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  2. July 2015 の商品撮影のヒント集・投稿記事リスト

商品撮影のヒント集アーカイブ

商品撮影のヒント集のJuly 2015 のアーカイブ一覧です。
カメラ選び
「カメラ欲しいけど何がオススメ?」

これって近くにカメラを持っている友人・知人に聞いてしまうよくあるパターン。
親切な人は機能面や画質の違いなど細かくカメラ選びのアドバイスをしてくれるかもしれませんが、個人的には「好きなの買えばOK」といつも言ってしまいます。
誤解の無いように書きますが、冷徹な対応ということではなく、道具選びなど感覚で選ぶのが一番です。

そもそも写真を撮るという行為は、十人十色。
もっと言えば、どのカメラを買っても写真は撮れるのです。

カメラに対する想いもそれぞれですが、現在市販されているカメラのことを購入前から機能や画質などを考えるのはナンセンスで「買ってしまえば機能も画質も納得して使うしかない」のです。
他のレビューなどを見て迷うのであれば、実際に店頭に行ってデザインが好きなのを選ぶと良いでしょう。
直感的に好きになったカメラは経験上、長く使うからです。

こだわってしまえば際限なく迷うことが出来ることもカメラ選びの楽しさの1つですが、「簡単なのがいい!」ならスマホでいいでしょ(笑)
道具というのは必要な条件を満たしていることが重要で、「持っていて可愛いのがいい」という条件であればトイカメラのホルガでもその人にとってはベストな選択なのだと思います。

仕事として使うカメラということでプロが選ぶのはコレだ!みたいなくだらない記事を目にすることもありますが、どんなプロでも写真だけを見て「機種まで当てれる人などいない」
そもそも機種が判断できて何のメリットが・・「機種ソムリエ」なんて職業ないでしょ(笑)

要は、写真を撮ることを目的にしている人ほどカメラを選ぶという事の優先順位は低い。
熱くカメラの機能面を語っている写真家ほど、「過去の栄光にすがっている評論写真家が多い」と感じるのは私だけでしょうか・・(暴言です)

撮影現場の経験上、一眼レフを使うこともあれば、コンパクトタイプを使うこともあります。
高画素ハイスペックな写真を撮ることが良い写真ということではなく、時には雰囲気を重視してチープ感を出したい時もあるのです。

PC関係の仕事で撮影をはじめた経験上、昔感じたことですが、こんなことって今もありませんか?
パソコンの中に「イラストレーター」や「フォトショップ」をインストールしてある・・が使ってない。
要は使わない人が万能アプリを持っていてもHDDの無駄です。
でもインストールしていることで、デザインができる気になっているみたいな・・
そんな変な所有欲とハイスペックカメラの所持って何か似ているような・・

満足できるカメラ選びは簡単です。
手に持ってみて「良いと感じるカメラ」をたくさん使って、たくさん写真を撮ることです。
くれぐれもカメラのスペック表だけを見ず、撮影者のスペックも見るようにしましょう。
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商品撮影モデルとしての基礎
ことアパレルモデルというジャンルは商品撮影という業務からみると、販売前の素材力を決める重要なポイントです。
では「商品を伝えるための人物素材」という視点で、これからモデルを目指す人や既にモデル活動をしている人に向けて「最低限知っておくと役に立つ項目」についていくつか触れてみたいと思います。

この記事を読んで「できてないかも・・」と感じた人は、良く言えば「伸びシロがある」、悪く言えば「自称モデル」です(笑)。
では早速、実際の業務からクライアントに指示されやすいモデル像とは何か?を項目別に確認しながら知識を深めましょう。

髪の毛のカラーやメンテナンス
これはヘアースタイルが決まっているということではなく、商品やジャンルに合わせた戦略があるモデルとしての自己管理ができているか?という部分です。
例えば、月の初めにカラーリングをして2ヶ月近く放置している・・、一般の人が考える「そろそろ何とかしなきゃ!」と感じるメンテナンス感覚と不定期に入る仕事に対応しなければならないモデルとでは「人に指摘されてからではアウト」だということを自覚しましょう。

「消費者の代表」として新商品を着用するモデルのヘアコンディションが悪いという時点で、ショップが受けるイメージダウンは避けれれません。
よくある事例が「この前、ちょっと髪色明るくしてみました!」とその時はコンディションが良いケース。
その後、メンテを放棄すれば下手にメンテが大変なカラーリングをしない方が無難だったと悔しい思いをするのはモデル本人です。
カラーやスタイリングの基本は「自分でキチンと管理できる範囲内か?」を考えることが重要で、一発屋のようなヘアコンディションは、正直1度でもメンテを怠った状態で撮影に入れば一気に信用を失います。

アパレルモデルとしての「おしゃれ」と、普段使いの「おしゃれ」は違うと心得るべきです。

目元づくりの勘違い
最近は常用されている「つけまつ毛」、全面的には否定しませんが、ジャンルによっては致命傷になります。
では「つけまつ毛」を使う際に気をつけることは何か?
1つは「表情を潰さないようなものを選ぶこと」です。
写真撮影を行なった時に無表情になる原因として目元を飾り過ぎたことで生じる「本来の目のチカラの消失」があります。

装着している本人は「目元を強調、可愛くする」ために付けていると思いますが、逆効果になることを理解すべきです。
また、糊が目立つようなつけ方をしていると、目線を下に落とした表現の時に「汚い目元」になります。
商業写真は肉眼で見るよりも精細に写りますので、「これぐらい大丈夫」は全然大丈夫ではありません。

カラーコンタクトも同様に考えるとベストな選択とは言えません。
分かりやすい事例としては、フランス人形でも何でも構いませんが、人工で作られた眼球をじっと観察してみてください。
きっとそこには「目から伝わる感情」というのは何も伝わってこないことが分かるはずです。
どんなに笑顔を作ることが上手くても「目玉が笑っていない」・・・却って怖い写真になります。

自分流メイクから脱出する
ネットショップ向けのメイクは「モデル自前メイク」となるケースが多く、メイクアレンジの多さも武器になります。
とはいえ、普段は普通の仕事してるからメイクを勉強する暇はない・・これは言い訳の常套手段です。
こうした人の多くは「写真を撮るからメイクを頑張る」傾向があります。
言い換えれば、普段のメイクは頑張っていないと主張しているようなものです。

普段は普通の仕事・・であれば普段から「ナチュラルメイクを極める努力をする」それだけで良いのです。
そして休日に女子会でもあるのなら「アレンジを効かしたメイク」にチャレンジすれば経験値は増えます。

「私メイク苦手なんです」と言う人はモデルを諦めれば良いだけで、現場では「出来る人」しか残りません。
普段からできる努力を怠る人にクライアントは振り向きません。これが現実です。

街中には美容部員を要した化粧品メーカーのブースがいくつもあります。
タダでメイク術を教わってしまえば知識も増えるでしょう。
できない理由を自慢するのではなく、できるようになる方法を探す人材になりましょう。

以上が基本の「き」として商品撮影モデルとして心得ておくべき項目です。
アクセスが多いようなら第二弾も予定していますので、心臓の強い方はお楽しみに(笑)。

アパレル系や商品撮影モデルは面倒な事が多い。
でもそうした一般の方が日常から面倒と感じることを実践しているからこそ、クライアントはそこに価値を見出し、仕事を任せると思いませんか?
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レタッチの基本を学ぶ
自社で商品撮影を行なった写真、レタッチで調整していますか?
ネットショップ上で取り扱う写真素材の雰囲気がバラバラだと心理的に「統一感のないショップ」という印象を消費者に与えることもあります。
例えば事務所内で太陽光を光源として、撮影しているケースなどは作業時刻や天候によって仕上がりにバラつきがあることもあります。

では、一般的にレタッチ作業とはどのような順番でどこを見ていけばよいのか?
今回はレタッチが必要かどうかを決定する基本項目を確認しながらショップ画像の統一感を目指します。

まず、大事なことは「基準となる画像」を必ず決めておくことです。
撮影回数が多くなってくると「前回の画像」を基準にする傾向が目立ちますが、最初(初回)の撮影で「ショップの基本画像となる色合いや明るさ」を把握しておきましょう。

では、始めていきます。

ホワイトバランスを調整する
撮影した写真のホワイトバランスを調整していく際は、「見たままの印象+α」を考えます。撮影の段階でキチンと調整できていればそのまま基本(元)画像として使用しても構いませんが、今回はホワイトバランスを少し調整して印象的に見えるように調整してみます。

ホワイトバランスの調整
これで、基本となる画像のホワイトバランスが決まりましたので、今後の作業はこの元画像を基準に「どう印象付けていくか?」を決めていきます。

明度の変更
適正露出という点で見れば、元画像の方が適していますが、バナー画像などインパクトを出したいときは、まず最初に「明度の変更」を確認してみて下さい。露出を変えることでハイキーにもローキーにもなりますので、最初に色合いを変更してしまう前にまずは「明度を変えてみる」このことを覚えておきましょう。

