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  2. April 2015 の商品撮影のヒント集・投稿記事リスト

商品撮影のヒント集アーカイブ

商品撮影のヒント集のApril 2015 のアーカイブ一覧です。
写真表現について
今回はほんのり商品撮影とは脱線するかもしれませんが、「写真表現のありかた」についてエッセンスとして記述します。
「写真を加工する!」というと、本来写真は、「真実を写すもの」だから、最初に撮った写真をあれこれレタッチしてしまうのは邪道だと感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、個人的には全くそのような考えを持ったことはありません。

特に日本人が漠然と抱いている「写真」という意味合いは非常に限定的で、海外では一般的に(写真=photograph)とは、「光を描く」意味合いが根底にあって、同じ写真を撮っても個性的になる傾向があります。
1つの例として下の風景写真をご覧下さい。

表現方法の違い
左側の写真はよくある「見たままを表現」する、いわゆる日本人が写真を考えるイメージの「真実を写すタイプ」、対して右側は表現として積極的に光と陰を描こうとしている写真です。
どちらが正解という評価ではなく、2つの写真ではスタート地点(考え方や目的)が異なっているように感じます。

デジタル写真が全盛になって、スマホアプリや編集ソフトで写真で遊ぶことが多くなった現在、こうした写真を否定的な目で見る人もいらっしゃいますが、写真を加工すること自体は、フィルム時代から当然のように行なわれてきた作業で、「暗室にこもって現像する」こうした作業は現代のパソコン上での編集作業のようなものです。
写真プリントのクロスプロセス現像などは典型で、アプリのインスタグラムのような加工処理を愛する人は昔からいたのでしょう。
デジタル写真が無かった時代は、ネガフィルムを割り箸で擦って独特の雰囲気を演出しようとする行為も言い換えれば加工写真です(笑)

写真表現において基礎知識は確かに必要ですが、もっと重要なのは写真で表現する目的であって、正解があるとすれば「真実を写したい」と思って写真を撮ったなら、上の画像の左が正解で、濃淡を強調したいと思って写真を仕上げれば右側の写真が正解なのでしょう。

写真表現の評価をするサイトが多く存在しますが、見極めるべきは「撮影者の意図」であって、彩度やシャープさなどの撮影者の意図と関係の無い部分は優先順位からすれば低いモノだと感じます。

見ていて楽しい写真表現がたくさん出てくることを願うばかりです。
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商品撮影のライト選び
商品写真は照明の当て方次第で写真の印象は大きく変わります。
少しでもライティングこだわろうと思うと次に欲しくなるのが、「モノブロックストロボ」になりますが、一般の方にとっては使用頻度が多くなければ、使用していない時は、とてもかさばる代物になってしまいます。

当然、撮影に特化した機材なので、その分商品撮影に使用すれば写真の幅は拡がりますが、でも少しガチ過ぎる・・・(笑)という人もいると思います。
そう感じてしまう方や、次の項目に当てはまる場合は各カメラメーカーから発売されている「スピードライト」を検討するのも良いかもしれません。
・照明は基本的に1つあれば十分
・商品撮影以外でも手軽にストロボ撮影を楽しみたい。
・1回の撮影で数百枚も写真を撮ることがない

簡単ではありますが、該当する場合はご検討下さい。

ご紹介した、「スピードライト」ですが、基本的にはカメラの上部(ホットシュー)にはめ込んで撮影するため、レンズと同じ方向、またはカメラ上部の位置を基点としたライティングしかできないと思いがちですが、少し付属でアクセサリーを足せば、カメラから離してストロボライティングを行なうことができます。
では、システムを見ていきましょう。

スピードライトを使用したシステム
スピードライト以外に必要なのは「ホットシューに付けるアダプター」と「シンクロコード」のみです。
使用したい距離(カメラと離したい距離)に合わせてコードを選べば、サイド光やトップライトとして商品撮影でも十分応用が効きます。
また、ライトスタンドを使用してアンブレラ撮影なんてこともできますので、比較的コンパクトに撮影を楽しみたい方には向いています。
スピードライトはカメラ内臓のフラッシュと違って、ストロボ単体で光量を調整できますので、撮りたいイメージに合わせた微調整もできます。

お勧めするのご使用のカメラメーカー純正品ですが、サードパーティ製品もたくさんあるので、気になった方はチェックしてみて下さい。
※お持ちのカメラにシンクロコードの挿し口があるか、確認をお忘れないように・・
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商品撮影で使えるF値と露出の意味
商品撮影を行なうときに、デジタルカメラのF値について、どう設定したらいいのかを迷う人もいますが、写真撮影を始めたばかりの人の大半は、「F値を上げたり下げたりすると明るさが変わる」とか「背景がボケるいい感じの写真が撮れる」これくらいの感覚で撮影していると思います。
では、具体的にF値による明るさの変化やF値を固定した状態で正確に明るさをコントロールできるかといえば、感覚に頼っている状態ではないでしょうか?
写真を撮りまくって、感覚を習得する!w、というのも1つの方法ですが、基本的なF値の知識を持てば曖昧な判断を少なくすることができます。
今回はF値のボケ味の話ではなく、明るさのコントロールについて触れていきます。

F値の数字には法則があります
F値にはF2とかF5.6とか様々な数字を設定できますが、どうしてもカメラの画面で見ていると数字が変化するだけで法則についてはあまり深く考えない人が多いようです。
まずはISO100で固定した場合の基本的なF値の推移を見ておきましょう。

商品撮影における基本的なF値の設定
上の図のようにF値を並べると緑と赤で規則的に変化していることが分かると思います。
緑、赤の数字の区分けでそれぞれ2倍(段)ごとに数字が上がっていきます。
例:F1.4の2倍の明るさはF2.8となります。
よく言葉として登場する「露出を1段絞って!」などと呼ばれると、「何言ってるの??」とF値の上げ下げで混同してしまう理由がここにあるような気がしています。
露出を1段絞るってことは・・F1.4の場合はF2.8でいいの??と勘違いしてしまうのです。
1段絞るとはF1.4の場合は図の並びから次の数字、F2にするのが正解で、絞りリングを1段絞ると考えます。
本来なら数式で説明してもいいのですが、100%面倒だと感じてしまうと思うので、さらに知識を深めたい方は検索してみてください(笑)

現在のデジタル一眼レフカメラは上記の表以外のF値も表示されるため、F値の数字の意味については難解になっています。
しかし、昔からフィルムカメラのダイヤルを触っている人からすれば基準となるのは上記の図からの変化と感覚的に分かっているため、デジタル時代になって更に細かく絞りを変えることができるので便利になったとも言えます。

とはいえ、ややこしいですよね(笑)
今ではISOの自動設定でほとんどの人がその存在も無視して使っている人も多くなった露出ボタン・・・
フィルムカメラの場合は、装填しているフィルム感度は決まっているので、「F2.8で絞りを固定させて明るくしたいときは即、露出orシャッタースピードを触る」という感覚だったのですが、デジカメからカメラを始めた人はISO感度を触る傾向が多いようですね。
どちらもF値と露出の関係という点では差はありませんが、昔ながらのカメラ知識を得ることで写真撮影のスタイルが変わるかもしれませんのでご参考下さい。
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商品撮影と写真の解像度
昨今のデジタルカメラは高解像度の写真が撮れることを謳った機種もたくさん発売されていて、自社で商品撮影を行なう企業にとっても「高い画素数で撮れるカメラ=綺麗な写真」という考えからこうした機種を買い求める傾向もありますが、果たしてカメラの画素数は一体どれだけの効果が得られるのか?
ネット向けの商品撮影に関して少し検証してみたいと思います。

商品撮影は解像度が高ければ綺麗という誤解
結論から述べてしまうとネット向けに写真を公開する場合、画像自体の画素数など1000万画素もあれば十分に対応できます。
日本人のならずスマホ所有者の大半が綺麗だと口を揃える「iphone6plus」のカメラ画素数は800万画素で、写真知識の無い方は「やっぱりアップルのカメラはスゴい!」と外野から見ていると苦笑する事例が多いです。
比較しても無意味ですが、市販されているコンパクトカメラのほとんどは、800万画素の低スペックではなく、1600万画素以上のレベルを推移しています。
単純に数値だけみれば、いかに人間がブランドイメージや撮られた写真サンプルに影響されるかが良く分かる現象です。

ではなぜ解像度が低くても綺麗に見える写真になるのか?
スマホであれデジカメであれ、「解像度=写真のシャープさ」、つまりきめの細かい写真が撮れるから絶対に綺麗に撮れる!という意見が多くネット上を賑わせていますが、実際にサンプル写真を見てどちらが綺麗な印象になるか確認してみましょう。

