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  2. September 2015 の商品撮影のヒント集・投稿記事リスト

商品撮影のヒント集アーカイブ

商品撮影のヒント集のSeptember 2015 のアーカイブ一覧です。
ロケハンや撮影に持ち出すイヤフォン
電車通勤などをされている方は、スマホで音楽聴きながら・・なんてことも多いと思いますが、私の場合ブラっとスナップ写真を撮りに行く時やロケハンなどに出掛ける時には、スマホで音楽聴きながら♪ぶらぶら妄想を立てたりします。
で、今回はイヤホンタイプのヘッドフォンのお話・・

どうでもいいことですが、個人的に撮影などで持ち運ぶ時のヘッドフォンは、昭和の雰囲気バリバリのaiwaのものを使っています。
今はこのメーカー自体も吸収されてしまいましたが、「これに替わる良い物がない」と感じています。
で、実際に使っているアイテムはこれです。

撮影のお供のグッズ
キズがひどいのでモノクロで申し訳ないですが、見て頂きたいのは「収納ケース」です。
購入当時(約20年前)の世の中は、こんな収納ケースに入っているのが一般的でした。
今は本体だけ売っているパターンが多く、ケースとかコードのウネウネを何とかするにはクリップなどを別途買っていますよね。

でも、正直バックに入れておくと、絡まったり、コードがゴム素材だったりするとゴミやホコリで汚くなります。
潔癖症ではありませんが(笑)、スマートじゃない・・

これだと、コードも簡単に巻き取れて、出す時もコードがいつもピンと張った状態で、結果ここまで長持ちしているのだと思います。
昭和の製品もバカにできないものです。

現在は音質や軽さやデザインは遥かにカッコよくなったかもしれませんが、大事なのは「機能性」で、撮影などで使う場合はカメラとイヤフォンだけではなく、コードが多いグッズもバックには入るので「スッと出せて撮影に集中する」には、コンパクトでスマートに限る。
無駄にイヤフォンを買っては止めてを繰り返していますが、最終的にコレになります。

唯一不満があるとすれば「Bluetooth対応ではない」ことですが、昭和のものですので仕方がありません(笑)
スマートに持ち運ぶという意味ではこうした昭和な収納ケースなど不要なのかもしれませんが、「無くして欲しくない機能」というのはある訳で、これはカメラ業界も同じです。

便利になるだろうと想定した機能が登場する影に「割愛された機能」があったり、実は撮影現場では割愛された機能を多用してたりして、仕方なくカメラメーカーを切り替えるなんてことはよくある話です。

写真を撮る目的でのカメラに関してもう少し触れるなら、画質や解像度の面では正直なところ現在どのメーカーであっても「綺麗に撮れる」、というより人間が使う用途としては中身的なものは十分満たされていると感じています。
こぞって各種メーカーは「不要な使い勝手のこだわり機能」や「ありえないシュチュエーションでも撮れる機能」などPRポイントを必死に探しているようにも思えます。

時代とともに電子機器は変化する事自体は避けられないですが、「必要か不要か?」を見極める感覚は常に持っておきたいものですね。
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写真は高画素だからといって綺麗ではない
秋になってカメラメーカーのみならず、家電関係の新製品の発表も盛んになってくるこの時期、「デジタル一眼レフカメラ」の購入を考えている人にちょっとしたデジタル写真(カメラ)のカラクリをご案内します。

カメラメーカーのCMなどを見ていると「有効画素数○○○○万画素!」と謳ってあると、高性能なカメラを求める消費者は少しでも「数値の高いもの」を探していくと思います。
「高性能」という点では間違いはありませんが、「高画素=綺麗な写真が撮れる」という結びつけには注意が必要です。

デジタルカメラを選ぶときに、まず考えておくべき点は以下です。
1:印刷用として納品(使用)する際にどのくらいのサイズで出力する予定があるか?
2:撮像素子(センサーサイズ)は何が合っているか?
3:重量や握った感覚はどうか?

以上の3点のみです(笑)

では実際にカメラカタログ上での判断を想定して順番に当てはめていきます。
1)の印刷用途でのサイズがA3程度で十分ならば、1000万画素以上あればOKなのでほとんどの機種がストライクゾーンに入ります。
そして、2)のフルサイズなのかAPS-Cなのか?これは持っているレンズ状況によって判断すれば良い。
最後に重量などですが、頻繁に使うカメラは経験上、というよりも使用している環境が常に持ったり置いたりの連続なので、「デカイのは疲れるだけ」というのが私の見解です。

カメラをよく知っているほど「有効画素数ほど当てにならないものはない」ということは周知の事実(笑)
悪い言い方をしてしまえば、知識の少ない消費者がカメラを選ぶ時の判断基準として「分かりやすい数字」を示しているようにも思えます。
それが本当かどうかは個々の判断にお任せしますが、まずはNikonのサイトを御覧ください。
少し理解ができると思います。

「一眼レフカメラ製品一覧」のページでズラッとカメラが並んでいます。
2015年9月現在では左上にある「D4S」が、いわゆる高級機です。
その有効画素数は「1623万画素」となっています。

対して、入門機として知られる「D3300」の有効画素数は「2416万画素」・・・あれ?入門機の方がハイスペックなの!?
と、困惑すると思います(笑)

有効画素数の矛盾については今回は長くなってしまうので、別の機会に記事にしますが、要は有効画素数は数値だけでは判断できないということです。
「綺麗な写真として再現するために必要な要素」は「撮像素子とレンズ」です。

あえて「再現するために・・」と書いたのは、あくまでも条件であるだけです。
例えば「撮像素子とレンズ」だけを見て機種を選んだとしても、本体の重量や握った感じが自分に合うかどうか?、そして何より価格が高くなることになる。

単に綺麗な描写を求めることとと、第三者が見て綺麗な写真に仕上がっていることとは違います。
重い高級機を持って、腕が痛くなってあとちょっと頑張れば違うカットが撮れるのに、カメラの重さに負けて1枚を諦める・・
これでは本末転倒です!
単純にカメラを軽くすれば、その先の1枚を撮れたかもしれませんよね(笑)

こうした事例を考えるとカメラ選びとは、目的とバランスの問題になってくることは理解して頂けるでしょう。
スマホも最近は有効解像度が高いことをPRしていますが、SNSなどのネット使用であれば1200万画素など全く無意味で、100万画素あれば必要条件は満たされるでしょう。
単純なカタログ上の有効画素の数値を見て「今度のスマホはカメラがいいらしいよ!」というのは滑稽でもあり、数値を信じて料理を撮ると「飯マズ写真」になってしまうのです(笑)
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先週末にいよいよiPhone 6s/iPhone 6splusが発売開始されましたね。
iPhone 6をスルーして今回は、「替えようかな?」と思ってましたが、スルーしました(笑)
というかアンドロイドの方に気持ちが傾く今日この頃です・・

iPhoneについては、毎年恒例行事のように話題に挙がる端末ですが、毎年感じる「また独壇場なのね」という残念な気持ち。
先日iPad proについては褒め過ぎ状態でしたが、iPhone 6s・・何がいいのでしょうね(笑)
カメラ機能の向上で撮影写真が綺麗になったとか、解像度も向上したなど進歩はあります。
進歩は大事ですが、アップルには他の目線で進歩して欲しかったのが正直な所です。

カメラ画質については、何度もこのブログでも書いていますが、「インスタグラム」程度の写真をバンバン撮るといっても、この程度の向上は、アンドロイド系の後追いでしかなく、きっと日常で画質の違いでの恩恵や感動を覚えることはまずないでしょう。
加えて4K動画の撮影についても、RAMが2GBの弱さを感じることや、4K自体30秒も撮影すればファイル容量は400~500MB程度にもなる。
SDなどの外部ストレージを利用できないiphoneでは実用的ではない(笑)

いやいや、「3D Touch(押しこむ操作)」があるじゃないか!
これって若者世代はいいですが、おじさん、おばさんのスマホの操作をアップルは考えているのだろうか?と疑う機能。
そもそも年配の人は、「押しこむ動作」をしがちです、そうです!毎日が3D Touchなのです(笑)
普通にメールアプリを立ち上げる時も「グッ」と押しこむ・・
スマホが登場した時は「押し込まなくていいんですよ~」と教えられたオジサマ達も多いでしょう。
もし、この世代が「3D Touch」を搭載したら、誤作動のオンパレードです(笑)
管理画面で「3D Touch」をオフにすることぐらいできただろうに・・・
「誰もが使いやすい端末」今はなきCEOは言っていましたよね・・

私見的にはデザイン的にも前機種を見事に踏襲して何の魅力もないままですので、スペックだけ見れば、グッと価格も安く、高機能なアンドロイド系に興味を持っていかれるのは自然なのかなと感じています。

業界的な話で言えば、デザイナー仲間でもアップル離れが進んだ時期がありました。
正直、作業効率を重視する場合は同じAdobe系のソフト使った場合はWindowsの方が遥かにスピード向上を体感できてしまう。
Mac Proの登場で一旦アップル離れは若干止まったようですが、価格面や拡張性で考えればWindowsは頑張っている。

iPhoneからアップル製品を使いはじめた人は多いと思いますが、長年アップル製品を使っている人は「たまに全く使えない製品を出す」というのは知っているので、即買いする人は少ないのも事実。
ただ、そうしたチャレンジ製品で業界をリードしてきたことも否めませんのでアップルは人気なのです。
物理的なボタンを取り去ったiphoneの登場も当時は「誹謗の的」でしたが、今はそれがスタンダードです。
であれば今回のiPhone 6sも既にある機能の単純な向上だけではなく、何か強烈に賛否が別れる端末に仕上げて欲しかったと思います。
例えば、絶対にキズが付かないディスプレイでもユーザーにとっては嬉しい地味に革新的だとは思うのです。