明度の変更

コントラストの変更
明度の変更は画像全体に影響を及ぼすのに対し、コントラストは画像内の「明暗の差」を調整する部分になります。
この設定項目で「パキッとした画像にするのか?」または、明暗の差を少なくして「ぼんやり柔らかい写真にするのか?」を決めることが出来ます。
同一のショップ内でブランドによりイメージが違う際はコントラストを調整することでシャープにもスウィートにも仕上げることが出来ます。

コントラストの調整

彩度の変更
いわゆる「色合い」を決める項目となります。基本設定では画像全体に影響しますが、スポット色にターゲットを合わせて調整することも可能です。
参考画像では花びらのピンクを強調するように彩度調整しています。
この彩度調整でカメラやレンズの影響による色を忠実に再現することもできますので、ホワイトバランスでは補完できない部位の色調整にも有効です。

彩度の調整

色相の変更
あまり普段は使用しない機能ですが、1カラー分の写真からカラーバリエーションを生成する時に使えます。
例えば参考画像のように、同じピンク系の花びらでも、「少し淡いピンク」がある場合などは色相を指定して微調整することで、カラー展開分の写真素材として仕上げることが出来ます。
参考では「レッド系」「イエロー系」を調整しています。

色相の変更

こうした基本的なレタッチ機能を把握することで、撮影時のムラをなくして統一感のある写真素材に仕上げることができます。
商品説明画像としてレタッチを行なう場合は、「極端に本来の色を損なわないようにする」ことも大切です。
基本レタッチの順番を覚えておくと、補正作業が迷走してしまうミスを防ぐこともできますので、やみくもに画像補正を行なうのではなく、順序を決めておくと効率的に作業が進みますのでご参考下さい。
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プログラムAEモードとは何か
デジタル一眼レフカメラに設けられているモードダイヤル、「フルオート」、「マニュアル」、「絞り優先」、「シャッタースピード優先」など使用する人やシーンに合わせた撮影モードをダイヤルを回すことで選択することができますが、謎のダイヤルモードが「プログラムAE」という撮影モード(笑)

カメラを始めたばかりの人によく質問される、この「撮影モード選択内のPのマーク」、確かにファイルカメラの時はこんなモード選択なんて気にすることはありませんでしたが、デジタルカメラ時代の有効な撮影モード機能の1つとして今回少し「プログラムAE」とはどのような使い方ができるのか?を理解しておきたいと思います。

「Pモード」つまり「プログラムAE」は、使い方を知っていれば非常に便利なツール(機能)です。
数年前にスナップ系の有名女性写真家もスナップ撮影をするときは、「プログラムAE」モードに固定して撮っているという発言があって驚いたほど便利な機能です。

では通常よく使われるカメラの「オートモード」と何が違うのか?
結論から言えば「絞りやシャッタースピード」をカメラ(撮影者)任せに切り替えながら撮影していくことができるモードです。
いまいちピンときませんよね・・

さらに噛み砕くと「オートモード」はシャッターを押して写真が出来上がりますが、「プログラムAE」はカメラのメインコマンドダイヤル(ニコンの場合)を回すことで「絞りやシャッタースピード」の数値を適正露出をキープしながら変更できてしまうのです。
機種によってはシャッター半押しの状態でダイヤルを回します。

プログラムAEモードの設定方法
「全部カメラ任せは嫌だけど、個別に絞りやシャッタースピードの設定は面倒・・」という時に最適なモードです(独自見解)
例えば明るさが場所によって異なる室内で、移動しながら撮影をする時などは、明るさの変化を気にせずに撮影に集中できます。
つまりダイヤルを回すことで適正露出の組み合せをポンポンとカメラ側が決めてくれるので、照明の光量や撮影場所によって「暗くなりすぎたり」、「明るすぎたり」することなく手軽に写真撮影が楽しめます。

ボケ味などの意図した数値を個別に設定して撮影したい時は、やや撮影者の意図がストレートに反映されるモードではない気がしますが、適正露出というのは初心者が悩む項目の1つなので、使い方によっては有効な武器にもなりますね。
プログラムAEモードはフルオートでしか撮ったことの無い人が「もう少し絵作りがしたい」という要望に応えるモードですので、まずはこのプログラムAEで表示される絞りとシャッター速度の関係性を確認しながら次なるステップへと進んでいきましょう。
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商品写真の活用術
商品撮影された写真素材を使った商品ページ画像の作成・・・
外注にページ制作を依頼していない場合は、ショップ担当者様が編集をされているケースが多いと思いますが、実は写真素材をどう構成するか?
意外と大変な作業ですよね。

よくあるパターンとしては着用画像をそのまま掲載していくページ構成、個人的には撮影冥利に尽きる感じはしますが(笑)、少し手を加えて消費者に対して訴追効果を高めたい所です。

ということで、今回は1枚の画像だけで商品説明画像は作れるのか?をテーマに弊社の標準画像サイズ1500pxを活用した構成例を作ってみましたのでご参考下さい。

では、まず元になる画像をご覧下さい。
本番前のテスト画像で申し訳ないですが、敢えて過酷な素材でやってみましょう(笑)
使っている編集ソフトはフォトショップですが、特別な機能は使わず、またフォントも標準のだけで構成してみます。
編集前の写真素材

元画像だけを見ると、商品細部の説明は別の「ポイント(商品アップ)カット」を使いたいところですが、これも1500pxの大きい画像納品のメリットを活かしてこの素材から抽出していきます。
弊社の備品のトップスなので特徴的では無いですが・・袖口と襟元がアピールポイントと仮定して構成してみます。
仕上がりは次の画像になります。
作業時間は3分程度であることと、1枚の元画像からすべてアレンジしてあります。
編集後の写真素材

このサンプルでお伝えしたことは「写真素材の活用方法」です。
例えば商品撮影されたモデル画像は「全身」と「ひざ上」で撮影された写真がほとんどだと思います。
つまり良くも悪くも商品をクローズアップしていない着用イメージ写真だということです。
どうアレンジするかはお客様次第・・w

1枚の画像を1枚として使うのではなく、パーツとして切り抜く方法もあるということ。
こうすることで1着あたりの撮影枚数を調整できますので、撮影コストの交渉材料としても有効です。

どのような商品画像(ページ)を作りたいのか?
それによって必要カット数(予備も含む)は何枚くらいなのか?を考えることができます。

写真素材の良い部分だけを切り取り、構成していくことで「伝わりやすさ」も変わります。
やみくもに写真素材を並べることを考えるのではなく、商品写真を情報として捉えることで無駄な撮影経費を抑えることもできますよ。
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モデル料金の妥当性
商品撮影などの商業用写真に起用するモデルとはモデルです・・

何を今更・・と感じられるかもしれませんが、これはモデル費用が込みとなっている撮影料金に大きく影響していることを考えて欲しいと思います。
弊社サイトをご覧頂いてる方の大半は、ネットショップ事業者様だと思いますが、モデルと単なる被写体を区別する感覚が浸透していないケースがたまにございます。
今回は、「なぜ撮影業者がモデル料金込みで安く受けるか?」を感覚で捉えて頂ければ幸いです。

さて本題ですが、私の感覚として「モデルとは」クリエイティブな感性を持った人材です。
対して「被写体」とは文字通り「撮影に必要な素材(オブジェ)」です。

アパレル商品の着用写真という観点でみれば「モデル」を起用することは商品を購入する人にとって有益な情報提示となりますが、スキル無い人材、つまり被写体だけを望むのであれば、生身の人間を使う必要は無く、マネキンやトルソーで十分役割は果たします。
これについては何度か記載していますが、これを現在の撮影サービスに置き換えてみたらどうでしょうか?

例えば「モデル撮影代金込みで1000円!」という破格の安値があったとします。
同業者から見れば、「ただの被写体か・・」とすぐ見分けはつきますが、一般の方からすれば「モデル料金が安くてお得かも!?」と勘違いしてしまう方もいると思います。

モデルという言葉や肩書きは、昨今のネット事情では、スキルの有り無しに関わらず、写真の被写体であればモデルだという表記がされています。
スタジオを変えたら着用イメージの写真が全然違った!・・という意見は明らかにこうした認識のズレが生じた結果だと感じることもあります。

単純に着用している「生身の人間」つまり被写体であればOKという条件であれば、格安の業者を利用することは料金的にはメリットがあります。
ただ1つ考えておいて頂きたいのは「もしもトルソーの方が価格が安かったら?」個人的には被写体としての人間より、サイズ感が正確に出るマネキンやトルソーを選択します。

弊社の場合、撮影代金は「高過ぎず、安過ぎず・・」です。
これが良いか悪いかはご利用頂くお客様の判断に委ねるとして、撮影業者として「曖昧な表現」は避けています。
激安とか業界最安などの文言は当然使いたくもありませんので、「適正価格」と表示しています。

取り扱うモデルの価値を「被写体レベル」まで下げていけば、「日本一安いモデル撮影サービス」と記載するかもしれませんが(笑)、モデルとしての現在のコンディション状況や直近のお客様の感想を素直に提示することでモデルレベルをキープしてきた弊社のスタイルは変わることはございません。

