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  2. May 2015 の商品撮影のヒント集・投稿記事リスト

商品撮影のヒント集アーカイブ

商品撮影のヒント集のMay 2015 のアーカイブ一覧です。
ハンガー吊るし撮影
先日、お客様から「ハンガーで吊るした商品撮影はどうやってるの?」ということで、今回はあっさりネタバラシしていきます。
撮影方法とといっても特別なテクニックは必要としないので、条件が揃えばお手軽に撮影することができますのでご参考下さい。

まず、撮影時のセッティングをご案内する前に撮影する商品の縦の長さ(丈)を把握しておいてください。
商品の長さが極端にバラつきがある場合、短い商品の長さで合わせてしまうと、後で照明位置など手間になるので、予め平均的な長さの商品でセッティングを進めましょう。

では、参考画像と撮影時のセッティングをご紹介します。

吊るしたときの商品撮影のセッティング
左が「服を吊るした状態での撮影写真」で右がセッティング時のレイアウト図です。
要は背景の紙自体にハンガーを掛けるためのフックは取り付けられないので(強度の面でも避けてください)、背景の前に図のようなスタンドを置き、中心に「釣り糸(細くて透明な糸)」を巻き、そこにハンガーに掛けた服を通しているだけです。
1度セッティングをしてしまえば、あとは服を変えるだけで撮り進めることができますので、数量が多くても比較的、短時間で撮影作業を終えることができます。

綺麗に撮るコツとしては「背景と商品との距離」です。
近づき過ぎても、離れ過ぎても、商品の右側に出る「ほんわかした影の演出」ができませんので、照明の位置と合わせて吟味しながら調整してみてください。
ちなみにこの撮影時の照明の位置は商品の向かって左側真横よりも少しカメラ側手前の斜めに当てています。(分かりにくいので20度くらいです)

ストロボ光で撮影する場合はお持ちのストロボの光量を一番弱い位置にしてから、徐々に調整すると上手くいくと思います。
自然光で撮る場合は、撮影セットを置く場所を自然光が入る位置を考えてセットします。

もし釣り糸を垂らす背景スタンドが無い場合は、天井にフックを2箇所つけて、伸縮ポールなどを取り付けてしまえば同じような効果を作ることができます。
ハンガーを掛ける釣り糸ですが、吊るす服の重量にもよりますが、極力細めで色が付いていないものを選んでください。
撮影後の写真で糸が見えないくらいにしておくと、後で糸を消す作業の手間も省けます。
撮影方法としては非常にシンプルですが、背景に飾りをしたりハンガーにもこだわっていくと「自然な状態」+カワイイ印象の演出できますので、是非お試し下さい。

商品撮影の方法や手段は、決められた環境でも工夫次第では何とかなる場合が多いです。
普通のテナントだから無理・・と諦めずに「写真で写る部分だけを演出する」この事を考えれば意外と答えは見つかるものです。
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商品撮影の著作権への知識
商品撮影サービスを行なっていると、質問として多いのが「画像の使用範囲」や「著作権」があります。
モデル事務所経由で撮影を依頼した経験がある方はご存知だと思いますが、スタジオ側の規約とモデル事務所側の規約が微妙に変わっている場合があるので注意が必要です。

例えばスタジオ側が公表している撮影物に関する規約では使用範囲や期限などが明記されていなくても、モデル事務所側が使用期間は6ヶ月更新で使用範囲は「○○サイト上でのみ許可」となっていると、1度撮影した画像を継続使用する場合、「更新料」が必要となる場合があります。
なぜこのようなことが起こるかと言うと「著作権」に関する対応がサービス業者によって異なるからです。

上記の場合、スタジオ側はモデル事務所に対して撮影用途や期限に関して契約を交わし、クライント(商品撮影をお願いした会社)の撮影を代行します。
一見するとクライントが撮影代金を払っているのですから「著作権」はクライントにあるように感じますが、クライアントは「使用権を有する」状態にあり、画像自体の著作権を有している意味ではありません。
人物が写っている写真の場合は被写体となっているモデル(事務所)が肖像権を有しているため、許可無く使用範囲を超えた転用・使用等を行なうことはできません。

こうした事例は撮影業者であれば、当然のように考えているのですが、はじめてモデルを使った商品撮影を依頼する場合は「面倒だ」と感じるかもしれません。
ではなぜこのような規約を作るのか?ですが、「著作権をクライアントに譲渡することの恐さ」を知って頂くと納得頂けると思います。

例えば肖像権や使用権を含むすべての著作権を譲渡した場合、制限無く使用ができることになりますので、納品された画像を写真素材として販売・貸与したりもできてしまいます。
つまり著作権を有するということは、極端に言えば「何でもアリ」ということになります。

常識的に考えてモデル(事務所)側の肖像権が絡む場合に、こうした無謀な撮影納品を許可することはないので、使用範囲や期限を明記して肖像権を確保し、著作権上の問題が起こらないようスタジオ側が撮影著作物としての権利を保持しています。
使用権とは「撮影技術や人物の肖像権を自社の商品で撮影させて使用できる権利」とも言えます。

弊社モデルコードの場合は、自社モデルと撮影業務を1本化して行なうので使用範囲や期限についてはモデル事務所を通すよりも自由度は上がりますが、自社モデルといえども「モデル個別に肖像権に関する規約をクライント毎に提出」しています。

スタジオモデルでここまでやる必要はあるか?と疑問を持つ人がいるかもしれませんが、トラブル防止やクライントに安心して画像使用を行なって頂く上では大事なことだと考えています。

また昨今増えているのは「画像の二次使用について」です。
例えば自社で製造している商品を小売店に販売する際に商品画像も使えるようにするケース。
つまり卸サイトで個人消費者向けではなく、業者向けに商品を卸している会社が無断で画像を譲渡してしまう事例です。

弊社の場合、こうした利用を前提とする場合は別途「拡張ライセンス料」での対応をしていますが、弊社と直接取引の無い業者への譲渡を行なう場合は、別途「拡張ライセンス使用の際の注意事項」などを結んで健全な画像使用を励行して頂いています。
費用や手間を考えると面倒になる部分ではありますが、こうした規定が無い場合は撮影著作物に関するスタジオの経営姿勢が曖昧であると共に、肖像権などで何かトラブルがあった場合、クライントが全面的に責任を負わなくてはならないケースもありますので必要な事務手続きだとお考え下さい。
※画像の二次使用を制限する意味については、また別の機会にご説明します。

商品撮影を外注する際に必ずチェックしておきたい「著作権」についてですが、SNSなどでの画像の拡散が予想される今のネット状況ですと、知らずに使用範囲を超えていた・・なんてこともありますので、写真に関する著作権のことは知識としてもっていた方が賢明だと思います。
商品画像の著作権についてが不明な場合は、依頼するスタジオに著作物に関する文言や書面での提出を求めれば、健全にサービスを行なっている業者であれば必ず提出してくれると思います。
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商品撮影のアパレルモデルに必要な条件
弊社のみならず、アパレルでの商品撮影にはモデル着用イメージというのは不可欠になってきていますが、これからアパレルモデルを目指す人に知っておいて頂きたいのは「自己主張の意味を理解する」ことです。
今回は、より実践的な心構えがテーマになりますが、現場で何が求められているのかを少しでも知ることで、いま自分が考えている「モデルの認識(意味)」と照らし合わせて考えてみると面白いかもしれません。

モデル商品撮影での「自己主張」というと、優れたポージングだったりを連想するかもしれませんが、経験上ポージングなどの「練習して習得する部分」については個人差はあっても練習、つまり努力をすれば誰でも身につけることはできるはずです。
しかし「自己主張」としてポージングを捉えれば一定のパターン化された動きでは個性を出すことは困難になります。

ではどうするか?