されどアップルには期待してしまう私でした・・
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フロント紗幕による商品撮影
ここ数年、ZOZOTOWNなどの大手ショッピングモールの商品撮影でよく見かけるフロント紗幕を使った「マットな質感の写真」ですが、なぜこうした雰囲気の写真が多く利用されるようになったのか?
理由としては「更新作業のスピードアップ」と「サイトデザインの流行としてシンプルがキーワード」になっているからでしょう。

楽天市場などでは定番となっている「白背景を飛ばした撮影」では、「合成・加工」も視野に入れた場合が多い。
例えば、人物部分を切り抜いて他の画像と組み合わせてバナー画像にするといったケースでは白トビ背景の方が使い勝手が良い。。
もちろん「説明写真」という点では、いずれの撮影方法で撮られた写真でも間違いではありませんが、「1枚の写真でイメージ性も説明も兼ねる」という点では、紗幕やディフューザーを使った「マットな質感の写真」の方にやや軍配が上がると感じます。

説明が遅くなりましたが、「マットな質感の写真」とはどんなものか?
下の写真のような陰影を少し醸しだした印象の写真となります。

紗幕による撮影例
いかがでしょうか?
パキッとしたシャープな印象といういうよりは、「優しい質感」になります。
弊社の場合、こうした照明による効果の違いを事前に知って頂けるように「定番ライティングが3種類から選択」できます。
今回はこうした写真がどのように撮影されているかをイラストを混じえながら説明いたします。

まず、この撮影でのキーワードは「フロント紗幕を使う事」です。
通常の撮影ではアンブレラなどにディフューザーを被せてライティングを組みますが、アンブレラの直径にもよりますが、人物の大きさと比較すると面で当たるというよりは「点光源」に近くなります。(距離にもよりますが・・)
フロント紗幕の特徴は「点ではなく面でライティングする」ここがアンブレラ撮影との大きな違いです。
実際のフロント紗幕による撮影セッティング例を見てみましょう。

紗幕を使った撮影方法
ほぼ背景の横幅と同じくらいの面積の紗幕がストロボの前に設置されています。
カメラマンは紗幕の前に立ち撮影します。
こうしてストロボから照射される光を紗幕に通すことで「面光源」に変えてモデルに当たるようにしています。
細かなストロボ光量などは撮影環境によって変化するため割愛しますが、原理はこんな感じです。

ポイントととしては「光量と紗幕の向き(角度)」をアレンジすることで、フロント紗幕撮影のバリエーションは無限に広がります。
感覚としては、光を当てるとというより光を分散させてどのバランスで強弱をつけるか?が重要です。
・・ってガチ過ぎる撮影方法なので、参考になる方だけお読み下さい(笑)

商品撮影のおいて陰影の出し方というのは「商品の品格」を左右する要因にもなります。
現在のスタジオ撮影サービスは、「スタジオ主導」でこうしたライティングを決めてしまいますが、もっと依頼側に分かりやすく提示・提案することへの努力も必要だと考えます。

ライティングというのは無限のパターンがあるので、「何をどう依頼したらいいのか?」がお客様は分からないハズです。
「アパレルで流行っているライティング」を意識することで、消費者に対して少し違ったアプローチが出来るかもしれません。
他社と違った写真が欲しいから外注に依頼する!
しかし、その外注先が「似通った写真」しか提供していないようなら差別化は難しいでしょう。
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ネットショップ運営のヒント
大手ショッピングモールに出店して、モール担当者から売上向上のためのアドバイスを聞いて実行している方も多いと思います。
ズバリ!、その結果どうなりましたか?
中には上手くいった事例もあるでしょう。
しかし、モール担当者の意見を実行しても一時的に売上は向上したけど、その後は低迷した・・という事例があることも事実です。

本日は、サイト制作業務のプランニングを実際に行ってきた経験からネットショップを運営・管理する担当者が現実的な数字から考えておくべきことについて少し触れていきます。

まず最初に1つのネットショップのSEOから販売経路の開拓や売上向上に結びつくまでに1名が担当するショップ数の限界を考えると、モール担当者に任せることがどれだけリスクを伴うのかが分かります。
正直申しまして、新規サイト(ネットショップ)を顧客が納得するレベルまで引き上げるには、相当な労力(予想・検証・実行などの繰り返しによるデータ蓄積)が必要となります。
ましてや、ショップを管理する人がHTMLなどの知識が全くない、画像のリサイズすら十分にできないとなると、モール担当者のスキル云々のレベルの話ではありません。

そうした知識がなくても手軽にショップ運営ができるよう初心者の方でもカンタン入力の管理画面がありますが、このシステム自体をじっくり把握する人はまずいないでしょう。
20年近くネットに携わってきた経験上、「システムは簡素化されたが、扱う人間がついていけない」ジレンマがあります。

少し昔の話ですが、windows95くらいの時代は、「こうすればこうなる」という「理由と結果」を同時に把握しなければパソコンは扱いにくい代物だったのですが、今は「結果先行型」でシステムが簡素化されている為、昨今のネット運営担当者の行動が「売れているショップになるための結果」を求め過ぎている。
実際のところ「売れるための行動を起こさなければ、売れるショップにはならない」、閉店するショップはこうした行動をしない傾向があり、その結果は想定内のショップの閉店に追い込まれる。
時代を問わずネット上での販売というのは、「予想→検証→実行」が基本となります。
これは絶対です。

そして話を戻して、大手モール担当者がこうしたノウハウを顧客に伝え、そのアドバイスを軸にネット運営を行うわけですが、「1ショップ=担当者1名」ではありません。
大手モール担当者は他のショップの面倒を見ないといけないので、その労力はとてつもなく多いでしょう(笑)

ネットに関する知識や成功事例をデータとしてどれだけ持っていても処理をするのは人間です。
想像してみてください。
「アパレル」、「食品」、「家電」、「コスメ」、「インテリア」各ジャンルで1ショップ、合計5店舗を担当したと仮定して、「深く関わり調査して、そのショップの今後まで見極める」なんてことが現実的に可能でしょうか?
私には無理です(笑)

例えば某大手モールの従業員数が約13,000人、その中からネット通販事業部で3,000人を配属させたとします。
そして現在のショップ登録数が約42,000店舗とすると、一人の担当者が抱える店舗数は14店舗です。
またまた想像してみてください。
たった1名で14社分の売上向上を確約できる経営スキルありますか?
これまた私には無理ですww

これはあくまでもモール担当者がネット知識に長けていることを前提にしています。
当然3,000人の中には実務経験の少ない人もいることを考えると、自社のネットショップをモール担当者のアドバイスで構築していく危うさが理解できると思います。

核心を突いてしまえば、モールに参加(出店)する企業は日々増えていく・・・
HTMLなどの知識に乏しく、悪く言えば「手がかかる割にチャレンジをしないショップ」は見放されるでしょう。

ネットショップの運営は「実店舗と同じように考える」これが常識です。
決して、「大手モールに出店したのに売上が上がらない!詐欺だ!」とか考えないで下さい。
現実として、ネット知識が無いのにネットで儲けようと出店する方に問題があるのかもしれません。

地元で繁盛する八百屋さんは商いを行う地域のことをよく観察して知っています。
ネットでもリアルな世界でも商売は同じなのです。
「この人参どうやったら売れる?」そんな質問、八百屋さんはしないですよねw。
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撮影写真の背景がボケない理由
思い通りに「ボケのある写真」が撮れない・・
ネット上の情報を元に「ボケ感のある写真を撮るためにレンズも買った!」なのにどうして上手くいかないの?
ボケ感のある写真を撮りたいと願う人にとって、デジタル一眼レフカメラを触っていて背景のボケ具合に疑問や不満を抱くケースは多く、最悪の場合、意味もなく高価なレンズを買ってしまったりすることもあるようです。

今回はデジタル一眼レフカメラの撮影で、「背景がボケない5つの理由」と題して、もう1度、写真の基本的なことをおさらいしていきます。
納得いくボケ感が得られないと感じている人は、当てはまる要素がないか確認してみてくださいね。

Check1:レンズの焦点距離を疑ってみる

ボケのある写真とレンズの関係というのは、誰でもご存知かと思いますが、「レンズの焦点距離」について考えたことはありますか?
一般的に「広角レンズ」は焦点距離が短く被写界深度は深い(遠くまでピントが合う)、「望遠レンズ」は焦点距離が長く、被写界深度は浅い
ということを理解しておくと良いでしょう。
よく勘違いされるのが、「広角レンズ」は「単焦点レンズ(よくボケるとされるレンズ)」と形状が似ているので、混同しがちです。
キットレンズの望遠レンズから広角レンズを追加したのに「ボケない」と嘆くのはこのパターンが多いです(笑)

Check2:絞りをオートにしていないか?

