商品撮影のMODEL CODE.com(モデルコード)
 
  1. HOME
  2. March 2015 の商品撮影のヒント集・投稿記事リスト

商品撮影のヒント集アーカイブ

商品撮影のヒント集のMarch 2015 のアーカイブ一覧です。
写真をネットプリントする
自社で写真撮影を始めて、プリントした写真を見たいと思ったことはありませんか?
もちろんお持ちのプリンターで出力しても良いのですが、画面で見た感じと実際に出力した写真の印象が「う~ん、いまいち・・」なんてこともあります。
私たちのような業者はカラープロファイルの設定などで、自社のプリンターで出力して仕上げることもできますが、枚数が多い場合などはお手軽なネットプリントを利用することもあります。

さらに枚数的に、何百枚も出力する場合は印刷屋に出してしまいます。
インク代や印画紙代を考えると確実に安い!(笑)

通常は何百枚も印刷することは無いと思いますので、今回はネットプリントサービスを利用するときに覚えておくと良い!、つまり自分らしい思い通りの写真をプリントアウトできる方法!そんな記事です・・
では、難しいカラープロファイルなんたらの話は、全部置いておいてw、
「カメラのキタムラ」のネットプリントサービスを利用するL版プリントの注文方法をご紹介します。

まず、「カメラのキタムラ」のネットプリント(WEB注文)ページに行き、デジカメプリントを選びます。
そうすると、下記のような「サイズ・枚数の設定」画面になりますので、プリントしたい写真を選んでいきます。
ここで!ポイントです!
ネットプリント画面

一般的にネットプリントサービスの注文画面では「色補正」については「お任せ(自動)」になっていますので、画面赤枠の「色補正を変更」ボタンをクリックします。
すると、次のような画面が出てきますので「OK」で閉じます。
ネットプリントで色補正
これで撮影者が撮ったままの色合いに近づけてプリントアウトしてくれます。
但し、自分の色補正に自信が無い方やモニターが正確な色を出せないなどの場合は注意が必要です。

こうして注文することでお手軽なネットプリントでもある程度画面で見たままの色合いで出力されることが多いです。
経験上ですが、こうしたネットプリントを利用できるサイトは数多くありますが、色補正が任意で行なえるものと、そうでないものがあるので、好みに合わせて活用してみてください。

商品撮影は単にネットで利用する目的の写真データで、デジタルデータとして見ることも大事ですが、出力してアナログ的に見てみると商品写真から販売のヒントが見えてきたりと、多角的に物事を見ることの大切さが分かったりするので、「いい写真が撮れた!」と思った時は、ネットプリントをしてみることをお勧めします。

何より撮影データというのは自分でパソコンなどを立ち上げて自主的に見にいく写真、まさしく保存場所からしてデジタルデータですが、対してプリントアウトした写真は自然と目に触れることができる点で、受動的な意味合いが濃く、全く世界観が違って見えます。

ってフィルム写真が大好きなだけでしょうか・・(笑)
良い写真はプリントして楽しみましょう!
このエントリーをはてなブックマークに追加
商品撮影の画質について
商品撮影サービスを展開するスタジオには「高品質・高画質」をウリにしている業者も多く存在しますが、撮影業者を選ぶお客様の立場からすれば、「高画質な写真の方がいい!」と思うことは自然で、そうしたキャッチコピーは業者を見極める判断材料になることもあると思います。

では果たしてネットショップ向けに画像を使用(Web上での画質に特定)した場合、高画質と呼ばれるものがどれだけ低画質の写真と見た目上の違いが出てくるものなのか?
今回は実験を兼ねて検証していきます。

ネットショップ向けの商品撮影で写真データを受け取る場合は「JPEG画像」が大半です。
ファイル拡張子を気にすることはありますが、JPEG自体の「写真画質」については元となる画質が分からない以上納品先が判断することは難しいと思います。
まずは、JPEG画像を100%の最高画質~20%の低画質で書き出した場合の「見た目」の違いを確認してみてください。
JPEG書き出しの画質の違い
左の写真から最高画質~低画質になっています。
これぐらいの縦横サイズだと大きく画質の劣化を認識することは難しいと思います。
敢えて違いを書くならば、背景のグレーのトーンが異なるくらいでしょうか?・・・

「イヤ!これは縦横サイズが小さいから目立たないだけだ!」
と感じる人も多いと思いますので、次に楽天市場などの商品ページ画像で多く使われる横幅600px程度のサイズで「低画質20%」を拡大してみます。
低画質サンプル拡大

いかがでしょうか?低画質・・ひどく写真的に劣化して見えますか?
印象的には256色のGIF画像の品質と対して変化がないのでは・・・?

これは「低画質20%」ですので、「中画質50%」で同じように拡大すれば更に画質は向上します。
つまり、ネット媒体で使用している限り、「高品質・高画質」などの一瞬ステキに感じるサービスも目的によっては撮影業者を選ぶ優先度としては重要項目では無いということ。
写真の高画質を気にするのは印刷目的をメインとするケースであって、ネット利用の場合、JPEG画像100%で納品されていれば「すべてが高画質」とも捉えることができます。
撮影スタジオ判定の基準に「高画質」の項目はネット利用の場合は意味が無い。

撮影業者を選ぶ基準は「高画質やどんな高級機カメラで撮っているのか?」ではなく、「どのような撮り方をしているのか?」の方が遥かに重要です。
例えば、高級機カメラでA0サイズのすごく大きな写真をネット用として納品されても困りますよね(笑)

商品写真は「画質やカメラ」などの機械的な部分を重視するのではなく「撮影手法」と考えると業者を選ぶポイントが見えてくるのかもしれませんね。
このエントリーをはてなブックマークに追加
画像を綺麗にリサイズする方法
商品撮影で仕上がった写真の処理として、縮小などのリサイズ処理は欠かせないものですが、大きく撮影した写真をグッと縮小すると輪郭などが「ぼやけて」しまって「眠たい印象の写真」になってしまうことがあります。
今回は、綺麗に画像を縮小するリサイズの基本技をご紹介いたします。
使用するソフトはPhotoshopまたはPhotoshop Elementsを使っている人が多いと思いますので、これを前提とします。

まず対象となる画像ファイルをフォトショップで開きます。
続いて上部のメニューから「イメージ」→「画像解像度」を選択して、次の画面を表示させます。
リサイズ画面

画面が表示されたら下部のプルダウンメニューから「バイキュービック自動(縮小に最適)」または「バイキュービック法」を選びます。
最後に縮小サイズを決めて「OK」で終了です!、非常に簡単にです(笑)
これで綺麗な画像の縮小リサイズを行なうことができます。

以前の記事で「レイアウトした画像」に対して縮小をして「シャープ輪郭」で画像を仕上げる調整方法をご紹介しましたが、これは単純にリサイズをかけるものです。
使い方としては、画像のリサイズ処理を自動化して一気に何百枚もリサイズする場合に効果的です。

では実際に1800pxの画像を600pxに縮小リサイズした画像をご覧下さい。
バイキュービック法によるリサイズ

ご覧のように元画像からのシャープ加減などの劣化も目立たない状態で縮小されました。
この「バイキュービック法」は、ぼやけた画像にならない点とギザギザ感も少なく、対象がどのような写真であっても高クオリティな結果が出せるリサイズ法です。
通常フィトショップではリサイズ時のデフォルトに設定されていることが多いので、特に注意する必要はありません。
しかし、滑らかな質感の商品写真の場合、例えばクリームなどを表現する化粧品などの写真をリサイズする際は、「バイキュービック法」ではなく「バイリニア法」が良い結果が出ることもあります。
もう少しアパレル商品に例えて書くと、細かいボーダー柄なども、「バイキュービック法」ではギザギザが目立つこともあるので、「バイリニア法」を使うこともあります。

いずれも実際にリサイズ処理をしてみて、効果的な方を選択することでイメージ通りに仕上げていくと良いでしょう。
基本的に紙媒体への撮影を多く行なっているスタジオではリサイズの精度も高いことが多いです。
もし撮影業者から納品された画像が「何かボヤけている・・」と感じた場合は、業者側にリサイズ処理の精度を上げるように要求しても構いません。

余談となりますが、今回使用したソフトはフォトショップを例にしましたが、「バイキュービック リサイズソフト」などで検索すると無料で使えるソフトもございますので、活用してみてはいかがでしょうか?
このエントリーをはてなブックマークに追加
写真の構図というと、何だか難しい話になりそうですが、1つ覚えておくと感覚で撮っても「何となく納まりの良い写真」にすることができます。
一眼レフカメラのファインダー表示には「グリッド(格子状の線)」を表示させていて、撮影時に構図を見ながらシャッターを切ることもできます。