モデルや撮影について、猛勉強や研究をする必要は全くありません。
自身の生活パターンの中で「心を動かす作業」を積極的に行なえばいいのです。
少し宗教っぽくなって自分で書いていて笑ってしまいますが、簡単に書くと「自分が見て、聞いて、感じた」そうした事柄の中にモデルにとって大切な「表現力」に通じるヒントがたくさん存在しているという意味です。

自己主張(表現力)とは、その人の中にある感情や意識の幅によって変わります。
モデルになることを意識して生活をしている人とまったくしていない人、この両者では明らかに生活の中で得ることのできる情報量は変わります。

例えば、女性雑誌を見ていて「このポーズと笑顔のバランス覚えておこう」と考える人は、雑誌の出版社側から雑誌を見ている、つまり自分が撮影モデルになることを意識して雑誌を見ていることになります。
対して一般の人は「この服かわいい!どこのブランド??」と消費者側からの目線で雑誌を見ていることになります。

何気ない行動パターンですが、撮影現場で「○○で出てくるブランドの感じって分かる?」と質問すると消費者側から見ているだけの場合は、頭の中に服のイメージしか残っていないので、表現方法はおろかイメージの方向性すら掴めない状態になってしまいます。

モデルとしての表現(しぐさ)は、「ものまね」から始めればいいと考えます。
自己主張としての表現方法を「自ら生み出してやる!」と意気込んでも、きっと失敗に終わるでしょう。
理由としては「個人が考える表現」よりも「世間に認知されている表現」を素直に学ぶべきです。

商品撮影に起用したいモデルの条件としては、「表現方法のパターンを多く持っている」ことも重要です。
クライアントから指示されて「何もパターンが思いつかない・・」これではアパレルモデルとして失格です。

テーマの最後にアパレルモデルになりたいと思ってはいても勘違いしているよくある5つのパターンをご紹介。
1:自分が好きなアイテム自慢はできるが、イレギュラーなジャンルのアイテムを着こなすスキルはない。
2:メイクが上手そうに見えるが、1つのパターンしかなくジャンル別のメイク方法を知らない。
3:手足は長くてモデルとしては理想的だが、動いたらスタイルが崩れる。
4:やたらとSNSで顔のアップを撮っているが、全身写真での自身のスタイルバランスの悪さを本人が気付いていない。
5:何となくサロンモデルなどの撮影経験は豊富、でも撮影毎に求められている内容を理解する力がない。


上記に1つでも該当する場合は、アパレルモデルとしての「自己主張の意味を理解する」これに尽きます。
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コンデジ選び
コンパクトデジカメを商品撮影で使っている人も多いと思いますが、最近のコンパクトデジカメ良いですよね~
先述しておりますが、私も最近パナソニックのDMC-LX100を購入しまして楽しんでおります(本番では使っていませんが・・w)
カメラ自体のメカニカルな部分を話しても長くなるので、今回はこのコンパクトデジカメを選んだ理由について雑談的に書きたいと思います。

まず、購入機を決めるまでのリサーチは好きなので、最近出ているコンデジについては結構調べました。
自分の使用用途からコンデジに求める優先順位はこんな感じです。
・撮像素子が1型以上であること
・毎日バックに入れて持ち運ぶ(仕事上サッと撮りたいことが多いため)
・自然な色合いで撮れる事


価格についてはコンデジもピンキリですが、上記条件に当てはめると上限は8万程度かなと予想できました。
また画素数などについては、ガッツリ業務用ではないのであくまでもデジタル一眼のサブ機として考えていました。

そして各メーカーのコンデジを実際にノーマル状態で撮ってみると少し気になる点が・・・
というのも普段の業務で使うのはNikon時々、キャノンなので、何となく色合いは予想できたのですが、条件に当てはめていくと最終的にはSONYとPanasonicになりました。(ソニーはDSC-RX100M3、パナソニックはDMC-LX100の2機種)

手に持った印象は明らかにRX100M3の方が持ち出しやすく好感が持てましたが、2機種のカメラの設定を初期化して(すいません勝手にw)、それぞれ写真を撮ってみると大きく発色の違いが見られました。
撮った印象をサンプル画像化してみましたので、ご参考までに

メーカーによるコンデジの発色の違い
左はパナソニックDMC-LX100の印象で、対して左はソニーRX100M3の印象を再現したものです。
パナソニックは写真好きからすれば「眠い感じの写真」、対してソニーは「コントラストと発色が良い」印象です。
ま、カメラの液晶モニターの違いもあるのでしょうが、個人的には撮った時に「良い写真でしょ!」と主張するカメラは嫌い(笑)
感情論ではなく、こうしたコントラスト強めな感じは初期設定から各所をいじれば、どのメーカーでもある程度補正はできます。
ただ求めるのは「初期設定の状態からフィルター効果っぽい画像を出さないでね♪」という切なる願い(笑)

厳密に言えばレンズが違う、処理エンジンが違うなど挙げれば論争ネタは多くなりますが、要は撮った時の購入者の感覚です。
個人的には彩度が多少低くても「ナチュラル」に撮れるパナソニックのDMC-LX100に即、決めました。

コンデジだけではなくカメラ選びは「ファーストインプレッション」が重要で、仕様に左右されずに「あ!いい感じ」と思って買うと長く使うカメラになります。(実体験)
「性能の良いカメラ」が「使ってみたいカメラ」である理屈はなく、「使ってみたいカメラが、その人にとって性能の良いカメラ」なのです。

今回ご紹介したソニーDSC-RX100M3、パナソニックDMC-LX100の2機種はいずれも良いカメラです。
大事なことは良いカメラを使って、どれだけ良い写真を撮っていくかです。
手にした段階でカメラのメカニカルなことばかり評価するのはやめましょう(笑)なんちて
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商品撮影のための三脚選び
自社で商品撮影を行なっている場合、カメラを三脚に固定するケースも少なくないと思いますが、カメラをしっかり固定させる「三脚」は、カメラ選びと同じように吟味して頂きたい部分です。
しかし、実際に三脚を購入しようと思うと種類が多過ぎて迷ってしまうと思います。
今回は三脚選びの際に、必ず抑えておきたいポイントをご案内しますので、三脚選びの参考にして下さい。

まずは、常設する三脚(あまり持ち運ぶことはない)と屋外で使用することを目的とした2タイプの三脚を例にご説明します。

三脚のタイプ

カメラの重さを知りましょう
間違った三脚選びをしてしまうと、こんなことが起こります。
例えば、三脚にカメラを固定して、いざ撮影といった時に、カメラ+レンズの重量と三脚重量が合っていなくて、グラグラする・・
これでは三脚なのか一脚なのか分からなくなってしまいます(笑)

そこで最初に抑えておきたいポイントは「お持ちのカメラの重量(レンズ含む)」と三脚の「自重」+「耐荷重」です。
三脚の仕様を見ていくと必ず「自重」や「耐荷重」が明記されています。
一般的なカメラ+レンズの場合は総重量が2kg以上になることはまずありませんので、上記の三脚であれば「耐荷重」から見ればどちらでも大丈夫です。
しかし、「自重」から見ると少し注意が必要です。

理由としては、カメラ重量が1kgあったとして、三脚自体の重さ(自重)が1.4kgだった場合、上部(カメラが載っている部分)と下部(支える部分)の重さが近くなります。
当然ですが、三脚は脚を縮めた状態だけで使用することはないので、三脚の脚を全開に伸ばした状態であれば安定感は脚の長さに比例してなくなっていきます。
よく安価な三脚で「耐荷重」だけを見て購入してしまう人もいますが、自重の数値=三脚本来の役目(カメラを安定させる)と考えるべきです。
お気付きだと思いますが、上記の三脚って結構お値段高いですよね。
安価な三脚がダメとは言いませんが、カメラ部分よりも三脚の自重が軽い場合は、撮影者がカメラに触れただけでグラつく可能性があると考えるのが賢明です。

三脚の自重に関してはお持ちのカメラを調べてみて検討すると良いでしょう。
もちろんコンパクトデジカメでしたらカメラ自体が軽いので、安価な三脚でも問題ないと思います。

屋内と屋外で三脚選びは変わります
上記の画像に「常設向き」と「旅行向き」と記載していますが、単純に重量だけではありません。
通常、三脚のタイプには3段と4段タイプがありますが、それぞれパターン分けされている理由は「格納高」、つまりどれだけコンパクトに縮めることができるのかもポイントです。
三脚自体の安定感から見れば「3段タイプ」となりますが、その分自重がありますので重くなり持ち運ぶには苦労します。
対して4段タイプの魅力はフットワークとコンパクトに持ち運べるという点です。
例えば飛行機で旅行する際に機内持込みは60cm以上のものはできないので、4段タイプの格納高40cmであればどこでも持ち運べます。

三脚選びの順番を理解する

ここまでで三脚選びのポイントをご説明しましたが、高さや低さは考慮しなくていいのか?と疑問に思うかもしれませんが、「賢明な三脚選びは仕様を見る順番」です。
失敗しないためには、最低限この順番で絞り込んでいきましょう!
1:常設用か旅行用か?
2:カメラの重さと三脚の自重で安定するものかどうか?
3:撮りたいアングル(高さ)をカバーできるものかどうか?