被写体扱いの人材なのか?、モデルとして扱える人材なのか?
その境界線をしっかりと見極めることができれば撮影料金の妥当性は見えてくるものだと信じております。
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レフ板の使い方
商品撮影には欠かせないアイテムとして「レフ板」があります。
普段使いとして一般の方が写真を撮ろうとした時に、レフ板を用意するなんてことはあまり無いかもしれませんが、スタジオ撮影ではレフ板の使い方によって写真の仕上がりは大きく変わりますので必要不可欠な機材の1つです。

と、ここで「レフ板ってなに?」という方もいるかもしれませんので補足すると「白と黒の面がある板」です。
白黒以外にもカラーが銀色、金色があり、形状も四角や三角・・大きさも人物大のものから、ハンディタイプの小さなものまで様々ですが、基本的な使い方は「光を起こす」もので、例えば、人物の顔を撮影する時に右側から照明を当てた際に、当然左側は影(暗い部分)になります。
それを補完するためにレフ板を使って右側からの光を反射(光を起こす)させます。
メイキング映像などで撮影のアシスタントさんが白い板を女優さんに当てているアレです(笑)

光を起こす使い方以外にレフ板の黒い面を使って「光を切る」場合にも重宝します。
これまた例えると、回り込んだ光が人物に当たらないようにしたり、作為的に影を演出したりなど用途は様々です。

さて、商品撮影でよく見かける「背景の白とび撮影」ですが、これもレフ板の使い方によって印象は変わります。
背景を白く飛ばすということは、人物に当たっている光よりも強い光量を背景に向けて照射しますので、人物と背景の距離感によっては、光が後ろから回り込んできて輪郭が消えてしまうこともあります。

次の写真をご覧頂いて、実際に「背景白とび撮影」時に「白いレフ板を両サイドに置いた場合」と「黒いレフ板で光を切った時」の違いを確認してみましょう。

レフ板の色による写真の違い
左側の写真は、「白いレフ板を両サイドに置いた場合」で、よく見てみると脚などの輪郭の部分が白く飛んでいるのが分かると思います。
対して左側は、「両サイドに黒いレフ板を置いた写真」で、背景から跳ね返ってくる余分な光を抑えています。
丸で囲った部分を注視して頂くと、輪郭がしっかり出ていることが分かります。

例えば、真っ白な商品を着用して白抜きを想定して撮影する場合は、黒レフの方が有効ですが、少しアクセントのある写真が好きならば右側でも良いかもしれません。
弊社の場合では「完全に後から切る抜く画像」をオーダーされれば、黒レフを使いますが、イメージと併用するような場合は微妙にアレンジ(企業秘密)します。

単純にレフ板を立てているようですが、角度や距離などにより光の返り方は変化しますので、「背景白とび撮影」で1つの照明設定ですが、レフ板のアレンジによっていくつもパターンができるのです。
ストロボや定常光など発光する機材だけではなく、こうしたレフ板などのアナログな機材も撮影には重要で、何も無いところに光を持ってくる役割も担うレフ板は撮影の基本を学ぶ上でもポイントとなる機材です。
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撮影照明と光の質の違い
最近では商品撮影キットで、「ストロボ+アンブレラ+スタンド」がセットになったお手軽撮影機材のセット販売みたいなものがあります。
こうした初心者向けキットでは、「コレさえあれば何でも撮れます!」的な触れ込みを目にしますが、この文言が少々疑問だったので、私なりに光の特徴から環境にあった照明機材について書き留めたいと思います。

照明機材といえばアンブレラがベスト・・なのか!?
一般的には撮影照明機材となるとアンブレラやボックスタイプが主流ですが、一見すると同じような照明効果のように感じてしまいがちですが、比較すると違いはあります。

まず、こうしたボックスやアンブレラを使用する理由は主に2つあります。
・光の質をコントロールする。
・光の方向をコントロールする。


この2点についてはボックスでもアンブレラでも意味としては同じですが、「集光性の違い」においては決定的に異なります。
ボックスライトは「スポットライト」、アンブレラは「点から面へと変化するライト」と呼んでも良いかもしれません。

それぞれの光の拡散方法を知る
拡散光というと「どれだけ光が広範囲に行き渡るか?」ですが、ボックスとアンブレラではストロボ装着時の向きがまず違います。
ボックスライトはストロボ電球の向きはボックスの面に向いているのに対して、アンブレラは一旦跳ね返った光を飛ばす方向(傘の内側)に向いている違いがあります。(アンブレラタイプでも1部仕様が異なる場合はあります)
懐中電灯で例えると、ボックスは人物に直接向けたような光、アンブレラは壁に跳ね返して照らしている感覚です・・例えが分かって頂けると嬉しいです(笑)

次の画像をご覧下さい。
上記の光の向きの違いにより、ボックスとアンブレラでは「光の拡散の仕方」が異なります。
アンブレラは距離が遠ざかるにつれて拡散率は大きくなりますが、ボックスは単一方向に向かって光が伸びていくイメージです。

ボックスライトとアンブレラの違い
こうした光の特徴がどのような影響を及ぼすのか?
例えば、人物の顔を中心にライティングしたい場合は、どちらでも比較的簡単にライティングは行なえます。
しかし、全身を均一に照らそうとすると、アンブレラの場合は拡散率が高いので、100の光を被写体に100届けるのは厳しくなります。
光量の集光性が高いボックスであれば100の光をロスを最小限に抑えて照らすことができます。
ただ、集光性が高いという事はそれだけ「人工の光」のイメージが強くなりやすく、太陽のような自然な光を作ることは難しくなります。

一概には言えませんが、物撮りのような人物以外の撮影を想定した場合は「狙った所に光を簡単に当てることができる」この点で、ボックスライトがお勧めですが、人物撮影の場合はアンブレラの方が撮影照明のコツを掴みやすいようです。
人物なのか?物撮りなのか?・・・この違いで最初に揃えるべき照明機材の参考にして頂ければと思います。

どちらが有利ということではなく、写真の仕上がりに合った機材を選ぶことが重要で、「お手軽キット」と書いてあっても、目的によってはお手軽ではない場合があることを覚えておいて下さい。
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クリップオンストロボ(スピードライト)選び方
商品撮影などで使うストロボについてですが、「モノブロックタイプ」と「クリップオンストロボ」どちらを買うべきか?
そもそもこの2つのタイプのストロボは重量も機能も全く違いますが悩む方もいるようです。

ご存知のように「モノブロックタイプ」のものはコンセントから電源を取るのに対し、クリップオンストロボ(スピードライト)は電池式が一般的です。
もちろん、軽量コンパクトという点ではクリップオンストロボとなりますが、仕様表を見たときに「どういうこと?」と悩んでしまうのがGN(ガイドナンバー)の表示でしょう。
少し調べればガイドナンバーは「光が適正露出で届く距離」を示していることは分かるはず。
しかし、仕様表には「一定の条件下でのガイドナンバー表記」であるため、自身の持っているレンズや撮影環境下でどこまで光が届くのか?という疑問が湧いて、少しでもガイドナンバーの高い商品を選ぼうとしてしまうのです。

実際、私も8年ほど前にガイドナンバーが高いクリップオンストロボを買った経験があります。
それがニコン純正の機種SB800です。
購入の経緯はロケ先でモノブロックタイプも設置できないスペースでの撮影が入った為です。
同じものを2台購入し、サブとしてサード製の安価なものを2台、合計4台で現場入りしました。

結論から言えば「発光+光の演出」という点で高価な機材は必要なかったと感じました。
撮影スタイルにもよりますが、任意に個々のクリップオンストロボの光量さえ変更できれば、適正露出は露出計で測ってしまうので、自動調光などの項目は全く使いませんでした。
つまりメイン、フィルライトの設置と光量バランスさえ掴めれれば「何とかなる」のです。

ではSB800の仕様を見てみましょう。
ガイドナンバーと仕様表の見方
F値が1の時に35mm+ISO100で撮れば38m届く・・・
その他、多種多様なパターンでガイドナンバーは変わる!!
これってクリップオンストロボの数が増えれば何の指標にもなりません(笑)
というか、露出計で測ってしまえば一発です。

これもまた使用環境にもよりますが、私の場合、カメラにクリップオンストロボを装着することはありません。
使用状況はカメラから離して「ストロボを仕込む」ことが多いので、ワイヤレスで同調発光すればOKなのです。

多分、クリップオンストロボを検討されている人に相談されたら、「ガイドナンバーは気にしなくてもOK!」と答えるでしょう(笑)
今はもうデジタル一眼レフが全盛の時代なので、よほど特殊な撮影でなければ、光量不足はISO感度を上げれば、解決します。
付け加えるならば、人物撮影で30m以上離れた被写体に向けて写真を撮るシーンって・・・年に1回あるのかしら??って感じです。

