるロケ先の場合は、多少かさばっても「安定感」を優先させたいので大きなものを搬入していますが、先日「サロン」からの依頼で店内写真を撮りに行くことになり、荷物を見直しました。

というのも撮影先がビルの3Fにあり、エレベーターがない・・それに少々狭いとのこと・・
機材を一式運ぶのに腰がやられそうだったので(笑)、ライトスタンドを軽量且つコンパクトなものを追加しました。
購入候補は、最近は出張撮影をする機会も多くなったので、今後のことも考えコンパクト収納且つ、人物撮影にも対応できる高さが確保できるものを探しました。

余談ですが照明を付けるスタンドは「有名なメーカーのものが良い」、意外とネットで探すと安価なタイプもありますが、撮影事故を防ぐためにも極端に安いものは避けたほうが賢明です。

ということで、「銀一」と「マンフロット」のコンパクトなものを2つ購入しました。
形状的には似ていますが、価格はマンフロットの方が1本12,000円で、銀一製品の2倍しました。
今回はスタンド自体の仕上がり(出来栄え)の違いで追加購入も考えているので、試しに両社から1個づつ買ってみました。

コンパクト収納のライトスタンド
結論から言いますと銀一製品の方が重量こそ軽めで不安はありますが、モノブロックを載せる程度であれば問題ない範囲でした(ウェイトは置きましょう)
追加購入は価格も安い銀一で決定です(笑)

使い勝手としてはどちらも底面の脚部が地面に這うように大きく開いて、邪魔にならない!
これは日頃から通常ライトスタンドを使っていると意外に便利な構造だと感じました。
モデルさんの真横にスタンドを立てても、スタンドの脚が写ってしまうことがありません。
また「持ち運び」という点でも超コンパクトに折りたたむことができますので、ロケに使う照明分のスタンドを差し替えても良いレベルです。

自社で撮影をされている方には「持ち運びが便利なライトスタンド」はピンとこないかもしれませんが、かさばりがちなスタンドを使わない時はコンパクト収納できる便利さは意外と気分がいいものです。
自宅と事務所など撮影拠点が異なる場合にも重宝する商品ですので、参考になりましたら幸いです。
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撮影した写真はどんなカメラで撮ったの?
弊社のCMムービーを見て頂いた方から動画の終わり部分に登場する3枚の写真は「どんなカメラで撮ったの?」とご質問頂きました。
ご興味を持って頂いて感謝しつつ、答えは「普通の一眼レフカメラです」と、つまらない答えですいません。
多分、フィルムカメラが好きな方は「トイカメラ」を連想されたかもしれませんが、元は普通のカラー写真です。

スマホなどの写真アプリではこのような効果はよく見られますが、こうした色合いの写真を「クロスプロセス」とい言います。
って活字で書いても分かりづらいので、実際に元画像と「クロスプロセス」の写真を比べてみてください。
右側の雰囲気のある色合いのものがそうです。

クロスプロセス
デジタル処理による「クロスプロセス効果」は本当のクロスプロセス現像を知る方からすれば「お遊び」と感じるでしょうw
ちょっと昔はフィルムで撮られたものをプリントする際に「クロスプロセス」を指定すると、料金も日数もかかりました。
ですが、使うメーカーのフィルムや撮影カメラによって、すごく印象的に仕上がるのでトイラボ(クロスプロセスを行う現像所)選びも楽しいものでした。
個人的にもトイカメラは、非常にはまった時期があり、中版フィルムではHOLGAは定番ですが、LOMOやDianaなどの35mmカメラで撮りまくっていて、プリント代が恐ろしいことになったのを思い出します(笑)

フィルムカメラの魅力は「装填するフィルムを変えられること」です。
例えばコダックと富士フィルムでも違いが出ますし、海外製のAGFAは特に色合いが独特でトイカメラでは常用でした。
今のデジカメでは「カメラボディ毎」変えなければなりませんが、フィルムの場合は擬似的に1つのカメラでも「フィルムを変えること」で、機種変更してる感覚になれるのも大きな魅力です。
フィルムによってクロスプロセス効果も大きく違うことも魅力です。

今回の動画撮影用に使う静止画の撮影では「モノクロ」を想定していましたが、編集段階で「トイカメラ熱」が出てしまい、普段の業務ではできない現像をしています(笑)
とはいえ、デジタル現像での「クロスプロセス」は良く言えば「優等生」ですが、フィルムの時のように現像時の「裏切り」は無いですね。
色合いはそれっぽくなっていますが、クロスプロセス現像の醍醐味は「任意に再現できない色の変化」ですが、デジタルの場合はコントロールできてしまう・・
「偶然による写真の仕上がりの感動」は、まだまだアナログ処理には勝てないというのが個人的な意見です。

綺麗な写真を撮れることも大事ですが、オヤジ世代の写真好きは、デジタルでは再現できない1枚を持っていたりするものです。
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ネット通販のセールによる販売戦略を見直す
我々が商品撮影として扱う商材は、通販を行うショップにとっては「主力商品」となる場合が多いですが、新規オープンサイトで価格競争を意識してか「セール品」を出すサイトもあります。
少し消費者側の立場になって考えると「開店したばかりで、すぐにセール品が並んでいる状況」というのは、無意識に「その他の商品もいずれ値が下がる」→「少し待とう」と購入を見送るケースがあることも考えて頂きたい。

弊社が撮影に携わって、サイト構築のアドバイスを求められた時に1つの方法として「お試し商品」を用意するよう意見することがあります。
もちろん、サイト運営状況により方法は異なりますが、重要なのは「消費者にそのショップで買った経験をしてもらう」ことです。

今までの成功例として「特定の人気品番を100着分、無料で配る」商売としては赤字覚悟のため勇気が必要ですが、確実に顧客動向などの情報が入手できるのでメリットは大きいのも事実です。
では、こうした一見無謀な販売から何を得ることができるか?説明していきます。

まず前提として「無料配布品」は「確実に消費者が欲しい(人気)商品」であることです。
こうした企画を実行しようとすると「見切り品」や「人気の無いカラー」を用意してしまいがちですが、それでは却って消費者は離れます。
充分にお金を払っても価値ある商品(欲しい商品)が無料で配布されることに意味があることをご理解ください。

話を戻して100着を100人に対して商品を届けると計算上は100人がそこの店舗で「商品を購入した経験」を持ちます。
余程、配送上のミスなどが無い限り、受け取った消費者は「良い店舗、お得な店舗」という意識を持ちます。
次回ネット通販を利用する時に「必ず店舗を覗くハズです」
これが1つ目の「購入体験によるリピーターの獲得」です。