解像度の勘違い事例
上の画像は同じ条件で撮られた写真にそれぞれ効果を加えています。
左は一般的な支持が多い解像感を出すために「シャープ100%」を適用しています。
対して右側は「シャープは適用せず」、コントラストを少し上げています。

いかがでしょうか?
一見すれば、右側の写真の方が奥行きや彩度もあって印象は良く見えるはずです。
厳密に見れば、右側の写真はJpeg画像を縮小リサイズしたままなので、モヤッとした画像ですが、写真の力は出ています。

まとめ
写真の良し悪しを決める際にシャープさを解像度があると判断するのは危険です。
高い解像度で撮れるカメラであれば商品撮影も劇的に変わるということではなく、低画素のカメラでもコントラストや彩度が商品を表現するために適切な階調を持っていれば、写真は綺麗に見えるのです。
話が少し戻りますが、こうした点を考慮しながら「iphone6plus」の綺麗だと言われている写真を見てみると、コントラストが効いた写真が多いことが容易に判断できます。
商品撮影で綺麗な写真を撮るためには画素数やカメラスペックだけに固執せずに写真の基本中のキホンの「光と陰」を意識していきましょう!
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カメラの種類と商品撮影での活用
つい先日、カメラ選びについて少し記載しましたが、最近のデジタルカメラの種類(ジャンル)って多様化してるように感じませんか?
各カメラメーカーの努力もあるのですが、高性能化や軽量化も進んで、ちょっと前までは「デジタル一眼レフカメラ」が、プロには最適!と感じていましたが、今ではコンパクトデジカメでも非常に綺麗な写真が撮れてしまう時代です。

ではプロの現場でもデジタルカメラの種類は気にしなくてもOKなのか?
というと、ネット使用の画質のに限れば、どのカメラのジャンルを選んでも高級デジタル一眼レフとコンパクトデジカメを見分けられるのは、ごく限られた人になってくるでしょう。
しかし、実際の撮影状況によってはそれぞれの特徴を考えながら使用する必要があるようです。

細かく機械的な話をしてもつまらないので、どんな撮影状況(シーン)で役立つのかを考えながら、カメラを大枠の種類に分けて、それぞれの特徴を見ていきます。
まずデジタルカメラの種類についてざっと区分けしてみます(メーカーはNikon)
カメラの種類一覧
大枠としてはどのメーカーもデジタルカメラはこの3ジャンルとなります。
ではそれぞれの特徴を見ていきましょう。

デジタル一眼レフカメラの特徴
デジタル一眼レフカメラが他のジャンルと比べて大きく違う点は、オートフォーカス(ピント合わせ)のスピードです。
高速にピント合わせができるので、動きの早い被写体を撮るには最適です。
動きの早い被写体というと、飛行機や車を想像しがちですが、人物撮影でも場面によっては高速で動きます。
例えば、風に揺れる髪の動きの一瞬を撮る場合や、アパレルなら服の生地が揺れた一瞬なども動きの早い被写体といえます。
他のジャンルと比べるとサイズも大きいので、写真を撮るぞ!と意気込むたい人はこの種類のカメラです。

ミラーレスカメラの特徴
一番悩むのはこのジャンルの存在性でしょう(笑)
コンパクトでありながら一眼レフカメラっぽい・・何だこのカメラのカテゴリー??
個人的にも注目しているジャンルですが、理由として「気軽に持ち運べて、あなどれない画質を持つ!」ことです。(レンズ交換もOK)
デジタル一眼レフカメラはサイズが大きくなるため、写真を撮るぞ感(なんだそれw)がありますが、ミラーレスカメラはサイズ感も良く被写体に妙なプレッシャーを与えません。
モデルの商品撮影を行なっていると、たまに感じるのが大きなカメラを使うと「カメラの圧力」で人によっては緊張してしまうことがありますが、こうしたミラーレスサイズのカメラだと変なプレッシャーを与えることはありません。
但し、機種によっては背面の液晶画面で操作を行なう場合もあるので、ファインダーを覗くことに慣れている人は最初は使いづらいかもしれません。

コンパクトデジカメの特徴
どのジャンルより手軽に撮影できるのがコンパクトデジカメの特徴ですが、気をつけたいのはオートフォーカスのスピードです。
他のジャンルに比べて仕様上、撮りたいと思った時からピントが合う速度にズレが生じるため高速で動く被写体を撮影するのは苦手ですが、単純に料理写真や商品単体の撮影レベルであればニーズを満たす機種も多く出ているので、機動力と写真を残すという点では魅力があります。

カメラの種類と機械的なこと
上記3種類のカメラの特徴について書きましたが、「おいおい、メカニカルな事は無視していいのか?」と感じる人もいるかもしれませんが、こだわる人はこだわってください(笑)
そもそもカメラのメカニカルな事は個人的にはどうでも良いと思っているタイプで、機械的な仕様は「その時撮りたい写真」がある時だけ気にします。
「色合いがまろやか」とか「解像感がすごい!」とか・・そうした主観に依る判断はカメラ雑誌などがきっと検証してくれることで、それが好きどうかは別の話ですよね。

他の人は「キャノンの○○に対してこの機種はオレンジ色が強く出てしまう!」とか仰っても、そのオレンジが強く出てしまうことが好きな人もいるのも事実。
カメラの種類と漠然とした特徴を知って、自分の使い勝手に合うカメラを手に入れたら、たくさん写真を撮ってみてください。
そうすれば、カメラ(機械)ではなく「あなただけの写真の特徴が生まれる」ハズです。
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商品撮影にホワイト背景が多い理由
今回は商品撮影に常用される「ホワイトペーパー」について少し触れたいと思います。
撮影に使用する背景というのは、何気に白・ホワイトでしょう!と思いますが、「どうして白がいいの?」と聞かれると困りますよね(笑)

漠然と「背景がシンプルだから」とか「切り抜き加工に便利」という記述はありますが、これらの理由であれば別段ホワイト背景にこだわる必要はありません。
白という背景色にもいくつか種類があり、背景紙を製造しているメーカーもホワイト系に準ずる商品は各色用意されています。

ちなみにモデルコードで商品撮影時に使用している背景紙はホワイト系の中でも「スーパーホワイト」を使っています。
1つの理由としては「白抜き加工を想定した撮影時に商品と背景のコントラストを作り易い」ことです。
もう1つは、「ストロボを発光させた時に人物の輪郭に色が被ってこない」これも重要です。
厳密に言えば「白も白く色は被ってくる」のですが、そこは経験で照明セッティングを行ないます。

ではホワイトペーパーでなければ色被りは調整できないのか?
実はそうでもありません。
過去の写真に参考になりそうなのがあったので、実例を見ながらご紹介します。

商品撮影の背景サンプル
上記のサンプル写真は同じ服で背景をそれぞれカラーペーパーと生地背景で撮影したものです。
左はカラーペーパー「黄色(イエロー)」で撮影したもので、右はレースの生地を背景にしています。

一見すると、同じ商品色を保っているように見えますが、よーく目を凝らして見ていくと黄色の背景ペーパーの場合は、光の反射で商品自体に薄く黄色が入っているのが分かります。
モデルさんにも薄く黄色の輪郭が出ていますので、これをバナー画像に使用するために切り抜き加工で合成するには手間が掛かります。

対して右側のレース生地の背景はどうでしょう?
先ほど同様に服や人物の輪郭に色が被ってくることはありません。
白いレース生地のサンプルでスイマセンが、色柄問わず生地背景の場合はあまり目立った色被りは起きません。
理由としてはコットン系の生地は光を吸収する素材のため、色が跳ね返って商品の色に影響を与える可能性は少なくなるということです。
対してペーパー(紙)の場合はある程度は光は反射してきます。

商品撮影に使用される背景に白が多いのは、こうした反射による色被りを避ける目的でも重宝されます。
ということは、反射の少ないカラーペーパーならホワイトでなくても良いのか?
結論としては撮影に慣れていない場合は、ホワイト・グレー・ブラックのカラーペーパーを利用することをお勧めします。
色被りの影響を受けにくいので撮影に集中できると思います・・・って黒背景は奥が深いですよ(笑)

商品撮影は白!というのは、どんなカラーの商品とも相性が良い事と+αのメリットがあるため、初めて撮影スタジオを利用するときの背景はホワイトが無難です。
余談ですが、白背景のみでも、ライティングによってグレー・黒に背景色を変えるなんてこともできますよ。
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撮像素子から考える商品撮影に使うカメラ
写真やカメラのことを少し勉強すると、フルサイズ機とAPS-C機、はたまたコンパクトデジカメどれを選ぼうか?
と、悩む方もいると思いますが、「果たして商品撮影に向いているカメラはあるのか?」を撮像素子の話を交えながらご紹介したいと思います。