クリップオンストロボなどの商品は「少しでも良い商品」と考えてしまいますが、使用頻度や撮影場所の広さを考えると「必要なクリップオンストロボ」が見えてきます。
店舗写真などで暗がりになるスペースにクリップオンストロボを忍ばせて光で起こすなどの場合は、「おもちゃストロボ」でも演出効果は出ますよ。
ガイドナンバーはあくまでも目安!、光の届く距離より光の演出に集中した方が写真は綺麗になりますよ。
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商品写真を補正するには「トーンカーブ」などの各種フォトショップの機能を駆使されている方も多いと思いますが、今回は「HDRトーン機能」を使った画像の補正を見ていきましょう!
HDR(ハイダイナミックレンジ)とは本来は異なる露出の画像を合成する機能ですが・・ややこしい!
例えば暗所で人物を撮影した時に人物と背景の明るさが異なる場合、「人物が明るい」+「背景が明るい」2枚の画像(露出の異なる)を合成して1枚の画像に仕上げることができる・・・ざっくりとこんな感覚です(笑)

では画像を複数用意しなければならないか?
今回は難しいことを考えずに、HDRトーン機能を使って「雰囲気のある “ゆるい画像” に仕上げるテクニック」としてご参照下さい。
トーンカーブやレベル補正などで調整しても構いませんが、「簡単・便利」という点では覚えておくと役立ちます。

まずは、今回使用する元画像はこちらです。
元画像

はい、とっても普通の人物写真です・・これをHDRトーンでゆるい画像に仕上げていきます。

HDRトーン補正手順1
フォトショップの「メニュー」→「色調補正」→「HDRトーン」をクリックします。

HDRトーン補正手順2
そうすると編集用の画面が出ますので、「詳細」項目の「彩度」の数値を一旦「0ゼロ」にします。

HDRトーン補正手順3
次に「トーンとディテール」項目の「ディテール」の数値を変更します。
デフォルトでは「プラス+30」になっていると思いますので、この数値をマイナス側に変更していきます。
プレビューにチェックを入れておくと効果を確認しながら変更できます。
今回は「ゆる画像」なのでマイナスに設定しますが、ポイントとしては「やり過ぎないこと!」です。
マイナス側に振り過ぎると、ファンタジー感が増すので(笑)、ご注意を♪


それでは最終的にHDRトーン機能で補正を完了した画像を元の写真と比較してみましょう。

HDRトーン補正仕上がり
いかがでしょうか?
肌の質感や明るさも全体のバランスを保ちながら補正されています。
バナー画像用に写真を加工するときは使ってみると雰囲気が変わって良いかもしれません。

実際の所、商品撮影などで「色を正確に出す画像」についてはもう少し手間は必要ですが、写真加工の遊びとしては、こうしたフォトショップの様々な機能を試してみるもの面白いと思います。
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アパレルモデルが商品撮影で覚えておくべきこと
アパレル向けの商品撮影モデルといえば「服を見(魅)せること」が仕事となりますが、ポージングの基礎や現場での指示などで「自分が描くポーズ」が作れない、または「セオリーを無視した表現が許されるのか?」と自問自答してしまうケースもあると思います。
では “カメラマンが上手い” と感じるポージング表現とはどういう時に生まれるのか?今回はほとんどのカメラマンが感じるであろう「このモデル上手い!」と感じる状況をご説明したいと思います。

駆け出しモデルが陥るミス
まずモデルの仕事についてですが、「1番最初に撮影した現場の雰囲気はどうでしたか?」
たぶん大体の方は「楽しかった!」、「現場の人が上手いとか可愛いと言ってくれた」などのプラスの評価を受けたことでしょう。
ただ・・この言葉に裏の意味があったとしたらどうでしょう?

例えば・・・

「素人さんにしては緊張せずに楽しそうだった。」

「素人さんにしては、上手く動けていた。」

そうです「素人さんにしては」つまり新人にしてはよくやったという評価です。
普通に考えれば撮影キャリアの長いモデルと新人モデルどちらを使いたいかと本音を聞かれれば、答えは明白です。

一般的な撮影の現場でモデルに対して叱るなどの行為があって現場の雰囲気が壊れれば写真に影響してしまいます。
大半の駆け出しモデルが感じる「楽しかった」という印象は、「仕事として成立させなければならない」スタッフの社交辞令というか現場を良くして写真にプラスの影響を出すための努力です。
逆に最初の現場で「モデルとしての改善点を指摘される経験」をした人は非常にラッキーだと思います。

こうした「おだてる行為」はモデル撮影ではテクニックの1つで、楽しい雰囲気ごと写真で表現するには、「被写体を褒める」に尽きます。
きちんとした感覚の持ち主であれば、撮影後に「本当に上手くできたのか?」は自身で分かるはずです。
緊張のあまり頭の中が真っ白だったということであれば、そういう結果という事です。

バイト感覚のモデルが不幸なのは「楽しませてくれる現場ばかり」を経験して実績ができたと勘違いしてしまうことです。
本当の実績とはクライントと撮影スタッフから純粋に好評価をもらうことで、つまり自分では決めにくいものです。
「褒められたから努力はしない」こうした行動が駆け出しモデルにはよくあるミスです。

上手いと感じるポージングの内訳
では「本当の評価」とは何か?
このブログでも再三書いていますが、ポージング(モデルとしての姿勢の取り方)には基本があります。
自分を過大評価しているモデルの場合、「今までに無い表現が良いモデル」と思い込む傾向があります。
確かに目新しい動きや表現は、撮影者にとって新鮮に感じるかもしれませんが、それはあくまでもカメラマンの人物撮影の経験と量によります。
モデルさん自身が「奇抜な表現」と思っていても経験豊富なカメラマンであればあるほど、「それは見たことある・・」という普通の表現だったりします。

このように書くと「もう表現手段など無い」ように感じますが、そうではありません。
「写真のセオリーを崩すタイミング」が大事だということを覚えておくと良いでしょう。
例えば、初対面の人と会話をする時に、最初からタメ口(奇抜な行動)でしゃべっていたのでは、印象は良くありませんが、常識的な礼節をもって接している時に、たまに少し砕けた口調になると印象は良くなると思いませんか?

写真における自己表現とは「基本の中でチャレンジする表現を入れる」こうした瞬間に撮影者は「何かが変わった」と感じるものです。
以下に5枚の写真を撮った時のポーズの内訳を簡単に説明します。

基本ポージングと個性の出し方
左のポージング推移は「基本的なポーズの中に個性的なポーズを1カット入れる動き」、対して右側は「個性重視で1カットだけ基礎的なポーズ」が入るパターンです。
クライアントからすれば、商品を説明するためのモデル着用画像として捉えた場合、基礎的なポーズを重視した動きの方が「使える写真」が多くなることになります。
逆に説明用と捉えた場合、右側の個性の強い動きは、クライアントの意図から外れた写真を量産していることになります。

当然、撮影者(カメラマン)はクライアントの意思に沿った写真を撮ろうとするので、無駄に個性の強い写真はシャッターの無駄押しになります。
上手いと感じる瞬間とは「クライアントの意思を尊重しながら、個性的なポーズでモデル側の提案ができている」ということで、「どこかの雑誌でこんなポーズしてたからやってみた・・・」というのは求められている表現が違えば「ただのお遊び表現」でしかありません。

アパレルモデルのポージング表現というのは、考え込むほど難しくなります。
そうした時に役立つ・救いの手段が「基礎を繰り返す動き」コレに尽きます。
突発的なポーズは「その時の状況によって変化」しますが、基礎が身に付いていればどのようなジャンルの服がきても「冷静に対処」できます。
頭の中がクールになっていれば、服のポイントや形状を考える余裕が生まれるので、それらを踏まえた「個性的なポーズ」を表現できます。

ポージングが上手いと感じさせる秘訣は「どんな動きをしても綺麗に見える基礎的なポーズ」が前提にあり、その中からオリジナリティー溢れる表現へと繋がります。
しかし、基礎を覚え込むには地味な努力が必要です。
モデルを志すほとんどの人が「基礎の段階で挫折します」、つまり「基礎さえしっかりできれば、差別化ができる」とも考えられますので、評価をされるために個性的になろうとせず、評価されるためには何が必要かを見つめ直すことが上達への近道だと考えます。
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ネイルによる商品撮影の失敗
モデルのネイル?商品撮影の時に気にされたことはありますか?