初心者の方にありがちなのは、カメラ設定が「オート」になっているパターン。
オート設定ではカメラが「絞り」&「シャッタースピード」を決めてしまうので、狙ったボケ感の写真になることはありません。
マニュアルまたは「絞り優先」モードで絞り(F値)を設定しましょう。
ボケ感を味わうには必ず「絞り開放(F値をできるだけ小さく)」します。
F1.4などの明るくボケるレンズを使っていてもF16などに絞ってしまっては意味がありませんよ。

Check3:被写体との距離を考える

check1で「広角レンズ」は被写界深度は深くてボケにくいと書きましたが、広角レンズでもボケ感のある写真は撮れます。
条件として、「被写体とカメラの距離、それにプラス被写体と背景の距離」が絶妙なら「ナイスなボケ味」が演出できます。
例えば、テーブル上で小物撮影をしていて、小物と背景との距離が近く、撮影者が離れて撮っている場合、広角レンズ特有の「被写界深度」の影響を受けてしまい、期待通りのボケ感が出ないことがあります。
まずは、「被写体にピントが合うギリギリまでグッと近寄る」ことを覚えましょう。

Check4:背景との距離を考える

check3同様、距離に関してですが、撮影者がグッと被写体に近寄る・・しかし、被写体と背景との距離が近過ぎる場合はアウトです。
ポートレートでよく見かける「お花畑で人物撮影」のような、あるあるパターン、人物もクッキリだけど花もクッキリ写ってしまって「うるさい写真」になる例です。
ボケ感を得るには「被写体から近いものより遠くにあるものを背景にする!」これだけでボケ感のある写真は相当変わります。

Check5:撮像素子を見直す

最終チェックポイントは、「撮像素子(センサーサイズ)」の問題です。
「それを言ったらおしまいでしょ!」と突っ込まれそうですが、持っているカメラの撮像素子によってボケ感が変わることは否定できません。
とはいえ、「撮像素子が小さいからボケない」ということではなく「ボケ具合の大きさ」に違いがでるだけですのでご安心を。
コンパクトデジカメなどのセンサーサイズが小さいカメラを使っていて、自分の欲しいボケ具合にならない場合は、「撮像素子の大きいカメラに変更」するの1つの方法です。

撮りたい写真と機材選びは「今持っている機材で不可能なのか?」を再考することは大事で、意外と写真の基礎的なことを機械のせいにしているパターンも多いので、気になった方は写真のイロハをおさらいしてみましょう。
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写真撮影をはじめるために必要な機材ベスト5
こと本格的に写真撮影をはじめるとして、機材選びで真剣に考えてしまうのはやはり「カメラ」だと思いますが、実はカメラにこだわっているプロカメラマンは意外と少ないと思います。
誤解の無いように記載しますが、「なんでも良い」ということではなく、必要に応じてカメラを選んでいるということです。
カメラ好きの方に多く見られる傾向として「このカメラがあるから被写体を探す」というパターン。
プロカメラマンは「この被写体(案件)を撮る必要性があるからカメラを選ぶ」という点で「逆の思考!?」であり、少し機材に対する考え方が異なる気がします。

このブログでもよく触れている「カメラは機材の1部でしかない」という観点から、まず業務として本格的に写真撮影をはじめる場合に重視している機材やアイテムは何か?
主観になりますが、優先度の高い順にベスト5をご紹介していきたいと思います。
この優先順位は10年余り業務カメラマンとして活動しておりますが、変化することはありませんのでご参考になれば幸いです。

1位:ディスプレイはとことんこだわる

デジタル時代の写真術としては、やはり写真を実際に見る「ディスプレイ(モニター)」選びは何よりも投資をするべきだと考えます。
今となっては考えられないのですが、駆け出しの頃はHPのノートPCを使ってました(笑)
ハイ、市販のミドルクラスの汎用品です。
そのノートPCで1年ほど写真現像を行っていましたが、たまたま故障したので、新規にディスクトップPCを導入をした際に「EIZOのColorEdgeシリーズ」を購入し、既存の写真データを見た時に青ざめました・・・
「こんなギャグのような色合いで納めてたのか・・スイマセン!!!」

それ以来、モニターはIPSパネルでカラーマネジメントが高い精度でできるタイプ以外使いたくないという感覚になりました。
ここでよく質問があるのが、Macなら高いから大丈夫でしょ?という先入観w
はっきり言いますと「Macだから大丈夫ということはない」というのが個人的な意見で、Macでも外部のカラーマネジメント機器を使って調整するのがベストです。
こうしたディスプレイ(モニター)は少し高額になりますが、「きちんと写真を見る」ことができなければスタートラインにも立てないと考えれば投資する価値も理解できると思います。

◇参考:最低限用意したいデュスプレイ




2位:パソコン内蔵機器(パーツ)

1位はディスプレイですが、2位は実際に処理をするパソコンのパーツです。
パソコンのスペックについては、高い仕様であることに越したことはありませんが、単純に高価だから良いという訳ではありません。
注目するのは、最低限「グラッフィックボード(ビデオカード)」の性能が良いもの。
グラフィックボードはGeforce系統とRadeon系統とメインどころがありますが、細かく記載してしまうと難解なので簡単に説明しますと、「モニターと直接接続するPCパーツ」ですので、「良いモニターと良いグラフィックボードの関係」については相互関係があることはお分かり頂けるかと思います。
「インテルなどの内蔵グラフィック」は、2015年現在の状況では実用レベルとは言い難というのが個人的な見解です。

◇参考:グラフィックボードの形状




3位:編集ソフト

外部的な編集機材環境が整ったら、次は「編集ソフト」です。
初心者の方の場合は、カメラメーカー純正のソフトを使うことが多いかもしれませんが、個人的には純正ソフトは使っていません。
「Adobe Lightroom」または「Adobe Photoshop」の2択です。
なぜ純正ソフトを使わないかと言いますと、カメラ機能の「綺麗にしちゃう処理(笑)」を再現しちゃうからです。
RAW撮影を行った時に、現像するために「素の状態(RAWのまま)」で編集したいため、こうなっているというのが現状です。
カメラ側でピクチャコントロールなどの機能を全部OFFにできるのが理想ですが、仕方ないのですかね・・それとも勉強不足??
要は「自分の写真」を作る上で、編集ソフトは「整理と編集機能が高いもの」が扱いやすいと思います。

◇参考:編集管理ソフト




4位:露出計

地味なアイテムの登場と思われるかもしれませんが、「どんな撮影にでも絶対持っていくのは露出計」です。
最悪、カメラを忘れてでも持っていたいアイテムです(笑)
写真というのは言うまでもなく、「光を描く」ことですので、根本的に光を把握するには露出計は不可欠です。
「そんなのプロなら目視で感じろ!」という意見もありですが、「プロだから正確に計測して把握する」のです。
入射光と反射光の測定ができれば、適正露出が得られるため、現像処理もスムーズにいきます。
その場限りの感覚で、撮影後に「白飛びが激しかった・・」と反省するようではプロではありませんw。



5位:カメラ

最後にカメラです。
長文をお読み頂いた方ならお分かりかと思いますが、上記の1位~4位が整って初めてカメラ性能(写真の質)が確認できるのです。
厳し言い方をすれば、「環境が整っていない状態ではどんな高級カメラを使っても判断すらできない」ということです。
カメラ固有の解像感や色合いの描写力は、閲覧環境や使用アイテムによって大きく見解は異なります。
「何をもって良いと判断するのか?」それはプロの仕事なのかもしれませんね。

◇参考:カメラはお好きなものをどうぞw

以上、勝手にランキングでした。
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商品撮影と表現の歴史
普段、何気なく聞いている言葉、写真を扱う仕事をしている弊社にとって「商品撮影」という言葉は、ビジネスと創作の2つの意味がありますが、一体「商品撮影とは何か?」まったりと雑談くらいにお読み下さい。

カメラの誕生と自然光から定常光へ


世の中にカメラという機器が誕生したのは1840年、ざっと計算すると175年程の歴史になるのですが、年数の経過こそあれ現代と何も変わらないのはライティングという考え方です。
そもそも写真は光がなければ撮影ができないため、その昔はもちろん自然光での撮影がメインで、日射しをどうやってコントロールするかが写真撮影の重要なミッションだったようです。
今でも自然光を利用できるハウススタジオの天井ガラス面の大きさや傾斜角度は、「光を読む・描く」という観点から形成されています。
たまに大きなスタジオを訪れると、大きな面で光の質感や量を扱うにはそれなりの規模が必要だと再確認できます。

しかし、撮影の主役となる光が「天候に左右」されるため、撮影ができる条件は限られてしまいます。
こうした条件に左右されないように1808年から電灯として普及していたアーク灯(炭素棒などを使った直流電源)が用いられました。
とはいえ当時の電極部分は非常に小さいものであったので、光を増幅させるには反射鏡などを用いるなど試行錯誤していたようです。
実際のところ撮影として商売をしていたスタジオが実用化したのは1850年代になってからです。
カメラ誕生から十数年で人工光を利用した写真撮影スタジオができていたことを考えると写真がどれほど人々の興味を惹いたのかが分かります。
その後、しばらくは人工的につくられた定常光が撮影のメイン光源となっていったのですが、今でも使われる橙色の「タングステンライト」も機器の形状は違っても光の質感は変わらないと思います。
タングステン光で撮影すると「レトロっぽく感じる」のは、ひょっとしたら無意識にこうした時代を感じているのかもしれませんね。

日本で使われたストロボ光源


昔のストロボ撮影というと、たまに映画のワンシーンでマグネシウム(閃光粉)を使ったものを見たことはないでしょうか?
閃光粉に火を付けてバチバチ燃やして、大きな光を作る・・すごく危険そうな撮影です(笑)
そこまで古くなくてもカメラの横に銀色の円盤みたいなものが付いていて「ジュボ!」という音とともに発火するフラッシュバルブなら見たことがある人もいるかもしれませんね。
とはいえこうした光源は報道写真にはよく使われたようですが、商品撮影に使っていたという文献はなかなか見当たらず、世界的にはどうか不明ですが、日本では1970年代までタングステン光(定常光)による撮影がメインだったようです。
ストロボ光源がファッションや商品撮影で注目され始めたのは、1980年代後半からですので、実用レベルの歴史で考えるとタングステンに比べたら意外と浅いことに驚きます。

