商品撮影のMODEL CODE.com(モデルコード)
 
  1. HOME
  2. January 2015 の商品撮影のヒント集・投稿記事リスト

商品撮影のヒント集アーカイブ

商品撮影のヒント集のJanuary 2015 のアーカイブ一覧です。
スピード納品の落とし穴
ネットを介した商品撮影サービスでは「スピード納品!」をウリにする業者も少なくないですが、弊社の場合は基本的に推奨していません。
理由としては単純に自社で扱いきれない数の撮影を入れたくない・・わがままな姿勢が根底にあるのですが、もう1つは写真撮影を流れ作業で済ませたくないというのが本音です(笑)

何かしらの事情があって本当に急を要する撮影については、対応を検討しますが早くて商品到着から翌々日です。
商品撮影というのは、箱詰めされた商品がスタジオに届き、箱から出してすぐに撮影!
そんな商品の扱われ方をしたら心情的に嫌ですよね。
もし私がネットショップ担当者なら、そうした雑!?な撮影であればトコトンまで料金の値引きを要求します。

例えば同じトップスを扱っているA・B異なるネットショップであっても、人が変われば考え方は必ず違います。
それを撮影を代行するスタジオ側が「同じセッティングで同じポーズ」で済ましてしまったらショップの特色など到底望めません。

実際に撮り始めるまでに最低限やるべきことは、スピードが犠牲になっても行わなければサービスとは呼べません!
では通常撮影スタジオが具体的に何を行なうかを簡単にチャートにしてみましたのでご覧下さい。
※あくまでも弊社の当たり前の基準です
撮影に必要な作業項目
チャート項目を確認して頂いて、この中の1つでも省略されたとしたら・・気分はどうでしょう?
例えば進行表もなく、袋から出してすぐに撮影してしまい、チェックといっても撮影直前にパッとみるだけ・・
そんな風に撮影前の準備工程を省くと何が起こるのか?

・撮影(着用)カラーの間違い
・シワが出ていても構わず撮影する
・モデルに意図が伝わらず、単調なポーズや表現になる
・撮影直前に指示された品番の商品が無いことに気付く
・モデルの着崩れ(着方が雑)があったりする
などなど・・

こうしたミス要因は、撮影に詳しくない人でも容易に想像できる範囲です。

写真撮影は、クライアントがいる商業写真でも作品撮りであっても「撮影前の準備が大半です」
料理も「下ごしらえ」の手間を省けばそこそこの味わいしかないように、写真も無機質になります。

写真品質や料金の安さというのは、営業上武器になることは確かですが、今の時代、当たり前の作業工程を行うだけで「良い商品撮影サービス」だと思われてしまうのは、少し悲しい現実ではありますね。

きちんとしたサービスをしていて、その作業工程の対価を要求することにクレームを付けるお客様に出会ったことがない。
商品写真は早ければいいってものではありません。
このエントリーをはてなブックマークに追加
自社で商品撮影を行なうショップが照明機材の第一歩として、RIFAなどのボックス照明(定常光)を購入されている例が多いようです。
しかし、本格的な撮影を行なうには2灯、3灯と用意しなければならないと撮影照明の販売を行なっている業者さんから言われたとの声も多く、本当のトコ・・機材は多い方が良いのでしょうか?
私の個人的な見解を言えば、機材が多いことは「良い点もあれば、悪い点もある」曖昧な表現になってしまいます。

ではなぜこのような物言いになってしまうかというと、一般の方が商品撮影をしようとする時のありがちなミスは、「撮影をする前提を忘れているから」です。
「撮影をしなければならないので、機材が必要」これは正解ですが、その前に「こんな写真が欲しいからこの機材が欲しい」という考えが無いからです。
結果、妄想に任せるまま無駄に機材に投資してしまうことになります。
多くの撮影経験をしてきた有名カメラマンたちの口癖で、「太陽は1つしかない」という言葉があります。
これは理想の照明は1方向からの照明をしっかり決める大事さを意味しており、闇雲に多方向から光を当てれば綺麗になるものではないということ。
言い換えれば1つの照明があれば、自然な風合いの商品撮影は絶対に可能だということです。

では実際に1つの照明で行なった商品撮影の例をご覧下さい。
参考写真
一見すれば照明を当ててないかのようなイメージですが、写真左から弱く照明を1つ当てています。
ポイントとしては、背景と商品との距離を空けています。(背景に付いていると影が強くなります)
ハンガーのフック部分に「釣り糸」を結び商品自体をポールで吊って背景との距離をとっています。