弊社の場合は、「撮影時のネイルの装飾や過度な着色は厳禁」としています。
女子的にはプライベートにちょっとお金をかけて可愛くネイルを仕上げて、撮影が入ると落とさなければならない・・
少し可哀想ではありますが、ノーマルな状態でなければ撮影はしません。

「これくらいの装飾なら大丈夫!」

というモデル個人の判断とクライアントの判断は違うため、指定がなければネイルの装飾はご法度です。
なぜこのような当たり前のことを書くのかと言うと、実は私にも過去に苦い経験があります。

商品撮影サービスを始めて、「一般のモデル(撮影未経験者)」を扱うようになり、今まで事務所モデルを相手にしていたので、こうした撮影上の常識ということが素人さんは知らないという現実がありました。
苦い経験というのは、かれこれ7年近く前になりますが、撮影に来た新人さんの爪が「人工爪(スカルプチャーネイル)で完全に装飾」されていました・・
除光液で何とかできるレベルではなく、仕方なくその日は帰って頂きました。

どうしてネイルにこだわるのか?
ご存じない方は「そこまでネイルにこだわる必要がないのでは?」と感じるかもしれませんが、アパレル商品撮影というのは、クライアントが用意した商品(衣装)です。
当然のことですが、モデルがプライベートで着ているジャンルやカラーとは異なる場合が多く、「普段着ている服とクライアントの衣装ではネイルが似合わない」ケースが多いのです。

では逆にクライアントの衣装と、たまたま個人的に装飾したネイルとの相性が良ければ許されるのか?
答えはNO(ノー)です!
あくまでもクライアントから指示が無い限りは「ノーマルな状態にする」これが常識です。

ここで1つ商品撮影でよくある「パーツ写真」を見て頂き、ネイルの装飾で写真にどのような影響があるか確認してみましょう。
今回は擬似的にネイルの色だけ加工していますが、いわゆるデコネイルでは、さらにひどい結果となります。

ネイルによる写真の見え方
左側は「何も装飾されていない状態」、右側は「ネイルにカラーが入っている状態」です。
いかがでしょうか?
アウターのポケット部分を表現する写真ですが、一瞬写真を見たときに左の写真は「素直にポケットに目が向く」、対して右側の写真はネイルとポケットに視線が分散され「見せたい部分がボケる」ことになります。

服とネイルとの相性の問題以外に致命的なポイントは「ネット閲覧時の消費者の目線行動」です。
ややこしい表現ですが、簡単に説明すると、ネットで商品を買おうとしている人が写真を見る時間は1秒程度です。
つまりスクロールしながら見ることを想定するなら「一瞬で必要な情報を届けなければなりません」
この場合は「商品のポケット部分」です。

目線が爪かポケットで迷う(目線が泳ぐ)ようなら伝達力は半減します。
無駄な情報は排除して、「見せたいものに集中させる」これもモデル撮影の基本です。

コーディネート全体を見せる商品写真とトップスのみを見せる表現が違うように、「クライアントが何を伝えたいのか」を理解することで写真品質は向上しますが、無意味な装飾はどれだけ綺麗で可愛い写真であっても「商品写真」の本質からは外れていきます。

結論として無駄な自己主張をするネイルの装飾は商品撮影には必要ないということです。
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商品撮影で望遠レンズを使う意味
撮影台に商品を置いて撮影する際に使うレンズ、一般的には望遠(中望遠レンズ)を使って「遠くから寄って撮る」ことで、商品の形状を綺麗に写すことができます。
同じような画角で撮影するのであれば「レンズにこだわる必要はないのでは?」と感じるかもしれません。
確かに商品の形状を綺麗に写すという理由だけであれば、望遠レンズにこだわらず、単焦点レンズでも構いません。

では、なぜ望遠レンズを使うかといえば形状の歪みを防ぐ意味合いと、もう1つ大きなポイントがあります。
反射物以外の商品を撮影するのであれば、望遠である必要はないでしょう。
しかし鏡のように反射する素材の商品、例えばサングラスやアクセサリーなどを、単焦点レンズでグッと近づいて撮影すると・・

もうお分かりだと思いますが、カメラが商品に写り込んでしまいます。
望遠レンズを使って離れた場所からグッと寄って撮ればこうした写り込みも回避できます。(調整が必要)
撮影に慣れなていない人の場合は「接写だからマクロレンズ!」と飛びつかないようにすることです。

レンズの特性など細かなこともありますが、レンズ自体を「近づけて撮れば歪む」と漠然と覚えておいてもよいでしょう。
真四角の商品撮影でレンズ毎、近づけすぎれば綺麗な四角にならず歪んだ輪郭になってしまうのが分かりやすい事例です。

そういえば望遠レンズと単焦点レンズの違い・・補足しておきます。

望遠レンズと単焦点レンズの違い
急な説明ですが、先日お客様の持っているレンズが望遠だと思っていたけど、実は「単焦点レンズ」だったという出来事に遭遇したので・・
単焦点レンズでもリングが本体部分に付いていますが、「ピントリング」であり「ズームリング」ではありませんのでご注意を(笑)

アクセサリーなどの撮影の場合は、マクロレンズでの撮影も考えられますが、一般の方は日常写真で「マクロ撮影」をする機会は少ないと思いますので、望遠+マクロとレンズ数を増やすより、望遠レンズにクローズアップリングなどをつけて必要なときだけ「マクロ撮影」をする方法でも良いかもしれません。

業務的に撮影をするのであれば、TPOに合わせたレンズを用意することは望ましいですが、望遠レンズが1本あれば、工夫次第でほとんどの撮影対象をカバーすることはできます。
商品撮影でなぜ「望遠レンズ」が有効なのか?
考えられるのは「寄る、引く」という撮影行為に対して柔軟に対応できる点や撮影対象のカバー率が大きいためでしょう。

とはいえ、「綺麗さ」という点では、目的に合ったレンズを選択することで写真の描写力は向上します。
まずは望遠レンズ!極めていくために他のジャンルのレンズ特性を知って目的に合ったレンズを買う!
段階を経たレンズ購入で無駄な投資を防ぐことができますよ。
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カメラの構え方と撮影方法の変化
デジタル一眼レフカメラも今ではファミリー向けの機種からハイエンドのものまで多くのラインナップがありますが、観光名所などでカメラを構えている人の姿を見ると面白い光景を目にすることがあります。
それは、私のような昭和な世代と現代の若者の「カメラの構え方」です。

少し前までカメラで写真を撮るというのは「ファインダーを覗く」ことが唯一のシャッターを切る手段でしたが、今では「液晶にタッチする」とか「カメラモニターを見ながらシャッターを切る」という構え方のスタイルにもバリエーションが生まれました。

カメラの違いと構え方
個人的には、「ファインダーを覗くクセ」が染みてしまっているので、頑張っても背面モニターを見ながらが撮るのが限界ですが、できればバリアングルモニターなどは機能として無くても全く構わないと感じています。
自分撮りをすることも一生無いでしょうし(笑)、超ハイアングル&ローアングルは「人が動けばいい」と感じています。

それよりも「しっかりホールド(固定)できるか」の方が重要で、画面タッチや背面モニターを見ながらの撮影はホールド感はなくなります。
安定した状態でカメラを構えて撮影するには、やはり脇を締めてグッとファインダーを顔に近づけて撮るに越したことは無い。
こうした不安定な構え方を想定して過度なISO感度の向上をメーカーが行なっているようにも思えてしまう。

ブレない写真が撮れることは大切なのかもしれませんが、フィルム撮影をしていた時は高感度といえばISO800を装填していれば、かなり安心して写真を撮ったものです。
今のカメラのオート設定は「ブレ」を警戒しているためか?少しでも暗い環境でカメラの構え方でブレを回避できる状況であっても、親切にカメラ側が判断してISO感度はバンバン上がります。
逆にどんな明暗差のある状況で、どんな構え方をしても「ブレない」といえばメリットかもしれませんが・・

ミラーレスやコンパクト系のカメラの場合は、必然的にEVF(電子ビューファインダ)となりますが、是非ファインダーを使って「覗く楽しさ」を知ってもらいたい。
カメラをしっかり構えて視界に撮影構図だけが映っている状態でシャッターを切るだけで写真撮影に集中できます。
手軽さや利便性は現代の専売特許ですが、アナログな手法は「人間らしさ」を醸し出す大切なパートです。

とはいえ遊びや趣味として写真を楽しむ点では、「液晶にタッチする」とか「カメラモニターを見ながらシャッターを切る」ことは歓迎です。
カメラ選びの1つのポイントしてこうした機能の有無を挙げる場合もありますので、一概に優劣はつけれませんが、写真を長くやればやるほどファインダーを覗くカメラマンが多いのは、何か意味があるのかもしれませんね。
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出張撮影サービスで注意しておきたいこと
ネット上での商品撮影サービスの場合、商品をスタジオに配送して撮影後にデータを受け取る、一般的にはこうしたシステムが多いのですが、扱う商品のコーディネートが複雑だったり、店舗内での撮影が絶対条件となる場合は、「出張撮影サービス」を検討することになります。
ネットで検索すれば多数の業者が見つかりますが、こうした出張撮影に関して注意しておきたい点を記載しておきます。

公開されている写真を撮ったカメラマンが来るとは限らない
どこのサービス業者もサイト上で「撮影サンプル」として大まかな写真品質を確認することができますが、出張撮影の場合は公開されている写真を撮ったカメラマンが来るとは限りません。
例えば、東京を拠点にサービス展開しているスタジオが「全国出張」となっている場合は、そこのスタジオに登録されているカメラマン(アルバイトも含む)が派遣される。
当然、発注元のエリアに事業所が無い場合は、近隣で動けるカメラマンが出動することになります。

以前、弊社にのりかえのお客様が出張撮影を他社で利用した事例で、「初回の撮影は満足だったが、2回目以降は極端に色合いがおかしくなった」という相談を受けました。
単純に2回目以降はカメラマンが変わっていて、初回のカメラマンと違い持参してくる機材も少なかったそうです。