商品撮影の表現はまだ未完成


こうした歴史を紐解きながら「商品撮影」という分野に目を向ければ、まだまだ未完成の分野なのかもしれません。
カメラや照明機器はデジタル化が進み、様々な機能で使用者を便利にしていますが、根本的な「光を操る」という写真の原理に立ち返った撮影手法の発見というのは、まだまだこの先に新発見があると思います。

十数年前の話ですが、私が初めてストロボを買って撮影をはじめた頃、確かに「撮影のいろは」を本で学ぼうとしました。
撮影環境からライトの位置や角度、設定値を真似して撮ってみた結果、「本に出てる写真」しか撮れませんでした。
その後、そのような教則本は捨てて、好き勝手に予想して照明を自分なりに組んでみると「面白い写真」というか自分好みの写真が撮れました。
もちろん大失敗は何度もありますが、「表現は理屈ではありません」(笑)
商品撮影のテクニック的なことを活字や動画に求めて学ぶことは勉強熱心とも捉えられますが、歴史が語る未完成な部分を学ぶこと自体、ナンセンスなのかもしれません。

写真を上手く撮れるようになる必要はまったくありません。
自分がニンマリできる写真を撮っていくことが表現としては正解なのです。
ネット分野の商品撮影の表現がこの先どのように変化していくのか?それはカメラを持って撮影する人の心1つです。
同業者の皆様は安い写真を撮らず、高く売れる写真を撮り続けることを目指す方が、歴史に恥じない表現者になる近道なのだと感じます。
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ミラーレスカメラのファインダー構造
ミラーレスカメラ・・というと言葉通り「鏡がないカメラ」ですが、一体ゴッツい一眼レフカメラと何が違うのか?

用語的に説明してしまうとミラーレスカメラは「電子式ファインダー」で一眼レフカメラは「光学式ファインダー」になります。
ではこの光学式と電子式のカメラの内部構造はどのようになっているのでしょうか?
簡単な概要をイラストにしてみましたのでご確認下さい。

ファインダー構造の違い
まずは「一眼レフカメ=光学式ファインダー」ですが、レンズを通した光がミラーに反射し、プリズムを経由して被写体が目に届きます。
「プリズム」とはミラーで反射したものを正規の向きに整える部位です。
これがないと反射した絵が逆さまになって届くので見にくいです(笑)
光学式の場合はファインダーを覗いている間はミラーに跳ね返った絵を確認して、シャッターを切った瞬間ミラーが跳ね上がり、撮像素子に画像情報を伝える仕組みになっています。

対して「ミラーレスカメラ=電子式ファインダー」の場合は、レンズから入った情報を背面の液晶モニターに伝えることでモニターを確認しながらシャッターが切れるのです。
もちろん日中の光の強い状況で、背面モニターが見づらい場合は「液晶ファインダー(EVF)」を覗けば、通常の一眼レフのように撮影が可能という優れ物です。
しかし、一眼レフカメラのようにアナログ的に絵を見るのではなく、電子信号ですので「液晶ビューファインダー」を覗いて正確な色を確認できるかと言えば期待してはいけません。
(現状は安い液晶テレビを見てるような感じw)

構造的な部分で昭和な言い回しをすると、ミラーレスカメラは「全部電子化されたカメラ」と呼べますが、デメリットもあります。
カメラ好きの人が「ファインダーを覗け!」と力説するのは、一眼レフカメラの場合、ファインダーを覗くことで視線と被写体が一体化するために撮影に集中できて、動きの激しい被写体を追うことができるという点を強調したいのだと思います。(背面液晶モニターを見ながらの撮影は視線が直線的になりづらい)
細かく言えばオートフォーカスの追従性など比較すれば切りがありませんが・・

ではミラーレスカメラは一眼レフより劣るのか?
全くそんなことはありません。
使用用途によっては、背面液晶モニターを見ながらの方が綺麗に撮れるシーンは多くあります。
一般の人が「動きの激しい被写体」を撮るシーンに遭遇することはそうはありません。
例えば観光や料理写真などのスナップ写真であれ、大きな背面モニターで構図を決めてしっかり撮れますのでメリットは大きい。
ミラーレスカメラは構造上、コンパクトな設計なので「高画質で持ち運びがラクチン」という点では女性の指示も多い。

ではプロが使うとなるとどちらが良い?という飛躍した質問がネット上ではあるようですが、
正直、そんな事考えてるプロカメラマンはアウトでしょう(笑)
カメラなどの撮影機材はシーンに合わせてチョイスするだけの話で、「何で撮るか?」ではなく「何がベストか?」を考えるだけです。
初めて写真撮影をするモデルさんや素人さんにはミラーレスやコンデジなどの小さなカメラで緊張を助長させないような配慮をしたりします。

画質を最重要視するケースを除けば、「雰囲気を切り取る」ことができるカメラが最適な機材だと思います。
ちょっとした構造を知るだけで、撮り方や目的に合ったカメラが見つかりますので写真の世界は楽しいですよ。
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バナー用の写真素材の活用術
商品撮影された写真を個別ページ以外に、バナー広告用の素材に活用されているショップも多いと思います。
しかし、この写真素材の活用方法1つで消費者に与える印象が変わることをご存知でしょうか?
今回はよくあるカテゴリーページの上部にバナー画像を置く際の写真素材の活用術について例を挙げながらご説明します。

まず、バナー素材と商品説明用の写真素材との違いについてですが、撮影の段階では同じ「全体像を写した写真」であることを条件とします。
元になる画像は下のブレスレットの写真をとなります。

元画像
スタジオ撮影を依頼した時は「商品用として」納品されたカットで、バナー素材に流用していきます。
定番の使い方としては、「画像サイズを縮小してキャッチコピーを加える」ことになります。
早速、定番のバナー素材用に加工した例を見てみましょう。

全体を縮小したパターン
いかがでしょうか?
良くも悪くも落ち着いた印象にはなりました。
ここで少し考えます。
元画像は「商品説明用に撮られたカット」ですが、今回の使用目的は「ブレスレットページのトップ画像」です。

となるとイメージを先行して「消費者の目を惹く商品ポイントを強調した方が良いのでは?」と考えられます。
商品をよく見てみると特徴となるのは「カゴと星のチャーム部分」これを上手く使ってレイアウトしてみましょう。
次の画像は、特徴となる部分だけをクローズアップした画像の使用例です。

特徴を活かしたパターン
これだけで印象が変わると思います。
どちらが良いということではありませんが、前者は「単純に縮小して置いたもの」、後者は「イメージを重視したもの」との違いです。

例えばこの画像をスマホから見ているユーザーがいたとします。
当然、スマホの表示画像サイズはPCと比べると狭くなりますので、前者はディテール部分は認識しづらくなります。
対してパーツを強調した方はクローズアップした分、パッと見た時に目を惹く可能性は高くなります。

バナー素材というのは「見た目のバランス」も大事ですが、「目線を誘導する」ことも想定しておくべきです。
言い方によっては「バナー広告」という言葉があるようにPRできるようにレイアウトしましょう。

こうした特徴部分を捉えるという作業は、商品撮影を自身で行う際にも無意識に身につく写真術にも繋がります。
例えば今まで漠然と全体像を撮影している状態から「どのアングルで、どの部分を見せる構図が伝わりやすいか?」など
伝えようとする意識が芽生えることでしょう。

写真撮影とデザインというのは「感性」という点で非常に似ている部分があります。
要は商品ページやバナー画像を制作している時は、自然と撮影の核心をついた共通項に携わっているとも言えるでしょう。
伝えるということを意識するだけで、消費者に対してショップの姿勢を感じさせることができるのです。
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商品撮影の担当者がまず読んでおくべき5つの基本サイト
ネットショップを開店して自社で商品撮影を行ってみようと考える担当者も多いと思います。
しかし、いざ自分でカメラ知識と撮影までの基本テクニックを学ぼうと「ゼロからやるぞ!」と思っても、撮影に至るまでの基本的なことを学習する時間が無い場合もあります。

個人的な見解としては「商品撮影は回数をこなすことで向上する!」という持論があるため、撮影文献を読むよりも実践あるのみ!というのが本音です。
しかし、全くカメラを触ったことのない初心者の方が「単純に撮る」といっても必ずギブアップしてしまいます。
こうした状況になる原因は「基本的な知識不足」に依るものが多いため「何を知って撮影に取り組むか?」で状況は打開できます。

今回はそうした「商品撮影をはじめる前に知っておくべき項目」を読みやすく且つ短時間で把握できる5つの基本サイトをご紹介しますので、まずはカメラや撮影の根本的な部分を読み込んで頂き、撮影業務に活かしていただければ思います。
物撮りというのは、自社で行うことができれば商品公開のスピードアップに役立てることもできますし、外注に依頼する際の「スタジオレベル」を判断する材料にもなります。

その1:カメラの基礎知識


カメラの基本機能と設定を知る

デジタル一眼レフカメラを初めて購入した人が戸惑うのは「設定項目の多さ」だと思います。
最初は「フルオート(全自動)でいいや!」とカメラ任せにしていても、撮り続ければ必ず次のステップにいきたいと感じるはずです。
メーカーによって名称は多少変化するかもしれませんが、基本的な構造や設定項目は同じです。
カメラに表示されているマークや役割など取扱説明書では文字数が多くて読む気にならない・・という方にもオススメできるよう整理されたページ内容となっていますので、是非ここからスタートしてみてください。