レイアウトはこのような感じです。
配置図.jpg
右側に配置したレフ板は実際に撮って確認して、影が強く出るようであれば少し光を起こします。
F値は11程度ですが、撮ってみてボックス照明の光量が弱いため暗い写真になってしまう場合は、カメラを三脚に固定して、シャッタースピードを遅くする、またはISO感度を上げるなどで対応します。
※カメラ設定はオート任せではなくマニュアルですべて決める!または絞り優先がオススメです。

何度か撮影してみてイメージに合う設定を探してみてください。
根気強く撮っていくと、「コレいいじゃん!」と感じる好みの設定が見つかるハズです。
そう感じた写真が「欲しかった写真」だと思います。

機材を揃えることも大事ですが、今ある機材で試行錯誤してみて「心が動く写真」が消費者にも伝わる商品写真です。
このエントリーをはてなブックマークに追加
写真のモニターチェック
商品撮影で納品された写真を閲覧している今お使いのパソコンのモニターって信用できますか?
たまに学生にこうした質問すると「Macを使っているから大丈夫です」という人もいますが、それは学校で使用していたPCがたまたまMacで純正モニターを使っていたために、「学校で使っているから大丈夫」という理由に等しい。

モニターに関する話は、書いていけば連載記事になるくらいブログネタの宝庫ですが、カラーマネージメントの設定方法などを解説しても一般的なモニターで「撮影された写真を見る」という行為のみに絞ればあまり意味の無いネタになってしまうので、今回は「いま使っているモニターがどれくらいの信頼性があるのか?」を簡単にチェックできる方法をご紹介します。

使用するモニターはお持ちのもので構いませんし、特に明度や輝度などをいじる必要もありません。
普段使っている状態でまずは、この画像をご覧下さい。
チェック項目1
白・グレー・黒のそれぞれのブロックに薄く英文字が写っていると思いますが、正しく読み取れますか?
答えは最後に記載しておきますが、これが表示認識できない状態であれば、撮影された写真に対して色味を判断することは困難な状況ですので、納品された写真を今のモニターで色を加工したりすると、一般消費者のモニター上では「変な色合い」に写ってしまう可能性が大きいので注意が必要です。
大体の方は文字が認識できるレベルだと思います。

では、次の画像を見てみましょう!
チェック項目2
同様に4つのブロックに薄い英文字が記載されています。
IEなどのブラウザソフトでは見えにくい場合もあるので、画像の上で右クリックして保存、フォトショップなどで開いて頂いても構いません。
こちらは認識することができない人もいるかもしれませんが、市販されているパソコン本体とセットになっているモニターというのは上の3文字が表示できるレベルが普通です。
4文字バージョンがしっかりと認識・表示できていれば、モニターの階調表現や品質が高い機器を使っていると判断できます。

あくまでもこのチェック項目は「階調」や「表示レベル」の項目で、「正しい色再現ができる」こととは違いますが、初期段階としてある程度の設定ができる機器なのかを判断することはできますので、あとはカラー設定を正しくすれば、写真の色味などを正しく閲覧できることができます。

撮影スタジオがこうした判別がつかないモニターを使っている場合は、言語道断ですが、意外とデザイン学校時代からの影響で、Mac至上主義なカメラマンは見た目が綺麗な(輝度の強い)モニターを使っていてクライアントに写真が届く前の段階から正しい写真品質が保たれていない場合もあります。

撮影写真を見る目というのは人間的な経験も必要ですが、正しい環境でなければ経験などゼロに等しいのです。

画像の答え
1枚目:LCD
2枚目:EIZO
このエントリーをはてなブックマークに追加
商品撮影の使わない写真を活用
最近、ひそかに大手の通販サイトもやっている、商品画像がクルクル変わるアニメーション。
特に最新の技でもなく、GIFアニメーションで簡単にできてしまいます。
商品撮影が終わって使いたいカットがたくさんあっても、モールの仕様上、画像が使用できる枚数が決まっている場合などに有効かもしれません。
また商品を一覧で表示させたときに、「動く画像」と「静止している画像」をランダムに配置すると、消費者へのPR効果もあります。

では、実際にどのように制作するのか見ていきましょう。
今回はPhotoshopなどの特別な画像編集ソフトを使わなくても手軽にGIFアニメーションが作成できるオンラインサービスを使った事例をご紹介します。
写真の準備


1:まずは使用する写真を用意しましょう。
2:バナー工房にアクセスして、使う写真を選択します
3:点滅時間を1.5秒から2秒くらいに設定して「GIFアニメを作成する」をクリック
ハイ、動く商品写真のできあがり!!