次に100人に該当しなかった消費者です。
購入こそせずとも「インパクトのある商品販売をするショップ」という意識からブックマークする消費者も存在します。
ネット上の販売は100着売れたから100の情報ではなく、潜在顧客を見込むことが大事だと覚えて下さい。
新作商品の投入時、無料でなくても人間の意識として「お得に商品を提供する店舗」という感覚があるため、敢えて価格競争を図る必要性はなくなります。
また無料配布商品を今度は「通常価格」でも販売します。
無料配布したから「在庫切れ」にするのではなく、無料配布後も「通常価格」で継続販売します。

こうすると無料でゲットした顧客が再訪した時は、「やはりお得だった」と満足感が増し、100人に漏れた人は「買っておけばよかった」と店舗をチェックするようになります。
その後のセールのタイミングで購入してもらうか否かの戦略は企業秘密ということで割愛します。

そして「無料配布商品」のオーダー率から「次の仕入れを検討する」、これも重要です。
「確実に消費者が欲しい商品」を配布すると記載しましたが、あくまでも店舗側が「これは売れる」と考えた商品ですので、もしかしたら無料配布しても売り切れないかもしれません。
当然、普通のショップが「無料配布」することはなく、「無料でも売れない商品を扱っていた」と気づくことはないと思います。
逆に考えれば「買い付け段階の見直しが必要」ということに気づけたなら、これは非常に価値ある情報になります。

まとめておきますと「無料配布」により得られる情報は大きく3つです。
・確実な購入体験を消費者に与えることができる
・潜在顧客のショップイメージを定着させることができる
・取扱い商材の方向性の見極めができる

上記以外にも副産物としてのメリットはございます。

現在のネット通販は「ただ安いだけ」では長期ショップ運営は厳しい状況にあります。
であれば、早い段階で少々強引な企画で消費者動向をリサーチすることも必要となります。

「価格なのか?取り扱う商材の方向性なのか?」
こうした見極めは「セール品」という見慣れた販売戦略ではなく、差別化した企画を施すことで得られる情報もあるということ。
無料提供が厳しいということであれば、こんなのはどうでしょう?

「自宅で試着して気に入ったら購入できるシステム」

もう既に大手通販ショップも行っていますね。
狙いは確実に「消費者に購入体験をしてもらう」ことです。
欲しいと思った商品を手にとってしまって返品する消費者がどれくらい存在するでしょうか??・・・
私なら粗悪品でなければ迷わずそのまま着用してしまいます(笑)
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商品動画の撮影方法の落とし穴

縦位置用に動画を撮影する危険性

商品動画の撮影サービスには「スマホに合わせた正方形での撮影・表示」を推奨するケースもあるようですが、個人的にはこうした仕様変更はオススメできません。
理由としては、現在の標準となっている16:9でのアスペクト比(画面比率)をわざわざ正方形の1:1や4:3にする意図を疑う。
発注があれば撮影は行いますが、スマホであれタブレットも縦位置で動画が見づらければユーザー側は自然と横位置に傾けるでしょう。
そもそもこうした端末は「フレキシブルであること」が特長であり、動画配信者側が「縦で見て!」と強制するのはナンセンスです。

しかし、商品動画を提供する側は「より商品を大きな映像で」という親切心からスマホ縦位置を想定していることも事実です。
16:9での映像と1:1の正方形映像・・悩みますよね(笑)
ネットショップによっては訪問客の大半が「スマホユーザー」である場合は、動画配信のアスペクト比は気にするようです。

縦位置用に特化した動画を配信する方法

では、いっそのこと「スマホ縦位置に特化した動画」の制作方法について少し記述していきます。
簡単に言ってしまえば「縦で見るのか?横で見るのか?」・・正方形の映像は中途半端だから使う側も迷うのです。
例えば縦位置で商品動画ページが表示された時に「最大化しなければならない」と直感的に感じればOKです。
横:縦の比率が16:9、これを90度回転させた動画を撮影して、スマホを縦位置で最大化した時に画面いっぱいに表示される動画にします。
少々わかりづらいので、下のサンプル画像をご覧ください。

縦位置での動画の表示例
左は「正方形の映像を最大化した状態」、対して右側は「縦長映像を作って最大化した状態」です。
いかがでしょうか?
明らかに見やすさは縦長映像の方だと思います。

問題点は、PC表示の場合や視聴者が最大化ボタンをタップせずに見た時は・・妙に小さい映像になります。
あくまでも「スマホを縦に持っているユーザーに特化させた場合」とご了承下さい。

ここまで読んで頂いた方は、感じて頂けると思いますが、こうした論争自体がそもそもくだらないのです(笑)
正攻法で16:9で撮影を行っていき、商品の見せたい部分は「映像をズームイン」したり「パン&チルト」していけば良いのです。
静止画と違い、動画はこうした抑揚をつけていくことができます。

つまり、正方形にこだわるということは「カメラが固定されている場合」であって、撮影者が商品の魅力を引き出すために動くことです。
決まったポジションからの撮影だけにこだわってしまうから、アスペクト比を気にしなければならなくなります。
本来の映像制作の現場では16:9を主軸としてカメラワークを考えるのは当然であり、個別の端末に向けて制作するのは極めて稀なケースです。
正方形の映像を推奨している場合、「カメラ自体が動いていない=映像の良さを理解していない」このことに依頼者が気づき、疑問を感じるべきでしょう。
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4Kムービーの商品撮影を考える

4K映像はもうすでに一般化している状況です

商品動画撮影における映像記録の解像度としての「4K(ヨンケイ)」と聞くと、「まだ先の話でしょ?」と感じる方も多いでしょう。
個人的にも制作分野に携わっている身として、周囲が盛んに4Kを意識したのは2年ほど前だと思います。
もちろん当時は「4K映像を見る機器」が普及していなかったという点に加え、4K映像を編集するマシン(PC)も「どの程度のスペックなら安定運用できるのか?」など業者内でも迷走していましたが、それも今は昔の話で通常のスタジオやデザインワークを行う業者なら設備的に4K編集は問題はありません。

ですがここで1つ問題なのは、「4Kムービーの意味」です。
一般の方にとって高解像度の4K映像は「フルハイビジョンの2倍」ということは知っていても、そもそも基準となるフルハイビジョンの解像度への理解も曖昧なはずです。
誤解を恐れずざっくり説明してしまうと「アナログ放送から地デジ」に変わるくらいの感覚だと思って頂くと分かりやすいと思います。
例えばアナログ放送と地デジを併用していた時期も「タテヨコの比率は変わったかな?」程度だったと思います。
今では4:3のアナログ映像は「昔っぽい」と感じるはずです。