撮像素子って一体なに?
この手の話になると非常にややこしい部分になるので、簡潔にご説明すると、デジタルカメラの内部には光を受け止め感知する基盤があります。
カメラのフィルムに35mmとか中判フィルムなど種類があったようにデジタルカメラでは撮像素子があります。
つまり撮像素子=フィルムのサイズだと考えて頂くと分かりやすいかもしれません。

では実際に撮像素子のサイズの違いをご覧下さい。

撮像素子のサイズ説明
フルサイズ、APS-Cサイズ、4/3サイズ、1/1.8サイズ、1/2.5サイズetc・・デジタルカメラといっても多様な撮像素子の大きさがあることが分かると思います。

・フルサイズ機のデジタルカメラは、35mmフィルムの大きさが基準
・APS-Cは2年程前まではデジタル一眼レフカメラでは主流のサイズです。
・4/3サイズ(フォーサーズ規格)を採用した撮像素子はオリンパスやパナソニックのデジタル一眼レフに採用されていることで知られています。
・1/1.8や1/2.5サイズの撮像素子は、コンパクトデジタルカメラで多く採用されています。


こうして見ると撮像素子が小さいと写せる画角が狭くなってしまうの?と感じるかもしれませんが、撮像素子が影響を与えるのは、
・写真の画質(撮像素子が大きいほど高画質になる)
・画角(異なる撮像素子を持つカメラで同じ距離から撮影した場合の写せる範囲)

ということになりますが、ここで力を発揮するのは「カメラのレンズ」です。
写せる範囲が狭くなってもレンズによって画角を調整しています。
例えば、レンズに「35mm換算で○○」と表記があるのはフルサイズ機以外のものとなります。

やっぱり商品撮影には撮像素子が大きい方がいい!?
フルサイズのデジタルカメラの撮影素子が大きいことはメリットですが、撮像素子のサイズが大きいと、1画素あたりの面積が大きくなるので、感度やノイズといった画質を左右する性能が高くなります。
つまり写真を綺麗に撮れる人は、よりキレイに、初心者の方はそれなりに荒も目立つ・・とも言えます。

個人的にフルサイズ機を求める理由は、フィルムカメラで使っていた過去のレンズが使えることや、APS-Cサイズで違和感を感じていた35mm換算という曖昧な数値から開放されるという点だけです。

撮像素子が大きければ高画質になる!これは数値上は間違いありませんが、写真の良さを決めるのは高画質だけでしょうか?
商品撮影で考えるならば、最優先されるべきは「伝わる商品写真であるかどうか?」で構図やモデルは重要視されますが、ネット上で使用する画質であればフルサイズ機が絶対であるという理屈はありません。

ちなみに今までJPEGで撮影していたものを、RAW撮影に変えるだけで中間階層の色階調は相当変わります。
スマホで撮りましょう!とは言いませんが、フルサイズやAPS-Cなどの観点からカメラを選ぶことは単純に所有欲を満たすだけであって、写真が綺麗に撮れることとイコールではありません。

昔、有名な写真家が使い捨てのインスタントカメラで木村拓也さんの写真集を撮ったように、「カメラは機械で撮るのは人間」それで写真など簡単に変わってしまうのです。
商品撮影に使うカメラで大事なことは撮像素子などの性能ではなく、「伝えたい写真を撮れるカメラかどうか?」です。
最近のコンパクトデジタルカメラは性能も良いですが、メーカーが直感的に使えるよう試行錯誤しているのはこうした理由かもしれませんね。

メカニカルな部分に惹かれるのであれば性能重視で、また逆に「カメラの形が可愛いから買う」、これも素敵な写真を撮るための重要な要素です。
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デジカメでの商品撮影で色飽和が起こる原因?
前回の記事で「デジタルカメラは極端な色が苦手」と記載しましたが、特に「彩度の高い赤色」について、実際の商品撮影においてどのような不都合があるかをサンプル画像を見ながらもう少し詳しくご説明します。

アパレル向けの商品撮影では、服のカラーとして「赤」というのはよくある定番カラーの1つですが、全て赤1色で染色された商品を物撮りしたり、素材のディテールを撮影し表現しようとした場合、当然、写真全体に占めるカラーは赤が画面を覆い尽くすことになります。

例えば、市販のコンパクトデジカメでホワイトバランスをセットして、その他の設定はカメラ任せで行なった時に下の写真のような現象が起こったことはないでしょうか?

色飽和のサンプル
ご覧の通り、本来の商品色より、赤味が増して階調が潰れている感じが確認できると思います。
(擬似的に階調を変えていますのでご了承下さい)
こうした現象を「色飽和」と言いますが、意味合い的には本来の色階調が消えてしまったり、ディテールが潰れてしまうことで、前回記事で触れたカメラ自体は色を区別しているわけではなく光の強弱(反射率)を判断しているだけです。
最終的にはRGB情報から色を構成(デジタル現像)していきますが、基準になるのは反射率です。

デジタルカメラによって彩度の表現は違う
上記のサンプル写真ように彩度の高い赤の表現はデジタルカメラ個々によって特長があります。
個人的によく店頭で試し撮りする時に行なうのが、「赤いものを画面いっぱいに写す」ことです。
ビッ○カメラの店員さんの制服はラッキーなことに「赤いベスト」を着ている人がフラフラ・・wしているので、ちょっと呼んで赤を撮ってデジタルカメラの「赤の色合いのクセ」を見たりします。(ノーマル設定で)
商品撮影で使うデジタルカメラを選ぶのであれば、ノーマル設定の段階で「綺麗な色で撮れる写真」よりも「適正な色で撮れる写真」を選ぶと色飽和の対策で細かな設定をいじらなくて済むのでベターかもしれません。

色飽和への対策方法

Jpeg画像で記録している場合は、カメラ設定で「勝手にアレンジを加えないように設定する」ことです。
ニコンで言えば、ピクチャーコントロールを「ニュートラル」や「フラット」に設定するようにして、間違っても色の忠実性を重視する商品撮影をするのに「ビビット」を設定して自分勝手な色で商品写真を撮らないようにすることです。

あとは、彩度やコントラストをPCのモニターなどで実際に大きく表示してから色(彩度やコントラスト)を確認して調整をすることを繰り返してベストな色合いに近づけます。
RAW画像の場合は現像ソフトで彩度とコントラストをコントロールすればOKです。
追求するなら色管理されたモニターが必要ですが、まずはお持ちのデジタルカメラの設定を少し見直してみるのも良いかもしれませんね。
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自動露出補正について
商品撮影を行なうときにデジタル一眼レフカメラが機械的に判断する自動露出(AE機能)は、大半の方が普段は気にすることはないと思います。
最近のカメラは、精度よく露出を自動で判断して撮影することができます。
しかし、ごく稀に撮影側が意図していない露出(明る過ぎ or 暗過ぎ)になる場合があります。
そこで登場するのが「露出補正」ですが、ちょっとした原理や対処法を知っていると狙い通りの露出補正ができます。
物撮りをしていて「何かちょっと・・」とカメラ任せの自動露出に関して疑問のある方はお読み下さい。

実はデジタルカメラは極端な色が苦手なのです
デジタルカメラ機能の自動露出は極端な色、例えば画面いっぱいに「白い物体がある」または「黒いものが大部分を占める」などの状況や、デジタルカメラの機種にもよりますが、「彩度の高い赤色」は撮って確認すると朱色やオレンジ系になってしまったりします。

このようなことが起こる原因としてほとんどのデジタルカメラの露出計は「色を判断していない」からです。
簡単に言うと「光の反射率」を判断しているだけで、カメラの露出計は18%グレーを基準として明るさを判断しているので、実際は白や黒、その他の色に対しても露出計は色を認識しているわけではありません。

つまり同じ赤のスカートを太陽光とタングステン光の環境で撮っても、カメラの露出計は写真のニュアンスではなく、物体の反射率を判断しているだけで、ホワイトバランスを18%グレーで設定するのも、「この反射率から明るさ(これが白だ!)を判断しなさい!」と命令している状態です。

自動露出のクセを知る
自動露出の段階で「色を認識していない」というのはお分かり頂けたと思うので、次は場面ごとの露出補正を見ていきます。
そしてカメラ任せで顕著に出る自動露出の例として、「白いもの」・「黒いもの」で解説していきます。

まずは白いものとして「雪の写真」のサンプルをご覧下さい。
白いもの自動露出の調整
カメラ任せの自動露出で撮ると全体的に白いものが写っているのでカメラは、「画面がすごく明るいから少し暗く調整しよう」と判断します。
しかし、撮影者は「白い雪を表現したい」ので露出補正はプラスにします。