こうすると三脚の種類もある程度は絞られてきますので、あとはブランドや材質、予算に合わせて最終決定することになります。

最後に、三脚は安いものは避けましょう(笑)
今はコンパクトデジカメで撮影していても将来的に一眼レフを使うかもしれないのなら絶対に良い三脚を1つは持っていて損は無いです。
三脚自体、プロの撮影でガンガンに使っても10年程度は使用できます。
品質の良いものを選定していき、最後に予算と考えるのがベターです。

ご参考までに・・
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商品撮影のテクニックより大事なこと
事務的な商品撮影を行なう環境にいると気付かないことってあると思います。
私自身、写真撮影というとクラアントの意向を考えながら「どう撮る?」という問答ばかりが続きます。
自社で商品撮影を行なっている担当されているスタッフ様も同じように「どうやって撮ったらいいのか?」とテクニック的な事柄ばかりを気にしてしまうケースも多々ございます。

最高な写真とは何か?
今回は見栄え上の商品撮影のテクニックのお話ではなく、写真の哲学的な部分にクローズアップします。

商品撮影を目的にカメラを購入すると撮影対象というのは自社の商品など被写体は限られてきます。
その後、カメラの絞りやシャッタースピードなど組み合わせで無限とも思えるような「メカ的な設定」を模索するようになります。
「画角はこうしたら良い」、「こういう商品の時はF値はこうする」、「照明は45度に配置して!」など知識は増えていくでしょう。

こうした写真を撮るためのテクニック集の多くは「この場合はこういう設定で撮った」というマニュアルであって写真のマニュアルではありません。
では写真のマニュアルとは何か?
そんなものはこの世には存在しません!!そうです!「売れる商品写真を撮ります」という文言くらい存在しないものです(笑)

極論を言ってしまえば写真は良いと感じるものが全て正解なのです。
例えば、テレビドラマで主人公が病気になってやがて死を迎えるストーリー・・・よくあります。
このパターンが視聴者の共感を得たとして、同じようなストーリー設定で続々と真似したドラマが登場する。
こうなると共感というより「悲しいドラマのマニュアル化」ですよね(笑)
共感を得ることができたドラマと真似したドラマの違いは物語ありきで撮影されたものか、脚本ありきで撮影されたかの違いです。
もっと簡単に言えば、「伝えたいことがあって撮影されたもの」と「評価をもらうために撮影されたもの」の違いです。

私が個人的に「売れる商品写真を撮ります」とか「うちの写真は高品質です」という文言を嫌うのは、「評価をされたいと思って撮っている」からで、そこから納品される写真は「どう?綺麗でしょ」、「この写真の良さがわかるか?」と上から目線の写真屋気質が見え隠れして、写真として綺麗でも、受け手(見る側)からすれば、つまらない写真だと感じてしまうからです。

商品撮影において理想の形は「良い商品ができたから撮ってみた~♪」という写真だと感じています。
こうしたカットを出すために必要なのは、カメラを買ったら遊ぶことです。
写真はマニュアルに縛られるとつまらなくなります。

以下はモデルさんにカメラを渡して遊んでいる写真です。(遊び過ぎてお見せできないのが98%ですが・・)

撮影写真サンプル
クマのぬいぐるみを撮りたくて画面からはみ出してもいいんです。
それだけ撮りたかったのでしょう!

おふざけ写真
自分が大好き写真満載でもいいじゃないですか(笑)

商品撮影においてテクニックよりも大事なことは、「写真を楽しいと感じる気持ち」です。
どれだけ書籍やマニュアルを読み漁っても、そこに「気持ち」がなければ気持ちの伝わる写真は撮れません。

業務的な撮影は大変かと思いますが、写真を撮ることを楽しんでいますか??
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料金が安いスタジオを選ぶメリットとデメリット
商品撮影サービスを行なう業者を撮影回毎にコロコロ変える。
撮影をオーダーする側にとっては料金や内容などによって業者を選択できることはメリットでもあります。
弊社でも「のりかえて割」などの広報活動を行なっていますので、業者を変えること自体は、なんら不自然ではないと考えます。

しかし、たまにこんなお客様がいます。

「今までのスタジオはモデル追加は無料だったよ」

どう思います?

当然、価格面ではできる限り努力は致しますが、弊社は弊社です(笑)
きっと価格交渉をしたかったのだとは思いますが、どこよりも安く・・うちは価格ドットコムではないので、料金設定は今までの業者さんと同じ又はそれ以下では対応できない場合もございます。
そもそも家電製品なら少しでも安い方がお得ですが、写真価格をどこで判断するかが重要だという事をお忘れなく。

例えば上記の例で言えば、全くオファーの無いモデルさんを無料で追加しても撮影側は、さほど痛くはないでしょう。
しかし、安いギャラで呼ばれるのであれば、正規に料金を払って頂ける顧客を優先したい。
これって経営者なら誰でもそう思いますよね(笑)

大概は一見のお客様に多い傾向で、ヨイショする訳ではありませんが、定期でオファーを頂けるクライアントほど無理な要求を提案された経験はありません。
商品撮影をトータル的に満足のいくサービスとして成立させるには、正直費用はかかります。
弊社が適正価格の商品撮影サービスをスローガンのようにしているのは、「他社の方が安い!」と言われてすぐに料金を改定するような業者にはなりたくないと考えています。
単純にお客様の立場になれば、「すぐに安くなってしまうのなら、初めから安い料金にしておいて!」と言いたくなりますよね(笑)

商品撮影サービスを行なう業者を撮影回毎にコロコロ変えてしまうのは、そうした優柔不断な料金プランを励行しているスタジオが存在するからかも・・
高い料金を請求するなら、その価格に見合うだけの写真とサービスを行なえばいいのです。
「安くしてくれたから良いスタジオだ!」、何とも悲しい業者選びです。

モデルコードでは、何度かオファーを頂いたクライントに対しては「撮影サンプル」を納品することがあります。
これは通常依頼された写真とは別に「こんな撮り方もあります」という提案写真で、もちろん無料です。
お客様が欲しくなる写真の提案は「かかりつけの撮影業者だからできるメリット」です。

頼んでもいないのに急に写真が多く納品されて驚かれる場合もありますが(笑)、目先のお金以外で繋がっていくサービス展開が「かかりつけ」ならではのメリットだと考えます。
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純正レンズを変えて商品撮影
デジタル一眼レフで商品撮影を行う時、どこのメーカーのレンズを使っていますか?
大半はカメラ購入時に付属されているレンズやカメラボディと同じメーカー(純正)のレンズを使っていると思います。
どこのレンズを買えばいいのかは、好みによりますので欲しいと感じるレンズで撮影すれば良いですが、どんな時に純正レンズから変えたいと思うのか、私の事例ですが参考程度にお読み下さい。

まずレンズといっても種類も様々で、細かく書けば膨大なテキスト量になるので、今回は単純にNikonから他社製シグマのレンズに変える動機を説明していきます。
同じ服で撮影された2枚の写真をご覧下さい。

純正と他社製レンズの比較
できれば同じモデル・同じ照明で試したかったのですが、感覚で捉えて下さいね(笑)
最近ではモデル撮影+単色の背景の場合は、シグマのレンズを使うことが増えてきています。
理由としては写真的に強さが出てくる、また人物や服の印象が綺麗に抜けてくる印象です・・(感覚です)