実に簡単です(笑)
では、早速♪動く写真と動かない商品写真を比べてみます。
静止した写真.jpg動く写真
いかがでしょうか?
こうした商品画像が入っていると思わず商品を見てしまうので、主力商品やセール品などを目立たせることもできます。

こうしたアニメーション効果は例えばこんな作成方法も考えられます。
展開サンプル写真
ご覧の通り、「ひざ上のモデル写真」から「首回りのポイントカット画像」に切り替えることで、商品の個別ページに移動しなくても、サムネイル一覧の状態で商品自体のディテールをPRすることも出来てしまいます。
実際に商品撮影で納品された写真の有効活用として参考にして下さい。

写真は構成次第で武器になりますよ♪
このエントリーをはてなブックマークに追加
色感覚チェック

引用元:X-Rite社
Online Color Challenge

先週の記事で、「ネットと印刷用のモニター設定による写真の色域の違い」について記載しましたが、「色の感覚」って自信ありますか?
そう聞かれると調べたことが無い人の方が多いと思いますが、オンライン上で無料でテストできる簡単・面白いツールがございますので、お時間がある時にでもやってみてはいかがでしょうか。
テスト方法はランダムに並んだ色のブロックを綺麗なグラデーションになるように並べ替えていきます。
すべて並べ終わったら、「Score Test」をクリックして、「Age Range」で年齢を、Genderから男性・女性を選択して結果を出します。

並べ方に間違った箇所があると棒グラフが上昇しています。
こんな感じです。
NG画像

ちなみにすべて正しく並び替えることができると、こうなります。
合格
こうした色の感覚をテストしてみるとご自身が感じている「自分の色の感覚」を数値化できますので、面白いですね。

ちなみにこのテストは単純に「自分の目が悪い」ということではなく、今使っているモニターが正確に色を再現できていないことが原因かもしれません。
商品撮影などで「正確な色を見極める」には経験が必要となりますが、前提として「正確な色再現ができる環境」も不可欠です。
最近ではRetinaディスプレイなどで高精細なディスプレイを謳った商品が多いですが、あれは印刷用やウェブ用に最適且つ正確な色を出すことが可能という意味ではありません。
写真撮影が上達するコツは、「ありの~ままの~♪写真の色を知るのよ~♪」が前提でw、綺麗に写る画面だけに頼ってしまうと、第三者から見た色味が違ってた!?なんてこともございますのでお気をつけ下さい。
このエントリーをはてなブックマークに追加
モデル事務所の選び方
商品撮影にモデル着用画像を使用する場合、当然モデルに関する決まり事が存在します。
例えば使用先や期間など肖像権に関する規約があります。
しかし、こういった規約は依頼する撮影スタジオによって取り決めは異なり、初めてモデルによる商品撮影を依頼しようした場合は分かりにくいのが現状です。
大きく分けてモデル撮影では「提携先のモデル事務所を使う場合」「撮影スタジオに所属するモデルを使う場合」この2パターンになります。
弊社の場合、後者の「自社のモデル」ということになり、使用範囲や期間については直接モデルとの交渉によって決めることが可能です。
他社から乗り換えてこられるお客様の中には「半年経ったら更新料を請求された」などスタジオ毎の規約を未確認のままオーダーしてしまうケースもあるようです。
では、「提携先のモデル事務所を使う場合」のスタジオ・モデル事務所・依頼元、この3社の間にはどのような関係性があるのかご説明します。
撮影に関する相関図
相関図をご覧頂くと分かるようにスタジオは窓口にはなっていますが、実際のモデル肖像権については、モデル事務所の管轄となります。
つまり、1年経ってモデル画像を継続使用とした時に「スタジオ側が独断で継続許可を出せない」ということです。
とはいえ、依頼元がモデル事務所と直接交渉することは稀であって通常は最初の撮影規約を履行することになります。

最近増えてきているのはフェイスブックやtwitterなどのSNSなどで商品PRの為にネットショップ側がモデル画像を拡散していくケースで、モデル事務所側から使用範囲超過となってしまい、追加料金を請求されることもあるようです。
こうした流れを踏まえて弊社では、「画像の二次使用について」にて情報を公開しており、規定は通常より適用範囲を柔軟に捉えています。

こうした書き方をしてしまうと不安になってしまうかもしれませんが、健全に運営を行なっているサービス企業もございますので、撮影前に下記の項目について確認しておくと良いでしょう。
・起用モデルは自社のモデルか?または提携先のモデルか?
・モデル画像の使用範囲や期限に制約はあるか?
・撮影依頼時に使用範囲等に関する規約をデジタル書類などで控えをもらえるか?