次に黒いもの「屋内で黒っぽい上着を着た写真」のサンプルをご覧下さい。
黒いもの自動露出の調整
こちらはカメラ任せの自動露出で撮ると全体的に暗い(黒い)ものが画面を多く占有しているのでカメラは、「画面の多くが暗いから少し明るく調整しよう」と判断します。
これも撮影者の意図とは違うので露出補正はマイナスにして黒を表現します。

自動露出は色ではなく明るさで対応
サンプル事例を見ると「白はプラス、黒はマイナスでOK!」と考えてしまいますが、正解のようで間違っています。
「カメラの露出計は色を判断していない」ので、白いものは反射率が高い、黒いものは反射率が低いことから露出をプラスなのか、マイナスなのかを人間が判断します。

例えば、ものすごく天気の良いピーカンの青空を撮って、眩しいくらいの陽射しを表現したいのであれば自動露出(自動で暗く補正する)に頼らず、プラス補正で空の光を強調するのも良いでしょう!
つまり撮影者の意図によって露出はどのようにもできるということ!
上の「雪の写真のサンプル」でも、もし撮影者が「寒々しい感じ」をもっと強調した表現にしたいならセオリー通りのプラス補正ではなくマイナス補正になるでしょう。

今回ご説明した露出補正はあくまでも基本的な対処方法であって、商品写真や作品撮りなどの目的によって露出の決定方法は変化しますので、適正露出は「自分で決める!」ということも頭の片隅にでも置いておいて下さいね。
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楽天市場で商品撮影よりも大事なこと
商品撮影を希望される方の中には、「商品写真が変われば楽天市場で売れる!」と思い込んでいるケースもありますが、正解のようでそれは間違いです。
商品写真はあくまでも訪問者が来た時の「決め手になる説明画像」であって、写真が訪問者を連れてきてくれることはありません。
つまり商品撮影で売上げUP!という意味は、ある程度アクセス数があるショップに限られる為、モデルコードはそのようなキャッチコピーは使いません。
そう!これからもずっとです(笑)

では実際に楽天市場で売上げに悩むショップに対していつも弊社がお勧めしている最低限の楽天市場でのページ作成のポイントをご紹介します。
今回は撮影ではなく実践的なページ構成を見直すキッカケになって頂ければ幸いです。

まず、楽天市場で目立つため(訪問者に商品を見てもらうため)には検索上位を目指さなければなりません。
俗に言う「楽天SEO」ですが、通常のGoogleに向けてのページの構成方法と楽天市場では少し趣きが違います。
楽天市場での検索上位を占める最強の要因を持っているショップというのは「売上げ」と「レビュー数」の多いショップです。
こう書いてしまうと「やる気がゼロ」になってしまうかもしれませんが(汗)、考えてみてください。
現在の上位サイトを占めているネットショップもスタートはゼロだと思えば、少し希望が見えてきませんか?

簡単にできる方法ではありませんが、確実に楽天市場でのショップを育てるために重要な項目は以下の3つです。
・商品ページ構成の最適化
・きちんと商品に合ったカテゴリの選択をして商品登録をする
・レビューを書いてもらうよう消費者に促す

大枠としてはこの3つの項目がきちんとできれば、楽天市場での検索結果は必ず変わります。
「商品撮影をできる業者に頼む!」なんて項目は出てきませんよね、今のままの商品画像で十分試すことができます。

では重要項目の「商品ページ構成の最適化」をご説明します。
楽天市場の検索窓にキーワードを打って出てくる検索結果ページは次のようになります。

楽天市場での検索結果ページ例
青枠の部分は広告部分なので、楽天の営業さんの甘い誘惑に負けたら広告枠を利用しましょう(笑)
今回は緑部分の「自然検索」の部分をクローズアップします。

楽天検索の順位決定の商品ページ構成要素は次の4つです。
1:商品名(ページタイトル)
2:キャッチコピー
3:商品説明用の文章
4:販売時の商品仕様などの説明文章


1の商品名では実際の検索タイトルとなりますので最優先に考えます。
例えば「ワンピース」で検索された時に「検索1ページ目」に出てくれば多くの消費者の目に触れますが、オープンしたばかりのショップはまず夢を持たずに複合キーワードで攻めます。(ワンピース+○○+△△など)

この時、参考にしたいのは「ワンピース」と打った後にスペースを入れると「検索候補のキーワード」が表示されます。
下の図のように「ワンピース」に関して複合キーワードとして検索されている候補が出てきますね。

複合キーワードの候補例
さらに探す場合は、楽天が提供している「サーチワード広告」を使って関連する複合キーワードを洗い出します。
キーワード候補が決まったら、実際に販売する商品と結び付けてタイトルを決めていきます。
参考にするのはズバリ!上位に表示されてるショップを研究してみましょう。
「ワンピース」で上位表示されているのショップはこんな感じです。

上位に表示されるショップ
最初に見て頂きたいのは、赤文字1番の「タイトル部分のキーワードの分布」と緑2番の「説明文の箇所」を参考にします。
1位のショップはタイトル部分に「ワンピース」というキーワードをたくさん使っています。
対して2位のショップは説明文にこそキーワードが使われていますが、タイトル部分にはアレレ!?無いですね・・・
でも、レビュー数が1位と1桁違いますね(笑)、これが重要な項目で挙げたレビュー数を多く保持しているショップの強さです。

ページ構成のタイトル部分においてあまりキーワードを連発することは推奨しませんが、全く同じにならないように工夫しながらタイトルを決めていきます。
そして、2:キャッチコピーでもキーワードを必ず意識して書き込み、3:商品説明用の文章では、短文にならないよう、できるだけキーワードを含めて長文になるように熱い商品への想いをテキストで打ち込みまくります。
さらに4:販売時の商品仕様などの説明文章でも「ワンピースを綺麗に着こなす寸法の測り方」などのミニコーナーを作ってさらにキーワードを強めていきます。

この工程をすべての個別商品に対して行なっていき適切なカテゴリへ商品を登録していきます。
面倒ですよね?でも商売とはネットも実店舗も大差なく努力が必要なのです。

面倒だから、「商品写真を変えれば売り上げUP!」みたいな胡散臭いスタジオサービスに頼ってしまうのです。
商品写真は消費者がページを訪問して初めて効果を発揮することを忘れずにショップ運営頑張ってみてください!
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AFエリアモードの選択方法
3日ほど前の記事で「商品撮影はAFフレームの自動ピントにご用心」というタイトルで、AFエリアモードについて少し触れましたが、今回は補足として商品撮影などを行なう際にTPOに合わせたAFエリアモードを選択できるように各AFモード種類と特長について記載しておきます。

まずAFエリアモードとは何かをご説明しますと、簡単に言えば撮影対象物によってオートフォーカスポイントを任意または自動で行なうかを決めるカメラ側の設定です。
「そんなの自動でいいでしょ!?」と感じる人もいると思いますので、自動にしてしまったよくある事例をご紹介します。
下の写真をご覧下さい。

AFエリアモードの失敗例
集合写真などで撮影対象が人物ですが、人物より前に何かしら遮るものがある時(この場合は木の柵など)にカメラ任せのAFエリアモードで撮ろうとするとピントが人物の顔ではなく「柵から出てる手にピントを合わせてしまう」こともあります。
人物が動いていれば問題ないですが「はい、撮るよ~」と撮影者が声を掛ければ全員ポーズをとって静止する・・カメラは全部が静物(風景!?)と認識して一番手前の柵から出ている手を主役としてピントを合わせてしまうw

こうした自動ピント状態では狙った箇所のピント合わせを人間ではなく、カメラ(機械)が決めるということになります。
とはいえ、カメラ任せのAFエリアモードもシーンによっては大活躍しますので、一概に人間任せがすべてということではありません。

では実際にどのようなAFエリアモードがあるか見ていきましょう。
下の写真は一般的なデジタル一眼レフのAFエリアモードの種類です。

AFエリアモードの種類について
どのフォーカスポイントを選ぶのかを決める設定がAFエリアモードとなり、
・シングルポイントAFモード
・オートエリアAFモード
・ダイナミックAFモード
・3D-トラッキング

などが各カメラによって設定できると思いますので、お持ちのカメラの取扱説明書をチェックしてみて下さい。

AFエリアモードの種類と特長

AFエリアモードはそれぞれの撮影時に適切な設定をしておくと写真撮影が楽しくなりますので、自身がよく出くわす撮影シーンを考えながら参照してみてください。

シングルポイントAFモード
ファインダー内のズラッと並んだ四角のフォーカスポイントの中から撮影者が任意に選択したフォーカスポイントを使用してピントを合わせる場合に設定します。
基本的には静止している被写体向けなので、商品撮影の「物撮り」で狙ったポイントにピントを合わせたい場合に便利です。