フィルムの頃からコダックカラーが好きだったので、ちょっとクセのある色合いやディテール感を求めるなら、あくまでも私の場合は、シグマ製のレンズの方が好みです。
決してNikon純正が悪い訳ではなく、正確な描写感はさすがの純正レンズです。
主に商品撮影では、トルソーや物撮りの説明写真などでは純正レンズを使っています。

とはいえカメラの設定で「コントラスト」や「彩度」など調整すれば良いと感じるかもしれませんが、商品撮影・・というか撮影時のカメラ側の色合いに関する設定は基本的に全くいじりません(ニュートラルな状態で常に撮りたいのです)。
ただでさえ写真撮影はWB、絞り、シャッタースピード、露出で写真に変化が生じるので、そこにプラスしてデジタル的な処理を加えて欲しくないと感じるオヤジ世代です(笑)
普通に考えればレンズレビューをしているサイトなどでカメラ側の設定が変わっているなら正確なレンズ性能など比較できる訳が無いと個人的に酷評を述べてみたり・・・

こうしたレンズによる描写の違いは写真を撮る行為で楽しい部分でもありますが、予算がかかる部分でもあります。
今持っているレンズから少し雰囲気を変えた写真を撮ってみたい場合は、店舗に行って実際に撮ってみることをオススメします。
カメラボディを持って行って、「試していい?」と聞くだけです。
家電量販店ではNGの場合もありますが、近くにカメラ(レンズ)メーカーのショールームがあるようなら持込みでテストはOKです。
いつものレンズと、テストするレンズで同じ写真を撮ってみて、描写の違いを比較するのがベストです。

あとは予算ですね~描写はすばらしくても冷汗が出る価格だったりするので、これが一番ネックです(笑)
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ネットショップ開店時の商品撮影の依頼方法
楽天市場などのショッピングモールを初めて利用して、ネットショップを開店予定の方へ個人的な経験から、一言。

「売れてるショップと肩を並べるために商品撮影に出す数を増やし過ぎないで下さい!」

商品撮影を生業としている側からすれば、「変な意見」ですが、スタートダッシュを狙う販売方法や、とにかく商品数の多さで「人気(ひとけ)」を印象付けたいなどの安易な理由で撮影数を多くすることは非常にリスキーです。

各大手モールの1ショップ当たりの平均月商を疑うことを覚える
モールに出店するにあたって、既存のショップがどれだけ売上げがあるのかは知りたいのは当然ですが、「1店舗あたり約250万円!」など大手モールに出店すると平均でこれくらいは売れますよ!という比較サイトもあったりします。
しかし、ネットで検索して出てくる情報は真意をまず疑うことが大切です。
例えばこうした比較サイト自体が「アフェリエイト」をやっているようなら、単に都合の良いことを書いて出店してもらい、バックマージンを貰いたいのだと判断しましょう。
また、1ショップ当たりの平均月商を見る上で大切なのは「メガヒットしているショップ」を除いたら果たしてどれだけ平均月商の数値が下がるのか?
さらに、楽天などの場合は他の大手ショッピング系の企業を買収していますので、買収により生じる数字が入れば・・・月商の数値のトリックを疑うことが賢明です。
気をつけるのは「こんなに売上げが上がる!」という期待ではなく、「何を売りたいのか?」が重要です。

商品撮影は売るためだけの目的ではありません
商品撮影を依頼するショップの多くは「写真素材を最大限活用していません」
こう書いてしまうのも、私が把握する限り写真素材を「商品販売ページ」でしか使っていないのです。

例えばモデルを使った商品撮影を行なって「モデル画像が10枚」あったとします。
商品ページでモデル画像を3枚使い、あとは商品のみの物撮り画像でページを完成したとします。
では残ったモデル画像7枚はどうしていますか??

表情などの点で素材的に使えない場合は除いて、バナー画像や特集ページ、店長日記(ブログ)等々で使用済みの画像と異なったアプローチに使えますよね。
弊社の商品撮影で写真数量(カット数)を多く納品する理由は、単に「選べる画像が多い」だけではなく「使う用途を拡げる目的」があります。

大手モールに出店されているショップにありがちな傾向として「販売商品数を増やすために商品撮影を依頼するパターン」です。
商品を着用している自社の戦略素材の写真ですので、少し思考を巡らせば多様な使い道があると真剣に向き合うべきです。
とはいえ既に販売実績がある場合は大量撮影はウェルカムです(笑)

確実にショップを成長させるのは商品撮影ではない!
ネットショップを運営し始めて陥りがちなのは「商品追加」だけで広報活動はOkだと思っている担当者が多いこと。
取り扱う商品数だけが増えていき、売上げは伴わずヒット商品を探すため、また商品撮影を依頼する・・・これでは負のスパイラルです。
個人的には「長くじっくりショップと付き合いたい」という願いがあります。
例えば初回で100着のオーダーを頂き、半年後には閉店してしまうショップより、月に5着でも定期的にオーダーを頂いた方が、なぜか安心します(笑)
商品撮影は「写真を撮ること」であって売上げに直結することではありません。

商品撮影をプロに任せることで、「根拠の無い安心感」を商品撮影サービス業者はネットショップに向けてアピールしているような気がします。
同業者ではありますが、撮影費用をかけて頂いた分の効果として売上げが向上して頂きたいと願いますが、現実として商品写真だけで売上げが上がることは幻想でしかありません。

オープンしたばかりのショップの場合は、商品撮影は数を多く出すのではなく撮影写真をどのように有効活用するのかを第一に考えるべきで、そうすれば自然と数ではなく「ネットショップ自体のサイトの質の問題」だと気付いて頂けるハズです。
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アパレル商品撮影の練習
モデルを使った商品撮影、特にアパレル商品に関しての撮影ではモデルのポージングは非常に重要になります。
昨今では「可愛い」・「スタイルがいい」だけでアパレルモデルと名乗っている人(スタジオモデル)も多いですが、実際弊社の場合、アパレルモデルとして掲載に至るまでにどのようなモデル知識(ポージング技術)を教えているのか?
ほんの1部ですが、今回はアパレルモデルとしての練習撮影についてご説明します。

まず最初はアパレルモデルといっても、やみくもに動いてポーズを行なえばいいというものではありません。
「アパレルモデル」すなわち「服が一番綺麗に見えるための動きを知る」その第一歩はキチンとした姿勢です。
極端な話、綺麗に成形されたマネキンが動き出せば綺麗に見えると思いませんか?
それを人間が行なう場合は、自身の姿勢のクセやポーズを展開する際に気をつけるポイントがあります。

実際に撮影時にカメラマンがどこに気をつけてシャッターを切っているか?を簡単にご説明します。

モデルの姿勢と注意点
まずは「A:体の軸」です。
Bと関係性がありますが、上記の2枚の写真のように体の軸がブレてしまうと、どれだけ頑張っても綺麗なポーズはできません。
頭のテッペンから足のかかとまで1本の線で繋がるように意識することで改善できます。

続いて「B:足のつま先」です。
これは重心がどこに向くかのか?、そして上半身はどこに向くと下半身とのバランスで自然に見えるかを決める重要なポイントです。
不自然なポーズに見えるモデル写真の多くに、つま先がカメラ正面、または45度の位置に向けていない時に不自然なポーズ写真となります。

そして「C:手の位置」です。
アイドル写真にありがちなのが、顔に手を置く「歯が痛いの?」と勘違いするような写真(笑)
アパレルモデルで動かす「手の位置には基本パターン」があり、応用もすべて固定位置から展開されます。

ここまででお気付きかと思いますが、一般の女性がモデルに重要だと思い込んでいる「顔(ビジュアル)」などほとんど見ていません。
表情やしぐさというのは、撮影経験などによって身につけていくものなので、基礎の段階では強要はしません。
綺麗な体のラインを作って、動作ができるようになれば、自然と表情は柔らかくなるものです。
またビジュアルはメイクやニーズによって様々なことや、前提として顔だけが可愛く綺麗でもアパレルモデルにはなれません。

ではでは基礎的なポイントを修正してアパレルモデルとしての綺麗な姿勢を作ったサンプルをご覧下さい。

アパレル商品撮影のポーズの基本
いかがでしょうか?
無駄な動きが無くなって自然なポーズになっていると思いませんか?
モデルというジャンルは様々ございますが、弊社は企業からの依頼でアパレル商材を扱います。
モデルに対してどこを基準に指導していくのかを見極めることができなければ、商品撮影は成立しません。