以上の点は必ず確認しておくと万が一のトラブル予防にもなります。

また提携モデル事務所を使った商品撮影サービスを使う場合は、評判の良いモデル事務所を使っているかを見極めることも大事です。
間違ってもスタジオがコントロールできる「肩書きやキャリアの履歴」だけを信用せず、モデル事務所名称をスタジオ側に聞いて、そのモデル事務所が下記の団体等のいずれかに所属しているかを調べ、どのレベルのモデル事務所と提携しているかが判断することもオススメです。
・一般社団法人日本モデルエージェンシー協会の会員事務所か?
・(社)全国民営職業紹介所協会の入会事務所か?
・日本タレント名鑑に掲載されているモデルか?(直近1年掲載)

有名モデル事務所提携!と謳っていても実際はモデルサークルのような団体と提携しているケースもあるので、曖昧なモデル起用をするのであれば、管理判断が明確な撮影スタジオ所属のモデルを起用した方が安全です。
ネットショップに起用するモデル撮影は少しでも見栄え良くしたい意向も分かりますが、著作肖像権などに関するトラブル回避の為に慎重に選びたいものです。
このエントリーをはてなブックマークに追加
20150121-urban_reserch.jpg

このネットショップのココがすんごい!

アパレルファッション系のサイト構成とというと、「寒色系でスタイリッシュに見せるパターン」と「暖色系でほんわか見せるパターン」が多く見られますが、ネットショップを展開して長いキャリアを持つURBAN RESEARCHのショップ構成はひと味違います。

デザイン的なバランスが良い点はもちろんですが、特集ページには明確なコンセプトとストーリー性が満載です。
爽やかな写真構成の中にスパイスとして動画を嫌味なく持ち込み、訪問者は思わずページに没入してしまう。
基本的にSnap+は、スタイリングを提供するページですが、日常の世界観を全面に出すことで通常の通販サイトとは一線を画しています。
つまり商品自体の価格をバーンと出してしまう楽天市場でよくみかける展示方法ではなく、「消費者に欲しい」と思わせる商品展示です。
横スクールをするjqueryを使った演出は導入は容易ですが、スクロールさせる写真の組み方はセンスが問われます。

では自社でチャレンジするには撮影依頼時に何が必要なのか?

Snap+のような特集ページを構成するには、まず最低限季節ごとの通年特集と考える方がベターですが、URBAN RESEARCHさんと同じように月毎に更新する目標を立てる場合は、プランニングの段階で1年分のコンセプトを予め用意したほうがいいかもしれません。
理由としては、計画性が曖昧な状態で特集を進めると6月・7月など隣接した時期で特集の意図がぼやけてしまうことも考えられます。
手始めにSS/AWなどでの2ブロックを狙っても充分インパクトはあるかもしれません。

撮影依頼時にはメインとなる商品を3つ決めます。
仕入れた商品すべてをメイン扱いするのではなく、ショップの特長が出やすいアイテムを厳選することです。
主力商品が決まったら「カジュアル」・「クール」などのありがちな区分けのコーディネート提案ではなく、シーンを決めます。
上記のSnap+を例にすると「秋」を題目として「散歩」・「芸術」・「食欲」これがシーンとなっています。
そうすることで、ストーリー性が生まれてパッと見たときに「面白い違和感」をイメージしてもらうことができます。
服のジャンルに合わせたコーディネート提案ではできないこうした印象付けはこのコンセプトとシーン展開が根底にあります。
あとは商品撮影を依頼するスタジオにロケが必要なのか、スタジオ構成で撮影可能なのかを打ち合わせて仕上げていくとSnap+に近づけることが可能です。
くれぐれもポーズ決め決めのモデル写真を撮らないように入念に相談しましょう(笑)
このエントリーをはてなブックマークに追加
色域表現の違い
よく商品撮影のスタジオがいう「色の管理されたモニター」というと何だか難しい話になってしまいますが、今回は簡単に印刷用の写真とネット用の写真でお持ちのモニター上でどれだけ色に違和感が出るのか?極端にズバッと見れるようにしてみようと思います(笑)
色域の比率
まず、モニター上の写真の違いを見てもらう前にモニターがセットになった市販のパソコンなどはsRGB色のみを再現、印刷用途に使うスタジオはsRGBとAdobeRGBを写すことができると想定します。(ザックリ)
当然ながらスタジオはネット用でも印刷用でも両方最適な色再現ができるように準備をしています。
つまり「用途を問わず色の管理されたモニター」です。