依頼先の業者は同じなのになぜこうした状況になるのか?
答えは明白で初回のカメラマンはベテランさん、2回目以降は経験が乏しいカメラマンが派遣されたのでしょう。

登録制のカメラマンを扱っている「全国出張撮影サービス」となっていても優良業者の場合は出張でやって来る「カメラマンの参考写真」を事前に確認させてくれるはずですが、全国出張という文言のために「写真が撮れるだけのカメラマン」を派遣するケースもあるようなので注意して頂きたい。
登録カメラマンの場合、当然自前の機材で客先に向かうとなれば、アルバイトであっても会社から支給されない限りそれなりの自己投資は必要です。
となると、カメラマンによってバラつきが出てしまうのは当然です。

登録制のアルバイトカメラマンの場合、時給的には900~1,500円程度が相場なので、それに見合った機材への投資と仕事量のバランス関係が問題になります。
とはいえ、バイトカメラマンでもきちんと撮影業務を行なう人材もいることは確かですので、一概にアルバイトカメラマンはNGという訳ではありません。
大事なことは、出張撮影を依頼する前に「どのような写真を撮っているカメラマンなのか?」を確認することです。

出張カメラマンのジャンルを知っておく
一般の方にとって写真知識のあるカメラマンなら安心という意識があるかもしれませんが、カメラマンにも不得意ジャンルは存在します。
機材的な部分で言えば、風景写真や建築系のカメラマンが常備している機材と人物系を主に撮っているカメラマンとではレンズや撮影小物の種類や対応能力も異なります。
更に細かく見れば、静物写真か人物写真、どちらが得意なのか?ここも微妙に違いがあります。

例えばアパレルのモデル撮影を出張撮影で依頼して、派遣予定のカメラマンのサンプル写真が「ウェディング写真」「ジュエリーなどの集合写真」があり、綺麗に撮られた素材ばかりだったとします。
これなら大丈夫と思って、モデル撮影を頼んでみたら・・・う~ん何か違う
写真はどのジャンルで撮り続けているかによって明らかに差が出る世界ともいえます。

恥ずかしながら私の場合も「写真やってるんだからウェディング写真をお願い!」と言われれば正直そこそこの写真になるでしょう(笑)
つまり「どのサンプル写真を見てカメラマンを決めるのか」というのがポイントで、スタジオが派遣するのだから絶対大丈夫という確証はないと考えるのが賢明です。

また出張撮影を利用する場合は、地元エリアのスタジオに相談する方がトラブルも少ないように感じます。
確かに安価な「全国出張サービス」となっていれば飛びつきたくなりますが、まずはスタジオの拠点がどこなのかを確認して、派遣カメラマンの写真サンプルを見せてもらってから依頼するという流れを把握しておくことをお勧めします。
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撮影日の準備とモチベーション
商品撮影の本番の日、写真をはじめたばかりの人に稀に聞かれるこんな質問、「緊張ってしますか?」とか「準備は結構細かくしますか?」という素朴なコト・・意外と気になるんだぁ~・・と気付かされます。
このブログでもテクニック的なことはよく書きますが、精神面に触れる機会は少ないので、雑談程度にお読み下さい。

カメラマンの撮影前の準備
撮影日の前は、当日使う機材のチェックや清掃は毎日必ず行なっています。
以前ににも書きましたが、私はカメラマンとして誰かに師事したことはないのですが、こうした毎日の仕事道具のチェックや準備を始めたキッカケは、プロの料理人が厨房を使い終わった後、また作業を始める前も道具や調理場を綺麗にする光景を見て、当時から単純な性格なので、すぐに看過されて何となく始めましたが、今では習慣となり「よし仕事だ!」と気合を入れる自分なりのルーティンでもあります。

また、翌日撮影する商品の確認と作業の進行表も必ず目を通しています。
どの部分で作業が難かしくなるか?などを予め把握しておけば、現場で時間がかかってしまっても「想定内」のモチベーションで乗り越えることができます。
この時、「作業全体の把握はしますが、撮影カットの細かいことまで想定はしないようにします」
理由としては、「絶対撮る!」と決め過ぎてしまうと写真がつまらなくなる為です。

撮影当日の本音の気持ち
冒頭で質問された「緊張はしないか?」ですが、毎回緊張します。
多分、今まですっと仕事として写真を撮ってきて緊張しなかった現場は無いです。
モデル事務所の宣材撮影をする場合も当然カメラマン側も緊張はしていますし、もしかしたらモデルさん以上に緊張していることもあります。
どれだけ人物撮影をしていても、人が変われば撮影マニュアルなどあって無いようなものなので、こうした感情はどうしようもありません。

でも、ただ1つ、緊張感をほぐす方法はあります。
特別なことではありませんが、「撮影を楽しむ方向にシフトさせます」具体的に記載するのは難しいですが、例えば人物撮影の場合では、「この人を撮影するのは最初で最後かもしれないから、とにかく会話して人物(被写体)を知ろう」と考えています。
写真とは関係の無いような「会話を交わすという行為」ですが、話す時の表情やしぐさに「気付く」ことで、「撮って残したいポイント」を探せます。
要は撮影することに気合が入り過ぎると、「被写体を見ていない」ことが多く、「撮らなければならない!」と緊張が悪い方向に空回りします。
撮影される側も「自分のことを考えてくれている」という感覚がなくなれば、逆に緊張感は伝染してしまいます。

「被写体のことを気付けたかどうか?」これは人物であれ、物撮りであれ、考え方としては共通していて、良い撮影とは高級カメラで作業ができるとか、たくさんの照明機材を駆使できたとなど、機材環境の満足ではなく、「今日はいい感じの表情を撮れた」という感覚を自分で感じることができた時です。

ある程度の緊張感は、こうした「気付きアンテナ」の感度を上げる大切な感情なので、緊張しない状況、例えば観光写真やスマホで気軽に撮ったりすると「下手か俺!」と思います(笑)
写真を本格的に始めると撮影日の不安はどうしてもあるものですが、上記の準備や本音が参考になれば幸いです。


最後に究極のおまじないをどうぞ・・・

「見たこともない現場のことを考えても意味が無い」

「しゃべったこともない人物のことを想像しても意味が無い」

「どんな難しい撮影も始まれば、必ず終わる」

撮影に対して臆病になっている方は是非、おまじないのように唱えてみてください(笑)
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コントラストで商品写真が変わる
最近では、高画質で綺麗に見える!?写真が手軽に撮れるスマホが登場していますが、高精細とか高画質・・はたまた高輝度ディスプレイなど写真を見る側にとっては、「綺麗な見栄えのする写真を好む傾向」があるようですが、綺麗さだけを追求すると商品写真では何か問題があるのか?
余談ですがスマホなどの5インチ程度のモニター画面上で画質の「高画素な感じ」を肉眼で確認するというのは少々横着な検証であることを付け加えておきます。

さて今回は、「人が見て綺麗な写真」を1度考えてみましょう。
「コントラスト」といえば「明るい部分と暗い部分との明暗の差」のことですが、このコントラスト設定を変えると写真の印象は鮮やかになることはもうご存知だと思います。
商品撮影を行なった写真を後で補正する際に、コントラストを触る・・こうした事例はよくある事で、納品後に実際にお客様が使用公開されている商品画像を拝見すると「コントラスト効果」の処理を施されている場合があります。

では、コントラストの有無で、どんな風に商品の色合いに変化が生じるのか? まずはご確認下さい。

商品写真とコントラスト効果
左の写真はコントラストは設定されておらず、撮ったままの写真です。
対して右側は「コントラスト処理」を行なったものです。

全体的に写真の明暗の差が深くなっていることが確認できると思います。
右側の写真は、ハッキリした画像になって「綺麗な明暗差(コントラスト)の効いた写真」になりますが、注意して頂きたいのは、「ニットの色」です。
コントラストを効かせることで、元画像の「ネイビー」が濃いネイビー(濃紺)に見えます。

商品画像として捉えた場合、消費者に与える影響はどうでしょうか?
もしも「濃紺」のカラーを希望していた購入者の場合、届いた商品が実際は濃紺ではなかった・・という状態になります。

要は、写真を綺麗に見せることと、商品色を正確に伝えることは別の目的だということです。
例えばこれが、モデルさんのプロフィール写真であれば問題は無いでしょう。
しかし、商品写真として考えると誤解を生じやすい画像ということになります。

商品撮影の場合、印象を良くするための画像補正は、単純にコントラストやトーンカーブをいじるではなく、「商品本来のカラー」を基準に写真の仕上がりを調整しなければなりません。
前提としては、スタジオ撮影・納品の段階で業者側が最適なコントラストで最適なカラーコントロールをするべきですが、業者によっては過度なコントラストや彩度調整をして納品されてしまうケースもあるようです。

写真とコントラストの関係は上手く処理すれば「綺麗で適正な写真」になります。
注意すべき点は、コントラストは見栄えだけを良くする為の設定項目ではないことを補正時に理解しておくことです。

また、「人が見て綺麗な写真」と、「消費者が望む情報が得られる写真」では、画像補正する目的が根本的に違うことを理解しておきましょう。
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撮影に使えるモデルになるために
雑誌やネットショップを問わずアパレルモデルの需要と供給のバランスからすれば、「需要はあるが供給が潤沢ではない」のが事実です。
在籍するモデル数は、バリーション豊かな人材を提供できる方が顧客満足度にも繋がるためスタジオやモデル事務所も確保したいでしょう。

しかし、これには条件があります。
「商業用のモデルとして成立する人材かどうか?」です。

今まで私が面談を行なった中で特に気になる自己PRとしてこんなものがあります。

「努力をすることや好奇心だけは誰にも負けません!、もしモデルとして合格できたら自分を変えて頑張りたいです!」

いかがでしょうか??
厳しいですが、こういった人材を採用することは、まずありません。

重箱の隅を突くようですが、「努力することは誰にも負けない」この文言。
誰と比べて負けないとこの人は悟ったのでしょう?
こういう言葉を発する人はの場合、アパレルモデルになる為に努力をしたことが無い人が殆どです。
今までたくさんオーディションを受けてきたなどの自論は何のPR成果にもなりません。

「たくさん受けても落ちたんだね・・」と解釈してしまいます。

また「自分を変えて頑張りたい!」・・変わってから応募して下さい。
自分で「今の私は何も無いです!」と自爆発言をしているようなものです。

規模は小さいですが、弊社も例に漏れず「お客様から料金を頂いて仕事をしています」
例えばカメラマンである私がこう言ったら、どのように感じるでしょうか?