今、ご利用のスタジオモデル、アパレル商材を任せるスキルを持っていますか?(笑)
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商品撮影に使うカメラブランド選び
少々レンズのややこしい記事が続きましたので、今回は漠然とカメラメーカー選びのお話です。
商品撮影に使用する初めてのカメラ、NikonかCanonどちらにしようか迷ったことがあると思います。
ま、他のオリンパスやパナソニックなどはどうなんだ!と意見が出そうですが、一般的に迷いやすいカメラメーカーについて、個人的な視点で書きますので、参考程度にお読み下さい。

ニコンかキャノンかを選ぶ
まず、私は業務用のカメラは「Nikon」をメインに使っています。
なぜ?ニコンなのかと言われれば、こんな経験からです。
私がカメラを初めて買ったのは、「キャノン機」で、当初は楽しくて風景やら何やらスナップ的に撮っていまして、もちろん当時は各メーカーごとのカメラやレンズを所有する余裕はなく、「キャノンがすべて!」と思っていました。
気軽に撮ったとしても、何となくいい感じの色合いの写真が撮れて、上手くなった気がしていました(当時は)

が、キャノンを使い始めて2年ほど経って、某商業カメラマンからニコン機をお借りする機会があって、同じように撮っていたところ・・
「俺、写真下手なの???」と撮れてくる写真にガッカリしました。
当時としてはニコンのフラッグシップ(高級機)だったので、明らかに私(撮影者)の撮影技術がないことが写真で表現されました。
気になって持ち主のカメラマンに尋ねると、

「ニコンは下手な写真は下手なままの写真になるよ・・」と、ズバリ(笑)

以来、キャノンのカメラを売り、すべてニコンに変えました。
はい、悔しい経験がございまして「ニコンで撮って上手いと言わせてやる!!」という半ば恨み節です(笑)

現在はそうした感情はなく、キャノンっぽい写真を要求されたり、そこの店舗がキャノン機をメインに撮っているようならば、キャノンを使ったりします。
重複しますが、個人的な感覚で、キャノンは発色も良くパッと撮っても万人受けする写真が撮れます。
逆にニコンは、良く言えば「現実に忠実な写真」、悪く言えば「もう少し写真が上手いと勘違いさせてくれ!」と思う時もあります。
ペットで例えたら、キャノンは犬、ニコンは猫・・なんだそりゃですが、私的な感覚です。

となると、初めてのカメラはどっちのメーカーがいいの?と聞かれれば「キャノン」でしょう!
色合いからすべての点で一般向きで、キャノン的なカラーを好む人は多いと思います。

ざっくりカメラ選びを2社のメーカーで書きましたが、それぞれ各社の機種ごとのグレードの違いもありますので、まずはメーカーを決めてお店で触って、撮ってみて「心がときめくカメラ」を選びましょう(笑)
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商品撮影とマクロレンズの基本:焦点距離
昨日に引き続き、商品撮影で使うマクロレンズの基本その2と題して「焦点距離」についてまとめておきたいと思います。
まず本題に入る前にマクロレンズについてこんな会話を聞いたことはないでしょうか?

「このレンズは、すごい被写体に近づける(寄れる)!」

こう聞くと、レンズ先端のガラス面と被写体との距離を、もの凄く近付けることができるように感じますが、撮影に最も被写体に近づける距離、すなわち「最短焦点距離」は、レンズ先端からではなく、「カメラボディに記されているあるマークからの距離」から近づけた数値(距離)となります。
下の画像にてそのマーク(撮像素子の位置を表す)の箇所をご覧下さい。

撮像素子マークと焦点距離
各カメラごとに撮像素子マークの位置は異なりますが、一般的なデジタル一眼レフカメラであればカメラ天面などを探せば見つかります。
この撮像素子マークを基準とした場合、マクロレンズと望遠レンズの「最短焦点距離」はどれくらい違うのでしょうか?
ワクワクしますよね♪、マクロレンズだから相当近いのでしょう!!

では比較として、Nikonの標準ズームレンズ「AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR」の最短焦点距離は「0.38m」、対して同じメーカーの非常に高価なマイクロレンズ「Ai AF Micro-Nikkor 200mm f/4D IF-ED」の最短焦点距離は「0.5m(等倍)」です。

あれ?んん!?・・マクロレンズなのにズームレンズより焦点距離が遠い???

はい、ここで昨日ご紹介した「商品撮影で使うマクロレンズの基本その1」で紹介した「撮影倍率」と深く関わってきます。
昨日書きました「マクロレンズは被写体を大きく写すことができるレンズ」ですので、最短焦点距離が長くても、撮影倍率は1倍ですので、狙った被写体を大きく写すことができる訳です。

例えば、自社で商品撮影を行なっている場合、カメラを三脚に置いて、被写体からの距離が50cmくらいで撮影しているなら「撮影倍率」から計算すれば、今使っている望遠レンズと同じ距離からマクロレンズに変えて撮影した場合、どれだけ大きく商品を撮れるようになるかを判断できるようになります。
決してマクロレンズを使うから被写体にレンズを近づけてもピントが合うと誤解しないようにしたいものです。

正しいレンズの特性を知ることで、それぞれの商品撮影シーンに合った最適なレンズを見つけることができますので、「良いレンズ、悪いレンズ」とレンズのメカニカルな他人の評価ばかりを気にせずにシーンに合ったレンズを探すように心掛けましょう!

撮影目的とレンズがキチンと一致して適正に撮影できれば、素人さんでは区別ができないほどの性能を持ったレンズを主要カメラ(レンズ)メーカーは販売しています。
というか、私も写真だけ見て、このレンズがどこのメーカーのどのレンズを使ったなんて判断はできません。
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商品撮影とマクロレンズの基本:撮影倍率
レンズのお題が続きますが、写真撮影でレンズ選びは重要なので、しばしお付き合い下さい。
本日は「マクロ撮影」についてですが、商品撮影でマクロレンズを使用する場面といえば、商品のアップ(ズーム)写真ですが、大きな商品のパーツアップであれば、通常の望遠レンズでも問題ありませんが、小さな商品、例えばアクセサリーなどはレンズ選びは慎重になります。

理由としてはレンズによって「撮影倍率」と「最短の焦点距離」があるためです。
まず商品撮影で使うマクロレンズの基本その1として「撮影倍率」とは何かをご説明します。

撮影倍率は端的に言えば、「撮影対象をどれだけ大きく写せるか?」を数字で表したものです。
お持ちのレンズの仕様を見てもらうと、「最大撮影倍率」という項目に1/5倍とか1/3.6倍とか必ず表記があります。
そしてこの数値の見方ですが、「1」に近いほど被写体を大きく写すことができます。
下のサンプル画像をご覧頂き、写し出す被写体の大きさの違いを確認して下さい。

最大撮影倍率の違い
例えばレンズカタログに最大撮影倍率が1/5倍と書かれているものと、1倍と書かれているものがあれば、被写体を大きく写せるのは1倍と表記されているものとなります。

と、ここで感の良い人なら「被写体を大きく写せるだけなら画像自体を大きいサイズで撮って、後からトリミングすればいい!」と思うかもしれません。
確かにネット用の商品のアップ画像で横幅800px程度であればそうした回避手段もアリかもしれませんが、等倍で納品しなくてはならない場合は、「大きく撮ったから必要な部分を切り抜いてね」とはなりません(笑)
デジタル写真になって高解像度で撮れるカメラが増えた現在ではこうした「トリミングで何とかする」という考えも出てきますが、マクロレンズはマクロ用のレンズ構成やMTF性能曲線図(レンズ性能を評価する指標)があるので、個人的には「用途に合ったレンズで撮る」ことをお勧めします。

そして、今回マクロレンズの基本として「最大撮影倍率」をご説明したキッカケとしては、マクロレンズを「被写体にレンズを近づけることができるレンズ」と勘違いしている人がいるかもしれない感じたからです。
レンズカタログの撮影倍率表記からも分かるように、「マクロレンズは被写体を大きく写すことができるレンズ」であってマクロレンズであっても、焦点距離が長ければ被写体から撮像素子までの距離を表す「最短撮影距離」も長くなることは覚えておきたい基本です。