ではスタジオ側が印刷用のAdobe RGBのモニター設定でネット用の写真を納めたら・・
クライアント側(市販のパソコン)ではどう見えてしまうのか??
左側の写真に注目してご覧下さい。
サンプル画像
極端な例ですが見た通り、左の写真に違和感(くすんだ状態)を感じると思います。
Adobe RGB上(印刷用)では良くてもsRGB用(ネット用)のモニターでは、色を再現できる幅が少ないということです。
右側のネット用に調整された写真の方が肌の感じなどが飛び過ぎず自然かと思います。
こういった写真の違和感を無くすためには、撮影スタジオ側もsRGB設定で必ず調整して納品することが大事です。
稀にAdobeRGBで確認しただけでポンと納品されているケースもあるので、納品された写真がくすんで見えたりする場合は、仕方が無いと環境の整っていないモニターで色をいじってしまう前に撮影側に問い合わせてみることをお勧めします。
きちんとしたスタジオであれば確認調整はしてくれるハズです。

以上、ざっくりとした色域表現のご説明でした。
このエントリーをはてなブックマークに追加

撮影スタジオの現場では照明セッティングなどが終わると「ホワイトバランス」を取ります。
デジタル一眼を触ったことのある方ならご存知かとは思いますが、商品撮影でいう「ホワイトバランス」とは、どれだけストロボor定常光などの光質の条件が変わっても被写体の本来の色を映し出すための設定となります。

写真作品などの場合は、ホワイトバランスを含めカメラ側の設定によって自分の作品イメージに近いものを探っていきますが、商品撮影で使うホワイトバランスは「忠実な色再現」です。
ざっくり説明してしまうとネット画像の場合、見る人のモニターによって色味は変わってしまいますが、写真のスタート地点でなければならない撮影現場の色が狂ってしまっては何の意味もありません。
正確なホワイトバランスを取るにはホワイトバランスカードなどを使ってカメラ側に「これが正確な色ですよ」と記憶させます。
こんな感じです。(18%グレーを取ってから、カラーパッチを撮ります)
ホワイトバランスの例
写真はx-rite ColorChecker Passport(エックスライト・カラーチェッカーパスポート)を使用しています。
最近ではカメラ側のオートでのホワイトバランス性能も向上はしていますが、マニュアル設定でコントロールすることはプロとして当然です。
こうした工程は単純に写せば良いということではなく、カラーを撮ってモニター上で更に色再現を追い込みます。
「RAW画像で撮ればあとでも編集できるでしょ」と感じる人もいるかもしれませんが、弊社ではリアルタイムで行ないます。
例えば昨日撮った写真の色を思い出す・・経験にもよりますが、人間の感覚に頼るのではなく、現場で出た数値を信じることでより写真の色再現性の精度は向上します。
このエントリーをはてなブックマークに追加
最安値は本当ですか
これから新しく商品撮影を依頼しようとしている担当者様にとって料金は安いほうがいい・・
適正価格を謳っている弊社にとって矛盾した話題のようですが、モデルコードが高い!と言っている訳ではなく、誇れる部分が料金しか無い現状の撮影サービスに疑問を感じているということです。

こうした料金の表示競争に加わったとしても弊社が料金を下げれば他社も真似する・・こうしたパターンは滑稽に思うからで「写真屋でしょ!勝負は写真!」これに尽きます。
しかし、ネットでの価格表示の誤解というのは、「業界最安値」と記載されてしまえば信じてしまうクライアントも存在してしまうのも事実。
では、弊社と業界最安値のアノ業者さんと比較して本当に安いのは何かを比較してみました。
比較をする場合に重要なのは「カット単価」まで精査することはもちろんですが、料金内で提供されるサービス内容にも注目することが重要です。
料金比較表
いかがでしょうか?モデルコード・・・最も安い単価になってしまいましたね(笑)
ネット上で出回っている「うちが一番安い撮影ですよ!」なんて謳い文句はバブリーな表現ですよね。
こうした観点から敢えて安売り写真を強調するようなページは作らなかったのです。

