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商品撮影のヒント集

いまネット上に存在する商品撮影のサービス会社には低価格と高品質!?を掲げた撮影をアピールする傾向が強くなっていますが、弊社に寄せられるご相談の多くが他社の撮影の撮り直しを希望しているものです。

デジタル一眼レフカメラの普及によって商品撮影を低価格で行なう業者が増えた一方で、本当の意味で品質の良い写真の仕上がりを期待できる会社が少なくなっていることも事実です。
このページでは「商品撮影のヒント集」と題して、撮影者とサイト制作者の立場の両方の視点から業者に依頼する前に知っておくべき商品撮影に関する知識などを公開していきます。



いまさらネタという感じも少ししますが、商品撮影を便利にするEye-Fi Mobi(アイファイ モビ)カードについて触れておきます。
Eye-Fi Mobi(アイファイ モビ)カードというのは、SDHCメモリーカードにWi-Fi機能が内蔵されたカードで、例えばカメラのSDカードをEye-Fi Mobi(アイファイ モビ)に変えて撮影して、お持ちのスマホやタブレット、PCにリアルタイムに転送する便利グッズです。

Eye-Fi Mobi(アイファイ モビ)だと何が便利なの?
製品の動画を見る限りはお遊び便利グッズのようですが、自社で商品撮影を行なう場合には非常に便利になります。
具体的には「ピントチェック」でしょう!
細かな商品を撮影して、カメラの小さいモニターで拡大して確認・・・その繰り返し・・・
商品数が増えてくると、地味に目が疲れます(笑)
このEye-Fi Mobi(アイファイ モビ)を使ってipadなどの端末に転送していけば、大きな画面でピントや構図など確認しながら作業ができるので、撮影効率が良くなります。
よくあるスタジオの撮影風景でモニターにカメラで撮った写真が写し出される状態を簡易的に再現できます。

Eye-Fi Mobi(アイファイ モビ)の活用のコツ
個人的な感想としてはカメラ側にSDカードスロットが2枚あると便利です。
例えばカメラ側でRAW+JPEG画像を同時記録できるようにしておいて、SDカード1にはRAW画像をSDカード2にはJPEG画像を保存するようにしておいて、「JPEGのみ端末へ転送する」ようにしておけば、よりスムーズになります。
なぜこのように記録形式を分けるかというと、「転送速度」を重視したいからです。
RAW画像は後からしっかりデジタル現像ができますが、その分データ容量は大きくなってしまうため、当然転送速度に時間がかかります・・というか実用レベルではないと感じます。
端末で確認するのは構図やピント、色合い(端末による)のチェックなので、JPEGの最小画像でファイル容量を軽くして転送効率を上げておきます。
同製品のMobi ProはRAW転送にも対応していますが、パソコンに転送する人以外は、転送がもたつくのでお勧めしません。
もちろんカメラ側のSDカードスロットが1枚の場合でも、2枚スロットがあった方がファイルの管理する上で便利なだけですので、RAW+JPEG画像を同時記録できれば問題ありません。

Eye-Fi Mobi(アイファイ モビ)で商品写真をダイレクトに公開
ここまではカメラで撮影した画像を転送して確認する作業について書きましたが、機能的には転送写真をそのままSNSなどにアップすることもできますので、RAW現像などを行なわずJPEGで撮ってすぐ公開することもできてしまいます。(あまり実用性を感じませんが・・)
考えられる小技としては、例えば東京と大阪で支店があって、東京で撮影している画像をリアルタイムに大阪のスタッフに見せていくこともクラウドの共有設定をすればできますよ♪

Eye-Fi Mobi(アイファイ モビ)で注意しておきたいこと
メリットばかり書きましたが、当然、欠点もあります(笑)
それはタブレットやスマホに転送を繰り返すと異常にアプリ容量を取ってしまうこと、大体1000枚くらいを何度か繰り返すとEye-Fi Mobi(アイファイ モビ)自体のアプリ動作が遅くなります。
使い方としては1日撮った画像はパソコンに保存したらアプリから削除する、撮影毎にクリアの状態でスタートさせておくと過去の写真を読みに行く時間が短縮されるので比較的スムーズに動くようになります。
ですが、半年に1回はアプリ自体をアンインストールして、インストし直すことをお勧めします。
私もピントチェックなどの確認用に使っていましたが、大量に画像を扱って削除を繰り返していくとフリーズすることもあります。
調べた結果、アプリ上で削除してもキャッシュのようなものが残っていくようなので、アプリが立ち上がらないなどの症状が出たら「アンインストールして、インストし直す」これがベストです。
プロシリーズを出すならこうした不具合をメーカーさんも考えて欲しいのですが・・

ともあれ、商品撮影の画像を手軽に大きな画面で確認しながら撮影したい場合は、一度お試し下さい。
便利さにちょっとニンマリすると思います。
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ポートレートと商品撮影の違い
自社のスタッフさんを使って商品撮影にチャレンジされているショップの場合、商品のみの物撮りは何とかクリアできても「人物写真」となると急に難しく感じることもあるようです。
単に被写体が大きくなるという事以外にどのような原因があるのでしょうか?
今回は静物写真と人物写真(ポートレート)の撮影それぞれに対して私自身が心掛けていることを少しお話します。