ダイナミックAFモード
フォーカスポイントの選択方法はシングルポイントAFモードと似ていますが、被写体が一時的にフォーカスポイントから外れた場合に周囲のフォーカスポイントが引き続き被写体を捉えてピントを合わせ続けますのでポージングを行なう人物撮影などでも有効です。
例えばモデルの目にピントを合わせ、次の瞬間ほんの少し合わせたピント位置からズレたとしても自動で捕捉してくれます。

オートエリアAFモード
カメラ側が、全てのフォーカスポイントから被写体を自動認識してピント箇所を決定して合わせます。
被写体の色や形状なども考慮して自動的に行なうので各メーカーや機種によっても挙動は異なります。
基本的にはカメラに一番近いものを優先してピントをあわせると思いがちですが、人間を優先判別する機種もあります。
「笑顔認識モード」など人に感知するのもこのモードに属していると思います。

3D-トラッキング
まずこのモードの特長は「撮影者が選んだフォーカスポイントで被写体にピントを合わせることです」
その後、シャッターボタンを半押ししている間は、構図をずらしたりする変化に応じて、フォーカスポイントを自動的に切り換えてピントを合わせ続けます。
よくある例ですと、ペットにピントを合わせて、動き回るペットを追尾してシャッターを切るまでピントを合わせ続けてくれます。
スポーツシーンや飛行機を撮るなどピント合わせが難しい場合に非常に便利です。

以上が主なAFエリアモードの説明となりますが、シーンに合わせてモードを決めるって・・考えすぎると面倒ですよね(笑)
個人的には「シングルポイントAFモード」しか使っていません(~_~;)
多分ですが、フィルムカメラ時代から触っていた人はシングルポイントAFモードで十分だと感じている人も多いと思います。
「ピンを合わせてサッとシャッターを切る」これで人物を含めた商品撮影はOKのような・・・

三脚固定の撮影ではそもそもマニュアルフォーカスにしてしまうので・・
盛りだくさんのデジタルカメラならではのAFフォーカス機能は嬉しいのですが、フォーカス機能縮小版でカメラが安くなるならもっと嬉しいと思う今日この頃・・

余談はさておき、色々AFフォーカスモードを試して、ご自身に合うモード設定を見つけて下さい。
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料理写真の湯気の表現
モデルコードではあまり料理写真などの依頼は少ないのですが、「料理写真の湯気の表現」について解説させて頂きます。
というのもこういった撮影方法は商品自体が透明な場合などにも覚えておくと便利なので自社で商品撮影を行っているショップはご参照下さい。

最近ではテレビなどの料理番組などで、レポーターが食べている姿とは別に「料理の物撮り」を行なって、より美味しそうな映像を目にすることもあると思いますが、簡単にラーメンなどの湯気を表現するのであれば、「黒い背景で撮る」これで湯気の表現はできてしまいますが、通常の料理写真の場合は、「自然な状態」で美味しそうに見える撮影手法が必要となってきます。
とはいえ今回はいかに湯気を写すかですが・・(笑)

まず、前提として重要なのは、撮影前の準備です。
例えば料理を仕上げてしまってから、写真撮影の段取りをしていては、暖かい商品も冷めてしまいます。
また湯気を表現したいからといって極限まで熱くする必要もありません。
これは季節や室温などを考えて湯気のベストな立ち昇り!?を把握しておきましょう。

あとは撮影のセッティングですが、基本は「逆光で撮る!」
照明機材などが無い場合は、窓際にテーブルを置いて太陽の光で料理が逆光に照らされる位置を探します。
下のレイアウト図をご覧下さい。
料理写真の撮影方法

完全に逆光にするのではなく、少し斜め後方から料理を照らす逆光気味にすると、料理の具材などが立体的になってより本格的な料理写真になります。
左側に設置しているレフ板は100円ショップなどで手に入るカラーボードなどで代用しても大丈夫です。
レフ板は逆光で撮るので、料理手前側が陰になり暗くなるのを防止するためにレイアウトしています。

準備ができたらいよいよ撮影ですが、カメラアングルにも気をつけて、料理の中身が見えつつ湯気も見えるアングルを探します。
これで手軽に湯気を表現しつつ温かみのある料理写真を撮ることができますよ。
ポイントとしては背景はゴチャゴチャさせずに、シンプルに仕上げることでさらに湯気の感じが引き立ちます。

撮影するカメラアングルを少し下げたり、上げたりすることで、カタログ本のような雰囲気に近づけていきましょう!
使用するカメラは自然光の場合、スマホでもコンパクトデジカメでもカメラは選びませんので、レシピ写真などを撮っている方は参考になれば幸いです。

逆光による撮影手法はこうした料理写真だけに限らず、人物や静物の商品撮影でも使い方や工夫次第で楽しい写真が撮れます。
自社で商品撮影をする時も高価な機材を利用することばかり考えるのではなく、撮るための思考を養うことでその人らしい商品写真になりますよ。
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レンズ交換式アドバンストカメラ

Nikon 1 J5スペシャルコンテンツ
http://www.nikon-image.com/sp/nikon1_j5/?cid=JJXNX001518


単焦点レンズが商品撮影に向いている理由

ニコンからレンズ交換式のアドバンスカメラが4月下旬に発売されますが、ちょっと商品撮影にフォーカスを当てて商品の説明をさせて頂きます。
まず、今回発売されるのはNikon1 J5という機種で当然J4,J3の後継機種になりますが、面白いのは「F値1.8の単焦点の新レンズキット」をメインに用意しているという点です。

もちろん、欲しいと思えば広角や望遠レンズを足すこともできますが、まず主力のレンズキットとして単焦点レンズを勧めている点です。
デジタル一眼レフカメラだと「レンズセット」で購入する場合は、「望遠レンズ」が標準だったりしますが、こうしたレンズは「何でも撮れる」メリットはありますが、「何でも平均点」というレンズともいえます。
大体カメラ好きの人は、カメラボディのみ買って、レンズは好きなもの装着するパターンが多いです。
その時、買い足すレンズで人気があるのが「単焦点レンズ」です。

話を戻してNikon1 J5は単焦点の新レンズキットが用意されているので商品撮影時にズームレンズ使用時のように湾曲などの煩わしいレンズのクセが少ないので、商品撮影に集中させてくれる強い見方になると思います。

商品撮影で簡単にボケ味のある写真が撮れる

単焦点レンズの特長としてボケ味のある写真が簡単に撮れることも見逃せません。
例えばアクセサリーや料理写真などで、優しいボケ味がある写真だと一層、商品写真の印象はアップします。
単焦点レンズのぼかし
とはいえ、単焦点レンズは当然、ズームリングで近寄ったり遠ざかったりできませんので、「自分が動く」しかありません。
一見、不便なような気もしますが、実はこうしたズームレンズに頼らない撮影者が動くという行動は、写真の構図を決める上で重要です。

撮影者が動かないで近づけてしまうズーム機能に慣れてしまうと、構図を考える思考が1方向になりがちになります。
単焦点レンズは動くことで様々な角度や構図を無意識に考えるようになるので、写真が上手になる近道でもあります。
商品撮影の場合は、遠くの風景写真を広角で撮るわけではないので、比較的被写体は撮影者と近い位置にあるため、「自ら近づく撮影」に適しているとも言えます。

4K動画を商品撮影で活かす

動画撮影と商品写真は別のもの・・・
と考えてしまいがちなので、写真としてカメラを使いたいから動画機能は使わないという人も多いと思いますが、4K動画の撮影解像度はすごく大きい!
例えば、4K動画で商品を様々な方向から流し撮りしておいて、後からベストなアングルを1枚の写真(動画の1コマ)として切り出すなんて技も使えます。
ベストショットを撮りにくい子供やペットを4K動画で撮ってベストな1コマを探すみたいな感覚です。

レンズ交換式のアドバンスカメラは現在各メーカー様々なものが出ていますが、カメラ好きの感覚を刺激するf/1.8単焦点の新レンズキットをラインアップの主軸にしているNikon1 J5は注目しておきたいカメラの1つですね。
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ネットショップの商品画像の色について
ネットショップを運営されている人にとって、ネット掲載時の商品の色合い表示は、消費者からの返品にも繋がる事項なので、悩みを抱えているケースも多いと思います。
本来、不特定多数のユーザーが、個々に保有している端末からアクセスするネットショップでは、ユーザー環境に依存してしまうため100%正確に伝えるという手段は残念ながらありません。
例えば同じiPhoneの同一機種を使っていても「明るさの設定」や「屋内・屋外」で見ているのか?こうした少しの違いでも色に対する印象は変わってしまいます。