分かりやすく例えましたが、普通にネットで動画を楽しむ場合でも自然と「4Kコンテンツ」を目にする機会が多くなったと思いませんか?
お持ちの端末で4Kムービを見れる環境がある方は、4K映像を体験してしまうとフルハイビジョンには戻れないと感じる人もいるでしょう。
逆に閲覧するディスプレイ環境によっては「大して差がない!」と感じる人もいるかもしれません。
高解像度の4K映像は、もう既に配信提供も進んでおり、珍しいものではありません。

4K映像は流行ではなく標準の規格となっています


4K対応テレビを量販店に見に行くと「まだまだ高価」で、「本当に普及するのか??」と思いがちですが、端末側の価格はメーカーさんに頑張って頂くとして(笑)、映像規格自体は対応端末の普及云々に関わらず標準となってきています。
4Kのみならず総務省のロードマップには2020年の東京オリンピックの2年前の2018年には8K(フルハイビジョンの4倍)の放送も開始するとしています。
これはどういうことかと言うと、「フルハイビジョン撮影は過去の産物になる」ということを示差しています。(ビデオテープ並の扱いになるでしょう)

一般家庭用の4K対応テレビの普及は遅くても、PC/スマホ市場における4Kディスプレイ化は1年も待たずに完了していくことでしょう。
そうした普及端末がある中で映像制作側が「過去の映像規格」にこだわるのはナンセンスで、積極的に高解像度化に向かうべきです。

YoutubeはもとよりアマゾンTVなど4K映像を視聴できる環境は既に提供されています。
商品撮影でこうした4K映像の撮影が必要かと問われれば答えは全力で「YES!」です(笑)。
理由は単純でAショップの動画コンテンツは「4K対応?またはNG?」と消費者が高解像度の映像を求め出した時に「対応している」、これだけで他社とのアドバンテージを獲得できる可能性が現時点ではあるからです。

小難しい内容になりましたが、4Kで撮影された映像はフルハイビジョンに変換することは可能ですが、撮影時にフルハイビジョンで撮られた映像素材は4Kアップグレードすることはできません。
要は4K撮影を標準にして映像素材を持っていれば、現状の映像コンテンツの解像度で困ることは無いということです。
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引用元:モデルコード商品動画撮影サービス

サービス詳細ページ |http://www.model-code.com/movie-service/


今月から弊社も撮影ジャンルを静止画から動画(ムービー)分野にも進出を始めました。
新サービスということで、この記事内でもカテゴリーも新たに「撮影サービスの方向性」、「ネットショップの商品動画の在り方」について記述していきたいと思います。

動画の撮影サービスについては、実は当初は今年1月にはスタートする予定でしたが、大幅に遅れました(笑)
単に私のサイト編集に時間がかかったことも否めませんが、1番の要因は「他社と同じコンセプトならつまらない」と感じてしまったので、機材の見直しや通販業者様へのアプローチについて思考を巡らせていました。

機材面については現行の4K撮影ではなく、フルハイビジョンを想定しておりましたが、「どうせなら現在最高のものを」という思い立ちで機材も全て新たに導入しました。
また動画にできて静止画にはできないことは何か?要は「動く」ということですが(笑)、意外とテストを繰り返していると見えてきたことは「モデル力の必要性」です。
CM用では弊社のメインモデルを使っておりますが「ポージングができない人材だと動画はヤバいw」、これは他社さんでも動画サービスを始めようと思ってもできない理由の1つかもしれません。
静止画であれば、ポーズという点では、「撮影者側で指示して進行すること」ができますが、動画の場合は特長として「動きの連続性」から見ると「モデルとしての基礎力」が露呈してしまう可能性が大いにあります。

例えば、弊社のアシスタントを歩かせると「完全に素人が歩く状態」になりますが、モデルであれば「絵になる」。
当然のようで意外に現存する動画撮影サービスのモデルさんを探訪すると「素人が動く」というパターンが多いのではないでしょうか?
動画を想定していた訳ではありませんが、ポージングに関してうるさく言っていたことは、「動画撮影でも活きる」ことを痛感しました。

さて「モデルによる商品動画」、今後はどうなっていくのでしょう?
ここ2年程前から動画配信者なるものがクローズアップされ、消費者も動画コンテンツへの興味も強くなっていますが、既存の撮影業者を見てみれば、60秒ほどのムービーでも本格的なCM風の動画を作れば10万円以上と、高額になっていきます。
対して激安で撮影するムービーは、「写真でも伝わるものを動画にしただけ」という悲しい現実があります。

例えばモデルが棒立ちで、服の裏地を見せる、ぎこちなくその場で回転する・・・
こうしたムービー制作に予算を投じる意味や消費者に与える影響を考えると疑問を感じます。
「企画」→「構成」→「キャスティング」→「撮影」→「編集」この5つのポイントは業務(プロ)用でなければなりません。
単純にカメラ固定で動画を撮るのであれば、駆け出しのユーチューバーでもできてしまいます。

商品を魅力的に伝わりやすいイメージに変えていくことが、サービス提供者側には求められ、必須のミッションでもあります。
「ベストな状態の納品」を目指していきますので、モデル起用なども含めご相談頂ければ思います。
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商品撮影のモデルリストはどう見る?
先日、楽○ビジネスから乗り換えてこられたお客様がいました。
スタジオ撮影の業者を変えることは特に珍しいことでは無いのですが、何やら急いで納品して欲しい模様・・
事情をお聞きすると、既に他社さんで撮ったものを再度弊社で撮って欲しいとのことで「モデル選択を間違えた・・」と少々ご立腹の模様。

こうしたケースだとお世辞にも弊社もモデルの人数が多いわけではないので、イメージに合うかどうか打ち合わせをしていると、「前回のスタジオモデルさんの画像が実際と違っていた」ことが判明しました。
気になったので、そこのスタジオのサイトを覗いてみると・・
確かに難しい判断をせざるを得ないモデルリストの画像が並んでいました。

というのも「過剰なレタッチがされており、何が真実なのか分からないのです(笑)」
擬似的にモデル画像の1例を再現してみましたのでご覧ください。

モデル掲載画像の例
左の写真は「よくある宣材写真」、右側が問題の「過剰なレタッチ画像」を再現したものです。
上記は比較画像があるので、見分けやすいですが、1枚だけ掲載されていたら一般の方の判断ミスがあってもおかしくありません。
加えてコントラストや彩度も過剰にいじったこんなモデル画像ございました。