静物の商品撮影はじっくり丁寧に
静物の商品撮影については、「自分の思うイメージ」に近づけるために時間や労力は惜しまず投入しています。
時間的な拘束はありますが、撮る前の準備や撮ってみて気に入らないところは何度も修正を加えています。
こうしたことができるのは、あくまでも人間(カメラマン)と商品(静物)の関係性があるので、準備までに時間がかかっても機嫌を気にすることもないので当然です。

人物による商品撮影で気をつけること
簡単に静物写真の撮影について書きましたが、人物と静物の撮影で大きく違うことは「100%思い通りにならない」と考えると撮影時の気持ちも落ち着くはずです。
これは単にイメージ通りの写真が撮れないという意味ではなく「人間ならではの意外性」に期待するということです。

例えば、ポーズや撮影側のイメージを強く被写体(人物)に要求した場合は「やらされている感じ」が強く印象として出てしまいます。
自社のスタッフを使った人物撮影ではプロモデルとは違い、写真撮影に慣れていない方だと思いますので、しゃべりながら撮影を進めると互いに気分良く作業ができるでしょう。

人物撮影は写真を撮るというより、現場の雰囲気を撮る感覚でチャレンジすれば、楽しい写真になると思います。
たまに私が使う手段!?として「クールで無機質な写真」を要求されている時は、モデルと一切会話をせずに撮り進めたりします。
そうした緊張関係が表情に出てることを期待してみたり・・・w

マニュアル通りにはいかない人物撮影
人物撮影(ポートレート)は、どれだけ撮影本(マニュアル)を読んでも意味が無いと感じています。
そうした教則本に書かれているのは、「会話に心がけましょう」とか「この場所のカメラ設定はこうでした」など実用的ではない書籍が多いと感じます。
会話といっても十人十色で、「まずはこう話し掛けましょう」という題目があったら笑ってしまいますよね。

人物撮影は「徹底的に1人を撮りまくる!」、または「たくさんの人と写真でセッションする!」こうした現場で理解することがすべてです。
マニュアル本などは言い換えれば「失敗したくない人が読む本」であって、私自身「失敗したらゴメンと謝る(笑)」シンプル発想ですw
これはアマチュアでもプロでも同じだと思います。
それにマニュアルを読んでいる以上は、「その本の筆者は超えられない」ということ!

ってプロを目指してませんけど・・と突っ込まれそうなので今日はこんな感じです。
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トップライトを利用した商品撮影ボックス
以前に商品撮影用のボックス作りについて触れた機会がありましたが、今回はGW期間中ということもあるので少し目線を変えて撮影業務に役立つ「トップライトを利用した撮影台」の簡単な作り方をご紹介します。
そもそもトップライトを使う意味は、「照明によってできる不要な陰を消す」ためには有効です。
人物撮影の場合は「髪の毛に光を当てるヘアライト」にも使われますが、今回はコンパクトに小物商品で使える商品撮影ボックスの製作事例となります。

使用する部材は、フォトフレーム(撮影する商品に合わせた枠)とトレーシングペーパー、そして撮影の土台となるボックステーブルの脚です。
フォトフレームはA4サイズ程度であれば、すべて100円ショップで手に入ってしまうのでとてもお手軽です。
※フォトフレームは黒枠などの色は避けて白かベージュの淡い色の枠組みでできたものを探します。
※テーブルの脚となる部分は発砲スチロールのブロックでも代用できます。

トップライトの配置例
フォトフレームのガラスは外しても外さなくてもOKですので、フレーム枠内にトレーシングペーパーを貼ります。
トレーシングペーパー越しに光を当てることで陰が柔らかくなるので、撮影イメージに合わせてトレーシングペーパーを貼るか否かは決めましょう。

商品撮影ボックスの作り方といっても土台に置くだけで大枠は完成してしまうので、移動も設置も簡単です。
準備ができたら撮影する商品を設置して、早速、上から光を当てて調整します。
もし、事務所などで天井の蛍光灯しかない場合でも、そのまま撮影するよりは写真の印象は変わりますので、1度そのままの光源で試してみてカメラ側でISO設定などで調整します。
どうしても光量が足りないようならスタンドライトを準備してトップライトの光量を強くして下さい。

トップライトの設置が終わったら、商品から見て45度の角度からもう1つくらいライトを当てると、より立体感のある写真になると思います。
小物類が多く、業者に撮影を依頼すのはちょと・・と感じている方は一度チャレンジしてみて下さい。

こうした小物類の商品撮影ボックスは市販のモノも多く出回っていますが、価格が高いです。
サイズが極端に変わらない場合であれば、原理を知ってしまえば代用はいくらでもできます。