回避法としては「モニター環境によって色合いに誤差が生じる場合がございます」など、商品ページ下部に表記する方法がありますが、今回はもう少し「色合いにを丁寧に伝える方法」をご紹介します。

色合いに影響を与えるのはモニターだけではありません
冒頭からモニターでの色合いの変化について書いていますが、実は商品写真の色合いに影響を与えるのはモニターだけではありません。
例えば正確な色再現ができるモニターであっても「フォトショップ」で画像を開いた時と、ネットを見るためのブラウザ「Internet Explorer」でも見え方は異なります。
つまり商品撮影を行なったスタジオ側が納品した写真をフォトショップで見ていて、納品先のお客様がWindows標準のビューア(画像をWクリックして開くソフト)でも誤差があるということです。

商品画像を見るための条件を提示する

モニター以外でも色合いが変わってしまうのであればお手上げだぁ~!と諦めず対処する方法として、「この環境で見てください」と消費者にサンプルを提示すれば良いのです。
テキスト文字で「モニター環境によって色合いに誤差が生じる場合がございます」よりも説得のある方法となります。
では、下のシャドーテスト画像をご覧下さい。
カラーチャート見本

この画像は適正なモニターで管理したグレーシャドーテストの画像です。
左から右まで9つのブロックに分けてグレー階調を表示しています。
もし、画像内の「MODELCODE」のアルファベット文字が上下2つとも見えなければ、モニターの明るさを調整する必要があります。

モニターの明るさ調整でもアルファベット文字が見えない場合は、フォトショップなどのカラー情報を読み込めるソフトを使ってみてください。
それでも見えない場合は残念ながらお使いのモニター環境では正確な色再現はできないと判断できます。

こうしたシャドーテスト情報の表示を行なうことで、ネットショップ側の問題なのか、消費者のモニター環境の問題なのかが、ある程度正確に判断できます。※
消費者からすれば、グレーシャドーテスト画像で文字が見えていなければ「実際の商品の色あいは違うかも・・?」と想像がつくでしょう。
※モニター設定でコントラストなどをいじってる場合を除く

まとめとなりますが、消費者にとっての指標となるカラー情報を提示する取り組みはネットショップへの信頼性にも繋がりますので、是非グレーシャドウテスト画像を表示利用することをお勧めします。

ご注意頂きたいのは商品撮影を行なうスタジオを見極めることです!
基準となるべき商品写真自体の色合いがおかしい場合は、前提から崩れてしまいますので正確な色再現を求めるのであれば安価な撮影業者に飛びつかないことです。
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AFフレームの自動ピント
先日、チラシ制作などでお世話になっている地元の料理教室のお客様からこんなご相談がありました。

「写真を撮るときにピントがゴチャゴチャになる・・・」

自身でカメラを買って撮影することを勧めた手前・・実際お伺いして撮影風景を見させて頂きました。
カメラは先月購入されたキャノンのキスデジ、故障ということはまず考えられない。

撮影者を見てみると、フォーカスが合った音がしてから、すぐにシャッターボタンから指を離して、カメラを離したりしてピント合わせをやり直す動作を繰り返している・・・
どうやら上手くピントを合わせたい箇所にピントがきてくれない模様でした。

カメラ設定を見てみると案の定、AFフレームが自動ピントの設定になっています。
このAFフレームの自動ピントはデフォルトでは「カメラが自動でピントを合わせる」設定になっていて、手前にピントを合わせたいけど、奥に合ってしまったりと任意の場所にピントを合わせたいときは厄介です。・・動きの早い被写体の場合は厄介ではありません(笑)

まずは下の図を見ていただくと、ファインダーを覗いたときに見える四角のボツボツ・・これが測距点といってピントが合った時に赤く光ります。(設定による)
ファインダー内のAFフレーム
しかし、このままカメラ側の自動ピントになっていると任意の箇所でピントを決めることができないので、AFフレームを中央一点に限定します。
詳しくはお持ちのカメラの取扱説明書をご確認下さい。

こうした中央一点を利用した撮影行動で注意したいのは、構図を決める順番です。
全部カメラ任せのオートで撮っている人に多い傾向が、最初に構図を決めてからシャッターを切るという順番です。
スマホでカメラを向けて構図を決めてからピントを合わせたい箇所を画面でタッチして撮る、これも同じ行為です。

中央一点の場合は最初にピントを合わせたいところでシャッターを半押ししてから構図を決めて撮ります。
微妙な違いですが、スマホ世代は意外と慣れないようです(笑)

AFフレームの中央一点での撮影方法
上の画像のような順番で撮影を行なえば、狙った箇所にピントが合って、意図した構図で撮ることができます。
これでもピントが合わない場合は、被写体に近づき過ぎていたりすることもあるので、お持ちのレンズの最短撮影距離を調べてみるの良いでしょう。

今回の事例は、「こんなことで迷うんだ!」と少し衝撃でしたの記事にしました。
まだまだ、撮影業者が当然と思っていることがそうではない!ということが多くあるかもしれないと教えられた気分です。

とはいえ、カメラの取扱説明書に載っているといえばそれまでですが、カメラを買ったらすぐ撮りたくなってしまって、分厚い取説を読みたくないですよね(笑)
ご興味がある方はご参考にして下さい。
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腕時計などの光沢物の商品撮影
以前、商品撮影用のボックスをダンボールをなどを利用してお手軽に作ってしまいましょう!という記事を書きましたが、商品撮影ボックスで腕時計などをそのまま撮ると「平面的な写真になってしまう」とのご相談があったので、追加で解説してみます。
ちなみにご相談者は市販のボックスを利用されていたようなので、既製品または自作の商品撮影ボックス共に使える撮影テクニックとしてご参照下さい。

まず、「平面的な写真」とは何か?ですが、商品撮影ボックスは基本的にボックス内部は「白(ホワイト)」になっているため、照明の当て方で陰影を出したとしても、コンパクトデジカメなどの場合は設定によっては露出などが上がってしまい、照明効果が出しにくい場合があるようです。
またトップライトのみで撮影した場合も、光が腕時計全体に回ってしまって、これまた陰影の無い商品写真になってしまいます。

ではどうするか?
答えは単純ですが、腕時計自体の光沢部分が平面的に見えているということは、「ボックス内の白がそのまま写り込んでいる」のでそこに黒を混ぜると商品自体に写り込む色が黒と白になるので、立体感や高級感が出ます。

具体的に商品撮影ボックスの作成例を見ながらご説明します。
商品撮影ボックス
図のようにボックス自体は前回と変わりませんが、内部に黒い紙を貼り付けています。
これで腕時計の光沢部分に黒い紙が写り込むという仕掛けです。

黒い紙の配置場所は、実際に商品を置き、「撮影する位置」からじっくり観察して、黒紙の配置場所やサイズを決めましょう。
商品の置き方によっては、商品撮影ボックス内部の横ではなく前面や天井部かもしれません・・ここはセンスですのでイメージを膨らませて頑張ってください!

白と黒の紙を写り込ませて納得いくポジションが決まったら撮影するのですが、ここでポイント!
撮影者(カメラマン)が写り込まないようにカメラポジションが決まったら「レンズ穴」を上記図の右側のように作って目隠しをしておきましょう。
せっかく綺麗に白黒を表現できても人(撮影者)も写ってしまっては残念です。
目隠し用の紙にも最終的な仕上がりとして白黒の写し込みを考えておくとベストです。
(目隠しペーパーの半分は黒など・・)

こんな感じで腕時計などの光沢物は作業を進めると立体感を出すヒントが見えてきますが、面倒な作業です(笑)
今回は黒い紙で陰を表現しましたが、時計の光沢部分の色再現などの理由で「黒ではダメ」ということもあるかもしれません。
そうした場合は、アルミホイルなどの銀色の素材を写し込むなど工夫が必要です。

「素材を引き出すための素材選び」も商品撮影の醍醐味だったりします。
ご参考になれば幸いです。
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商品撮影にとって大事なことは何ですか?
と聞かれれば大半はカメラや照明などの撮影機材のことや撮影テクニックのことが書かれることが多いですが、個人的に商品撮影に必要なことは撮影までのプロセス、つまり「下準備」でしかないと考えています。
どんなに最高のモデルを使っても下準備ができていなければ撮影は止まってしまいます。
また撮影についての機材選びなどは経験則に基づくことが多く、そんなことは極論、お金で解決する問題です。