「写真のことは良く解りませんが、お金を貰ったら写真を勉強します!」

こんな発言をすれば、社会人としての常識を疑われますよね(笑)
写真がきちんと撮れるレベルになってから賃金を要求しろ!と一喝されておしまいです。

モデル業務というのは、時給で料金を支払うケースは少なく、「仕事をこなさなければギャラは貰えません」
自分を変えるためにスタジオモデルになること自体は否定しませんが、その前にモデルになる為に自主練習なりスクールに通う事の方が先決だと思いませんか?

街を歩いていたらスカウトされて、気付いたら雑誌の専属モデルになっている。
「努力はしたくないけど、目立ちたい」そんな人ほどシンデレラストーリーを夢見る傾向にあります。

たった1日5分のポージング練習は、1週間で35分、1ヶ月で約2.5時間、1年では約30時間のアドバンテージを一般の人より得ることができます。
こうした地道な努力を続けた結果が「努力をすることは誰にも負けない!」という自信を持った発言に繋がります。

何も行動していなければ「ただの素人」です。
どんなオーディションでも勘違いした自己アピールを無駄に考えるより、今日モデルになる為に何をしたか?
行動さえしていれば、きっとカメラテストで結果(写真)として表現できるハズです。

原稿用紙3枚分の文章より、1枚の写真。
これで評価されてしまうのがアパレルモデルです。

自分はセンスがあると思い込む前に、何が足りないのかを考え行動することが、夢を目標に変えるファーストステップです。
誰でもできるようで継続が難しいのが「努力」であり、プロは当たり前にやっていることで、習慣になってしまえば苦労だとも感じていないのが実情です。
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撮影機材の海外通販サイト


商品撮影関連の機材を購入する際にオンラインショップを利用する人も多いと思いますが、同じ製品であればできる限り安値で購入したいと考えるのは皆さん共通の思いではないでしょうか?

日本国内では、「価格.com」などで最安値を調べたりしていますが、こんな噂聞いたことがありませんか?

「海外通販だと安く買える!」

果たして本当でしょうか?
今回は、カメラ機材関連の海外通販サイトとして有名な「B&H」を見ながら海外通販サイトで機材を買うメリットについて少し触れたいと思います。

基本的に海外の通販サイトだからといって国内で買うのと画面推移自体はさほど差はありません。
しかし、注意したい点としては、
・国内正規品と違って保証内容が異なる(並行輸入品など)
・電源プラグの仕様が海外のものと日本国内用では異なる場合があります。
・決済はカード決済となります。
・英語表記のみのため、文章で不明な点は必ず翻訳ソフトなどで大まかな内容は把握しておくことを推奨。
・商品到着までに日数を要します。
・初期不良品の返品などが生じた場合は、手間がかかります。
・為替によって商品価格は変動します。


ざっとこんな感じですが、最も注意したいのは「すべての商品が日本で買うより安いとは限らない!」という事です。
これは単純に円相場の影響によるものですが、国内と海外での送料や上記注意点を含めて総合的にどこで買うのかは自己責任です。

例えばニコン純正のレンズを購入しようと考えた場合、正直言えば多少値段が高くても、私は国内で購入します(笑)
万が一レンズに問題があってもニコンのSSに持っていけば修理になったとしても代替レンズを手配してくれますが、海外から購入した際はこうしたサポートの対象外となることもあるため、何より安心感が違うからです。

こう書いてしまうと海外通販サイトから購入することを躊躇してしまいますが、個人的にどのような時に利用するのかと言えば、

「海外でしか購入できない機材を買う!」

これに尽きます。

日本国内で正式販売されていない照明機材などは、Amazonなどで「大丈夫かな??」というショップを通じて購入しなければならず、意外と出品している輸入会社自体がカメラ関連機材についての知識に乏しい場合が多いため、トラブルになるケースも考えられるので、B&Hなどの専門サイトであれば多少配送日数がかかっても模倣品が届くことはないので安心です。

海外通販サイトから機材を購入するメリットは「日本では流通が少ない商品を安全に買う」ことです。
やたらと海外で買った方が機材は安いという風潮がありますが、個人的には「海外でしか売ってないから海外通販サイトを利用する」これが正解だと感じています。

さらに付け加えると、同じカメラであっても海外向けの製品と日本国内用に販売されるものでは仕様(機能)が異なる場合もあるので注意したいところです。
撮影機材は値段的に高いものが多いため安価な同等品を探すのも良いですが、結果として小額の差であれば国内で購入する方を推奨します。
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写真表現で印象は変わる
モデルを使った商品写真では、撮影時の表現で印象は変わります。
例えば、メイクが派手だったり、ポーズがぎこちないなど「商品撮影の本質」から外れた表現はどれだけ綺麗に撮られた写真であっても消費者に商品を伝える点で考えると、アピール効果は半減してしまいます。

簡単に言えばモデル自身が、「ポーズを繰り出し、服が多角度から見える表現を考える」ということですが、机上で論じるのと実際に撮影現場で実践できるかは別問題です。
弊社の場合、未経験者の人に指導する際にまず始めることは「カメラ目線を意識的にやめること」です。

最近では特にスマホなどで「自分撮り」をする機会が多いヤング世代(笑)は、すぐにカメラ目線になってしまいます。
カメラ目線がNGということではなく、「目線も1つの写真表現」ですが、それだけでは商業写真では1パターンでつまらないということ。

クライアントから商品を託され、自己主張の強いアイドル写真ばかり納品されても正直、商品をアピールして欲しいクライアントからすればギャラを払いたいレベルではないということ。
写真を見た人に商品に自然と視線を向かせる(集中してもらう)には、「意識的に目線を外す」という手段があります。

下の2枚の画像を見て頂き、「パッと写真を見て瞬間的にどこに視線がいくのか?」を、テストしてみてください。

モデルの目線による商品撮影の見え方の違い
この画像ではモデルの顔に視線がいくのか?または商品の方に視線が向くのか?
感覚的な作業ですが、ほとんどの人は右側の写真の方が視線が商品に向きやすいと感じるハズです。

しかし、「じっくり写真を見ればどちらも同じでは??」と思うかもしれません。
実はこれがポイントで、雑誌やカタログの場合はページをめくる作業であっても1枚の写真を見ている時間というのは2秒程度です。
この2秒というのは写真を把握するまでの時間としては十分ですが、ネットショップの場合はどうでしょう?

ネット閲覧は、スクロールをしながらなど、基本的に瞬間的に飛び込んでくる画像を閲覧者は判断して商品画像が流れていくイメージだと考えてください。
つまり紙媒体の写真より圧倒的に1枚の写真を見る時間は少なくなります。

そうした瞬間的な画像の流れの中で、「モデルの顔」に視線が向く写真ばかりだと商品自体の印象は薄れます。
対してカメラ目線を無くした画像であれば、商品に自然と視線が向くため、良い商品を見つけやすく、詳細ページをクリックしていくかもしれません。

商品撮影でのモデル写真をどのように消費者に対して掲載し、アピールするかはサイト運営者のセンスの部分もありますが、商品写真としてのモデル着用イメージで考えると
ビジュアルだけが良いモデルを使ってアクセス数はあるが購買率が悪いなどの場合は、もしかしたら商品よりもモデルが目立っているのかもしれません。

商品に集中させるモデル撮影の基本とは「選択肢の多い表現の写真があること」、目線だけでも印象は変わる。
こうした点を考えながら1度ショップに掲載されているモデル着用写真の差し替えを行なってみると意外な効果があるかもしれません。
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Adobe Character Animator

写真とは違うネットショップの商品説明として、「動画」がありますが、Youtubeなどのレビュー動画は、いわゆる家電系のモノが多く、服などのアパレル紹介は、まだまだ発展途上という雰囲気があります。
服飾商品が電化製品と比べて決定的にレビュー動画に向いていないと感じる点としては「扱いにくいアイテムである」ことや「ショップ担当者自身が動画に出ることに躊躇している」大きくこの2つでしょう。