よくある「構図をズラす例」として、初心者の方がやってしまいがちなのは「斜め構図」、極端に写真に角度をつけて演出効果があるように見えますが、第三者から見て、「単にカメラをホールド(固定)できなかったの??」と誤解されてしまうようなセンセーショナルな構図を覚える前に「三分割構図」を覚えましょう。
まずは下のイラストをご覧下さい。
三分割構図
カメラのファインダーを除いて画面を3つに分解して交わる点A・B・C・Dに被写体の中心となる部分を合わせていきます。
これが写真の基本中のキホンの「三分割構図」です。
ポートレートでいえば、顔ですね、さらに人物を強調したければ目元でもいいかもしれませんね。
カメラは縦位置でも横でも構いませんが、交わる点に注意しながら撮るとステキ写真に変身します。
例えば、商品写真で「顔の横に注釈やキャッチコピーを入れたい場合」などは、予め商品画像の完成を意識して撮ると、トリミングなどをしなくて済むので、編集作業も効率的に行なえます。
イメージ写真などの場合、全体的に街並みが写っていて、その中で人物が小さく写っていても「街並みでも人物が目立つ」そんな写真は大体この「三分割構図」を応用しているケースが多いですよ。

では実際に三分割構図のA地点を基準として構図を整えてみましょう。
三分割構図を利用した例
いかがでしょうか?
アクセントとしての花も適度に写っていますが、写真全体の割合はモデルさんが多く占めているのが分かると思います。
ちなみにB地点に移動させれば「よりモデルさんを強調した写真」になります。
具体的な動作としては、オートフォーカスの場合は、まず被写体に合わせてシャッターボタンを半押しにして、そのまま三分割構図の交わる点へ被写体がズレようにして、シャッター全押し!これでOKです。

綺麗な構図で写真を撮るなら、まずは縦と横を意識して「三分割構図」を取り入れると写真撮影がもっと楽しくなりますよ。
最後にアレンジを加えた構図のサンプルをご覧頂き構図の深さを楽しんでください。

さてこれは何構図でしょう?
構図の応用サンプル
単純に被写体を中心に置いてもタテヨコを意識すれば、自分なりの好きな構図が見えてきますよ。
このエントリーをはてなブックマークに追加
マニュアルモードで商品撮影をする
デジタル一眼レフカメラを使って商品撮影を自社で行なっている場合、「オート設定」から抜けられない人も多いようで、撮った写真を見てみると、ピント対象や環境光などにより写真の明るさがバラバラになってしまうという相談があったので、少し回避法をご案内します。

こうした場合「デジタル一眼レフカメラ1台のみ」で撮影を行なっているケースが多く、カメラ以外の機材は無く、撮るたびに露出が変わっているようです。
例えば「オート設定」で黒い商品に露出などを合わせた場合と白い商品に合わせた場合では仕上がりにムラができますので、これを回避するために基準になるカメラの設定情報を割り出します。

はじめに、色は何色でも構いませんので基準となる商品を置いて実際にテストとして撮ってみます。
この時は商品にピントを合わせてシャッターを切ります。

撮れた写真をカメラのモニターで見て、納得できる明るさ(露出)になるまで何枚か続けます。
「いい感じ」の写真の明るさになったら、次にその画像をパソコンに取り込みます。
ウィンドウズの場合、画像の上で「右クリック」をして、「プロパティ」を開き、「詳細タブ」をクリックしてカメラ情報を見ます。
プロパティを開くとこんな感じです。
カメラ設定情報
Exif情報として今撮った「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」など情報が表示されています。
この情報をもとに、カメラ側を「マニュアルモード」にして、表示された設定値に合わせていきます。

この設定で撮影すれば余程大きく被写体(商品)の色反射率が変わらなければ、明るさがバラバラになることを軽減できます。
但し、日照時間や撮影環境により光量が変わる場合は適宜調整します。

この方法は、マニュアルモード以外で、何となく気分で設定している人などは、カメラ設定を数値できちんと理解して状況に合わせたマニュアル設定を覚えたい場合に役立ちます。
あくまでもマニュアルモードの入門用として参考にして下さい。

上手く撮れる場合とそうでない場合がよくある人は、数字から見直すことも大事です。(やみくもに撮っても上達はしません)
カメラ側できちんと露出などを固定していれば、モデル撮影などの動く被写体でも一定の仕上がりにすることができます。

AEロックで露出を固定するという手段もありますが、バンバン数を撮る場合はマニュアルで数値を落ち着かせる方が楽だと思います。
フォーカスリングやシャッターボタンなどの指の動きに余裕が出てきたら、さらに狙い通りに露出を固定できる親指AEロックにチャレンジしてみて下さい。
あ、この方法はまた別の機会にw・・
このエントリーをはてなブックマークに追加
出張撮影サービスについて
ネット上で商品撮影サービスを展開している場合、多くは「商品をスタジオに配送して、撮影代行を行なう」という流れになりますが、取り扱う商品の性質や数量などの都合上、カメラマンに出張撮影を依頼するケースもあるかと思います。
アパレル商材でいえば、コーディネート商品が多くランダムに変えたり、撮影場所などが具体的に決まっている場合もあるでしょう。
こうした出張撮影サービスは便利な反面、抑えておきたい注意ポイントがあることも事実です。

撮影サービスを行なうスタジオには当然カメラマンが在籍していますが、「全国出張」と記載されている場合、撮影サービス提供元の規模も考慮することが賢明です。
例えばスタジオ所在地が東京で、「全国どこでも出張します!」と記載があって、依頼元が鹿児島の場合、出張可能エリアではありますが、直接東京から鹿児島にカメラマンが出向くのか?、そこのスタジオの契約カメラマンが出向くのか?によって大きく違いが出る場合があります。

つまり、どれだけ撮影サービスのサイト上で「雰囲気の良いサンプル写真」が公開されていても、実際派遣されるカメラマンが撮ったものではない可能性もあるということです。
最悪の場合は、撮影技術や経験の浅い「アルバイトカメラマン」が来るケースもあります。

単に「アルバイトカメラマン」を否定する訳ではありませんが、依頼主の立場からすれば、「雰囲気の良いサンプル写真」を見てオーダーしたのであれば、写真の仕上がりは同等のレベルを求めているハズです。

時間で拘束費用が決まることの多い出張撮影では、イレギュラーな事が起こった場合に、カメラマンの知識不足から時間と費用がかかってしまうのは最悪のケースですが、カメラマンによる仕上がりの誤差は何も技術や経験だけではありません。
例えばAカメラマンは、撮影機材を多く現場に持ち込み、急なリクエストにも柔軟に対応する。
対してBカメラマンは、機材が少なく対応ができなかった・・しかし料金は同じ・・これでは依頼元は満足できないでしょう。

私自身、15年前からWeb制作に従事しており撮影カメラマンは何人も依頼しましたが、同じ会社に頼んでもカメラマンによって写真が異なることを多く経験してます。
結果、カメラマンを指定して依頼することになります。
アルバイトカメラマンの募集告知を見れば一目瞭然ですが、「時給900円でカメラ・機材(要ストロボ)などをお持ちの方ならOK!」など安易にカメラマンと出張契約しているスタジオはサービスの質に格差が生じることも視野に入れておきましょう。

では、出張撮影を依頼するにはどうしたらいいのか?
商用レベルの写真を出張カメラマンに依頼するのであれば、やはり「地元」から選択することをお勧めします。

出張費用等々については差があるかもしれませんが、地元であれば直接カメラマンと会って検討できるメリットもありますし、アルバイト派遣では無い可能性もグンと上がります。
写真のレベルを統一する・・というよりカメラマンを育てる作業というのも撮影スタジオにとっては時間と手間はかかりますが、そこを飛び越して安易にカメラマンを多数派遣できるシステムがあるということは、依頼者側も企業をしっかり吟味することが大事になっているのかもしれません。
このエントリーをはてなブックマークに追加
ネットショップの商品写真について
サイト運営のサポートをしているとこんなお客様が多い、「どんな写真を並べたら売れるのか?」
何度も書きますが「写真は手段」であって写真だけ変更して、売上げがすぐに大幅増なんて魔法はありません。
では、楽天市場やYahooショッピングで売れているショップは商品撮影された写真を多く掲載して「縦に長くスクロールできるページ構成」でPR力がすごいではないか?
と考えてしまいます。

確かに俗に言う「売れている氷山の一角のショップ」は、たくさんの商品写真を掲載して訪問者に対してのアピール効果は高い、ハイ「訪問者に対して」です。
では、現在の自社のネットショップのページ毎の訪問者数を解析してみてください。
たくさんの商品写真を掲載して、アピールできる訪問者の絶対数がありますか?