しかし、撮影に至るまでの商品への理解を深めるための行動はお金では解決できないため、地味に調べて自ら学ばなければ撮影物に対する「撮るための下準備」はできません。
例えば私事で恐縮ですが、女性アパレルの撮影をメインとして行っているので、大体、女性誌を月に10冊ほどは目を通しています。
当然、男性ですので(笑)、服を見て「可愛い~」とトキメクことはなく(笑)、客観的にモデルさんの雑誌別のポーズの傾向や写真の撮り方の流行などをチェックしています。
またネットショップについても、いわゆる「売れているショップ」でのモデル起用傾向や商品画像のレイアウト方法などもチェックの対象としています。

この手のことはアシスタントに任せればいい、という考えもありますが、撮影者が自分の目で見て確かめた情報は、口頭で聞いた情報よりは確実に浸透します。
商品撮影と下準備
撮る側が商品に対しての知識が低い、この場合は商品をたくさん撮っている回数ではなく、理解力です。
いくらたくさん服を撮っていても、あくまでも商品を綺麗に撮る技術があるだけで、商材に合ったアプローチができているとは限りません。

昨今は撮影業務についても「効率化」という点でスタジオ側が勘違いしている例も多いと感じることがあります。
そもそも撮影作業は効率だけを重視していくと「写真のオリジナリティは損なわれる」この事実は明白です。
例えるなら写真サービスのコンビニ化というか・・手軽に簡単に撮影して納品する!?
便利といえばそれまでですが、その先に待っているのは「どこにでもある商品写真」になっていくことでショップの個性は無くなっていく。

今回は撮影に対する「思想的な下準備」について書きましたが、物理的な下準備(撮影前の作業)の効率化を図っているケースも多いので、こういったサービスが是か非かは利用者の考えに委ねるとして、個人的には昔ながらの写真屋さんのスタイルは残していきたいものだと思います。

写真撮影は手間のかかる作業と分かって商売していれば、面倒だとは感じないのですが、何ともデジタルな時代なのですかね。
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ハイエンドコンパクトデジカメ!?それともスマートフォン?どちらの機能も持った新ジャンルなカメラが気になる!
Panasonicのカメラ関連だとデジタル一眼レフカメラのDMC-GH4が話題になって、個人的にも注目しているメーカーですが、このLUMIX(ルミックス)DMC-CM1は、「コミュニケーションカメラ」とジャンル付けされていて、カメラ好きにはたまらないゴツゴツしたレンズを搭載した一眼レフ相当の写真も撮れるアンドロイド系スマホ!?になっています。
意味不明な新ジャンルなので詳しくは動画をご覧下さい。

スマホで写真を撮らないカメラ好きも巻き込むかも・・
私事ではありますが、持っているスマホで写真を撮る機会はほとんど無く、ロケ先のメモ程度に撮って捨てるのがスマホのカメラ機能の使い方です(笑)。
理由としては、画素数的にスマホに期待している訳でもなくiphoneが綺麗に撮れるといっても本気で撮るにはオッサンには魅力に欠けるのが正直なところ。
遊びで撮るならホルガの方が中版フィルムのドキドキあって楽しいと感じてしまいます。

それはさておき、LUMIX(ルミックス)DMC-CM1は所有しているNIKONのAPS-C機を凌ぐ1.0型のセンサーサイズを搭載して、おまけにライカのレンズです・・本気??
この恩恵として、スマホでは実現しにくい一眼レフカメラ独特の「ボケ味のある写真」もキチンと撮れる。
おまけにRAW撮影でシャッタースピードや絞り、ISO感度などすべてフルマニュアル設定+4K動画も撮れるとなると心躍ります。

スマホ写真の便利さも兼ね揃える驚きの機能
カメラ部分だけでなく、スマホユーザーでも嬉しい機能が裏側のタッチパネル、SIMフリーのアンドロイド端末になっているので、電話やメール、LINEだって何でもできる。
撮った写真をSNSにアップすることも全然OKなので、もうスマホとコンデジ2台持つなんてことは必要ないかもしれません。
それでもあなたはアップルを指示しますか?(笑)と問いかけたくなる国産メーカーの頑張りっぷりです。

大きさや使い勝手はどうなの?
これだけ面白い機種は、長所短所はありますが、大きさやインパクトはかなりあります。
しかし、カメラ好きにはこのくらいのメカニカルな風貌でなければ逆に受けないでしょう。
感覚としては、高品位なコンパクトデジカメをスマホと融合させた感じなので、気軽に質の良い写真を撮って楽しみたい人にはストライクだと思います。
RAW画像が撮れるスマホなんてメーカーのチャンレンジ精神が伝わってワクワクしますね。
あとは価格です!10万切ってくれたら即買いなのですが、世の中そんなに甘くない(笑)

やっぱり写真撮るなら外側が黒とシルバーで締まったカラーだとテンション上がりますよね~
パナソニック恐るべし!そして国内2000台のみの限定販売も恐るべし(笑)
お店で見つけたら即買うかどうかの選択を迫られる緊張感!?

なんか商品紹介になってしまいました。
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ガラスボトルの撮影テクニック
商品撮影で難度が上がる商品として光沢物やガラスなどの透明性の高い商品がありますが、自分で撮影しようと思うとちょっとした仕掛けが必要になることもあります。
今回はガラスやボトルなどの光の透過率が高い商品を撮影するときに使える仕掛け(手法)についてご紹介します。
この仕掛けは商品撮影のテクニックというよりは、プロの現場ではちょくちょく出てくる撮影方法なので、覚えておきましょう。

前置きとして、この撮影方法を使うシチュエーションですが、
・ガラスやボトルをしっかりと浮き出させたい
・ボトルの中に背景が透けて写り込まないようにしたい

この2つの条件が揃ったらチャレンジしてみても良いかもしれません。

まずはガラス素材のボトルがあったとします。
背景を白く飛ばして後で加工することを前提に、撮影照明のセッティングをします。
そのまま撮影すれば、ボトルに当たる光量によっては、透明感が出すぎてしまうことがあります。
そこで、ちょっとした仕掛けを施します。
商品撮影テクニック
上の画像のようにボトル型に切り抜いた紙をボトル裏側に貼り付け、正面から見たときには見えないように工夫します。
そのまま最初の背景を白く飛ばすセッティングと同じように撮影すると、ボトル中身の透過率が減少し、ボトル自体の輪郭も出てきます。
「でも、ボトルの中身の透明感も少し出したい・・・」という場合は、貼り付ける紙をトレーシングペーパーなどの薄いものに変更して撮影をすると微かに透ける状態を演出することもできます。
また、型紙を半分にして撮影し、左側は透過させる、右側は透け感を出さないように細工することで立体感の演出性も増します。

簡単にご説明しましたが、こうした光沢感+透過性の高い商材は、単に照明を当てただけでは、質感を表現することは難しくなります。
例えばこれが数十点、数百点と増えた場合、その都度、商品の形状に合わせた型紙を制作していくことを想像すると、1点にかける撮影時間や労力を考えると通常の商品群に比べ光沢物ジャンルの撮影料金が高くなるのは理解して頂けるでしょう。

商品撮影は「どの部分に重点を置いて伝えるか」で撮影手法は変化していくので、こだわれば際限の無い作業となります。
どのレベルで撮影を進めるかはスタジオ個々の判断となりますが、どんなジャンルも同じ撮影セッティングで撮る価格重視のサービス提供との差が出る部分だと感じて頂ければ幸いです。
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写真撮影で起こるフリッカー現象
商品撮影をしていて、たまにこんな現象ございませんか?
連続してシャッターを切っていて1枚目と2枚目の「色あいがおかしくなっている?」続けて数枚撮ってみると、また同じように「何かおかしい!?」、カメラの設定自体は変えていないのに枚数を重ねると明らかに色合いが変わってしまう場合は、「フリッカー現象」が影響しているかもしれません。
現在の撮影光源が、「蛍光灯で撮影している場合」はこの現象を疑ってみても良いでしょう。

フリッカー現象とは何か?
蛍光灯は日常目にしているときは「点灯(ずっと光っている)」ように見えますが、実際は「点滅」を繰り返しています。
よく見るケースとして、テレビやパソコンの画面をムービーで撮った時に縞模様や点滅してしまうのもフリッカー現象です。
電源には「ヘルツ」という電気信号の周波数があり、東日本では50ヘルツ、西日本では60ヘルツとなっています。
家電用品を購入する際に目に触れる機会もあると思いますが、これが蛍光灯の点滅回数に影響を与えていて、東日本では100回/1秒、西日本では120回/1秒という点滅を繰り返していますが、人間の目には光っている(点灯)という状態に見えています。