服飾物で例えみると、ワンピースを動画でレビューしようと考えても、動画撮影する際は袋に入った状態で視聴者に見せても、服の形状が分かりづらいため、「トルソーに着せる」などしなければ、商品自体が上手く伝わらない。
ざっと動画共有サイトで服飾関連の開封という動画を検索しても、現状はこうしたムービーはほとんど存在しない。
しかし、アパレルショップを運営をしていれば、トルソーの準備ができる店舗も多いはず、しかし投稿はしない・・
最大の壁は「だれが商品動画に出演するか?」という人材の問題である。

商品撮影を行なっていると担当者の方で、非常に詳しくその商品のポイントやコーディネートパターンなどを理解している場合があり、「これを1回の電話で語って終了させてしまうより、動画に残していけば“商品愛”がもっとたくさんの消費者に伝わるはず」と感じることがあります。
ネット上でショップ担当者自身が出演するとなると、やはり抵抗があるようです。

長々と前フリをしてしまいましたが、「Adobe Character Animator」という機能をご存知でしょうか?
アドビ製品のAfter Effects CCの中の機能ですが、ナレーションアニメが実現できてしまいます。

とはいえ、単純にアニメキャラを動画上に配置して動かすだけであれば何も目新しいことでもありません。
この機能の特徴は「人間の目や口、首をかしげる」ことはもちろん、遠近感やまぶたの動きまでリアルタイムで動かすことができます。
テレビなどで司会の人とアニメが会話するという映像を手軽に再現できる機能です(手軽!?であって欲しいw)

映像に詳しくない人がアニメを作ったりすると、会話の口の動き、表情やしぐさのタイミングがズレたりしますが、Character Animatorの場合は、カメラで話し手の表情をトラッキングして、表情に合わせた動きをアニメキャラに反映させることができます。
ということは、担当者が出演しなくてもショップオリジナルキャラを作ってしまえば、あとはキャラクターが担当者の分身として商品アピールをしてくれます。
詳しいアニメの動きは、上記の動画を見て頂ければ早いと思います。

アパレル系動画の「これから」に向けたヒントがここにあるのかもしれません。
では弊社ならこうした機能をどうのようにサービスに繋げるか?については、いくつか草案はありますが、今の段階ではヒ・ミ・ツということでご勘弁を。
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夏物アイテムが本格化してきたということで、弊社にご相談に訪れるショップも増えてきましたが、本日は商品撮影代行を他社で依頼したお客様が不満だった点に着目して、現在の写真サービス業者へ求められる情報提供について触れていきたいと思います。

意外と見られているスタジオの方向性
まず弊社の場合、問い合わせ事項で1番多いのが、やはり「サンプル撮影」です。
これは「実際にショップで扱っている商品を、実際のモデルが着用してサンプル撮りを行なう」サービスです。
手前味噌ですが、この「モデル着用でサンプル写真を出す」というのは調べる限りモデルコードが元祖です。

当初、こうしたサンプル撮影というのは「モデル使用はNG」の業者が多く、お試しで撮るというサービス自体は物撮りのみ内容から少し発展させただけのものでした。
なぜスタジオ側がサンプルの段階でのモデル使用を敬遠していたのか?
肖像権やらと乗り越える壁はありますが、一番の理由は「サンプルのみで終了した場合は赤字になる」ことでしょう(笑)

例に漏れず、モデルコードの場合もサンプルだけで本番が無ければ赤字になりますが、発想を変えれば「写真がきちんとしていれば必ず顧客になって頂ける」と判断したからです。
もしも自分が商品撮影を依頼する側の場合、一度も取引をしたことがない業者に写真を任せるというのは、ある意味賭けとなります。
昨今では、サイトさえあれば信用される理屈など通りません。
弊社のサンプル撮影サービスは、受付から打ち合わせ、写真内容や返送業務まですべてが含まれます。
ネット上では見えてこないサービスに対するスタジオの方向性を感じてもらうには、赤字の恐怖はあってもメリットは大きいのです。

商品撮影の代行という意味
撮影を受付けるスタジオは「お客様の商品を撮る」、この事だけが商品撮影を代行するという意味ではありません。
端的に言ってしまえば、代行して撮影するだけなら少しカメラに詳しい方なら業者に頼まなくても作業はできてしまいます。

商品を預かるということは、現在ネットショップ上でどのような撮り方が注目されているか?
またお客様自身がどのような写真を望んでいるか?など、まさしく顧客のスタッフの立場から撮影業務を行なうことが大事です。
「必要以上のカットは撮らない」などの行動は、ある意味プロフェッショナルなのかもしれませんが、「もしかしたら、こういう写真が好きかもしれないから撮って提出してみる」というのも商品撮影を代行する上で大切な仕事です。

お客様からお聞きするスタジオへの不満というのは、概ね写真だけが納められているケースが多いのも事実です。
あくまでも「商品撮影代行サービス」ですので、スタジオ側の「決められたカット数を決められたパターンで納める体制」を否定はしませんが、「このジャンルの商品はA社と同じだから今回のB社も同じでOK」という理屈が前面に出てくると、顧客の満足度は低くなるでしょう。

照明の設定やカット内容など顧客ごとに「好き嫌い」は必ず存在します。
何もかもを顧客に任せれば良い!ということではなく、判断するための情報をどれだけ掲載していくのか?という点が、今後の商品撮影サービスのサイト構成には必須だと考えます。

「会社概要」・「料金体系」・「参考写真」・「オーダー」・・これら基本的な情報提供も必要ですが、情報提供という観点からみれば「どこにでもあるコンテンツ」です。
新しい情報が提供されて「動いている撮影サービスサイト」が、今後の撮影代行業者を見極める1つのポイントになってくるでしょう。
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シャッタースピードと明るさの表現
写真の明るさを決める要素として「シャッタースピード」・「F値」・「ISO感度」がありますが、撮影初心者の方によく見かけるのが「ISO感度」を上げて写真を明るく撮ろうとするクセです。
デジタルカメラにおいては「ISO感度」という感光設定は今では重宝される設定項目ですが、フィルムカメラの場合は「フィルム自体を変えない限り感度は変更できない」ものです。
デジカメならではの便利機能の使用禁止!とは言いませんが、カメラ本来の考え方からすれば少々疑問が湧きます。

シャッタースピードの調整で撮れる写真
例えば三脚を使って夕焼けを撮っているとして、「明るさが足りないからシャッタースピードで調整する」これは正解です。
カメラが固定されている状態で、敢えてISO感度を触る必要は無いことはご理解頂けると思います。
撮影するときにどれだけの光を集めるか?つまり露光時間の調節がシャッタースピードの役目です。
下の図をご覧頂くと数値が小さくなる(露光時間が長い)と、写真は明るく写り、露光時間が短ければ暗くなります。

シャッタースピードと露光量の関係
フォトグラフ(光を描く)という点でも感光(ISO)を上げるのではなく、シャッタースピードの調整の方が確実に綺麗な写真が撮れます。
ISO感度は「手ブレを抑えて明るく撮る!」。。「暗所で絶対に写さなければならない」こうしたケース以外は個人的にカメラメーカーが一番綺麗に写るとしている最小のISO感度から変更することはありません。
光の軌跡を描いたり、写真を深く楽しむためには手軽なISO感度に頼らずに「絞りとシャッタースピード以外無い!」くらいの気持ちで撮ることに慣れれば、ISO感度の便利さも再確認できると思います。

シャッタースピードより先に絞り(F値)は決める
写真の明るさを決める要素の「絞り」ですが、これも余程特殊なケースを除けば「これを撮影しよう!」と思って誰でもカメラを構えるハズです。
厳密言えば絞りは明るさにも影響を与えますが、その被写体に対してどのような「ボケ感」で撮るのかを決定することが「絞り」の特徴で、撮り始めてコロコロと「絞り」を変えるのはカメラマン自身に「具体的なイメージが固まっていない」証拠です。
プロのカメラマンでもいつもマニュアルモードで撮っている訳ではなく、「絞り優先モード」で撮ることがあります。
理由としては単純で「シャッタースピード優先」より写真の仕上がりを素早く判断することが出来るためです。

例えばシャッタースピード優先で数値を1/250秒で設定し、撮影した写真の被写界深度(F値)は測光箇所によってすぐに変わってしまいますが、「絞り優先モード」であれば適正な明るさのシャッタースピードを測光箇所にカメラが判断します。
つまり「シャッタースピード優先」ではボケ味など写真の絵作りに関わる重要なものが変更されてしまう可能性があり、逆に絞りさえ決めてしまえば意図した絵作りに集中できるというメリットがあります。
しかし、どうしても背景を流したい、または完全に動きを止めてしまいたい場合は「逆の考え」となります。

写真表現は、カメラ設定を駆使して撮るには、やはり経験が必要ですが「なぜこの設定をいじっているのか?」を考えるとシャッタースピードを変える意味が理解できるはずですので、まずは絞り、ISO感度は触らず、シャッタースピードだけで写真パターンを変えてみる練習をしてみると良いでしょう。
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