次回はマクロレンズの基本その2として「焦点距離」についてご説明します。
ややこしいので2部構成にしますw
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単焦点レンズと商品撮影の関係
アクセサリー商品の撮影のですと、F値の数字が小さいレンズで、商品を際立たせて背景を「ぼかす」手法で撮影したいという人もいるかと思います。
そうした場合、真っ先に思い付くのが「単焦点レンズ」で、各メーカーに必ずランナップされているレンズです。

ボケ味と単焦点レンズの関係性は今更書く必要は無いと思いますが、「どこまでボケ味を作りたいか?」を考えたことはあるでしょうか?
単純にボケ味だけを作りたいのであれば、レンズの特性上、ボケ味を演出するには次の方法があります。

・「望遠レンズ」で撮る
・「開放絞り」で撮る
・被写体に対してレンズを近づけて撮る
・被写体に対して背景を遠くに配置して撮る
・フルサイズ機で撮る


以上がボケ味を演出する基本的な方法です・・あれ?単焦点レンズ出てきませんよね(笑)
よく誤解されがちなのは「単焦点レンズだからボケ味ができる」と思い込んでいる人が多く、「単焦点レンズはボケ味を演出しやすい」だけです。
というのも名前の通り「単焦点」つまり1つの焦点距離しか持たないレンズですので、望遠レンズのようにズームリングを回して焦点距離を調整してボケ味の変化に対応する手間はなく、誰でも何も考えず(言葉悪いw)・・ボケ味を楽しむことができます。
またボケ味のポイントであるF値(ピントの合う範囲)の数字も低いため一般的な望遠レンズよりも扱いやすいのでしょう。

では単焦点レンズのようなボケ味は望遠レンズにはできないかと聞かれれば、工夫次第でできるというのが正解です。
右側のレンズは望遠レンズでどれだけズームをしてもF値1.8で固定できますので、寄っても引いてもF値1.8の恩恵を受けることができます。

単焦点のボケ味と同じ機能を持ったズームレンズ
ここまでで、ボケ味を演出する簡単な方法は開放絞りで撮るということは分かって頂けたと思いますので、本題です。

「ボケ味は出せば良いというものではない!」ということ。

例えば料理の写真でボケ味を活かした撮り方をしようと考えてF1.8でボカしたとします。
希望イメージとしては、お皿に盛った料理全体に綺麗にピントが合った状態で、あとの背景はボカしたい!
しかし実際に撮ってみると具材の1つにだけピントが綺麗に出て料理全体で見るとボケているというか具材だけが目立っている・・・
これでは「伝えたい意図が料理なのか具材なのかわからない」状態となります。

そうなるとF値を3.5くらいに絞ることになりますが・・・せっかくボケを活かした料理写真を撮るためにF1.8の明るい単焦点レンズを購入したのにF値1.8が使えず、F3.5が自分が撮りたいボケ味の常用範囲だった・・
こんな風にレンズを買ったあと気付くことってよくあります(笑)

明るい単焦点レンズはF値を活かしてピンポイントにフォーカスを合わせて商品(被写体)を引き立てることができます。
例えばこんな風に・・・小さなロゴだけピンがきて、あとはボカす!

単焦点のボケ味の演出サンプル
単焦点レンズは確かに楽しい!
ですが、私がカメラを始めた時に使っていた単焦点レンズで一番良かったと思うことはボケ味ではなく「焦点距離を足で覚える」ことで、望遠レンズのようにカメラマンが動かなくて良い(ズームリングですぐに寄れる)状況で撮れない単焦点レンズは撮影者が動くしかありません。
これを繰り返すことで「35mmの構図の感覚」を養うことができます。

今回は単焦点レンズを商品撮影に関係について書きましたが、手軽にボケ味を活かしてプロっぽく撮るのも良いですが、プロはボケ味の意味を考えているということでまとめておきますのでご参考に~♪
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デジタル一眼レフカメラを諦める
GW期間中に、久しぶりに長年お世話になっている雑貨屋さんの小物撮影に行ってきました。
久しぶりに・・ということで、普段の商品撮影はスタッフさんが頑張っていらっしゃいます。
私が出動するのは、冊子の表紙カットと店舗内写真の撮影でしたが、準備をしていると、お客さんが一言・・

「カメラ買いたいけど、キチンとした写真はデジタル一眼レフっじゃなきゃだめなの?」

当然カメラ好きなら、あれこれ一眼レフの楽しさをしゃべり出すのですが、最近、私自身少し事件がありまして・・(笑)
というのも手軽に撮れるカメラとして「PanasonicのLX100」というコンパクトデジカメを買いまして、最近のコンデジの高性能にはまっているのです。
正直、業務として写真撮影を行なうのであれば、デジタル一眼レフは必須ですが、ここの雑貨屋さんのように、普段はスタッフさんが撮影して、ネット通販用の物撮りやブログなどで公開する程度であれば、デジタル一眼レフはフットワークが効かない。
ですが、コンデジの場合はフットワークはもちろん、実際にLX100の(コンデジ)を使ってみた感想として「楽しい写真が簡単に撮れる」これはカメラに詳しくない人にとっては、ストレスフリーになる!電源ONでパシャ!「素敵写真の出来上がり」なんて現象になります。

最近では常にLX100を持ち歩くようになったので、スタッフさんにLX100をお貸しして遊んでもらいました。
結果は当然、デジタル一眼レフカメラを購入する気配は無くなってしまいました(笑)

実際に遊んでもらったコンデジはこれです↓
LUMIX LX100

こんなボケ味のある写真も何も考えなくても撮れます。
LX100モノクロ
雑貨屋さんの店内ということもあり、背景に配置する小物も充実しているのでパシャパシャとスナップを撮っていたようで、その中から数点冊子に使う写真をピックアップすることになりました。

一眼レフカメラもコンパクトデジカメも写真を撮る機能は変わりません。
高解像度の写真を追い求めることも写真の楽しさですが、「感じたまま楽しく撮る」ことも写真の重要な要素です。

ってことでLUMIX仲間が増えてしまった出張撮影でした(笑)
楽しい写真期待しています!
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モデル事務所についての考察
今回の記事に関しては、私的な経験談を含めた内容となりますので、どう捉えるかは読者の方に委ねます。
と、前置きをしておきますが、モデルによる商品撮影をしようと思った時にこう感じたことはありませんか?

「モデル事務所のモデルなら確実にいい写真が撮れるハズ!!!」

答えは8割程度の確率で期待ハズレに終わります。
商品撮影に「モデル事務所」と呼ばれる企業が介在して撮影を行なうことは4年ほど前に流行りましたが、費用対効果の関係上、今ではネットショップ用の商品撮影で少し名の知れたモデルが登場することは極端に減少しました。
よくあったパターンとしては、「人気読モの○○ちゃん愛用」なんて文言も流行りましたね(笑)
何をもって人気なのかはさておき、今ではステマのイメージが強くなって、こうした戦略はかえって企業イメージを損なう可能性もあります。

とはいえ、女性がモデルになりたいと思う人気度は相変わらず高く、需要と供給のバランスではモデルが増え過ぎてしまっている現状も否定できないでしょう。
そうなるとモデル事務所は何を考えるか?
増え続けているネットショップをターゲットにモデルを売り込むことを考えます。

弊社にも毎月何らかのアプローチは頂きますが、すべて断っております。
理由としては、「訓練されているモデルが極端に少ないこと」です。

モデル事務所側からすれば、「売れるかどうか分からない人材に経費をかけて教育する」ことに関してはリスクを伴いますが、オファーをする側からすれば最低限度の教育はして欲しいと思うはずです。
経験上、そうしたモデル事務所のモデルを撮ってみると基本的な姿勢もとれない、撮影意図を理解できないなどモデルとしてギャラを取るにはお粗末な人材登用を行なっている例も少なくありません。