写真撮影でなぜフリッカー現象の影響を受けるのか?
デジタル一眼レフカメラの場合、シャッタースピードの設定があります。
例えばシャッタースピードの設定が1/250秒や1/500秒の場合、蛍光灯の点滅の間隔の隙間にシャッターが切れる場合があります。
下の図を見ていただいてどのタイミングでシャッターが下りてしまうのか?をご確認下さい。
フリッカー現象の原因
図のように蛍光灯が光る、消えるの隙間でシャッターが切れたり、また光っている時、消えている時のランダムなタイミングで撮っていると写真の色がおかしくなっていきます。

撮影時のフリッカー現象を防ぐ方法
まず簡単にフリッカー現象を防ぐには「シャッタースピードを遅くする」ことです。
商品撮影の基本マニュアルなどにあるシャッタースピード設定を1/80秒にしましょう!とあるのも蛍光灯下で撮影する人が多いのでフリッカー対策としても有効です。
あとは、LEDに変える、または蛍光灯自体をインバーター仕様のものに変えます。
インバーター使用の蛍光灯は点滅回数が通常のものに比べ圧倒的に多く1/500秒程度のシャッタースピードではフリッカー現象は起きません。
撮影スタジオで使用している「定常光」はこうした撮影に影響しない光源が使われていることがほとんどです。

蛍光灯の光で撮影するときは上記の点を注意しておくと、撮った写真の色あいが変わってカメラの故障かとドキドキすることも無いと思います。
たまに寿命を迎えている蛍光灯がチカチカしているのを見て「フリッカー現象」を思い出しましょう(笑)
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モデルコードの商品撮影が続く理由
数ある商品撮影サービスの中で弊社、つまりモデルコードドットコムが続いている理由について考えてみました。
というのも、おかげ様で今月で8年目に突入することもあって、弊社がスタジオ撮影を行なってきた過去から現在を少し感慨にふけります(笑)

商品撮影サービスとして過去から現在を振り返ってみると、この商売は2つの流れになっていると感じています。
1つの流れとしては大手をはじめとする「低価格重視派」があり、ネット上での露出度はもちろんですが、分かりやすい点としては1カット分の料金を安価に見せることで顧客を増やすタイプです。
もう1つは、そうした大手に負けないように無理に価格破壊にチャレンジして自滅していく「真似したら失敗した派」です。

モデルコードは撮影に関しては、儲けを重要視していない。
こう書くと薄利多売と誤解されてしまいますが、弊社の場合は、例えば1件も撮影が入らなくても潰れません(笑)
つまり商品撮影は業務ジャンルの1つのサービスであって、本筋は地元の企業向けのデザイン業務がメインですので、必要としているショップがあれば撮影を行なうスタンス。
こうした点で、通常のスタジオ撮影サービスとは少し路線が異なります。

とはいえ、撮影自体を軽視していることは無く、写真の仕上がりについてはデザイナー目線で自社他社問わず「いけてない写真」の線引きは厳しいです。
私自身、昔デザイン業務だけ行っていた時期は、現在弊社を利用して頂くお客様と同様に写真は外注にお願いしていました。
しかし、実際に数社の写真を見てみると「自分で撮った方が綺麗だな・・」と上から目線で思ってしまったことがモデルコードをスタートさせるキッカケでした。

デザイン業務を行なう際に「写真」は特に重要な素材です。
補足すればそれだけトップレベルの商業写真については業務上、大量に見ています。
1枚の画像に○万円を払うことも当然ありますが、金額に見合った写真品質があるからです。

ネットショップ向けの撮影サービスを見てみると「この品質やモデルでこの価格は無いでしょ!」と突っ込みたくなるケースも多いですが、そこは需要と供給のバランスなので特に否定はしませんが、写真に何を求めるかはお客様の主観に頼ることになります。

モデルコードでは失礼とは思いつつも「値段のみの交渉」をされるお客様は「他社へどうぞ」と促すケースもあります。
こうした金額のみを重視する依頼者を断る理由は3つあります。
1つ目は弊社の撮影料金は他社と比較しても高いわけではなく、むしろ平均より少し安いと感じています。
2つ目は「モデルコードは撮影が無くても問題ない経営」なので、他社より価格競争で勝り、顧客を獲得することに何の喜びもありません。
3つ目は、理由としては一番重要ですが「価格重視のお客様と長く取引が続くことは無い」ということを経験上知っているからです。

モデルコードのオープン以来、ずっと利用して頂いているショップは「価格だけの交渉」をする人は1件もいません。
つまりモデルコードを気に入って利用して下さっていて、価格は相場であれば良いという感覚の方が多いということ。
逆に価格を重視して商品撮影サービスを探してコロコロ業者を変えているショップは長くて2年くらいで閉店している。
経営者や担当者の「物事の考え方」というのは長く続くショップとそうでないショップという点で何かしら意味があるのかもしれません。

今の時代の流れというのは、マスメディアなどで他社との差別化など謳われることが多いですが、個人的な感覚として昔ながらの「顧客と公平且つ真摯に向き合い、サービスを提供する運営」を行なえば、ライバル他社が価格重視などで「安くするからお立ち寄りください!」的な差別化を図ってくれるので、なぜか普通にやってるだけでそれが個性になってしまう状況にあるモデルコードって幸運なのかもしれません。

ネットならではの販売戦略や広報活動があることは、15年以上ネット業界に携わっているので十分理解できますが、「小手先よりも中身」という感覚は現在のネット上ではまだまだ重要度が低いとも感じています。
モデルコードドットコムの商品撮影サービスが続く理由は、もしかしたら顧客件数よりも顧客の資質を見てきたからかもしれませんし、利用するショップの方々も表面上のサービス品質ではなく作業工程などの実質的な満足感を得たいと思う客層がたくさん存在している証拠なのかもしれません。

写真は人間が撮るのですから、撮影サービスの運営方法も人間っぽい提供を重視して今後も続けたいと思った次第です。
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ネットショップの商品写真
タイトルからして少し奇抜ですが、ネットショップの中には「綺麗な商品写真」を使っても売れないショップは存在します。
単に商品撮影の方法やSEO対策だけの要因だけではなく、「商品写真の見せ方」で失敗している例もあるので、今回は商品ページを作る上で訪問者に与える「印象の違い」について触れていきたいと思います。

商品ページを作成する際、写真に文字などを入れて「見栄え」を良くしたり「商品説明を兼ねた加工」をする場合がありますが、商品写真に文字を入れるときに、とにかく伝えたいことを黒い文字で書き込むだけでは消費者から見ると「画像がうるさく」なり逆効果になる場合があります。
例えば商品画像を見ているつもりが文字が真っ先に視界に入ってきて、伝えるべき商品がスッとイメージできない・・
文章よりも実際の事例をもとに解説いたします(笑)

まずは下の2枚の画像をご覧下さい。
文字色による商品画像の違い
両方共、同じ写真を使用して同じ文章(文字)を打ち込んでいます。
変わっているのは「文字の色」だけです。

左側の画像を見るときに、目を閉じて、パッと画像を見たときに「HEADPHONE」という文字が飛び込んできます。
逆に右側の画像ではモデルの表情やヘッドホンに視線が向かうのを感じて頂けると思います。
同じ写真なのに人間の印象というのは面白いもので、1箇所文字が追加されるだけで別画像にすら見えてきます。

通常、ネットやスマホで閲覧するユーザーは画像を見る時間は一瞬です。
縦スクロールで素早く下まで移動したときに一瞬、目に入るのが「画像」か「文字」か?
その一瞬で、「何を見せるか」を考えることで商品ページの構成は変わります。

上記のサンプル写真を例にとれば、左側の画像では「説明や仕様」を付記すれば伝えたいのは「文字」となり、右側は「商品を見せる」という区別ができます。
商品ページのデザインとは、何が何でも伝えたいことを目立つ文字色で見せれば伝わるということではなく、消費者に「商品イメージを定着させて説明する」画像レイアウトが必要になります。

そうした戦略的なページ構成があって、はじめて消費者は「何か使いやすいショッピングサイト」という印象を無意識に抱きます。
商品写真はあくまでも素材ですので、どう料理するかはショップ経営の肝になるのかもしれません。

どれだけ撮影に費用をかけて綺麗な商品写真を手に入れても最終的なページ構成で「伝わる写真が伝わりにくい写真」にしてしまうこういった、よくあるミスを避けることで、1度自社のネットショップの商品ページを目を閉じてパッと視界に入る画像が何か?を検証してみると新しい発見があるかもしれません。

余談ですが、私がデザインをする上でよくやる手法ですが、フォトショップでデザイン画ができたら、机から2~3mほど離れて遠くから見ます。
それで目立つ画像が伝えたい画像では無い場合は再考しています。

興味がありましたらお試しあれw
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