例えば1ページあたりの閲覧数が数千人もいるのに商品が売れないのは確かに商品写真を変えた方がいいかもしれません。
しかし、ページあたりの訪問者が圧倒的に少ない場合は、写真よりまずネットショップの商品ページの構成を変更した方が良いでしょう。
また他社との商品の取扱い数やレビュー数などは開店間もない場合は、先行しているネットショップにすぐには追いつけない部分もあります。

今回は1つの案として「他社との差別化」とはどういうことなのか?を探っていきたいと思います。
アパレル系のネットショップでよくある例として差別化をしているつもりが「普通のサイト」に近づいてしまうことがないようにする構成を考えます。
普通になっているパターンとして多いのが、
・おしゃれなショップ名
・モデル画像をロケなどをして費用をかける
・当たり前の商品名でのSEO対策をする
・よくみかけるキャッチコピーをつける「モテ」や「可愛い」など・・
・サイズ寸法をそのままイラストなどで簡単に説明

ここら辺はNGではないですが、どこのショップも当然やっていること、つまり普通です。
もちろん、同じジャンルへのバナーやセール情報をプラス程度も同じく普通です。

ここからは商品ページのサンプルを見ていただきページ構成方法を考えていきます。
商品ページの構成例
左側は一般的によく見かけるネットショップの商品ページの構成例です。
対して右側は構成に手を加えていくサンプルです。

テキスト文の入力箇所は各モールのSEO上で有利な箇所に記載していけば良いですが、ポイントは「想い」を伝えるテキスト分量です。
例えば上記の例でいけば「レース生地の由来」や「自社のレース柄のポイント」など売り手の人柄が見えるように徹底して解説していきます。
またサイズ寸法などは「モデル着用はMサイズ」の記載だけで単純に済まさないでスタッフの人でも良いので、スマホで撮って「身長156cm普通体型だとこんな感じ」など訪問者に役立つサイズ寸法の目安を写真や文章で書くなどすれば、同じ商品を扱っているライバルショップとは異なるページ構成が可能になります。
こうした作業で自然とSEO上、1ページあたりのボリュームがある中身のある商品ページと認識され長期的に有利になります。

「面倒くさい・・」そう感じた方は、大手に勝てるだけの商品の仕入れ費用と、撮影費用と、外注のサイト制作費用などetc・・たくさんお金を使ってください。
そうして1年後閉店しているか、売れるショップになるか結果が出ると思います(笑)。

「面倒な作業」というのは大手であれ個人店であれ感覚は同じ「面倒で手間がかかる」。
しかし面倒な作業を続けることができたショップが最終的に「売れるショップ」として他社から参考にされるのです。

小手先のコーディネート写真を並べるために商品撮影に費用をかけるのであれば、無料で改善できる編集作業があることを知ることで、撮影業者が使う常套手段として「売れる商品撮影あります!」などの何の裏づけの無い表現に踊らされて写真を変更すれば道が開けるなどと錯覚しないようにして頂ければ幸いです。

商品写真で勝負するタイミングは、こうした自社でできるページ構成の施策を見直して、結果として訪問者が増えたとき「手段として写真の変更」をしてみることをお勧めします。
このエントリーをはてなブックマークに追加
着用イメージカットについて
アパレル商品のモデルの着用写真で必ず指示される「バック(背面)のカット」、実は意外とこうした簡単に見えるカットでも撮影経験やモデルとしての「質」を判断できます。
たまにネットで目にするモデル写真で前面のイメージカットはもの凄く良いのに、背面カットだと「人生終わったような悲しげな背中(笑)」になってしまっている残念な商品写真に遭遇することがあります。
このような残念なカットになる理由は簡単です「基本姿勢が取れていない!」これだけです。
私が一般的にプロモデルと素直に呼べる職種の人は、徹底的に基本的な(綺麗な)姿勢が取れています。
それは何も撮影をする時だけではなく、普通に会話をしている時でも同じです。

やや厳しい言い方ですが、いわゆる「自称モデルやなんちゃってキャリア」を持った方を面接すると、採用可否という前提に「キャリアは嘘or余程ゆるい撮影経験しかない」ことは、その人の姿勢を見れば明白です。
そうした人はよくこういった話を自慢げに語ってくれます。

「某有名モデル事務所の1次は通ったことがあるんですけど、話が上手くないから面接だと落ちるんです。」

ハイ(笑)、話が上手くてもその怠けた姿勢で面接官の前に立っていれば100%落ちます(笑)
モデルコードも例外ではなく、話を聞く前から採用NG前提のルーティンワークになります。

アパレルモデル、対企業相手の着用モデルになる為には何が必要なのか?
まずスタートラインに立つためにはどんな服でも綺麗に見せる土台(姿勢)を習得する。
非常にシンプルな所ですが、見逃しがちな基本の「キ」です。

また冒頭で書いた残念なカットは、撮影する側の責任でもあります。
明らかに商品よりもモデルの「悲しげな背中」が目立つようなら商品写真の意味がなくなってしまいます。

起用しているアパレルモデルに対して陥りがちなケースや着用画像としての意味を伝えていくことで残念なカットが流通することはないでしょう。
そうした点を気にせず撮って納めるスタジオ撮影サービスは、単なる流れ作業で写真を撮っているように思えるのは私だけでしょうか?
最後に、姿勢に気を遣ったバックショットの事例をご覧頂いて、現在の撮影サービスのモデル画像と比較してみてください。
商品撮影の背面カット写真
このエントリーをはてなブックマークに追加
商品撮影のアングルについて
商品の物撮り写真において、「どんなアングルで撮るのか?」については、写真の構図の考え方など撮り方に関する知識が分かる記事も多いですが、「自社が扱っている商品の場合の最適なアングルの写真」となると難しく考えてしまって迷ってしまうこともあるでしょう。
今回は「誰も文句が言えないベストなアングルでの写真の撮り方w」について解説します。

ネットショップのみで運営している場合は、実店舗型とは違い「商品を陳列」する必要はないですが、実は商品写真が上手いショップの大半は、実店舗を持っている場合が多いのをご存知でしょうか?
理由としては、「商品をよく見ている!」これに尽きます。
もう少し具体的に言えば、実店舗で商品を販売しているスタッフさんの場合、来店してくるお客に対して「見せ方」を少なからず意識して商品を陳列しています。
こうした普段の業務の何気ない行動が商品撮影のハイアングル、ローアングルの撮影感覚に非常に役立ちます。

例えば、下の写真をご覧下さい。コサージュの説明写真を撮ったとします。
ハイアングルとローアングル
左側の写真はハイアングルでの商品説明、対して右側が水平よりやや上からのアングルで撮られた写真。
「ん?ローアングルは撮らないの?」
そう思った方は、少し想像してみてください。

実店舗でこのコサージュを陳列したときに、人間が見上げないと商品が見えない棚の高さにコサージュを陳列することはないと思います。
つまり、ローアングルで撮影するということは「消費者に対して違和感のある写真」となります。
しかし、イメージ性を重視した場合は意図的にローアングルもありですが、今回は説明写真が目的なので悪しからず。

既存のネットショップを見ていると「奇抜なアングル」で撮られている商品写真も多くあり、こうした違和感は消費者にも伝わります。
「目が向く」という意味では成句かもしれませんが、単に変なアングルで撮ったものは説明写真にもイメージ写真にもなりません。

基本的な考え方として、実店舗で陳列するなら、「どの高さの棚に置けば目を惹きやすいか」を考えれば、商品撮影においてもハイアングルなのかローアングルなのかという選択肢は見えてきます。
誰も文句が言えないアングルとは、自身がしっかり見てもらいたい気持ちが入った商品アングルだからです。
構図のテクニックやアングルなどの知識を深追いすると、場合によっては「商品(被写体)を見る」という大事な前提を忘れてしまいます。
アパレルでも食品でも「陳列棚があったとしたらどの高さに置く?」という考え方で写真を撮ってみればアングルに対する迷いもきっと無くなりますよ。
このエントリーをはてなブックマークに追加
APS-Cサイズのファインダー視野率
最近ではデジタル一眼レフカメラも「フルサイズ機」が主流となってきて、フィルムカメラに親しんでいる人にとってもフルサイズのデジタル一眼レフの保有熱も各所で盛り上がっていますが、今回はフルサイズ機の魅力とか装着レンズはコレ!みたいな王道ネタはまたの機会にということで・・(#^.^#)、今回はAPS-Cです!ニコンでいうDXフォーマットのファインダー視野率についてです。