在籍人数が多い事務所=それだけの人数をレッスンするだけの体力のある企業なのかをサイト等で吟味する!
こうした登用失敗にならないための予防策は講じておくべきです。

一昔前のモデル事務所とというのは「モデル業へのプライド」があったように感じますが、「自称モデル」の台頭によってモデル業の意味合いが「モデルとして採用したからモデルなんです!」と理不尽な思想があるように感じてしまいます。

ネットであれ雑誌であれ、アパレルモデルとは特殊な技術は確かに存在しますが、モデル事務所側がその「技術」を理解していなければ「ビジュアルやスタイル」だけで「モデルっぽい女性」を量産しているに過ぎません。

これから本格的にアパレルモデルを目指す女性にアドバイスを送るのであれば、しっかりと教育体制が整った事務所を受けることです。
もしそうした事務所に合格できないのであれば、「自身に何かが足りないのです」
誰でも合格できるモデル事務所に入れば「モデル気分」になれるだけで、それ以上のステップアップは無いと理解する方がベターです。
夢を叶えたいのであれば、今自分は何の努力をしているかを問い直して下さい。
ほとんどの人は「雑誌を見て研究」・「メイクの勉強」そんなものは誰でも簡単にできます。

商品撮影においても、「実力派モデルが多数在籍!」などの文言に惑わされれば、期待ハズレに終わるのは明白で、そもそも実力があって人気のモデルであれば、そんなに簡単にスケジュールが組めるなんて事はありませんよね(笑)

以上、勝手な見解でしたw
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商品画像の劣化の原因
ネット向けの商品撮影を依頼した場合、スタジオから納品される画像形式には「JPEG画像」がスタンダートとなっていますが、そもそもサイト制作に使われている画像形式はJPEGだけではなく、PNGやGIFも含まれます。
単純にサイト制作の観点から画像形式の扱いはこんな区別をしています。
・JPEG画像:写真
・PNG画像:イラストや納品先で劣化する恐れがある写真
・GIF画像:Webセーフカラーで構成したイラストや画像(色合いを重視しない写真)

ざっとこんな感じで区別していますが、ここまで見ると劣化しない写真ならPNG画像がいいのでは?と感じるかもしれませんが、PNG画像は古いパソコンなどでは表示されない場合もあるので、一般的に写真はJPEG形式で保存納品されることが主流となっています。

そして今回のお題の「JPEG画像の劣化」についてですが、たまに納品先のショップで加工を繰り返したことにより画像が粗くなってしまっているケースを見ることがあります。
では、なぜこのように写真が粗くなっていくのでしょうか?
フォトショップを使った編集する際に気を付けたいJPEG画像の保存方法について説明していきます。

まず、最初にサイト用の商品画像を作るときは当然「元画像(写真)」から制作すると思いますが、仕上がった商品画像(バナー素材など)を編集ができる形式で保存(PSDなど)しておいて、後日編集用のレイヤー上にある画像から再び違う画像素材を制作する・・・
ややこしくなりましたが、つまり、「1度JPEG画像として編集保存した写真を再び使い回す」これも劣化の原因です。

JPEG画像は編集保存を繰り返すと劣化の保存は避けられません。
元画像からの1度くらいの編集保存であれば神経質になることはありませんが、「何度も繰り返す」と確実に品質は低下します。

具体的な例としてフォトショップでJPEG画像を「低(高圧縮)」で保存を繰り返してどれだけ劣化するか見ていきましょう。
※サンプルとして今回はJPEGオプションで次のように保存します。

JPEGオプションの選択方法
ファイル容量を軽くしたいなどの理由で画像オプションが上図のようになっている場合はご注意下さい。
では、「低(高圧縮)」にしたまま5回保存を繰り返した際の写真画像の比較をしてみます。

JPEG画像の劣化の様子
左が元画像、右が保存を繰り返した画像です。
顔や肌の質感やアクセサリーの色合いのくすみなど、様々な箇所で劣化が生じています。
これでは最初に納品される写真で正確に色合いを調整して撮影したとしても、ネットショップ公開の段階で正確な色合いは無くなってしまいます。
右写真の劣化画像をさらに保存を繰り返せばJPEG画像の特性としてモザイク状の劣化が目立ってきます。

「こんなケースは滅多に無いのでは!?」
と感じるかもしれませんが、意外と部署ごとでデータ制作が同時に行なっている会社では、元画像を共有せずに加工済み画像を共有しているケースもあるので、こうした事例は必ずしもレアケースとは言い切れません。

上書き保存などを繰り返すことが想定される場合は、元画像からの劣化率を気にしておくことも、商品写真を扱う場合は大事なポイントです。
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いまさらネタという感じも少ししますが、商品撮影を便利にするEye-Fi Mobi(アイファイ モビ)カードについて触れておきます。
Eye-Fi Mobi(アイファイ モビ)カードというのは、SDHCメモリーカードにWi-Fi機能が内蔵されたカードで、例えばカメラのSDカードをEye-Fi Mobi(アイファイ モビ)に変えて撮影して、お持ちのスマホやタブレット、PCにリアルタイムに転送する便利グッズです。

Eye-Fi Mobi(アイファイ モビ)だと何が便利なの?
製品の動画を見る限りはお遊び便利グッズのようですが、自社で商品撮影を行なう場合には非常に便利になります。
具体的には「ピントチェック」でしょう!
細かな商品を撮影して、カメラの小さいモニターで拡大して確認・・・その繰り返し・・・
商品数が増えてくると、地味に目が疲れます(笑)
このEye-Fi Mobi(アイファイ モビ)を使ってipadなどの端末に転送していけば、大きな画面でピントや構図など確認しながら作業ができるので、撮影効率が良くなります。
よくあるスタジオの撮影風景でモニターにカメラで撮った写真が写し出される状態を簡易的に再現できます。

Eye-Fi Mobi(アイファイ モビ)の活用のコツ
個人的な感想としてはカメラ側にSDカードスロットが2枚あると便利です。
例えばカメラ側でRAW+JPEG画像を同時記録できるようにしておいて、SDカード1にはRAW画像をSDカード2にはJPEG画像を保存するようにしておいて、「JPEGのみ端末へ転送する」ようにしておけば、よりスムーズになります。
なぜこのように記録形式を分けるかというと、「転送速度」を重視したいからです。
RAW画像は後からしっかりデジタル現像ができますが、その分データ容量は大きくなってしまうため、当然転送速度に時間がかかります・・というか実用レベルではないと感じます。
端末で確認するのは構図やピント、色合い(端末による)のチェックなので、JPEGの最小画像でファイル容量を軽くして転送効率を上げておきます。
同製品のMobi ProはRAW転送にも対応していますが、パソコンに転送する人以外は、転送がもたつくのでお勧めしません。
もちろんカメラ側のSDカードスロットが1枚の場合でも、2枚スロットがあった方がファイルの管理する上で便利なだけですので、RAW+JPEG画像を同時記録できれば問題ありません。

Eye-Fi Mobi(アイファイ モビ)で商品写真をダイレクトに公開
ここまではカメラで撮影した画像を転送して確認する作業について書きましたが、機能的には転送写真をそのままSNSなどにアップすることもできますので、RAW現像などを行なわずJPEGで撮ってすぐ公開することもできてしまいます。(あまり実用性を感じませんが・・)
考えられる小技としては、例えば東京と大阪で支店があって、東京で撮影している画像をリアルタイムに大阪のスタッフに見せていくこともクラウドの共有設定をすればできますよ♪

Eye-Fi Mobi(アイファイ モビ)で注意しておきたいこと
メリットばかり書きましたが、当然、欠点もあります(笑)
それはタブレットやスマホに転送を繰り返すと異常にアプリ容量を取ってしまうこと、大体1000枚くらいを何度か繰り返すとEye-Fi Mobi(アイファイ モビ)自体のアプリ動作が遅くなります。
使い方としては1日撮った画像はパソコンに保存したらアプリから削除する、撮影毎にクリアの状態でスタートさせておくと過去の写真を読みに行く時間が短縮されるので比較的スムーズに動くようになります。
ですが、半年に1回はアプリ自体をアンインストールして、インストし直すことをお勧めします。
私もピントチェックなどの確認用に使っていましたが、大量に画像を扱って削除を繰り返していくとフリーズすることもあります。
調べた結果、アプリ上で削除してもキャッシュのようなものが残っていくようなので、アプリが立ち上がらないなどの症状が出たら「アンインストールして、インストし直す」これがベストです。
プロシリーズを出すならこうした不具合をメーカーさんも考えて欲しいのですが・・