過剰な補正が加えられたモデル画像
もう、ここまで来ると選ぶのもギャンブルです(笑)
極端な事例を出してしまいましたが、画像のレタッチ云々よりも「商品撮影」という観点で業者を選ぶと間違いは生じにくいかもしれません。
このお客様の場合も初めから「脚色されているのはわかっていた」とのことです。
選んだ理由としては、数量や価格面のこともあり「大丈夫だろう」と感じたようです。

しかし、過度の脚色をOKとしているスタジオでは「商品撮影の色や風合いの忠実性」を保てるのか?という点で微妙です。
公開する写真というのは、いわば「スタジオの指標」ですので、個人的には「惑わす写真」というのは掲載したくありません。
そもそも加工をしなければ栄えないモデルを採用する気もありませんが・・

モデルによる商品撮影を依頼する時には必ずモデルを吟味すると思いますが、「どの土俵で選ぶか?」も重要です。
自然な感じで撮影され、ライティングのパータンで演出された写真が並ぶモデルリストから選ぶのであれば、そのスタジオは信頼度は高いでしょう。
しかし、コントラストがきつい写真や、妙に違和感を感じる画像が並んだモデルリストでは、根本的にそこのリスト(スタジオ)から選ぶこと自体、リスクが伴うと判断すべきです。

ネットサービスを行っているスタジオには同業者から見ても「ステキ」と感じる業者さんもいます。
ただ稀に、写真で儲けようとしているだけのスタジオもあるのでご用心♪
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同業者から見て良い商品撮影サービス
このブログでは、カテゴリー内で商品撮影サービス業者の選び方について、やや批判的な表現もございますが、今回は視点を変えまして「同業者でも良いと感じる商品撮影サービス」について少し触れていきます。
個人的にこのブログを書き綴っているのは、「良い業者を選ぶ為のヒント」や「自社での商品撮影方法と考え方」を念頭に雑記も混ぜながら更新しています。

さて、本題ですが「同業者から見て良い商品撮影サービス」とは何でしょうか?
きっと利用する側の立場であれば「価格」を筆頭に検討していくと思いますが、撮影を行っている側からすれば「工程と仕上がり」に着目します。
工程については先述しておりますが、「撮影までの準備そして実作業から納品まで」です。
商品が届いて即座に撮影に入るというのは、少々危険だと撮影者なら誰でも感じるはずで、スピード納品と書かれていなければ「準備に当てる時間を惜しまない」と判断できますが、これもケースバイケースで、「スタッフ人数が多い場合」はスピード撮影も可能ですが、人材を多く登用すればトータル的な人件費は撮影費用に比例してくることは明白です。
例えば4時間で5~6万円程度の撮影費用であれば、相場的にスピード納品と価格のバランス的には納得できますが、相場より著しく安価な場合は「何か工程を省略するな?」と同業者はピンとくるはずです。

また仕上がりについては、写真の出来栄えと使用モデルとのバランスです。
写真は綺麗だがモデルが素人だったり、その逆も然りです。
しかし、このバランスを少しレベルの高いところで平均化すればコストも当然上がります。

ではレベルの高いモデルとは何か?
例えば「実績のあるファッションモデル事務所のモデルを選べます」と謳ってあっても同業者から見れば「どこの事務所のモデルなのか?」によって、大体のモデル品質は把握しているはずですので、「この事務所のモデルでこの価格は安い!」というのもたまにありますが、ほとんどは事務所モデルとあっても「イベントコンパニオン主体」だったりしています。
モデル事務所さんを相手に宣材写真を撮っている実体験からして、事務所によってスキルの差が大きいのは事実です。
一般の人から見て「どの服も同じポーズばかり」と違和感を感じる場合は、現場でスタッフ主導でポーズが決められ、モデルがマネキン状態になっている証拠です。
レベルの高いモデルは仕上がりに違和感を感じることなく「着こなしと商品ポイント」を表現できる人材です。

写真は主観に依るところが大きい媒体ではありますが、一連のセオリーというものは存在します。
良い商品撮影サービスは「写真をウリにしているかどうか?」です。
写真にこだわるのであれば、時間(労力)をかけたいと思うでしょうし、納品するためのモデル選びも慎重になるはずです。
それらを総合して撮影費用を決めている業者は、私も使いたいと思います。(少しでもお安くw)

アパレルショップを運営されている方が「他ショップの商品の仕入れ値と販売価格の相場」が大体分かるように、我々もおおよその撮影カット数や内容によって「良し悪し」の判断はできます。
であれば、例えば弊社を利用したお客様が他社に相談されたとして「この価格は高いよ!」と同業者が感じないだけのサービスを展開すれば良いだけです。
同業者に見せられたら困る写真サービスであれば、それはすでにサービスとしての価値が無いということかもしれません。
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モデルスクールとレッスンの意味
きわどいタイトルになってしまいましたが、今回は意外と語られることのないモデルレッスンやスクールの話です。
世の中には、モデルの養成所や事務所が主催するレッスンというのが多く存在します。
果たしてこういった類のもの・・お金をかける価値はあるのか??
個人的な見解では、中途半端な気持ちで受けるなら、ただの捨て銭です。

レッスン指導を行う側は、基本的な姿勢やポージング、ウォーキング、そして将来的に役立つであろう応用力を教えてくれます。
では、受講したすべての人が同じように習得できてしまったとしたら、その先は何で判断されるのか?

もしもモデルになるためのマニュアルがあったとして、10人中全員が完璧にこなしたとします。
そこで10人の中から1名だけ専属モデルを選ぶとしたら何を見て決めたらいいのでしょう?
10人ともマニュアルは完璧です!しかもビジュアルも身長も全員、合格点だったとしたら??