このタイトルを選んだ理由は、私がフィルムからAPS-Cのデジタル一眼レフを使って最初に戸惑ったことがファインダー視野率だったからです。
先ほどからフルサイズといっていますが、この用語は「35mmフィルム換算そのままですよ」という意味で、見たまま撮れるのがウリ!(それだけじゃない!!と非難覚悟ですが・・)
ちなみに35mmとはフィルムの縦の高さが由来です。(35mmの縦の位置を間違える人が多いのでイラスト付けます)
35mm換算とは
さてさて、「見たまま撮れる」と書きましたが、通常撮影をする時はファインダーを覗いて構図を決めてパシャリ!こんな手順ですが、当然フィルム時代は決めた構図でプリントされてくるのですが、APS-Cのデジタル一眼レフの場合「ファインダー視野率95%(仮)」とかいう問題がありまして、100%じゃない独特の感覚を覚えるのが大変でした。
どういうことかと言いますと、まずはサンプル写真で見てもらった方が早いのでどうぞ・・
ファインダー視野率と実際の写真との違い
左側の写真はカメラを構えてファインダーを覗いて撮りたいと思った構図です。
対して右側が実際に撮影データとして出来上がった写真・・構図が変わって余白が出てますよね(笑)

「ファインダー視野率95%(例)」と仕様に書いてある場合、「今カメラを覗いて見えているのは95%ですよ」という意味です。
つまり完璧に狙った構図をそのままデータとして反映させたいなら残りの5%を心に描いてファインダーを覗こう!ってツラい作業です。

現実問題としてそこまで構図にシビアなケースはほとんど無く、あとでトリミングをすれば済むのですが、撮ってすぐモニターに出す作業をしていると「なんか変な感じ」がします。
人物写真でバストアップで構図を決めてパシャとシャッターを切って出てくる画像が「ゆるい感じのバストアップ写真(笑)」カメラマン泣かせです。
とはいえ当時はデジタル一眼レフカメラの魅力には勝てず、ズームリングを5%調整する感覚を撮って覚えていきました(カメラは限定されますが・・)
APS-Cのカメラを使っている人にはあるあるネタですすが、今ではそうしたAPS-Cのクセも可愛いと思う今日この頃です。
APS-Cもフルサイズもそれぞれ良い所があるので、使い分けるくらいになればもう!あなたはカメラマニアです(笑)
このエントリーをはてなブックマークに追加
撮影ボックス照明の光量調節
一般的に市販されている撮影照明機材に「ボックスライト」がありますが、比較的手軽で主流なのはRIFA(リファー)などの蛍光灯のボックス照明、最近ではLEDなどの細かな調光ができるタイプもありますが、価格的には少し高価になってしまいますね。
今回は、「ボックス照明」の調光の仕方ですが、蛍光灯を利用したタイプの照明で不便な点として「光が強い時に調節しにくい!」と感じる人も多いと思います。
単純に考えれば蛍光灯をクルクル回して1つ外せば済みますが、微妙に光量を落とすなど細かい調光をしたいときは、1つ蛍光灯を外すと逆に光量が弱くなってしまったりします。
「カメラ側の設定いじればいいのでは??」との意見も出そうですが、基本的にカメラ設定をマニュアルで攻める時は、絞りやシャッタースピードは決めてる場合が多いので、照明機材側で光量調節したいものです。
そもそもスタジオの照明機材は、人間が決めたカメラ設定に合わせることができるからこそ「照明機材」で、自然光撮影との違いです。
余談はさておき、手軽に安く調光するのであれば「トレーシングペーパー」が役立ちます。
調光もできて尚且つ、光も柔らかくなるので、女性を撮るなら相性の良いグッズです。
トレーシングペーパー
種類も様々ありますが、右の用紙サイズにカットされたものは「照明サイズに合わない」場合でも透明テープで留めて面積を広くすればOKです。
A4程度のサイズでしたら100円ショップでも簡単に手に入ります。
では、どのように光量を調整を行なうのか次のイラストをご覧下さい。
調整方法図解
被写体全体に柔らかい光を回すのであれば、①のセッティングが理想ですが、ボックス照明の特性の指向性を活かしたいのであれば、ボックス面に直接トレーシングペーパーを貼って光量を調整します。
1枚貼ってもまだ光量が強い場合はもう1枚重ねてトレーシングペーパーを貼ります。
注意したいのは、トレーシングペーパーを重ねすぎて蛍光灯を1つ外した状態と変わらないかった・・みたいなミスのないようにw
1枚貼ったら、あとは被写体との距離を少しずつ離したりして調整してもいいかもしれません。

今回ご紹介した撮影ボックス照明の光量調整の方法は、撮影スペースが取れない狭い場所での撮影や光の柔らかさ(陰の出方)を重視したい時に参考にして頂ければ幸いです。
安価に購入できるトレーシングペーパーは、調光以外にも光沢がある商品の写し込み用のグッズとしても使えるので、自社で撮影を行なっている方は持っておくと重宝しますので興味のある方はお試し下さい。

最後に裏技として様々なワット数の蛍光灯を準備して細かく調整するなんて人も昔見た気がしますが・・、そんな時は色温度のバラつきが出ないように同じメーカーで揃えましょうw
このエントリーをはてなブックマークに追加
ネットショップが商品撮影を依頼する時に考えるべきこと
商品撮影において最大の不幸は「ネットショップ側と撮影側の意志がかけ離れてしまうこと」です。
例えば世界最高峰のカメラマンが撮った写真でも、ショップ側が求めたイメージのものでなければ「ダメダメな写真」です。
度々このコラムでも書いていますが「売れる写真などない!」というのも実際に購入する消費者にカメラマンが雇われたのではなく、あくまでも販売店(クライント)の依頼ですので「売れる写真」など軽々しく理解しているカメラマンはもうスーパーマンです(笑)

今回はその話題ではないので、少し話がズレましたがw、「ネットショップ側が商品撮影に出すときに伝えておくこと」ですが、たまに撮影の相談の電話で、
「今回の商品はどれくらいの年齢層をターゲットにされますか?」と聞くと、

「20代後半から60代くらいまで」・・・

この時、「アクセサリーとかの服飾関連の商品かな?」と思ったのですが、話を進めるとワンピースとのこと・・ターゲット層スゴ広っ!(ノ゚ο゚)ノ
売りたい気持ちというのは理解できますが、「どの年齢層を中心に届けていくか?」はマーケティングとして基本です。

漠然としたターゲットでの商品販売は消費者からしても「微妙なショップ」になる可能性が高くショップの熱意が感じられない通販サイトは今後少なくなっていくと感じています。
写真の技術的なことは、私たちの専門分野ですから、依頼者はせめて次の項目程度は抑えておきたいものです。
・中心となる販売ターゲット層
・商品の全体イメージやコンセプトは何か?
・説明画像、またはイメージのどちらに比重をおくのか?
・着用時のポイントや商品のこだわっている点
最低限ですが・・

いずれも写真の知識とは無関係の部分です。
以上、ここまでは「ネットショップ側が考え伝えるべきことです」とまとめたい所ですが、撮影側も当然こうした商品に対しての趣旨や内容を考慮しなければなりません。

綺麗とか可愛い写真だけであれば、少しカメラを勉強すればそこそこ撮れます。
しかし商品撮影の代行とは依頼者のイメージを写真で表現することはもちろんですが、その先の消費者も意識した写真上でのアドバイスや技量が必要だと感じます。
冒頭で記載した「ネットショップ側と撮影側の意志がかけ離れてしまうこと」は、ネットショップは「撮影スタジオに任せてしまえばOK」、撮影側は「よく分からないけど可愛ければOK」など互いの意思疎通が薄れてしまった写真は商品撮影ではなく、ただのエゴの集合体です。