その2:シーに合わせた写真講座
引用元:Panasonic

写真講座 きほん


シーンに合わせた基本的なカメラ撮影

カメラの構造を学習したら、次はいよいよ撮影に入ります。
しかし、撮影する対象やシーン、撮りたいイメージというのは人それぞれです。
Panasonicの写真講座では、初めて撮影するときに「こうしたい!」という誰でも思う項目を分類分けして説明されています。
例えば「背景をぼかすには?」とか「暗い事務所で明るく撮るには?」など、初歩的な撮影の壁を乗り越えるには有効な情報です。
番外編としてスナップ撮影にも参考になる部分もございますので、このサイトで撮りたいイメージを膨らまして下さい。

その3:レフ板を使った撮影


撮影には欠かせないレフ板の意味と効果を知る

レフ板を使うというと、本当に使って効果があるのか?と感じる人もいるかもしれませんが、商品撮影においてレフ板効果は光を操る最重要グッズです。
個人的な見解ですが「レフ板が無い商品撮影なんて非常に稀なケース」とも感じます。
撮影ジャンルを問わず使用される機材としてのレフ板効果、何となくわかっているようで詳しく掘り下げるページは少ないと思います。
商品の大きさや撮りたい光の質感などを考えながら最適なレフ板を探す手助けになるページです。

その4:撮影に使われるストロボ光源


ストロボ機材を使用しての撮影知識

商品撮影を日中、太陽光を利用したり蛍光灯を使用する。
雑貨などの物撮りではある程度の条件が揃えばこうした光源でも対応はできますが、日照時間や撮影対象の大きさの制限なく「光をコントロール」したいとなると、やはりストロボ光源は必須となります。
しかし、単純にストロボといっても値段や目的によって種類も様々です。
自社の撮影の場合に最適なストロボは何か?
ストロボ光源の特徴や種類についての理解を深め、本格的な撮影にチャレンジしましょう!

その5:露出計と撮影の関係
引用元:SEKONIC

露出計の使い方


デジタル時代でも露出計は撮影の強力なツール

最も写真撮影で購入をためらってしまう露出計という撮影サポート機材ですが、多くの理由は「カメラで撮りながら明るさの調整はできる」という点でしょう。
現在のデジタル一眼レフには確かに「カメラ内臓の露出計」はございますが、単体の露出計と機能は大きく異なります。
例えば、カメラを使わず複数の方向から入ってくる「光の強さ(数値)を正確に測る」には単体の露出計が非常に重宝します。
屋内の太陽光で撮っていてお昼と夕方での「光の強さの違いを把握すること」は「適正露出」を得るためにはまず計測ありきです。
絞りやシャッタースピードなど露出の決め方が分からないという人は是非導入して頂きたい機材の1つです。
写真の光を数字で理解する、この重要性がわかってくると写真撮影はさらに楽しくなるはずです。


以上が、「商品撮影の担当者がまず読んでおくべき5つの基本サイト」のご紹介です。
カメラや撮影に対しての知識や理解は、撮影時につまづいた所をフォローしながら学習することも大切ですが、まずは「撮影とは何か?」という一連の基礎知識を知らなければ「やるべきこと」は見えてこないものです。
これから自社で商品撮影にチャレンジする人に少しでも参考になれば幸いです。
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スマホ用試着アプリの撮影と開発について
先日、実店舗での服飾ショップのサイト制作の件での打ち合わせの最中、「試着アプリの開発」というキーワードが出てきました。
このアパレル商品のバーチャル試着システムというのは、2年程前にスタッフブログでも紹介させて頂きましたが、一言で「バーチャル試着」といっても内容は技術仕様によって違いがあります。

結論から言えば上記オープン予定のショップの場合「試着アプリの撮影や開発」は見送ることになりましたが、なぜ見送ったか?を少し現状を含めてご案内しますので、検討中というネットショップがございましたら参考になれば幸いです。

まず、「バーチャル試着の内容の違い」ですが、大日本印刷が開発したデジタルサイネージ(大きなモニター看板)を活用した「バーチャル試着システム」と個人消費者が使うアプリとの違いについて知って頂きたいと思います。
(以下、デジタルサイネージ型はAR技術、スマホ用はアプリ型と記載します)

デジタルサイネージ(AR技術)は、基本的に店舗内の大型ディスプレーに訪問客が着替えることなく様々な商品を試すことができるのが特徴です。
対してアプリ型はスマホにインストール後、自分撮りをした写真に商品を合わせて試着するタイプです。
最近ではヘアアレンジアプリなども多く出ており特に目新しいサービスではありません。

一見便利なアプリですが、普及しないのには理由があります。
まずは試着するまでのプロセスが面倒なことです。
アプリ型の場合は、「アプリのインストール→自分写真の撮影→商品を選ぶ→試着イメージを確認する」非常に面倒です(笑)
またAショップ用の試着アプリはAショップの取り扱い商品でしか使えなかったり、屋外で撮った自分の写真と商品写真の合成の感じが微妙だったりりと不満点は多い。
そもそもスマホをいじっている時に、自分の全身写真を綺麗に撮ってアプリで試そうというテンションにならないのが最大のネックです。

しかし、AR技術の方は購入目的でショップに訪れた顧客に向けての試着サービスである点と姿見鏡のように自分をディスプレイに映して試着が開始されるため手間も軽減されるし、何より試着した時の行動もリアルなのがポイントです。
服を試着した時は必ず横や後ろの着用感を体を振って無意識に見てしまいます。
AR技術は、バーチャル試着(服の動きも認識)なのでグルっと回っても服がちゃんと動きに合わせて追従するため、よりリアルな試着が可能です。
対してアプリ型は2Dなので、平面的な試着(合成写真)という感覚は避けられません。

AR技術はメリットがありそうですが、コスト面で費用対効果があるかと聞かれれば疑問です。
現実問題として試験的に運用を始めたユニクロ・サンフランシスコ店でも2型分の試着に留まっているようです。

↓記事参照
http://www.dnp.co.jp/news/10056353_2482.html

単純な試着アプリであれば撮影コストを除けば、20万円程度で導入は可能ですが、ショップ側が気になるところはサービスとして成立するかどうか?という点です。
現実問題として某有名ブランドも2014年春にアプリ提供を始めましたが、1年で終了したという経緯を見ると実用的ではないのかもしれません。
新しいネット販売のカタチというのは今後も楽しみではありますが、「導入時期は慎重に」というのが個人的な見解です。
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モデル業務を理解する
年齢的にも40歳を過ぎると、モデルを希望する方との世代間ギャップを感じることも多々ございますが、時代や年齢差が関係なく存在しているのは「想いの強さ」だと考えます。

毎月何名かのモデル希望者の方と面談させて頂いていますが、ザックリと分けると2つのタイプになります。
1つは「単にモデルがやりたい(バイト感覚)タイプ」、そしてもう1つが「職業としてモデルを目指すタイプ」です。
どちらかが良い、悪いという話ではなく「想いの強さ」という視点からすれば両者に差はありません。

何を最終目標にしていても、クライアントから「良い評価」を貰った方が、ある意味では勝者なのでしょう。
撮影現場に入れば「結果」だけが残り、個人の努力の過程などオファーを出す側は気にもしないでしょう。

こう書くと「やはり努力よりセンスなのでは?」と感じる人もいるかもしれませんが、経験上、どこかで見たことのあるポージング程度のセンスなど即席で演出することなど大して難しいことではありません。

職業としてのアパレルモデルとは、1件目のクライアントでも10件目のクライアントでも「一定の評価」を得られることが重要で、「いつも安定している人材」というのは意外と少ないのです。
上記に書いたセンスとは「何となくモデルしてみた結果」であって、言い換えれば「たまたま気分が良かったから表情やポーズが様になった」とも捉えることができます。
例えば自身が好きなジャンルの商品の撮影をした場合と、全く興味の無いジャンルの商品の撮影が来たとします。
これを「たまたまセンス」で乗り切ろうと思っても、必ず興味が無いジャンルの撮影後の評価は・・想像できるでしょう。

職業としてのアパレルモデルとして考えると「モデルになりたいという想いの強さ」に差はありませんが、職業として成立させるかどうか?という点では大きく差ができます。
きっと単純にモデルになりたかった人がイレギュラーな撮影が入ったらこんな事を思うでしょう。

「私はこんなジャンルの服着たこと無いもん・・」

「だって私、まだ年齢的にこのジャンルじゃないでしょ!オファーがおかしい」

などなど・・できない理由を並べて納得したいはずです。

しかし、モデル業務というのは仕事です。
例えば飲食店でバイトをして、お客さんが予想以上にたくさんの品数を注文してきたとします。
「そんなにたくさん注文するとは思わなかったから、できません・・」
もしもそんな発言をしてしまったら、仕事としては成立しません。

モデルという職業が特殊なのではなく、こうした事例は単に準備不足なのです。
飲食店のバイトの例ならば、「大量注文がくるかもしれない」と想定していれば回避できますし、ジャンルの違う撮影が入った場合も「年齢以上のジャンルがくるかもしれないから勉強しておこう」これだけで成功率はグンと上がります。

もしかしたら、「業務上の起こるであろう状況」を予測して行動できることも立派な「センス」なのかもしれません。
「○○さんにはこの撮影難しいよね~」となぐさめてもらう人材になるか、「難しいと思ったけどさすがですね!」と結果を出す人材になるのかは「想いの質」によってクライアントの評価は常に変化するのです。