現実的なことを書いてしまいますが、最後に残るのは(商品)を理解して表現できる力や常識力です。
そこにはマニュアルなど存在していません。
要は、どれだけ表現や感性に関わる部分というのは、超スーパー優秀な指導者でも教えることができないのです。
そういう意味で「捨て銭」になる可能性があるということ。

当然、きちんとしたレッスンを行っているスクールでは、モデルとしてスタートラインに立てる状態の知識や技法を学ぶことができます。
今現在、そういったモデルとしての基本的な部分が欠けているということであれば、受講する価値はあるでしょう。
しかし、表現力というのは、個性に関する部分なので、誰かに教えてもらった段階で「個性は死んでいる」のです。
日々、何を見て、何を感じ、どこにアンテナを張っているのか?
そうした繰り返しの中で自分で発見したものを撮影現場(仕事上)で表現するしかないのです。

一番痛いモデルとは、目立ちたい一心で過剰な表現をしてみたり、可愛い見栄えを気にし過ぎている人材です。
モデルに対しての知識がある人が見れば、どれだけ目立っても基礎からの展開ではないことはすぐに見抜けます。
確かに企業イメージ(CM)モデルはその人物自体の価値を見出されて起用されるケースもありますが、スタートラインに立ったばかりの無名モデルがまずやるべきことは、基礎を身につけ、表現とは何かを自分に問う姿勢で業務としてのモデルに真摯に向き合うべきです。

つまりは人間性が未熟な人は、どれだけハイレベルなレッスンを受けても、カリキュラムが終了した時点で成長も止まるでしょう。
本題のまとめをすれば、「レッスンを受ければ表現をするという重要性は学べるが、あとは自分で考えなさい」
これが、世の中の摂理というかレッスンする側の本音でしょう(笑)

もっと簡単に言えば、「絵の描き方は教えることができても、ピカソを量産できない事と同じ・・」
レッスンとはそういうものです。
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テレコン・ワイドコンバーターを使った撮影
商品撮影などをやっていて、カメラを固定ポジションに置いて「いざ撮影!」という時に、「あと少しズームできたら・・」、「もう少しワイド(広角)に撮りたい・・」など現在持っているレンズの限界を嘆いたことはありませんでしょうか?
レンズにはそれぞれ焦点距離(○○mmで表記)があり、数字の高い方は望遠の値、低い方は広角(ワイド)側の数値を示します。

当然、望遠・広角のいずれかの数値の振り幅が大きいレンズになれば価格も高くなりますが、「限定的にしか撮らない」またはレンズ一体型のカメラの場合は、そもそもレンズ交換はできません。
そんな「あとチョット」のレンズ願望を叶えてくれるのが、装着するだけで簡単に「少し望遠」・「少し広角」にしてくれるテレコンバーターとワイドコンバーターがあります。
これを装着することで焦点距離を変えられるので、テレコンバーターはレンズ倍率を高め、望遠効果を得られ、またワイドコンバーターはレンズの画角(同じ位位置で撮った場合の撮影範囲)を広げ、さらに広角に写すことができます。

テレコン・ワイコンの装着パターンには「フロントタイプ(レンズ前面)」と「リヤタイプ(レンズ背面)」があり、リアタイプはメーカー純正品だと新しいレンズを買えてしまう可能性もあるので、手軽に簡単に楽しむなら「フロントタイプ」をオススメしますw。

では実際にどのような感じになるのか?サンプル画像を見ていきましょう。

テレコン・ワイコンレンズ装着時のサンプル
テレコンバーターは望遠効果、ワイドコンバーターは広角になる効果です。
ここで疑問なのは、「撮影者が近づけば済むのでは?」と感じる人もいると思いますが、このアイテムは被写体に対して近づけない場合や後ろに下がることが出来ない場合を想定しています。
またレンズには特性があって、撮影者が近づいたり、遠ざかることによって、メインとなる被写体以外の背景の写り込み範囲も変わってきますのでご注意を。

例えば、商品撮影で三脚でカメラを固定して、撮影する時に「もう少し背景を足したい」という時は、ワイコンバーターをレンズに装着すれば撮影範囲はワイドになります。
最近では、スマホのカメラにワイコンを装着して「広角にする」という人もたまに見かけます。
友達3人位で集まって撮影者が手を伸ばしても3人が撮影範囲に収まらない時は、ワイコン装着は役立ちます。
また逆に自撮りをする時にカメラを顔に近づけ過ぎると「魚眼っぽい写真」になるのを避けるためにテレコンを使って膨張を防ぐなど色々楽しめます。

お持ちのレンズやカメラの焦点距離に少し不満を感じているようでしたら、テレコン・ワイコンで対応できないか?をまず検討して、どうしても無理なら新レンズの購入を考えるようにすれば無駄なレンズ出費を避けることができるかもしれません。
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料理写真のフレーミング
最近では飲食店などでパシャパシャと運ばれてきた料理などをスマホで撮影している光景も見かけるようになりました。
マナーの点からという論議はさておき、手軽に写真に撮ってネットに投稿する・・でもマズそうに見える写真をアップされるのはお店にとってどうだろう??
と、考えてしまいます(笑)

先日、お客さんとの打ち合わせ中に、「ご飯でも行こう!」という話になりお店を決めるのに「食べ○グ」を見ながらワイワイしていまして、お店を物色中に、投稿された写真とコメントを見て「なんか微妙だからココは無い」という発言が飛び出しました。。
決して店構えも料理もマズそうではなく、単純に「投稿写真がマズそう」だったのです(笑)

こうなると真相を確かめなければという衝動に駆られて、「投稿写真がマズそう」に見えたお店に行ってみると、「美味しかった」のです。
こうなると、気軽に投稿写真をアップできるのはいいですが、評価をされたお店にとっては死活問題ですね。
むしろ投稿写真が無ければ、ネットからの流入客はもっと増える店かもしれません。

で、前置きが長くなりましたが、「料理写真」をおいしく見せるフレーミング(撮影範囲)の工夫について記載していきます。
某サイトのような口コミ投稿を見ていると、「マズそうに見える写真」にはこんな共通点があります。

1:料理が極端にアップになっている
2:撮影者の影で料理が暗くなっている
3:露出の上げすぎ、または下げ過ぎで素材が新鮮に見えない
4:料理を下から煽って撮影している
5:斜め写真でよりマズそうに写っている


ズケズケ書きましたが、こんなところでしょう。
1番目以外はカメラアプリなどの設定で何とかして頂くとして、気を付けたいのは「フレーミング」です。
見せたいものがあるので強調したい気持ちは分かりますが、投稿写真はあくまでも第三者が見るものです。
何でもかんでも撮ってアップするのではなく、「記録」か「公開」かの判断をしっかりして頂きたい。(お店が可哀想w)

では、同じ料理のサンプルをフレーミングを変えた4つのパターンで見てみましょう。
フレーミングの参考事例
Aは料理を中心に置き全体像を印象づけます、Bはメインとなる料理にフォーカスを当てて、背景を排除しています。
C,DはA同様に料理全体を写していますが、左右いずれかに視線を向けるように撮影しています。
これらはどれも「フレーミング」で処理できてしまう撮影例です。