何を伝えて、何を任せるか?難しい点ですが、商売とは写真でも服でも基本は同じだと思いませんか?
このエントリーをはてなブックマークに追加
写真補正での露光量とトーンカーブの違い
画像編集ソフト(Photoshopフォトショップ)で撮影された写真の「明るさの調整」を行なう人も多いと思いますが、簡易的な明るさ調整であればフォトショップのメニューから「イメージ」→「色調補正」→「明るさ・コントラスト」こちらの箇所でも補正は可能ですが、今回は「露光量」と「トーンカーブ」で調整した際の、写真の仕上がりの違いを見ていきましょう。
まず、フォトショップの「露光量」の設定画面はこちらになります。
露光量の設定画面
続いて「トーンカーブ」の設定はこちらです。
トーンカーブの設定画面
この2つの設定画面はそれぞれ形状が異なります。
露光量はスライド式、トーンカーブはグラフ型!?の設定画面です。
設定値の確認
小難しい説明は苦手なので、露光量はカメラで例えると「露出機能」、トーンカーブは「ピクチャーイメージ(スタイル」と言ったところでしょうか・・
では早速、基準となる元画像から、露光量、トーンカーブそれぞれの機能を使って「写真を明るく」してみます。
結果は次のようになります。
露光量とトーンカーブの違いサンプル写真
ご覧頂いて注目して欲しい点は、「露光量」は写真全体がの明るさが上がっています。
対してトーンカーブはバランスを取りながら明るさが変化しています。
そして、背景の薄いブルーや花柄の色が露光量に比べトーンカーブの方が自然に明るさが上がっています。

でも・・モデルの肌の色は「露光量のほうが自然じゃない?」
そう感じた人はもうお気付きかと思いますが、露光量では特定の箇所だけの調整することは難しく、対してトーンカーブは狙った箇所の色の明度やバランスを調整できる点で大きく異なります。
では、トーンカーブの機能をもう少し使って、今度はモデルの肌の色も含めて最終調整した画像です。
完成写真
商品撮影での説明写真を調整する際は、「色合いをキープ」しながら明るくしたり、暗くしたりする方が商品カラーを優先する場面では重宝されます。
JPEG画像として納められた写真はRAW画像に比べて調整幅は限られますが、「どこをどのように調整したいか」によってフォトショップなどの画像編集ソフトでは使用する機能を選ぶことができます。
明暗の調整をする場合は、「商品写真の色合い」に気をつけながら補正をすると綺麗な画像に仕上がることができますのでご参考下さい。
くれぐれもトーンカーブの設定をいじる際は、色だけに集中し過ぎてコントラストが強い「独創的なアート画像!?」にならないように全体のバランスを見ながら調整してみて下さいね(笑)
このエントリーをはてなブックマークに追加
商品撮影での仕上がり設定
デジタル一眼レフカメラで商品撮影をしている場合、RAWまたはJPEGいずれかで撮影をしていると思いますが、先日こんな質問を頂きました。
「RAWで撮影して、Lightroom(画像編集・管理)ソフトで見ると写真の色がおかしい・・」
こうした場合、真っ先に思い浮かぶのは「カメラ側の仕上がり設定」です。
最近のデジタル一眼レフカメラは非常にありがたい機能として「カメラで明るさや彩度、色相など」自分好みの写真に仕上げてくれる機能があります。
こちらがニコン・キャノンそれぞれの仕上がり設定画面です。
仕上がり設定画面
ピクチャーコントロール(NIKON)、ピクチャースタイル(CANON)それぞれ呼び方が違うようです。

この仕上がり設定を変更すると、屋外で晴天の青空と山などの風景を撮ったときに「空と山との明暗の差」を調整して、鮮やかな青空で山は荘厳にするようなことを自動でやってくれるウレシイ機能です。
使い方によっては写真を印象的に見せることができるこの仕上がり設定ですが、商品撮影のような「色を正確に出す場合」は注意が必要です。
では実際「ニュートラル」と「ビビッド」それぞれの仕上がり設定でどれくらい色合いに違いが出るか写真をご覧下さい。
設定による色合いの違い
左の「ニュートラルの写真」は見た目の色に近い状態で、右側の「ビビッドの写真」ではデニム生地の青味が増して、かなり脚色された状態になります。
一見すると、ビビッドの方が綺麗に感じてしまいますが、商品を購入した人にとっては色が違うと商品写真としては親切ではありません。
「撮影を楽しむ」・「作品的な写真」といった点では、この仕上がり設定に正解はありませんが、後からサードパーティ製のソフトで編集する場合は、こうしたカメラ個別の仕上がり設定は破棄されることが多いので、レンズも同メーカーを装着した商品撮影では基本的に「ニュートラル」や「スタンダード」を選択し、その他の詳細の設定はデフォルト値にしておく方が無難です。
こうして撮影した写真を純正ソフトとLightroomなどのサードパーティ製のソフトで表示して比較し、「ソフトのクセ」を把握しておけば、「使用ソフトに合わせてカメラ側の仕上がり設定行なう」なんて逆引き的な仕上がり設定をしてみてもいいかもしれませんね。

どうしても見栄えが良い写真も欲しいという場合は、カメラ側でRAW画像とJPEG画像を同時記録しておいて、仕上がり設定で「いい感じの写真」と編集用にRAW画像をキープしておくとデジタル現像の上達にも役立ちます。
まずはお持ちのカメラの仕上がり設定を色々試してみて、撮影目的に合った方法を見つけてみてください。
このエントリーをはてなブックマークに追加
商品撮影で必要な三脚とは
商品を撮影台にのせて「物撮り」を行なっているショップも多いとは思いますが、カメラを固定する三脚、どのようなタイプのものを使っていますか?
旅行のときに三脚を持って歩く人はそんなにいないと思いますがw、商品撮影のときは持っていると便利な機材が三脚です。
価格帯もピンきりで「安いものでいい」という記事もよく目にしますが、三脚はバリエーションも多く目的別で選ぶのがベストです。
三脚選びのポイント
三脚は値段で選ぶ前にまず使用する場所や目的を決めてからそのジャンルで価格を検討すると迷わないと思います。
まず、三脚の目的は「カメラを安定させる」これは絶対ですので、私の場合は「できるだけ重いもの」を選びます。
持ち運びが便利な軽量タイプのものもありますが、「スタジオ使用目的で外へは持ち運ばないので安定感を最優先」します。
あとは実際に撮影するカメラポジション(撮影するときの姿勢)つまり高さを検討します。
これは三脚の高さがあればいいという事ではなく、「撮影する高さに三脚を伸ばした時ときに一番安定する」ものかどうかが重要です。
商品によっては高さはOKでも、三脚の「脚の部分」が細くてガタガタするようなら三脚の本来の意味がありません。

少し三脚を伸ばす時の使用方法についてですが、三脚は高くするために構造的に3段階くらい脚を伸ばすことができますが、たまに「細い方から伸ばす」方がいます。
どんな三脚でも脚が細い部分が一番不安定ですので、「太い脚から伸ばす」ようにして下さい。
購入予定の三脚が太い方から2段階分で高さが合うようなら、3段階いっぱいに伸ばして高さが合うタイプより安定します。
これも三脚自体の重量によりますが・・

簡単に三脚選びについて記載しましたが、商品撮影で大事な三脚選びのポイントはこんなところです。
アルミやカーボンなどの材質や折り畳んだ時の寸法など、何かと個性的な考えがある「三脚選び」ですがw、価格の違いは材質や機能だけです。
しかし、使用目的が限られる場合は「カメラが安定する」ことを優先すれば価格や機能に迷わされずに済みます。

スタジオが使っている三脚でよく見られるのが、使い込んでいる太くて重い金属製のものは「安定するから」これに尽きます。
もし、撮影していてカメラポジション(アングル)を頻繁に変えるようなら「自由雲台」で機能性を上げれば良いと思います。
今の三脚は昔と比べて安価なものでも優秀にできているので、中級機程度の一眼レフカメラであれば、十分固定&安定します。
このエントリーをはてなブックマークに追加
人物撮影の上達法
写真を簡単に上手に撮る方法はないか?
そんなブログやページを読んでいる人も多いと思いますが、自論ですが「そんな都合の良い話はない」と考えています(笑)
確かに写真撮影に関するテクニック的なことは本や動画などで学べるかもしれませんが、技術的なことの先に「いい写真」があると思っています。