個人的には、どんな動機でモデルを目指しても全く問題無いと思います。
「目立ちたい!」とか「友達に自慢したい!」大いに結構です。

ただ「表現でお金を貰う」という業種であるという事は理解しておきましょう。
「目立ちたい!」という想いの強さから努力をすることも立派なプロ意識だと考えます。

業務モデルと自称モデルとの違いは実は意外と紙一重なのです。
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今回は、昨日発表されたアップルの「iPad Pro」について、写真撮影の現場で役立つツールとなり得るか?について少し考察してみます。
用途を限定した記事になるので、目的に合わない場合はスルーして下さいね。

まず個人的に写真撮影業務を行っていて「iPad」は業務に欠かせないツールになっています。
iPadで撮影するなんてことはありませんが、使用用途としては、撮影した写真をリアルタイムにiPad上に表示するモニター的な存在として使っています。
大きなディスプレイを設置するのも良いですが、「iPad」の利点は機動性です。
発表会を見る限りは、遊び感覚の用途ももちろんですが、名称通リ「Pro向け」の需要にも応えた感があります。
「ビジネスのサブ機用途」としてスマホとは一線を画したのは嬉しい限りです。

出張先に持ちだしてすぐにクライアントも確認できる写真のモニターチェック環境を築く用途にも非常に重宝しますし、撮った写真をリアルタイムに大きめの画面で表示できるので、カメラ背面のモニターで確認するよりは遥かに視認性にも優れています。
こうした理由から役立つツールであることは事実としてあるのですが、気に入らない点もありました。
実際に「iPad」で写真の現像は色の正確性という点で作業はしませんが、ディスプレイのサイズ(9.7インチ)は不満でした。

これを払拭する丁度良いサイズ12.9インチの「iPad Pro」は待ちに待ったジャストなサイズ感です。
厚みや重量など「iPad Air2」に比べてどうか?という意見もあるかもしれませんが、サイズアップしていてこの仕上がりは素晴らしい。
そもそもカメラ機材の何よりも軽いのですから、大きく重いモニターを持ち運ぶことを考えたら「iPad Pro」は3キロとかのレベルではないので、重量は気にするポイントですらありません。
iPadを利用したテザー撮影もこれで更に使い勝手が良くなるでしょう!

撮影写真を表示するだけ??これだけの為に「iPad Pro」は必要なの?
きっと写真を表示するという感覚が、趣味的な作業環境と業務用の現場とでは少し異なります。
単純に100枚程度の作業(撮影写真のリアルタイム表示)であれば、「iPad Pro」でなくても全く問題ないでしょう。

しかし、1件あたりの撮影枚数が1000枚程度になる現場が、1日に3件入ったとしたら・・・
たかが写真と言えども長時間連続したデータ処理が増えればカクツキを生みます。
タブレットにそこまで求めては可哀想ですが、アップルには現行タブレットの先端を行って欲しかったので、正直10インチ以下のディスプレイや他メーカーと比べて非力な処理速度やメモリ容量では高価な分、スペック不足は価格に見合いません。
中途半端なら単純に市販のモニターとカメラを繋げたほうが効率は良くなります。

「iPad Pro」の処理能力とディスプレイの大型化、写真表示をスムーズにリアルタイムに行いたいと思う人は、必ず気になるポイントです。

ただアップル製品独特の表記ですが、CPUやメモリの数値について「歴代のiPadに比べて○倍」という書き方をしています。
アンドロイド系ならCPUはスナドラ810、RAM3GBなど、客観的に比較しやすいのですが、アップルはググらないと出てこない(笑)
最新の「iPad Pro」を買っても、もしかしたらアンドロイドのタブレットよりスペック的に劣るのでは?と不安ですよね。
「iPad Pro」はAdobeによるとメモリは4GBになっているそうなので、一部ASUSのスマホを除けば現行市販されているタブレットの中でもメモリは特盛にしてきた印象です。(安心w)

経験談として、私自身も今年の6月に発売された「Sony Xperia Z4 Tablet」を購入しようとしてました。
用途は変わらず、写真のリアルタイム表示程度ですが、実機に触れて感じたことは「嫌な予感」です(笑)
迷惑とは思いながらも、「Sony Xperia Z4 Tablet」を10分程度触りまくってました。
すると背面が熱い・・気になるくらい熱い・・10分なのに・・熱い・・
バッテリーの持ちやサクサク感については文句なしでしたが、熱が気になったので諦めました。
メーカーが違うので一緒にしてはいけませんが、某タブレットを所有していた時に、熱問題で半年で逝ってしまったのでトラウマなのか「すぐに熱くなる機器」は怖くて買えませんw。

あくまでも個人的な見解ですが、今回の「iPad Pro」は、「Sony Xperia Z4 Tablet」よりバッテリー容量などスペック的には劣る部分はあると感じています。
Apple:12.9インチとSony:10.1インチのタブレットなので比較してはいけないですが・・

そもそもなぜタブレットにこだわるか?
同じアップル製品ならノートブックPCでも同じでは?と感じるかもしれません。
ごもっともな意見ですが、「タブレットなら雑に扱える!」コレがタブレットにこだわる理由です。
似たような機器として「Surface」もありますが、雑に扱うには端子類や排気口の穴などの露出具合に難があります。
マイクロソフトはパソコンをもっと気軽に持ち運べるようにした点は凄いと感じますが、写真表示などの単純作業をさせるにはやはりタブレットの方が扱いやすい。
また撮影現場にいるクライアントもiPadなら気軽に触りますが、Surfaceのようなパソコンライクなものは所有者に気を遣うため扱いにくいと感じるでしょう。

いわゆるパソコン的な機能を持つと、作業は多目的に行えますが写真撮影の現場での目的は「ピント確認やライティングの確認」程度です。
「iPad Pro」についてはAdobe製品アプリを使ってパソコン的なことはできますが、私の場合100%使いません(笑)。

「iPad Pro」は写真を扱う人にとっては重宝する存在になるでしょう。
何よりも大きくなったディスプレイとメモリ容量のアップ&処理速度の向上は、高画素時代の写真を撮る現在では力強い武器になりそうです。

ただ・・写真屋でなかったら・・あ、多分買いません・・
ノートパソコン買います(笑)
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シグマのレンズで撮影テスト
デジタル一眼レフカメラの交換レンズ、もちろんメーカー純正のレンズというのが相性から言うとベストな選択ですが、狙っているレンズによってはかなり高額になっていきます。
カメラを始めた頃の実体験として、高価な純正レンズには手が出せず同じような機能を持つ「純正の廉価版レンズ」をいくつも揃えてしまったことがあります。
結果どうなったかといえば「あまりレンズ交換で変化を感じることができない」というお粗末な状態になります。

最近ではレンズにも恵まれてると感じますが、一般の方の場合、すぐにハイスペックなレンズを購入するには躊躇してしまうでしょう。
そこで今回は、サードパーティ製のレンズの「SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM」を使ってストロボ撮影をしてみました。
既に弊社の公開した写真で閲覧頂いた方もいるとお思いますが、この写真はニコンDXフォーマットにSIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSMを装着して撮影したものです。

撮影サンプル
シグマのレンズとというと、「色ノリにクセがある」という評価も多いですが、撮ってみた印象は「寒色が強い傾向」があるかなといった感じです。
特徴があるレンズは特徴に合わせて照明を当てると、スキっとした印象の仕上がりになるような・・
では商品撮影に使うレンズとしてこのSIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSMはどうなのか?
結論としては「お好きなように(笑)」という感じです。

基本的に私の場合、ニコンならニッコールレンズとの組み合わせで納品する写真は撮っています。
理由としては、「色合いの微妙な再現」を優先したいからです。
ですので今回ニコンのボディにシグマのレンズなので「多少の違和感」は想定内です。
もしかしたらシグマのカメラボディに同じレンズを装着したら、結果は変わることは明白でしょう。

こうしたサードパーティ製のレンズの評価というのは単純に「レンズ相性を無視して良し悪しを決めるのはどうなのかな?」と感じます。
例えるなら「高音質がウリのハイレゾ音源を1000円のスピーカーで視聴して評価するのと似てるような・・」
少し話が逸れましたが「レンズは使用カメラのボディとの相性」さらに言えば「カメラ側の設定値や撮影環境」によっても写真の仕上がりは変わります。

レンズ購入前に他の人が撮った写真サンプルを参考にしても意味は無い。
サンプル写真と同じ場所や時間帯+同じカメラで設定値も合わせて撮ることはないのです(笑)
「どれくらいの明るさで何ミリのレンズが欲しいのか?」そこだけは自分で決めて、あとは自分が所有するカメラとの組み合わで仕上がりを理想に近づける設定値を見つける。
これも写真撮影の楽しみでもあります。

高価なレンズと安価なレンズ、内容的には決定的に描写の違いはありますが、どんなレンズでも使い込めば愛着は湧くものです。
今回のサンプル写真を見て「シグマのレンズ良いかも?」と感じた人は、すぐにレンズ購入はせずにちょっと立ち止まって考えてみましょう。
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サイト制作とiMac Retina 5Kとの相性
写真編集とiMac Retina 5Kについての相性に関しては、以前の記事で触れさせて頂いた通リバツグンです。
ではネットショップなどのサイト制作においてiMac Retina 5Kでの作業はいかがなものか?
導入して2ヶ月程度となるので、参考程度に書き留めておきます。

まず私の場合サイト制作で頻繁に使うソフトとしては、アドビのフォトショップ+イラストレーターで画像関係を仕上げて、最終的にテキストエディタでCSSを手打ちしています。
Dreamweaverとかは、サイト制作は初めから「メモ帳」で作ってきた世代なので、特に必要としていません・・慣れてしまって(笑)