また、撮影するアングルなどは、「食べる人の目線からの高さと角度」がベターです。
極端な角度で撮影されても、商品撮影でポイントを見せるパターンではないので、「食べて美味しそうな角度」を基準にしていくと「落ち着いた印象」になります。

料理の写真は、「お店で肉眼で見る場合」と「スマホなどの写真で撮る場合」とでは全く見え方が違います。
「おいしそう!!」とテンションが上って撮るのは単なる記録用としてネット公開は控え、美味しい料理だと感じた場合は、提供してくれたお店に対して素人写真は公開せず、活字で論じて頂けることを願うばかりです。
写真はそれだけ人の印象を左右してしまう怖い存在ですよw
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商品写真のコントラストと彩度の調整
撮影写真を補正する場合、多くの方が「明るさ調整」など直感的な部分をフォトショップなどの加工ソフトで行うこともあると思いますが、「コントラスト」や「彩度」の項目で画像の調整を施したことはありますか?
よくネットショップで見かけるのは「いじり過ぎ」の写真です。
スタジオで商品撮影・納品された段階でこうした過度な補正が行われていたのであれば致命的ですが、依頼元が行ってしまうケースもあります。
「いじり過ぎ」とは妙にモデル画像の肌が赤褐色になっていたり、濃度が濃すぎる写真です。

大体の原因は「コントラスト」や「彩度」を触ることで生じてしまい、過度に補正すると「いじり過ぎの写真」になってしまうようです。
そもそも商品撮影後に書きだされたJPEG画像はある意味で「完成品の写真」です。
これに手を加えれば「色合いがおかしくなる」のは当然です。
写真の色調の補正は前提として適切なモニター環境での補正を勧めますが、誰もがそうしたモニター環境で作業ができるとは限らないため、凡用モニターの場合は編集者の「カン」に頼ってしまうことになります。

実際に「コントラスト」や「彩度」の項目を触ったことがある人でしたら分かると思いますが、この項目は「写真の印象をすごく変える部分」でもあり感覚的に補正量を決めるしかない機能ですので慎重に行わなければなりません。
どれぐらい変化するのかサンプル写真を見て比較してみましょう。

コントラストと彩度調整の比較
左はJPEGで書き出した「元画像」となり、残りの2枚は「コントラストのみ」・「彩度のみ」を強めに補正した状態です。
「肌が重たい印象」になることや「色合い」も大きく変わってしまったのが分かると思います。
これを「コントラスト」と「彩度」をダブルで補正すると、「いじり過ぎ写真」が完成する可能性が大きくなります。

通常業者の場合は、「コントラスト」や「彩度」の前に「レベル補正」や「トーンカーブ」を最初に見ます。
そこで写真の仕上がりを追い込んでから、最終的に必要なら「コントラスト」と「彩度」を触ります。
個人的な意見ですが「商品写真」では触ることは極力避けます。
理由としては、「極力ノーマルな状態で納品したい」からです。

また画像補正の作業を行う照明環境(太陽光なら時間帯)によってもモニター上の画像の色合いの「見え方」は変わってしまいます。
「昨日夜に見た時はいい感じの写真」だったのに、朝起きてみたら「色が濃かった・・」なんてことが無いようにしたいものです。

商品撮影の場合、消費者は「掲載写真を信じて」購入しますので、コントラストと彩度の調整は特に慎重に行っていきたいものです。
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商品撮影サービスへの想い
今回、厳しい内容となりますのでスルーして頂いても結構です。

最近、某商品撮影サービスからの乗り換えが立て続けに入っています。
弊社としては、うちにオーダーが頂ける分、嬉しい事件ですが、お客さまにとってはやはり1度でも悲しい思いはしたくないはずですので、少し書き留めておきますのでご参考になれば幸いです。

まず言っておくべきことは、何かと問題がある某商品撮影サービスのサイトですが、弊社のサイトの文言を完全にコピーされた経験があります。
当時は目を疑いましたが、このブログを読んで頂いている方ならお分かりですが、「私の文章の書き方(クセ)」も見事にコピーされ、1文字も変更なく使われました(笑)
そして、これが私が考え最初に世の中に出した文章です。

モデル撮影を依頼されるアパレル系、ネットショップにとって撮影料金はとても大事ですね。
ネットショップ、特に女性アパレルにおいて、購入者の大半は同性ユーザーとなります。
では女性の利用客が違和感なくネットショップで、買い物をしたくなる”共感するモデル商品撮影”とは何か?
それは強烈なキャラクターでもプロフェッショナルな写真の技術力を魅せることでも無いということです。
弊社選定の理由は「安価できめ細かいサービス」それが最高の褒め言葉で共感して頂くことだと考えております。
ネットショップに必要なモデル着用による商品イメージとはターゲットを把握した写真を提供することです。
弊社が考えるアパレルショップにとって使いやすいサービスとは、価格のみに注視したスタジオ主導のものではなく「お客様の意向をモデル商品写真を通じて実現すること」だと考えます。


きっとこのブログを読んでコピーし構成した本人は「やばい!」と思うでしょう(笑)
グーグルに削除申請はしましたが、サービスが類似しているため検証中とのことで、具体的な解決には至りませんでした。
その後、同じような業者だという印象を与えかねないため弊社側のページを修正する変な予防措置をとりました。

残念ながらその後も「モデルによる無料サンプル撮影」など類似サービスも展開するようになり、今では「モデルコードも真似されるだけ有名になった」と思うようにしています(笑)
ただ、決定的な違いは、「無料の意味」です。
弊社の場合は、無料や特別割引になるには条件があります。
1つは「本番撮影を10着以上行うことで無料サンプル対応する」という点で、「サンプルで納得頂く自信があります」
逆に某サービスの場合は「とにかく無料」、賢い担当者ならこの違いの意味に気づけば怪しいと思うはず。
もう1つは、「新人モデルに限っての特別割引」これも弊社の条件です。
はたまた某サービスの場合は、「とにかくどのモデルでも割引至上主義」、つまり値引くしかないモデルだということ。

いささか愚痴っぽくなり恐縮ですが、この微妙なニュアンスの違いを混同してしまうケースが多いようで、「安いから某業者でOK」と思って依頼すると悲しい思いをすることになりかねません。