人物写真を撮る際に、高価なカメラを持っている素人さんに多いのが「下手なことを認めない」無意味なプライドがあったりすると撮る前の段階で7割以上失敗しています。
「僕カメラ始めたばかりだから失敗したら笑ってね♪」とモデルに一声掛ければどれだけ現場が和むのか?を考えればつまらないプライドは必要ないことが理解できるはずです。
少しおバカな小技ですが、緊張しているモデルを撮る1枚目で、意図的にカメラのレンズキャップつけたまま撮ったりするボケをしますw
こうして「緊張しているのはお互い様ですよアピール」をしたりしますが、人物を撮るということは「常に感情がある」ので共感や共有する姿勢を示すことを最優先すれば技術的なことを除いて「良い写真」になります。つまり「あなたらしい写真」です。

「屋外で正午に順光の場合はこうですよ」とシャッタースピードや絞りなどを教えられても写真撮影が上手になることなんてありませんし、そんなカメラの設定値のことばかりを気にしていたら被写体となる人物が置き去りにされてしまいます。

カメラのオート設定でバンバン撮影すればいい

一眼レフカメラを買ったから「マニュアル」で撮ってやる!と意気込んでも失敗するだけなので、感覚が身に付くまでは「オート機能」をフル活用すればいいと思います。
そうしたカメラ任せで撮っていくことで、「撮影のテンポ」や「被写体に集中」することができますので雑念が入りません。
しかし、重要なのは「必ず写真を見直す」ことです。
デジタル写真では必ずシャッタースピードや絞り値などはデータとして記憶されているはずなので、「この時はどの設定になっているのか」をしっかりと撮影後に見直すことで、カメラ側の設定感覚!?を養うには非常に役立ちます。
こうした撮影情報を地道に検証していくことで、自分が普段良く使うレンズ焦点距離も把握できますし、オートでは気に入らない自分好みの写真が見えてきます。

人物撮影では色々な「知識の引き出し」を持っていたほうが良いと言われますが、そんな都市伝説があるから感情より知識が先行してしまい、シャッターチャンスを逃すのです。
上手く撮る方法は「撮って身に付くことがすべて」で、机上の勉強は「あの時なぜこんな写真になったのか?」と疑問が湧いた時に初めて学べばいいのです。
「仕事で撮るから失敗したくない!」こうした気持ちも分かりますが、失敗しないで上手く撮れる方法があるならば世の中みんなプロカメラマンです(笑)
写真は真実しか写さないのであれば、どれだけ知識で固めても経験の少ないカメラマンが撮った写真は必ずボロが出ます。
このエントリーをはてなブックマークに追加
モデルのギャラについて
今回はモデル撮影にまつわるギャラ(報酬)がテーマです。
現実的な事柄ですが、昨今のモデル撮影の低価格化は当然利用される方へのメリットの1つではありますが、少し違った観点から物事を見ていくとモデル撮影を利用される方にとっては良い面だけではないことを感じて頂ければ幸いです。

例えば、1着のモデル撮影が1000円をだった場合、撮影業者の純利益はどれだけあるのか?
モデルコードの場合、撮影料金プランで着単価が1000円という格安設定はありませんが、仮定として内訳を公表します。
スタジオ使用料や部材など除いた分をモデル側と5割・弊社5割にしています。
この比率をどう見るかは業者によって様々ですが、弊社の場合はモデルに支払うギャラを削ってまで撮影料金を安くする方針は今後も行なわないでしょう。
理由としては、掲載しているモデルについては、ある程度プロとしての常識的なスキルや心得を伝えています。
これを履行するためには日常から体のメンテなど費用はかかると感じています。
当然、一定のレベルが保持できなければ即刻掲載は中止しています。

こうして撮影スタッフ側とモデルの取り分を半々とすることで、仕事に対して自問自答するようになり素人感覚から「プロとしての自覚」が芽生え、価格に見合ったモデルへと成長していきます。
一番楽な採用の仕方は、「モデルになれますよ」と感じの良い言葉で希望者を募り、タダ同然でモデルとして使い、クライアントには印象の良い格安料金で撮影サービスを提供する方が業者としては儲かりますが、モデル写真の質の低下に繋がることは明白です。
1着のギャラが200円程度で50着頑張って仕事をしてもモデル報酬は1万円、そうした料金設定はモデルにとって最初のうちは写真撮影が楽しくて納得していても必ずテンションは衰退します。
職業としてのモデル、特にネットショップ向けのモデルが軽視されているのは1990年代後半からストリート系雑誌で流行した読者モデルブームで一気にモデル価格は低下しました。
そのなごりが元々プロモデルとしての理解が薄いネット媒体でモデルの価格基準を読者モデルに合わせてしまっていることは容易に想像がつきます。

昨今ではさらにギャラの低価格化は進み、上記のようなタダ同然となっているようで、弊社にもモデル事務所だがサークルだか分からない団体から「タダでも良いから使ってくれ!」と営業をかけられます。
安すぎるモデル撮影料金には理由があり、また高い場合も正当な理由があります。

モデルによる商品撮影を利用するお客様は、サービス事業者側が提示する価格で「モデルの質」を判断するしかありませんが、もし自分が着単価が極端に低い状態でクライアントの売上げのことまで考えたパフォーマンスができるかを考えれば、「人件費(モデルのギャラ)」にはそれなりに相場はあると理解頂けるはずです。

たまたま低価格でも技術的に平均レベルのモデルを賭け事のように探すより、一定のレベルを保っている業者を見つける方が賢明だと思うのは私だけでは無いハズです。
クライアント側が安すぎるモデル撮影を行う業者を警戒する意識がモデル品質を向上させて、ネットモデルの格付けの見直しに繋がることを願うばかりです。
このエントリーをはてなブックマークに追加
RAW現像とレタッチの違いはどこなのか?
デジタル一眼レフで撮影した写真に施す「デジタル現像」と「レタッチ」の違いご存知ですか?
まず「デジタル現像」と呼ばれる処理は「RAWファイル」として撮影されたデータの明るさや色調などの調整を施すことを言います。
よくJPEG画像でデジタル現像を行なう・・・という表現をされる方もいますが、あくまでもデジタル現像とはRAWファイル(カメラの撮像素子が捉えたままの状態)
正確にはこの段階では画像データとは呼べず、RGBの各色を調整してJPEGなどの拡張子になって初めて「画像データ」となります。
「でもネットプリントもできるからRAWも画像データじゃないの?」
ネットプリントなどでRAWを直接プリントするときに対応メーカーが記載されていても、それぞれのメーカーごとに微妙に色合いが変わるため、
プリント注文した段階で必ず画像データとして変換をしているはずです。(各メーカーRAWの拡張子は違います)

ではデジタル現像とレタッチの境界線はどこか?というと最近は難しいですが独自の見解でいきます(笑)
画像データとして処理されたものに手を加えれば、すべて「レタッチ」です。

次の画像を見ていただきましょう。
デジタル現像とレタッチ
左側の写真をRAWファイルからデジタル現像をしたと仮定します。
その後右の写真のように「顔の輪郭を調整する」、「腕を細くする」など明るさや色調には関係の無い部分を触ったらレタッチになります。

例えばJPEG画像の明るさを少し上げただけ・・これもレタッチ、つまりRAWファイルから完成した「画像データ」の処理に対してはすべてレタッチになる訳です。
しかし、この独自の見解でいくとRAWファイルの段階でソバカスを消すなどの処理はどうなるの?という疑問が湧きます。
表現的には「デジタル現像時のレタッチ処理」となるのです・・ややこしい(笑)

こうした言い回しもデジタル現像ができるソフトの機能が向上しているので、RAWファイルの劣化がしない特性を活かして積極的にレタッチができるようになっています。
表現として明確に区分けをするのが難しいですが、RAWファイルのRGBの三原色を決め、明るさや色調を調整する程度が「デジタル現像」、それ以上の手を加えることをレタッチと弊社のスタッフ内では呼んでいます・・他はどうなんでしょうね(笑)
このエントリーをはてなブックマークに追加
手ぶれ補正機能について
手ぶれ補正機能とは、その名の通り手持ちで写真を撮るときにブレを補正してくれる役立つ機能です。
手ぶれ補正にはレンズ側で補正を行なうタイプとカメラ本体(ボディ)側で補正をするタイプに分けられますが、今回は普及している「レンズ側の手ぶれ補正機能」についてご説明します。
まず、レンズに付いている手ぶれ補正機能のスイッチからご覧頂きます。
メーカー毎の手ぶれ補正機能のスイッチ
写真赤枠で囲った部分が手ぶれ補正機能のON/OFFスイッチで、メーカーによってそれぞれ呼称が異なります。
主なメーカー別のレンズ側の手ぶれ補正機能の名称
・ニコン:VR (Vibration Reduction)
・キャノン:IS (IMAGE STABILIZER)
・パナソニック:MEGA O.I.S(MEGA Optical Image Stabilizer)
・シグマ:OS (OPTICAL STABILIZER)
・タムロン:VC (Vibration Compensation)

いずれも機能としては同等のものとなります。
手ぶれ補正機能は常にオンの状態の方がいい?