こんな感じでメインとなる作業用のソフトですが、映像や音声をいじる時は「アドビ製品」は使ってません。
といのもプレミアでフルハイビジョンの映像データにエフェクトを少し重めにかけると、「ちょっとしたタイムラグ」が生じたからです。
iMac Retina 5Kのスペック的には「全部盛り」の状態なので、ソフトとの相性のようです。
ちなみに「ファイナルカット」の場合は、こうした遅延は全く感じません。(さすがアップル純正w)
プレミアの遅延といってもスピード重視の作業環境ですので、一般のちょこっと編集では問題ないかと思います。

で、実際の作業の感覚ですが、フィトショとイラレ程度でしたら全くストレスはありません。
フィトショで編集画面5つ、イラレで編集画面6つ程度が常に開きっぱなしですが、ファンすら動かない状態で余裕があり過ぎます(笑)

気になるのは5Kの解像度での作業、画面サイズは2880 x 1620ピクセルがお勧めです。
72dpiのウェブ横幅サイズ1200px程度を行うには充分過ぎる領域を確保できますので、縦長のページレイアウトでも効率は上がります。
但し5120×2880ピクセルの画面表示もできますが、実用的ではありません。

今までサイト制作で画像編集をする際にパスを切ったりする時は、何かと拡大を使っていましたが、今はショートカットをクリックする機会が激減しました。
2880 x 1620ピクセルの画面サイズでも、1画面全体が見渡せている事と、ピンポイントの画像編集では見やすい状態が200%~300%ですので、すぐ狙った作業ができます。

総じてサイト制作程度の作業ならiMac Retina 5Kで不自由に感じることは皆無となります。
ただ笑ってしまったのは、youtubeなどのフルハイビジョン映像を全画面で見ようと思うと「モザイク状態」です。
これはご愛嬌ということで4K映像が盛んになるのを待ちましょうw
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グラスなどのガラスの撮影方法
「ガラス製の食器の撮影は難しいのでしょうか?」少し前にこんな問い合わせがありました。
撮影屋としては当然、お仕事として受けたいというのが本音ですが(笑)、そのお客様は自身で撮影をしてみても上手くいかなかったとのこと・・
そこで、詳しく聞いていると必要な各部材を既に持っているようだったので、こんな画像と撮影レイアウトをメールさせて頂き、再チャレンジして頂きました。

結果、弊社に依頼するまでもなく自社での撮影で何とかなったとお礼を頂きました。
撮影をしている同業者には「公開して欲しくないネタ」かもしれませんが、今回の撮影方法のように簡単なセッティングで撮れる以上のクオリティーで商品写真を目指して頂ければ良いだけなので(笑)あくまでも初級編として公開しちゃいますw。
まさか、これくらいの撮影で料金を取る業者は怪しいですが・・・

話が逸れそうなので本題に戻して、グラス(ガラス)商材の撮影方法として下の画像を御覧ください。

撮影手順とセッティング
例としては透明なガラス製のワイングラスを撮影したとします。
左の写真が完成イメージですが、簡単ですので覚えてしまいましょう。
まず、こうした透明なガラス製品などを撮る時につまづいてしまうのが、「輪郭が出ない」という問題です。

しかし、これは光の当て方で解決できます。
グラス正面に光を照射するのではなく、「背面から当てる」ことで、輪郭は出てきます。

次に「トレーシングペーパーの活用」です。
グラスと照明の間に1枚トレーシングペーパーを差し込むと「光が拡散します」上手く拡散しない場合は、照明とトレーシングペーパーとの距離を調整します。
この紙1枚で均一に光が当たってガラス本来の「深み」が出てきます。

あとはグラスの側面にレフ板(この大きさなら100均で買えます)を配置して、光の回り方を目視で調整していきます。
その後は、実際にカメラでバシャバシャ撮ってみて、「いい感じ」になるようにカメラ設定をいじってみましょう。

以上で「簡単にできるグラス(ガラス)の撮影方法」となります。

ポイントとしては、
・照明の高さと位置(照明はストロボである必要はありません)
・レフ板での光の調整
・カメラの設定値


この3点に気を付けてセッティングをすれば、サンプル写真に近づけることができると思います。
アレンジとして床面をアクリル板にしたり、レフ板を白いものではなく黒いものに変えてみたりするとニュアンスが変わってオリジナリティは向上します。

こうした物撮りは最近ではカメラを持っている方が多いので、業者にお金を払わなくても実現できるケースもあります。
グラスやガラス製品の商品撮影を外注すべきか否か?、と迷っている方は500円のワンコインで部材は揃えられますのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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撮影前に着手するべきこと
商品撮影をしようとする人が必ず通るのが、「ライティングをして撮影をする」というのは言うまでもありませんが、本格的な撮影というと意外に機材的なことばかりに注目されがちですが、今回は「まず撮影に着手する前にやるべきこと」について基本的なことですが、少し振り返りたいと思います。

ネット上で商品撮影用の機材やグッズを探すと照明やスタンドなど多種多様な選択肢が待っています。
しかし、こうした商品販売ページというのは「これさえあればパーフェクト撮影!」みたいな触れ込みが多く、初めて本格的なライティング撮影を行う人にとっては「何を揃えれば正解なのか?」と迷走してしまいます。

こうした機材を購入予定の方にとって大切なのは「被写体の大きさと撮りたい写真」を決めることです。
業者に言われるがままボックスライトなどの拡散光グッズを購入しても、実際に撮りたいのはパキッとシャープな光の写真かもしれません。
ライティングを行う機材を撮影前にしっかりと把握しておけば、その後の撮影テーマへの拡張にも対応ができ無駄が少なくなります。
例えば、商品撮影セットと題してアンブレラ付きのストロボを買っても、被写体の大きさに対してアンブレラが小さかったり・・こんな失敗はよくあります。
その後、別途大きなアンブレラを買い足すなんてことは無駄でしかありません。
「被写体の大きさとテーマ」を決めること!無駄な出費を抑えるためには撮影前に着手すべき点の1つです。

次に被写体の大きさが決まったら、被写体に対して「どれぐらいの光量が必要か?」を考えます。
単純に考えると「光量の大きなものであれば問題ない」つまり大は小を兼ねる・・という発想。
実はコレ、正解のようでメーカーの仕様によっては失敗することもあります。

例えばモノブロックストロボを購入したとして、200W程度で十分な撮影なのに大きな光量を求め300Wを買ったとします。
メーカーにもよりますが、最大光量と最小光量をどれくらい決めれるか(任意で設定できるか)も重要です。
大きな光量の機材を買い、撮影時に50W程度で出力したいと思っても、仕様上100Wが最低出力ならセッティング自体を考え直すことになります。

個人的にお手軽な撮影キットというのを購入しない理由は、「こうしたチョットした不便さ」が撮影時間に影響を与えることを体験しているからです。
1週間に1回程度の撮影なら問題ないかもしれませんが、頻繁に撮影したり、撮影対象が人物だったり静物だったりと変化する場合は、光量値の最小・最大の絞り込みは重要です。

ざっとご説明しましたが、ここまではライティングや撮影テクニック云々というより「撮影前に決めておくこと」です。
「何を撮るために必要なのか?」を事前にブラッシュアップして撮影に向けての準備に着手することを覚えておきましょう。
撮影の小技やテクニックよりも以前に「撮る対象に適した準備ができているか」の方が遥かに重要です。
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応募写真とアプリ加工
写真の加工アプリ、最近では元画像が何なのか撮影した本人すら、わからなくなってしまうケースもあるかもしれませんが(笑)、モデルを希望する方の多くが「応募写真に何らかの加工処理」がされている。
今回は、アパレルモデル云々というより、「自己PRの勘違いネタ」になってしまいますが、心当たりのある方は必読下さい。

まず「加工された写真は選考の土俵にも上がらない」ということを理解しておきましょう。
弊社の場合は、アプリなどで加工された形跡のあるものは不合格者としてプロフィールすら見ません。

SNSなどで個人的に写真を楽しむためにアプリを利用することに何の抵抗もありませんが、モデルオーディション用の写真とは「履歴書」という意味合いが強い。
例えば、会社の面接に行って履歴書を提出する際に「アプリでいじった顔写真」貼りませんよね(笑)
モデルの仕事は企業相手ですので、常識と信用ができる人材で、且つモデルとしての可能性がある人を採用します。

昨今は「とにかく書類審査を通過する!」という発想なのか?アプリで加工してでも自分をアピールしたいようです。
しかし、よく考えてみましょう!
「アプリで加工しなければ可愛くないのなら、その時点でモデルとしてはアウトです」

通常、誰でも入れるモデル事務所でなければ「面接(顔合わせ)」は必ずあります。
アプリで加工された写真で何とか書類審査をパスしたとしても、訪れた本人と写真を比較されれば必ずネタバレしてしまいます。
正直、加工写真で書類審査をパスしても面接で不合格になるのですから、交通費がもったいないですよ。

「モデルになるために自分を磨く」というのはアプリで化けろという意味ではありません(笑)
そもそも実際の撮影では、納品写真をスマホアプリで仕上げるなんてお馬鹿な作業はありません。

選考する側から申し上げると、「加工=何か問題がある」と判断します。
そうした場合、「会っても意味が無い」とその応募者に対してはマイナスイメージしかありませんので、不合格としてしまいます。

逆にレッスンなどモデル業務を行うために準備をしている人ほど「素の写真」が多いことも事実です。
何度応募しても書類審査で不合格にされている人は、一度自分の写真を確認してみましょう。