単価などより注目して頂きたいのは、アパレル業者さんにとって必須である「商品のシワ伸ばし」などが有料オプションとなっている点です。
我々からすれば、アパレル商材を扱う撮影をするのであれば、当然作業工程に必要な部分ですが、これがなぜオプションなの!?と疑問です。
単価を下げるために重要な工程を省く行為は、写真に対してどのように向き合っている企業かを判断する指標でもあります。

大切にしたいのは、「撮影に対する愛情」です。

これが無ければ“伝える力のある商品撮影”が実現できるとも思えません。
このエントリーをはてなブックマークに追加
20150119-angru.jpg
いわゆる物撮りなどの単体写真では、色々な角度(アングル)から撮影を試みることはよくあることですが、人物撮影などの撮影風景でカメラマンがしゃがんだり、立ったりとバタバタしている光景を見たことがる方もいらっしゃると思いますが、こういった動作をなぜ行なっているかという、被写体に対して水平にレンズを向けたり、角度をつけたりしています。

では、写り方にどのような変化が起きるのか?

説明用画像として使用されることが多い、モデルの着用画像をサンプルを例にご説明します。
20150119-satsuei.jpg
まず、AとBいずれの画像もモデルを全身撮影したものですが、撮影者のカメラポジション(高さ)が異なります。
Aは少し上から見下ろしたような印象、Bは人物を水平に捉えていますのでスッキリした印象があります。
どのアングルで撮影するかはクライアントの意向にもよるので、「どちらが良い写真」ということはありませんが、「服の着丈」を正確に伝えるのであればBの方が誤解が生じにくいアングルではないでしょうか?
モデルの商品撮影を依頼して、「何かモデルの顔が大きい・・」、「脚が短い印象を受ける・・」などの違和感は撮影者のカメラを構えたポジションによるかもしれません。具体的にAとBとの撮影者のカメラポジションは以下のような感じかと思います。
20150119-posishon.jpg
「撮影者」が立っている状態と腰をしっかり下ろしている状態、たったこれだけの動作の違いで写真の仕上がりは変わってきます。
例えばこうした商品写真をネットショップに並べて「モデル身長160cm・Mサイズ着用」と記載した場合、着丈の印象も変わってしまう場合もあります。
イメージ効果を狙った撮影であれば、多様なアングルでの写真は印象的になりますが、説明用の画像は「商品に対して水平に構える」ことは重要です。

こうしたカメラポジションについては基礎的なことですが、相談に寄せられる画像を拝見すると微妙に撮影者が楽をしている!?商品写真に出会うこともあります。
モデルも商品もスッキリ見せるにはどうしたら良いか?プロであれば毎回真摯に向き合うべきですね。
このエントリーをはてなブックマークに追加
20150119-concept.jpg
ネットショップの運営を支える弊社が行なっている商品撮影サービスは正確な写真を撮るという行為はもちろんですが、最近のネット通販の増加に比例して本来あるべき「写真屋」としてのサービス形態が少し変わってしまっているサービス業者が多いことを危惧しています。

デジタル撮影であれば、もちろん一般の方でも撮影はできますが、わざわざ外注に依頼する意味について考えれば「正しい業者選び」が見えてくるはずだと考えます。

商品撮影はクリエイティブな仕事です

多くのショップが写真に求めるものは「品質が良くて安い料金!?」

一見すると相反する言葉ですが、一部の撮影スタジオは、その理想を叶えるためかどうかは別にして、「激安だけど高品質」をキャッチコピーににサービス展開をしております。

そうした甘い言葉に惑わされて撮影依頼をすれば、プロの目からすれば「値段相応」のクオリティーでしかない写真が、まるで「お得な写真撮影が可能!」という誤解が生まれます。。

流れ作業で行なう撮影では商品について深く考えることはなく・・いや正確には商品についての知識が無くても「モデルがとりあえず着ている画像」を仕上げてしまう結果になってしまいます。

仕事としての写真というのは、準備から撮影までの流れをお客様個々に合わせて行なえば納品のトラブルは無いはずですが、安さという言葉を武器にプロレベル以下の撮影をすることはクリエイティブではありません。

撮影業者の安さのカラクリや写真についての“言いにくい事情”を公開することで、間違わない商品撮影サービスを選択して頂く参考になれば幸いです。
このエントリーをはてなブックマークに追加
    友だち追加数
  • モデルリスト

  • 公式ブログ
  • オーディション