本来フィルムカメラを使用する場合はこうした「手ぶれ補正機能」はありません。
カメラを構える際は脇をしっかり締めたり、三脚、一脚などを使用してブレないように固定します。
三脚などを用いたからといって完全にブレを防ぐことはできませんが、個人的には手ぶれ補正機能はオフにしてしまいます。
手ぶれ補正機能は「人間が手持ちで撮影したときに機能する」ように設定されていて、三脚などで固定されてる状態を意味していることではありません。
また三脚で固定して撮る場面を想定すると「少しでも良い画質」を求めるので、手ぶれ補正機能によってレンズ性能が一番出る箇所を外される可能性を排除しています。
最近のレンズでは性能も上がっているのであまり見かけませんが、「手ぶれ補正機能を使うと画質が少し低下する」というのが一昔前の定説だったので、そのなごりでクセになってしまっているのかもしれません。

あとは、シャッタースピード自体が早い場合、「そもそも手ぶれすることが無い状態」です。
1/500秒でシャッターが切れる環境でブレるようなら、それは「カメラの構え方の問題」で解決できるハズですので、こうした状況の場合もオフにしています。
手ぶれ補正機能による画質の低下説は賛否両論ありますが、クラシックカメラも愛用してる場合は、「カメラやレンズ本来の画」を求める人もいると思うので少し気にしてTPOに合わせた手ぶれ補正機能のON/OFFを考えてみてはいかがでしょうか?
このエントリーをはてなブックマークに追加
白とび写真とは
写真撮影で「写真が白とびしている」という「白とび」とは、光が強くなっている部分が極端に露出オーバーとなって真っ白に見えることを指します。
しかし、撮影スタジオが使うこの言葉の意味と一般の方が使う意味には多少誤差があるケースがあります。
一般の方が感じる「白とび」とは人間の視覚に任せた「真っ白に色が飛んでいる状態」で、見る人の感覚、またはモニター画面の明るさ設定を上げたまま画像を判断するなど、曖昧な判断をしてしまうことがります。
逆に撮影スタジオが使う「白とび」はヒストグラムやモニターの表示設定で機械的に見ての判断です。
次の画像をご覧下さい。
白とび写真の比較
左側が露出OK(白とびしていない状態)で、右側が露出オーバー(白とび)の写真です。
さらに右側の白とび箇所を赤色で表示させてみます。
白部分を強調した写真
このように白とび箇所を判定できますが、もし最初の「白とびしていない画像」が飛んでいるように見えるようならモニターや端末の明るさ設定などを確認してみて下さい。
ここまでは、感覚と数値による白とびの判断ですが、こうした「白とび」は、商品撮影では「悪いこと」のように紹介されることが多いですが、写真全体からみると「風合い」とか「雰囲気のある写真」だったりします。

商品写真は適正な露出でなければならないという規則はなく、「説明用かイメージ用のどちらの目的か?」によって露出を判断したりすることもあります。
大事なことは意図して「白とび」にしたか否かで、適正露出を狙ったのに白く飛んでしまった場合はNG、意図した通りのとび具合ならOK・・
写真はつくづく主観によるものだと感がえさせられる場面ですね。

商品撮影を判断する上での「白とび写真」は、依頼主や撮影者の考えによって作られるものですので、適正露出を狙った説明画像で飛んでしまっている場合は・・
スタジオ側としっかりお話しましょうw
このエントリーをはてなブックマークに追加
ボケ味のある写真・・というと写真の表現としてよく使われる言葉ですがこうした写真の雰囲気を決める要素は「被写界深度(ひしゃかいしんど)」で、商品のイメージ撮影においてカメラマンの個性が出る部分です。
では被写界深度とは何かというと「ピントの合っている距離の範囲」のことを指します。

少し分かりづらいので被写界深度については次の写真を見ていただくと分かりやすいと思います。
被写界深度のサンプル写真
左側の写真はピントが全体的に合っているのに対して、右側はピントがあっている範囲は一部分です。
こうしてピントが合っている範囲が狭くなれば写真の中で「ボケた部分」が多くなり、逆にピントの合っている範囲が大きくなると「ハッキリした部分」が大きくなります。

こうした原理を利用してカメラマンはイメージ性のある商品撮影を行う場合、レンズやF値などを考慮して被写界深度をコントロールしています。

では「人物撮影の被写界深度はどう考えたらいいのか?」

基本的な原理は同じですので、人物(商品)全体をしっかり写したいので「被写界深度は深く(F値を高く)」すると考えがちですが、被写界深度を理解する上で重要なのは「ピントの合っている距離の範囲」です。
そもそも白背景ペーパーを使うのであれば、人物と背景との距離があっても関係ないのですが、壁紙などを背景にした場合、主役をしっかり写したいことばかりに気を取られて被写界深度を深くすれば人物も背景もクッキリ写ってしまい「趣のあるボケ味」は無くなっていきます。
ここで考えるのが「ピントの合っている距離の範囲」なので、ボケ味を活かした写真を撮るなら人物はハッキリ!、背景はボケる!被写界深度を探すことになります。
どこまで「背景をボカすか?」が「個性」となります。

カメラの設定にはこうした被写界深度を簡単にコントールできるように「絞り優先モード」がありますので、実際に撮影してみて被写界深度による「ボケ感の違い」を感じながら写真の仕上がりを楽しむこともできます。

商品撮影においての被写界深度の調整は「商品を引き出して余分なものはボカしていく効果」があるので、パッと商品写真を見たときに「主役はコレ!」と伝える効果を出したい時に非常に役立ちます。
こうした被写界深度の効果は使用するレンズによっても変わりますが、もし同じ絞り(F値)で被写界深度だけを変えたいのであれば、主役と背景との距離を大きく(離す)してボケ具合を調整することもできます。

よくボケ味だけを追求するあまりカメラの設定をコロコロ変える人もいますが、屋外などで人物撮影をする場合は、「背景との距離感」を意識するだけで雰囲気の違う撮影ができますので、被写界深度の前提は「ピントの合っている距離の範囲」だと考えましょう。
このエントリーをはてなブックマークに追加
商品撮影でのオプションの意味
アクセサリーなどの商品撮影の場合、業者さんによっては難度が上がる撮影ということで、「オプション料金」が発生するケースがあるというのはご存知の方も多いと思いますが、こうした「難度が上がる撮影」と言われてもほとんどの方が「何か特殊なことをしているのだろう・・」くらいの感覚でスタジオ側に言われるがまま納得してしまっている場合もあるので注意が必要です。

先日、某撮影業者さんで撮っているショップから、「ジュエリーを主にモデル撮影しているのだが安くならないか?」と相談を受けました。
詳しく内容とデータを確認してみると、費用に見合わない料金設定でこのショップが不審に思うのも納得できるものでした。
当然この業者さんも「オプション料金」として光沢物の特殊な撮影なので・・ということだそうですが、私が見る限り「何を理由に撮影難度が上がったのか分からない・・」
照明のセッティングとしてはモデル後方からアンブレラで逆光を作って撮っただけで、ジュエリーに向けての何の撮影上の工夫も無い・・
こうした事例で気を付けなければならないのは、照明によって陰影を作ったからといって「撮影難度があがっている」こことイコールではないという点です。

商品撮影において難度が上がるということは、その商品(光沢物)が活きるベターなライティングに追い込むことです。
ジュエリーの場合でいえば「逆光で爽やかにはなるが、モデル前面に付けるネックレスなどの輝きは逆光では不利に働くことがある」これをスタジオ側が理解すべきです。
下の写真を見ていただきましょう。
これは弊社でおまけとして撮ったイメージ写真です(笑)・・無料です。
ジュエリー撮影サンプル
照明の設定としてはモデル側面からボックスライトを当ててレフで調整しただけですので「何も特別なことはしていません」なのでおまけのカットです。
本撮影は別に人物大のボックスを使って映り込みなどを徹底的に排除しています。(設定は企業秘密です)

「ワンランク上の撮影」称してオプション対応にしているものには「単純なライティング」の場合もあります。
ストロボ配置の移動料金としてオプション費用が発生するなんてことはあり得ないことですし、写真に詳しくないお客様を欺くような撮影を行なうスタジオには注意してください。