写真の仕上がり等に関してまでは、好みにもよるので言及は避けますが、問題なのは「企業のプライド」なのだと思います。
1つのサービスを公開するまでに弊社は相当時間を掛けます。
しかし、吟味して作り上げたサービス内容を完全コピーされる・・・とても悲しいと同時に「同じ業者としてのプライド」を疑います。
クリエイティブな事業を行う企業がそのような方法で顧客を集める。
ネット上では何がオリジナルなのかの判断はお客様はできません。

ただ1つ言えることは、そうした企業には「良いカメラマン、良いモデルは集まることはない」という事実です。
ネット上には優良な商品撮影サービスを行っている業者さんも多く存在しますが、ネットの闇と言うと大袈裟ですが、そうした粗悪なサービスを展開するサイトが検索上位になっている状況も問題です。

この記事を読んで下さっている写真撮影スタジオ様、我々は写真で競い合いましょう!
良い写真を撮っていき、ネット上が賑わえばきっとカメラマンにもお客様にも良い方向になると考えております。
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RAW撮影データをビューアで見る方法
今回はニコンのデジタル一眼レフカメラでRAW撮影をしたデータをウィンドウズのエクスプローラーで表示する方法について記載していきます。
RAW撮影をするとファイルの拡張子は「○○.NEF」となりますが、このNEFデータを手軽にサムネイル画像として閲覧できるようにします。
「何が便利なの??」と思うかもしれませんが、NEFファイルはニコンの純正ソフトでも閲覧は出来ますが、難点は「ソフトを立ち上げないと見れない」という点です。

「この撮影した写真って何だったかなぁ~」とフォルダを開いても、瞬時に確認することができません。
フォトショップ等を持っていれば単純に見れますが、「編集する目的」ではなく「閲覧したいだけ」こんな時に役立ちます。
この方法だと「ピクチャースタイル」が適用されていないので、ウィンドウズビューアで見た状態の確認もできます。(あくまでもアタリで見る感じ)

では早速、ウィンドウズでRAW撮影された写真をビューア表示する方法を見ていきます。
まずは、ニコンサイト内にある「NEF Codec」をダウンロードして、インストールします。

ニコン:NEF Codec
※Windows10の人は注意!、使用されているカメラ機種が対応していることを確認して下さい。

インストールが終わると、再起動しますのでOSが立ち上がったらNEFデータがあるフォルダを開いてみましょう。
アイコン表示されていたNEFデータがサムネイル表示されていると思います。

もし表示されないようでしたら「Microsoft カメラコーデックパック」もインストールしてみてください。
また「ニコン以外のカメラでも使いたい!」という人は以下をお試し下さい。

Microsoft カメラコーデックパック
※完了しても表示されない場合は、既定のプログラムが設定されている場合があるので、NEFデータ上で右クリック、「プログラムから開く」→「既定のプログラムの選択」→「windowsフォトビューア」を選択します。

これでOKです♪

Microsoft カメラコーデックパックを使えばニコンに限らず、主要カメラメーカーの機種であれば、エクスプローラー上でサムネイル画像として表示できるようになります。
自社で商品撮影を行っている人は、「意外とたくさん撮ってしまうRAW画像」から手早くOKカットにアクセスしたいですよね。
これで写真をフォルダ毎に整理する場合などでも、ひと目で何の写真なのか把握しやすくなりますよ。
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モデル事務所の本音
先日オーディション向けの撮影に来られた某モデル事務所の人と少しお話しする機会がありました。
弊社事ではございますが、2年程前からモデルレッスンを伴う宣材撮影のお仕事をしております。
事務所所属のモデルさんといっても新人の方や、タレントからモデルに転向しようとする人まで様々ですが、事務所は「どんな人材を欲しいと思っているのか?」談笑の中で聞いてみたところ、意外とモデルコードと同じ匂いがしたので、少し書き留めておきます。

まずその方の第一声は、「精神力と常識のある人」だそうです(笑)
これも面白いと思ったのですが、ある一定のレベルの事務所を受ける人は、身長やらビジュアルは既にクリアしている場合が多いらしく、しぐさや表情などを除けばスペック的な部分を重点的に見ることは無いという。
それよりも所属後の方が問題で、不定期に入る仕事に対してモチベーションを保てる精神力があるか?、また目標設定のしにくい業務にどう取り組めるか?
こういった事が何より重要で、毎年新人として入ってきても1年後に残るのは僅かだという。

そして「あるある」と納得してしまったのが、モチベーションの下がっているモデルほど業務連絡へのレスポンスが遅い(笑)
うちの場合でも、何度も経験していることなので、感覚的に「テンション落ちてるな?」という場合は、クライントに保険のモデルを選んでもらうこともある。
弊社のようなに自社モデルを扱っているスタジオも事務所も同じような考えのようだ。

当然、我々や事務所はクライアントに対して責任がある。
業務として信用を失わないためには、わざわざ危険なモデルを勧めるメリットは、双方にとって1つもない。
簡単に言えば「当たり前に仕事ができるモデルしか使わない」ということ。

お話を伺った事務所の場合はそうでもないかもしれないが、個人的には「モデルをサークルや気軽にできるバイトと勘違い」している応募者も少なくない。
何のスキルや努力もなく、「モデルの仕事下さい!」と言われても、何に対して報酬を払えばいいのでしょう(笑)
これでは「英語を勉強したこと無いけど英会話の先生になりたい!」と言ってるようなもの・・
プロの現場に携わるのであれば、プロとしての仕事ができなければ現場に入ることはご法度です。

モデルコードの場合、「自主的な練習はすべて無料で行っている」、ただ自主性が大事なので我々から「練習した方がいいよ」なんて誘いはしません。
このシステムになってから「伸びる人はグンと成長する」、逆に消える人は消える。
これは仕事量にも関係して、「技術があればリピートが増える=更にスキルが上がる」、何も努力をしなければ「一発屋=撮影機会が減少する」、プラスのスパイラルに入るか?負のスパイラルに陥るかは全て本人次第なのです。

厳しい文言が並びましたが、談笑の中で共感したのは、「売り出したくなるモデルはいる!」という事です。
撮影モデルという業界で「運」というかチャンスに恵まれない人も存在する。
例えば、冒頭で書いた「精神力と常識のある人」だと現場サイドから見て絶対の信用はあっても、クライアントが選んでくれない・・
こうしたケースは、「何とか仕事を与えたい」と売り込みにも熱が入るのは確かです(笑)

「女性アパレルモデルは誰に向けて仕事をするべきか?」を考えると優先対象はクライアントではなく、着用写真を見て買ってくれる消費者です。
ひいてはそれが売上となりクライアントも満足する結果へと導くことになります。