「アピールすべき点は何か?」をじっくりと考えれば、何が近道なのかが理解できると思います。
写真を加工する、多分ご本人たちは気づいてないのかもしれませんが、私達は写真のプロです。

何かしらの処理がされたかどうか?、ましてやそれが素人が手軽に加工したのであればすぐに分かります。
無駄なところに労力を費やすのであれば、武器になる笑顔の1つでも覚えた方が将来のためになりますよ。
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アパレル商品撮影のフレーミング
アパレル商品をモデル撮影する場合に「全身写真」を希望するケースは非常に多いです。
例え「トップスのみが取扱商品」である場合もです。
ではなぜこうした全身を捉えたフレーミングの写真が必要なのか?を今回は見ていきましょう。

まず人物写真、特にアパレル系の撮影において使用される5つの基本フレーミングを下の画像で確認してみてください。

5つの基本フレーミング

A:バストアップ
B:クローズアップ
C:フルショット(全身)
D:ニーショット(半身と呼ぶ人が多い)
E:ウェストショット


撮影依頼時に「全身と半身それぞれ○○カット程度お願いします」という方が多いですが、実際の半身とは「Eのウェストショット」となります。(細かいw)
しかし、Eの写真の場合は、ボトムス部分が切れているため、画像の流用性から考えると「Dのニーショット」という意味で使われているようです。

単純に人物がメインの場合は「関節でフレーミングする」と自然な写真となりますが、商品撮影の場合は、あくまでもメインは「商品」ですので、取扱商品の着丈に合わせたフレーミングが自然な商品写真となります。

では、「なぜトップスが商品なのに全身(フルショット)が必要なのか?」答えは単純で、実店舗のショップで服を選ぶ時にハンガーに掛けてある商品を手にとって、その後ちょっと遠ざけて見てしまう行動ってありますよね(笑)
いくら商品がトップスだからと言っても「全身のバランス」って消費者は気になるものなのです。
そんな理由でフルショット(全身写真)は必須だと考える方が多いのでしょう。

とはいえ、ネックレスや帽子などの場合は「Aのバストアップ+Bのクローズアップ」が主流です。
もちろん服の場合でもクローズアップは素材感やポイントを伝えるのに有効です。

ん?Eのウェストショットって使うことはなさそう・・・
と、思うかもしれませんがこれも使う用途があります。

例えばカラーバリエーションを見せる時です。
Dのニーショットでは、「トップスが商品の場合」は、ボトムスなど余分な情報が入ってしまうので、カラー展開を見せるだけならEのウェストショットで情報を整理したフレーミングが有効になります。
実際、弊社の場合はニーショットを少し多め+大きめの画像サイズにして、お客様側でトリミングできるようにしています。

商品撮影を依頼する際は、この5つの基本フレーミングを知っていれば的確に欲しいフレーミングを具体的に指示できます。
さらにカスマイズする際は「クローズアップで鼻下で切って!」と指示すれば、より伝えるポイントを絞った写真になります。

商品ページの構成を考えて、必要なフレーミングが具体的に分かれば、カット数を節約できますので、値段交渉もスムーズかもしれませんね。
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イメージセンサーのゴミの除去
写真撮影をしていて、仕上がった画像を見た時に「ゴミ発見!」なんてことはよくある話で、機材のメンテナンスは撮影前に必ずしましょう!
というのは誰でも分かる予防策ですが、撮影中にイメージセンサー上にゴミの混入を発見してしまうとテンション下がりますよね(笑)

付着して時間が経っていないただのホコリ程度であれば、ブロアーでなんとかなることもありますが、意外としつこいホコリってあります。
出張先でこうしたゴミやホコリを見つけてしまうと対処できなかったりして、後で加工ソフトでゴミ消し・・大量に撮影してたりすると意外と厄介です。
こうした突発的なゴミや埃の混入時の簡単な対処方法を今回はご紹介します。

まず写真を撮った時の写ってしまうゴミ・・果たしてレンズなのかイメージセンサーなのか?
ゴミの出処を探しましょう!

最初にやって頂きたいのは「レンズを変えてみる」ことです。
ゴミが写り込むとすぐにカメラ内部への混入を疑ってしまいがちですが、レンズの後面、つまりカメラにガチャとはまっている側のレンズ面にゴミが付いていることもあるので、とにかく「レンズを変える」そしてもう1度テスト撮影してみましょう。

それでもやはり「ゴミがある」と判断できれば、次にカメラ機能の「イメージセンサークリーニング(ニコンの場合)」を数度実行して試します。
これで除去されしまえばハッピーですが、まだゴミがある・・・いよいよイメージセンサーを見ていきます。

ミラーレス以外の場合は、イメージセンサーが露出する設定がありますので、まずはカメラボディのレンズ差し込み口を下にして露出させます。
そして軽くブロアーで吹いてみましょう。
一旦、レンズを戻してテスト撮影します。・・・でもゴミがある・・(汗

そうしたら、今度はカメラ、レンズのオートフォーカス設定を「マニュアル」にして「絞り優先モード」にします。
F値は22で固定してA4程度の真っ白い紙を画面全体に広がるようにしてシャッターを切ります。
この時ピントは合わせなくてもOK、シャッターが切れれば大丈夫です。

センサーのゴミと確認方法
さて撮影した画像を見てみると、ゴミを確認できると思います。
この画像を参考にイメージセンサーにブロアーを吹くわけですが、写っているゴミの場所がイメージセンサーのどこの位置にあるかを確認してピンポイントでブロアーを吹くようにしましょう。
出張先や屋外でこの作業を行う時は、極力無駄にブロアーを吹いて余計なゴミや埃を拾ってしまわないようにするためです。
もちろんカメラのレンズ差し込み口は下向きですよ!!

時間が経過して付着したゴミは厳しいですが、撮影中に急に現れたゴミであれば、この工程である程度は除去できます。
しかし、これでも除去できない場合は、指でセンサーを・・・そんなことは厳禁です(笑)

予防策となってしまいますが、ペンタックスから発売されているイメージセンサークリーニングキットというものがあります。


先端が粘着質になっていてペタッとゴミが引っ付きます。
ペンタックスだけにペンタっと付きます(笑)
冗談はさておき、かさばるものでもございませんので、撮影の時は持っていると安心です。

くれぐれもこれは自己責任の応急処置です。
定期的にメーカーに持っていけば安価に綺麗にイメージセンサーは掃除してくれるので、メンテナンスは忘れないようにしましょう。
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撮影カラーの選び方
アパレル向けの商品撮影のみならず、販売する商品には「カラーバリエーション」がある!ほとんどそうですねw
いざ、モデルでの撮影を依頼した時「着用カラーはお任せ」・・・というのは少し戦略的ではありません。
ま、お任せと言っても定期的に取引があるショップ様の場合は、「似た型でモデル着用色が重複しない」ように配慮しますが、よくあるケースがネットショップを立ち上げたばかりで、定番カラー(白、黒)しかサンプルが無い状態で依頼するお客様。

このブログでも「撮影前にネットショップの構成(デザイン)は、予め決めておく方が良い」と書いていますが、なぜモデルによる商品撮影を依頼する前に着用カラーを決めておいた方が良いのか?
今回は写真の活用法について少し触れていきます。

まず意外と気付いていないのが、「写真に映えるカラーの存在」です。
身近な所だとテレビ番組でタレントさんが着ている衣装の色をよく観察してみてください。
普段の生活でチョイスしないカラーのジャケットなどを羽織っていることに気付くと思います。
そして素人さんがテレビに出演して、「普段着(カラー)」で画面に映ると・・何だか地味・・
これはテレビ上の見栄えの話ですが、写真にも同じような現象があり、「写真映えするカラー」はあります。

消費者が数あるネットショップの中から自社のショップを訪れた際に「映える(目を惹く)写真」がなかったら、すぐに他のショップに移動してしまうでしょう。
色が消費者に与える印象というのは非常に大事で、ネット閲覧など「秒単位で画面を変える使い方」が主流のネットメディアでは、「どう立ち止まってもらうか?」がポイントになります。
次の写真をご覧下さい。

モデル着用カラーを考える
一見すると「黒と黄色」のトップス写真ですが、想像してみてください。
黒ばかりの写真が商品一覧で並んでいる状態・・・
良く言えばモノトーンで統一ですが、消費者からみれば「型番の違いがわかりにくい」ということになります。
撮影時の着用カラーは、販売ページの見栄えに影響することを覚えておきたいものです。

また、初めて撮影を依頼する方は、いわゆる定番色でありませんが、いわゆる「売れ筋のカラー」を着用させたがりますが、正解のようで危険性もあります。
例えば商品を仕入れる際に、Aという型番がありカラーが4色あったとします。
担当者が「赤が可愛い!」と思って、モデル撮影時に「赤を着てください!」と指示したとします。

撮影後、ネットで販売してみたら「計算通リに赤ばかりが売れていく」・・何が悪いの?
と思うかもしれませんが、その他のカラーが売れ残る場合があります。

つまりモデル着用カラーは「写真に映えて、一番の売れ筋カラーではなく2番手がベター」なのかもしれません。
消費者行動から考えると、モデル着用カラーは「欲しいと感じる」傾向にあります。
予算があるショップは「全部のカラーをモデル着用」なんてこともできますが、通常はモデル着用は1色でしょう。

こうした経緯を考えると「撮影の段階で在庫がどうなるか」を想定して着用カラーは考えるべきです。
たくさんのカラーが存在する商品一覧ページは、それだけで「賑やかな印象」があります。

「売れる写真を撮る」という曖昧なキャッチコピーを信じるより、売るための戦略を立てることが今後のネットショップ担当者の責務でもあります。
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