イメージ写真のサンプル見て「モデルの影の輪郭がハッキリしている」画像しかなく、ハイクオリティーと謳っている場合は、ほとんどが簡単にできるライティングだと考えてください。
光沢物の商品撮影はそんなに単純ではありません。

ブライダル系のジュエリーを専門に撮っている優良な業者さんであれば、1カット¥5,000出しても安いと思えるくらい手間と時間を掛けています。
このエントリーをはてなブックマークに追加
撮影キットの作り方
雑貨などの小物のブツ撮りを自社で簡単に済ませたいという人も多いかと思いますが、既製品の撮影キットは本格的なものを購入しようと思うと高価になります。
1回きりしか使わない・・、キチンとした商品撮影はプロに頼むし・・など頻度や高精度にこだわらないなら、簡易的な撮影キットはワンコインで作れますw
とはいえ今回ご紹介する方法は、使い捨て感覚&参考程度にお読み下さいネ。
スタンドライトとスマホがある人はちょっと変わった写真が撮れるかもしれません・・

では、お手軽な撮影キットの作り方をご紹介します。
準備するもの
まず準備するものは、クリアファイル(乳白系のもの)を3つ、大き目の紙(ホワイト模造紙など)1枚、そして透明テープ・・これだけです。
撮影キット作成方法1
手順1:ABのファイルを繋ぎ合わせて土台を作ります。
撮影キット作成方法2
手順2:CのファイルはABで作った天板にするのですが、ファイルの特性でクセがあるので、ハサミで切ってA4の大きさに2枚に分解します。
分解した2枚を再びテープで繋いである程度水平な1枚の天板にします。
撮影キット作成方法3
手順3:出来上がったABの土台とCの天板を組み合わせて、最後にホワイトペーパーを奥から垂らすように貼り付けます。
これで出来上がりです。

あとは、被写体(商品)を中央に置いて、スタンドライトで照明を当てて目視で「いい感じ」になるように照明を調整します。
※光が強かったり、直線的な場合は、トレーシングペーパーを土台に貼って光を柔らかくしても良いでしょう。

自社で撮影キットを常駐させて頻繁に撮影を行なうケースで無ければ、こうしたブツ撮り用の撮影キットは原理を知ってしまえば、既製品を買わなくても済む場合が多いです。
高価な機材を買ったから「綺麗な写真」が取れる方程式ではなく、綺麗に撮れる原理を知ることで撮影は成功すると理解して下さい。
既製品の撮影キットを使ったサンプル写真も微妙な写真が存在していたりするので、高い撮影キットを買う前に自作してみて、さらに良い写真を撮りたい場合は購入を検討するのも良いのかもしれませんね。

尚、今回ご紹介した部材はあくまでも1例ですので、もっとしっかりした土台を作りたい場合は、市販されているポールラックの骨組みを利用したり、白いダンボールを使って照明が当たる部分を切り抜く方法など、部材もサイズ調整もいくらでも応用は効きます。

つまり天井、左右、正面から光を当てることができるボックスを作ることができれば、撮影キットになるということです。
このエントリーをはてなブックマークに追加
ネットショップの活用例
商品撮影を依頼するネットショップは、消費者へ「伝える写真」を主眼にあれこれと思案していますが、最近ふと疑問に思うことがあります。

「なぜプロの写真だけで商品を伝えようとしているのか?」

商品撮影を頼んでるんだから綺麗な写真が必要なのはわかりますが、「プロにはできなくて、プロよりリアルに消費者に伝える事ができるページ・・」こんなことを考えたことはありませんか?
楽天やYahooショッピングのネットショップを見ていると、たまに商品ページの下部に「スタッフが着てみました」など商品への補足説明として書き込みを行なっているショップを目にした時に、「もっと活用すればいいのに・・」と感じました。
補足として「Aさん身長156cmが着てみたらこんな感じ」と説明があるだけベターですが、「活字だけではリアル感が無い」ことや「商品ページに書いてしまっているのでコンテンツとしては1ページ」で終了してしまっているのです。
これでは個別の商品ページを見た人しか情報が見れませんし、写真がなければ身長や体型が書かれていても、いまいちリアル感に欠けます。

ネットでは「そのサイト(ネットショップ)の滞在時間」というものがあります。
実店舗で例えるなら「お客さんが入店→商品を見る→退店するまでの時間」、当然ですが少しでも長い時間、店内に居てもらうことで商品を多く見てもらえるし、説明もできます。
多くのネットショップで残念な点は、商品だけにしか興味を惹くコンテンツが無く、これでは「滞在時間」が少なくなるのは当然です。
では、話を戻して「プロの写真にはできないこと」ですが、私がネットショップ運営者ならプロへの商品撮影は通常の商品販売ページで使って、「スタッフ着用レポートとして特集ページ」としてスマホなどで撮ったスナップ写真などを掲載した新たなコンテンツを追加します。

商品特集ページ構成例
内容としては、フェイスブックなどのSNSの「雑記」のような記事イメージを保ちつつ、販売目的のコンテンツであるように考慮します。
例えば「売れ筋のカラーやこだわっている点やコーディネート案など」商品に対する思い入れを綴れば、リアル感が増して消費者との距離を縮めることができないでしょうか?
消費者側から見ても「この品番の商品はオススメなんだ!」とすぐに理解できるでしょうし、「読む商品紹介ページ」ができることで滞在時間を増えるでしょう。

実店舗で行なうような接客を「ページ化」することがポイントです。
プロが行なう商品撮影は基準となる商品画像としては役立ちますが、店側のリアルな声の代弁者にはならないケースもあります。
販売に至る消費者行動には「買いたい動機と後押し」が必要ですので、どちらかが欠けていても売上げは向上しません。
海外でのアパレルバイヤーがTumblr(タンブラー)などのSNS発信に注目が集まっているのも商品を紹介している人の説得力です。
流れ作業でネットショップを構成するのではなく、実店舗に招き入れるように自社のショップページを考えれば自然と見えてくる集客術はあるものです。
このエントリーをはてなブックマークに追加
Web用の画像解像度の勘違い
写真や画像に関する用語でよく耳にする「画像解像度」、カタログなどの紙媒体での写真を依頼する場合に「解像度は350dpiでいいですか?」と聞かれた人もいるのではないでしょうか?
商品撮影を行なっているスタジオも「web用の解像度72dpi、印刷用350dpi」などの表記がされています。

何となく画像解像度は高い方が綺麗!、引き伸ばしたり(拡大)した場合は、画像解像度がないとダメ!・・
こんな言葉の使い方してませんでしょうか?
では実際にWeb用に使う際に、画像解像度の違いが出るのか検証してみましょう。
dpiを変えた画像解像度の違い
まずは、全く同じ画像を72dpi、350dpiで書き出してあります。
比較してみても何の違いもありません。

では、写真の1箇所をグンと拡大したら画像解像度の違いで、「ぼやけ方」に違いが絶対出るハズ!!
拡大した時の画像解像度の違い
いかがでしょう?まったく変化がありませんよね(笑)
ではなぜ、web用と印刷用とで解像度の区別が必要なのでしょうか?

難しい解説は抜きにしますが、もともとweb用と印刷用では解像度の認識が違うと理解して下さい。
webは(dot by dot)ドットバイドット、印刷はdots per inch(ドットパーインチ)・・ややこしいですねw

簡単に説明するとWebの場合は「画像のサイズしかみていない」と考えちゃってOK!
ですので、上記検証画像のように解像度が高い、低い関わらず、拡大すれば同じようにボケます。
極端な話ですが、Web用であれば画像解像度は「1dpi」というふざけた数字でも下記のような画像になります。
解像度の最小値サンプル
お分かりですね(笑)

サイト用で使う画像を「高解像度で下さい!」と表現する方がいますが、それは間違いで、「大きなサイズで下さい」が正しい言い方です。
また「ブログの私の写真の解像度が悪くて・・」なんてのも言い間違い・・引き伸ばしたサイズでおかしい画像なのです(笑)

但し印刷用の場合は、解像度に関する決まり毎が適用される部分ですので、dpi数値が高ければ、高解像度となります。
正確には、引き伸ばしても解像度が良いということですが・・・

ここの話題はまた別の機会にでも記載します。
このエントリーをはてなブックマークに追加
    友だち追加数
  • モデルリスト

  • 公式ブログ
  • オーディション