一般の女性は男性に「モテる術」というのは潜在的に備わっていますが、女性に対して効果があるかは微妙です。
重要なのは「ターゲットは何か?」を理解して試行錯誤することです。

人気モデルの方程式があるとすれば、まずは「同性に好かれることで、その後男性も巻き込んでいく」今現在、活躍しているモデルさんの人気のキッカケ、そんな部分にも着目してみると仕事への考え方が変わるのかもしれませんね。
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ホワイトバランスを正確に決める
商品撮影では「正確な色の再現性」を得るためにホワイトバランスを決めることは、もうお分かりかと思います。
最近のデジタル一眼レフカメラはAWB(オートホワイトバランス)の機能も向上してきましたが、やはり連続で撮影を行うにはオートだとコロコロ設定(色温度)が変わってしまうためマニュアル設定をお勧めしたい。

で、どういう風にホワイトバランスをセットするのかというと、18%グレーカードなどを使ってマニュアルで設定します。
以前は「銀一のグレーカード」をご紹介しましたが、もう少し突っ込んだアイテムを実際に使った感想を書いておきますので、ご参考にどうぞ。
とはいえ、ホワイトバランスを取る用途ですので、さほど高価ではなく1万円以内で買えてしまうので1つ持っていると便利です。
では、今回使ってみたアイテムをご紹介します。

ホワイトバランスの設定アイテム
どれも似たような画像の並びでスイマセン(笑)
正直、この手のアイテムはこの他にも持っています。
そうです、カメラ好きは無駄にたくさん持っています・・なぜか買ってしまうw

冗談はさておき、上記の3つの使い道については、個人的にそれぞれ役割を持たせています。
Aのグレーバランスカード、見たままですが商品撮影時にはこれでセットすることが多いです。
Bのカラーチェッカーにもグレー面はありますが、カメラの機種にもよるのか?ニコンではAの方がしっくりきます。
作業的にはAでホワイトを決めて、Bのカラーチャートで追い込む・・みたいな感じがベターです。

そして、Cのホワイトバランスフィルター、これは特殊な時だけ活用しています。
シチュエーションとしては、屋外で被写体の近くでホワイトバランスが取れない場合です。
例えば、遠い建物がターゲットの撮影だったり主に風景写真ですね。
変わった所だと展示品など立ち入り禁止区域が設けてある場合にも有効です。
カメラのレンズにはめて、被写体に向けてシャッターを切るだけでプリセット出来ます。(少し調整は必要ですが・・)
ま、これもカラーチャートを保険で撮っておくと後で助かります。

単にホワイトバランスをセットするだけですが、状況に合わせて使い方を変えてみたりしています。
オススメは?と聞かれたら「3種類は持ってたほうが良い」となりますが、物撮り程度の撮影であれば、「銀一のグレーカード」で安く済ませてもOKです。
撮影後に「もっと色の再現性」を高めたいのであればBのカラーチェッカーを併用して使うと良いでしょう。

と、ここまではカメラ側でホワイトバランスを決める話です。
この後、パソコンにRAWデータを取り込んで「色調整」をするのであれば、色の再現性に優れたモニターを用意するべきですよ。
カメラ側はOKでもモニター上に表示したら「あれれ?状態」では、こうしたアイテムも役に立たないので注意して下さいネ。
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綺麗な商品撮影とは何か?
年々多くのネットショップがオープンする中、プロに商品撮影を依頼する理由というのは何でしょう?

「プロに頼んだ方が綺麗だから・・」

「Aショップは写真を変えたら売上が上がったらしい・・」

「自社で撮影する時間や環境がない」

商品撮影を外注する理由というのは大体こんなところでしょう。
確かにプロならば「綺麗な商品写真になる」これは正解ですが、では綺麗な写真とは何か?

・ショップの信頼感に繋がる写真
・価格以上の綺麗な質感を獲得できる可能性がある。
・説明写真として消費者に的確に商品を伝えることができる。


すごく好材料な印象を受けますが、少しひねくれた見方をすればこうなります。

・他社と見栄えが変わらない綺麗な定番写真になる。
・過剰な演出で実際に購入した時に違和感がある。
・本当に見せたい部分が説明できているか?は不明です。


綺麗な商品写真というのは、撮影する側やショップから見れば、「優秀な写真素材」ですが、主観によるところが大きい写真という世界は、「優秀な写真=満足できる写真」ということではありません。

つまり現在のショップに訪れる消費者(獲得したい消費者)に対してどういう情報として商品写真を掲載するか?を撮影に出す前に考えることは重要です。
商品撮影サービスを行う業者は「綺麗に撮影するための技術や経験」があるという点は否定しませんが、ネットショップ運営元が考えるべき「ショップの方向性」まで委ねてしまうのは危険です。

スタジオは「撮影者であって運営者ではない」この事を前提にカメラマンや撮影サービス側に遠慮をしないで撮影指示や依頼をして欲しいと思います。
例えば、ポイント部分を「デコルテ部分」・「袖口」・「ステッチ部分」・「裾部分」これを全着共通で撮って下さい。
指示としては明確で、ダメというわけではありませんが、そこに「ショップとしてのこだわりがあるか?」が重要です。
個人的には、服の型番によって「説明したい部分」は違って当然で、撮影箇所の指示が型番ごとに変わっても嫌悪感を抱くカメラマンなどいませんw。
それよりも心配なのは「こだわりがない」ことでショップの将来が少し見え隠れしてしまいます。

単純に綺麗に撮るということであれば、どこのスタジオも定番の撮り方を知っているので作業も効率化できます。
クライアント側の指示も「お任せ」というパターンが多くなれば、スタジオ側は「どこのショップも同じ設定で撮る傾向」になっていきます。
なぜ激安撮影スタジオが増えたのか?厳しい表現をすれば「これくらいの写真であれば納得するでしょ」という傲慢さも見えます。
依頼者の状況を確認しながら写真の仕上がりを目指すには、もちろん手間がかかります。
しかし、本来は撮影スタジオが目指すべき「綺麗な商品写真」というのは個々の顧客に合わせた撮影を考えることです。

「こんなイメージのショップにしたい!」・「こんな写真が好きです」
まずはこうした要望を撮影スタジオに提案してみて、反応を見ると良いでしょう。
もしもスタジオ側が、単純なライティング変更の要望を出した時に、
「それは別途料金がかかる・・」など渋った場合は、そもそもの料金設定が効率化だけを目指したものと判断できるでしょう。
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