どんなプロスタジオでも撮影の為の小技グッズ(箱馬など)は自作していることも非常に多いのです。
万能型の商品撮影ボックスはない!と考えれば、自身が取り扱う商材に合わせて作ってしまえばあとは撮るだけです。
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35mm換算のレンズ表記とは
商品撮影を行なっていてレンズを換えて撮ってみたいと思って、いざお店に行くと「35mm換算で○○mm」などレンズの表記に戸惑ったことはないでしょうか?
簡単に理解するには、同じデジタル一眼レフカメラでもカメラ内部の「撮像素子(電子回路)」のサイズによって区別されていることを覚えましょう。

少し高価なフルサイズ機と呼ばれるカメラ群はその名の通り「フルサイズ、つまり35mm換算の基準」となる撮像素子を持つカメラと考えてください。
その他の撮像素子を持つAPS-C(DX)やフォーサーズなどと呼ばれるカメラはフルサイズ機に比べて撮像素子が小さくなります。
この撮像素子サイズの違いでレンズを装着した時に広角側(撮れる画像の横幅)が狭くなってしまいます。

例えば普段、商品撮影で使っているカメラがフルサイズ機で28mmの広角レンズを使っていた場合、APS-Cサイズのカメラでも同じ画角(画像の横幅)をキープしたい場合はフルサイズ機で使用しているレンズと同じ数字で始まるレンズを購入してしまうと、実際に写る写真の広角側は狭くなります。

撮像素子ごとのレンズの広角側の話をするとややこしくなるので、フルサイズ機の2倍換算となるフォーサーズ機を例に簡単にご紹介します。
まずは下のレンズの写真をご覧下さい。

撮像素子ごとのレンズの換算例
左側のレンズは28mmと表記されているので、広角側は28mmで撮影できます。
対して右側はフォーサーズ機のレンズなので、フルサイズ機と同じ広角撮影を行なうためには、「14mm」と表記されたレンズを選択することになります。
間違って28mmのレンズを買うとフォーサーズ機だと2倍ですので52mm相当のレンズになります。
その他の撮像素子でも同じように1.5倍などフルサイズ機を基準とした倍率が変化するので、お持ちのカメラの撮像素子が何かを知っておくと便利です。

レンズを間違えると悪影響があるの?
基本的には画角による影響はそれぞれの「撮りたいもの」によります。
例えば風景写真を広々と撮りたいのであれば広角側の数字が小さいレンズほど広く撮れますし、同じ風景写真でも草花をアップで撮りたいのであれば、逆に広角側のレンズ数字は小さければ良いということにはなりません。
最近ではより広角に撮れるレンズやカメラが人気ですが、これは自分撮りやグループ撮影時に背景を入れながら撮りたいという利用者が多いからです。

目的に合わせたレンズ選びで写真を楽しんでください。
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写真表現について
今回はほんのり商品撮影とは脱線するかもしれませんが、「写真表現のありかた」についてエッセンスとして記述します。
「写真を加工する!」というと、本来写真は、「真実を写すもの」だから、最初に撮った写真をあれこれレタッチしてしまうのは邪道だと感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、個人的には全くそのような考えを持ったことはありません。

特に日本人が漠然と抱いている「写真」という意味合いは非常に限定的で、海外では一般的に(写真=photograph)とは、「光を描く」意味合いが根底にあって、同じ写真を撮っても個性的になる傾向があります。
1つの例として下の風景写真をご覧下さい。

表現方法の違い
左側の写真はよくある「見たままを表現」する、いわゆる日本人が写真を考えるイメージの「真実を写すタイプ」、対して右側は表現として積極的に光と陰を描こうとしている写真です。
どちらが正解という評価ではなく、2つの写真ではスタート地点(考え方や目的)が異なっているように感じます。

デジタル写真が全盛になって、スマホアプリや編集ソフトで写真で遊ぶことが多くなった現在、こうした写真を否定的な目で見る人もいらっしゃいますが、写真を加工すること自体は、フィルム時代から当然のように行なわれてきた作業で、「暗室にこもって現像する」こうした作業は現代のパソコン上での編集作業のようなものです。
写真プリントのクロスプロセス現像などは典型で、アプリのインスタグラムのような加工処理を愛する人は昔からいたのでしょう。
デジタル写真が無かった時代は、ネガフィルムを割り箸で擦って独特の雰囲気を演出しようとする行為も言い換えれば加工写真です(笑)

写真表現において基礎知識は確かに必要ですが、もっと重要なのは写真で表現する目的であって、正解があるとすれば「真実を写したい」と思って写真を撮ったなら、上の画像の左が正解で、濃淡を強調したいと思って写真を仕上げれば右側の写真が正解なのでしょう。

写真表現の評価をするサイトが多く存在しますが、見極めるべきは「撮影者の意図」であって、彩度やシャープさなどの撮影者の意図と関係の無い部分は優先順位からすれば低いモノだと感じます。

見ていて楽しい写真表現がたくさん出てくることを願うばかりです。
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