ともあれ、商品撮影の画像を手軽に大きな画面で確認しながら撮影したい場合は、一度お試し下さい。
便利さにちょっとニンマリすると思います。
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ポートレートと商品撮影の違い
自社のスタッフさんを使って商品撮影にチャレンジされているショップの場合、商品のみの物撮りは何とかクリアできても「人物写真」となると急に難しく感じることもあるようです。
単に被写体が大きくなるという事以外にどのような原因があるのでしょうか?
今回は静物写真と人物写真(ポートレート)の撮影それぞれに対して私自身が心掛けていることを少しお話します。

静物の商品撮影はじっくり丁寧に
静物の商品撮影については、「自分の思うイメージ」に近づけるために時間や労力は惜しまず投入しています。
時間的な拘束はありますが、撮る前の準備や撮ってみて気に入らないところは何度も修正を加えています。
こうしたことができるのは、あくまでも人間(カメラマン)と商品(静物)の関係性があるので、準備までに時間がかかっても機嫌を気にすることもないので当然です。

人物による商品撮影で気をつけること
簡単に静物写真の撮影について書きましたが、人物と静物の撮影で大きく違うことは「100%思い通りにならない」と考えると撮影時の気持ちも落ち着くはずです。
これは単にイメージ通りの写真が撮れないという意味ではなく「人間ならではの意外性」に期待するということです。

例えば、ポーズや撮影側のイメージを強く被写体(人物)に要求した場合は「やらされている感じ」が強く印象として出てしまいます。
自社のスタッフを使った人物撮影ではプロモデルとは違い、写真撮影に慣れていない方だと思いますので、しゃべりながら撮影を進めると互いに気分良く作業ができるでしょう。

人物撮影は写真を撮るというより、現場の雰囲気を撮る感覚でチャレンジすれば、楽しい写真になると思います。
たまに私が使う手段!?として「クールで無機質な写真」を要求されている時は、モデルと一切会話をせずに撮り進めたりします。
そうした緊張関係が表情に出てることを期待してみたり・・・w

マニュアル通りにはいかない人物撮影
人物撮影(ポートレート)は、どれだけ撮影本(マニュアル)を読んでも意味が無いと感じています。
そうした教則本に書かれているのは、「会話に心がけましょう」とか「この場所のカメラ設定はこうでした」など実用的ではない書籍が多いと感じます。
会話といっても十人十色で、「まずはこう話し掛けましょう」という題目があったら笑ってしまいますよね。

人物撮影は「徹底的に1人を撮りまくる!」、または「たくさんの人と写真でセッションする!」こうした現場で理解することがすべてです。
マニュアル本などは言い換えれば「失敗したくない人が読む本」であって、私自身「失敗したらゴメンと謝る(笑)」シンプル発想ですw
これはアマチュアでもプロでも同じだと思います。
それにマニュアルを読んでいる以上は、「その本の筆者は超えられない」ということ!

ってプロを目指してませんけど・・と突っ込まれそうなので今日はこんな感じです。
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トップライトを利用した商品撮影ボックス
以前に商品撮影用のボックス作りについて触れた機会がありましたが、今回はGW期間中ということもあるので少し目線を変えて撮影業務に役立つ「トップライトを利用した撮影台」の簡単な作り方をご紹介します。
そもそもトップライトを使う意味は、「照明によってできる不要な陰を消す」ためには有効です。
人物撮影の場合は「髪の毛に光を当てるヘアライト」にも使われますが、今回はコンパクトに小物商品で使える商品撮影ボックスの製作事例となります。

使用する部材は、フォトフレーム(撮影する商品に合わせた枠)とトレーシングペーパー、そして撮影の土台となるボックステーブルの脚です。
フォトフレームはA4サイズ程度であれば、すべて100円ショップで手に入ってしまうのでとてもお手軽です。
※フォトフレームは黒枠などの色は避けて白かベージュの淡い色の枠組みでできたものを探します。
※テーブルの脚となる部分は発砲スチロールのブロックでも代用できます。

トップライトの配置例
フォトフレームのガラスは外しても外さなくてもOKですので、フレーム枠内にトレーシングペーパーを貼ります。
トレーシングペーパー越しに光を当てることで陰が柔らかくなるので、撮影イメージに合わせてトレーシングペーパーを貼るか否かは決めましょう。

商品撮影ボックスの作り方といっても土台に置くだけで大枠は完成してしまうので、移動も設置も簡単です。
準備ができたら撮影する商品を設置して、早速、上から光を当てて調整します。
もし、事務所などで天井の蛍光灯しかない場合でも、そのまま撮影するよりは写真の印象は変わりますので、1度そのままの光源で試してみてカメラ側でISO設定などで調整します。
どうしても光量が足りないようならスタンドライトを準備してトップライトの光量を強くして下さい。

トップライトの設置が終わったら、商品から見て45度の角度からもう1つくらいライトを当てると、より立体感のある写真になると思います。
小物類が多く、業者に撮影を依頼すのはちょと・・と感じている方は一度チャレンジしてみて下さい。

こうした小物類の商品撮影ボックスは市販のモノも多く出回っていますが、価格が高いです。
サイズが極端に変わらない場合であれば、原理を知ってしまえば代用はいくらでもできます。

どんなプロスタジオでも撮影の為の小技グッズ(箱馬など)は自作していることも非常に多いのです。
万能型の商品撮影ボックスはない!と考えれば、自身が取り扱う商材に合わせて作ってしまえばあとは撮るだけです。
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35mm換算のレンズ表記とは
商品撮影を行なっていてレンズを換えて撮ってみたいと思って、いざお店に行くと「35mm換算で○○mm」などレンズの表記に戸惑ったことはないでしょうか?
簡単に理解するには、同じデジタル一眼レフカメラでもカメラ内部の「撮像素子(電子回路)」のサイズによって区別されていることを覚えましょう。

少し高価なフルサイズ機と呼ばれるカメラ群はその名の通り「フルサイズ、つまり35mm換算の基準」となる撮像素子を持つカメラと考えてください。
その他の撮像素子を持つAPS-C(DX)やフォーサーズなどと呼ばれるカメラはフルサイズ機に比べて撮像素子が小さくなります。
この撮像素子サイズの違いでレンズを装着した時に広角側(撮れる画像の横幅)が狭くなってしまいます。

例えば普段、商品撮影で使っているカメラがフルサイズ機で28mmの広角レンズを使っていた場合、APS-Cサイズのカメラでも同じ画角(画像の横幅)をキープしたい場合はフルサイズ機で使用しているレンズと同じ数字で始まるレンズを購入してしまうと、実際に写る写真の広角側は狭くなります。

撮像素子ごとのレンズの広角側の話をするとややこしくなるので、フルサイズ機の2倍換算となるフォーサーズ機を例に簡単にご紹介します。
まずは下のレンズの写真をご覧下さい。

撮像素子ごとのレンズの換算例
左側のレンズは28mmと表記されているので、広角側は28mmで撮影できます。
対して右側はフォーサーズ機のレンズなので、フルサイズ機と同じ広角撮影を行なうためには、「14mm」と表記されたレンズを選択することになります。
間違って28mmのレンズを買うとフォーサーズ機だと2倍ですので52mm相当のレンズになります。
その他の撮像素子でも同じように1.5倍などフルサイズ機を基準とした倍率が変化するので、お持ちのカメラの撮像素子が何かを知っておくと便利です。

レンズを間違えると悪影響があるの?
基本的には画角による影響はそれぞれの「撮りたいもの」によります。
例えば風景写真を広々と撮りたいのであれば広角側の数字が小さいレンズほど広く撮れますし、同じ風景写真でも草花をアップで撮りたいのであれば、逆に広角側のレンズ数字は小さければ良いということにはなりません。
最近ではより広角に撮れるレンズやカメラが人気ですが、これは自分撮りやグループ撮影時に背景を入れながら撮りたいという利用者が多いからです。

目的に合わせたレンズ選びで写真を楽しんでください。
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