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商品撮影のヒント集

いまネット上に存在する商品撮影のサービス会社には低価格と高品質!?を掲げた撮影をアピールする傾向が強くなっていますが、弊社に寄せられるご相談の多くが他社の撮影の撮り直しを希望しているものです。

デジタル一眼レフカメラの普及によって商品撮影を低価格で行なう業者が増えた一方で、本当の意味で品質の良い写真の仕上がりを期待できる会社が少なくなっていることも事実です。
このページでは「商品撮影のヒント集」と題して、撮影者とサイト制作者の立場の両方の視点から業者に依頼する前に知っておくべき商品撮影に関する知識などを公開していきます。

写真加工のはじまりについて
デジタルカメラで撮った写真を加工する・・と聞くと一般の方はあまりプラスのイメージを持っていない人も多いかもしれませんが、「未加工の写真」と「加工して仕上げられた写真」一体いつ頃から始まったのでしょうか?
答えは写真がはじまったその時代から「写真加工という表現への挑戦」は存在していたのです。

人物写真の場合、「写真いじったよね」と言えば、あたかも整形手術をしたかのような印象を受けますが、世の中に加工されていない写真など無いと言ってしまうと誹謗を受けそうですが、フィルムやネガの段階から、色を調整してプリントするという段階で加工というならば、案外「世の中すべては加工写真」です(笑)

個人的には加工する、しないに関しては特に先入観もありませんが、写真加工への前提として「元画像よりもさらにレベル(質や表現)を高めるために行なう処理であるべき」と考えています。
例えば、撮影現場で「あとでソフトで何とかするカメラの設定もオートでいいや」という考えはNG!
撮影現場での環境や機材などを考慮してイメージに近づけるためベストを尽くして、さらにソフトでイメージに近づける!これが加工ではないでしょうか?
昔から暗室での作業はブラックボックスで「撮影者の最終仕上げ」なのでこれも最終加工とも言えますね。

カメラメーカーでもあるフジフィルムのプリントサービスに、「FUJIFILM Professional Xプリント」というのがあるのをご存知でしょうか?
これは「FUJIFILM Xシリーズ」で撮られたカメラに限られますが、Xプリントマイスター(プリント写真の匠)が仕上げてくれるサービスです。
簡単に説明すれば、送られてきた撮影データをマイスターが判断して「極上の色味と雰囲気のある写真」としてプリントしてくれる。
利用した経験のある方なら分かると思いますが、「うっとりするほど見事な写真プリント加工」・・・
つまり、先にも述べた写真をさらなる高みへと導いてくれる、色合いやディテールへのプリント加工処理はまさしく匠です。

プリント加工出力サービス

なんかフジフィルムさんの宣伝みたいになてしまいましたが(笑)、フィルムカメラでは写真の仕上がりはプリントに全てがかかっている!というのが常識でしたが、ネットの普及に伴ってあまり撮った写真をプリントする機会が少なくなり、写真の加工という言葉が「下手な部分を補正する」という意味合いになっていることには少々疑問が湧きます。
プリント処理=デジタルの今ではデジタル現像(加工)がマイナスなイメージではなく、表現方法の1つだという本来の意味を忘れてしまっては淋しいですね。
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写真のピントとボケについて
今回は写真撮影のピントについて人間の目に例えながら少しご説明したいと思います。
カメラを始めてレンズのことを考えると自然と「明るくて良くボケるレンズ」を探すこともあると思いますが、このボケのメカニズム、、被写界深度など聞きなれない言葉で説明するとややこしいので、ここで今すぐ簡単に理解するための実験をしてみましょう!

ではまず、自分の顔の前(目の近く)に「手」を持ってきて、目線を手に集中します。
すると手を頑張って見ることで、手以外のものはボケて見えますよね?
この状態がカメラでいう「F値を小さくした状態」で、カメラのF値は人間の目のピント調節と似ています。

目の前の1点に目線を集中することで、周りをボカす。
人間の目は「今は手を見てるから、あとの情報はボケてもOK」と無意識に排除します。
恋に落ちて周りが見えない状態とは意味が違うので注意しましょう(笑)

冗談はさておき、カメラの場合は、人間の目のように「何を重視するか?」を判断できないので、F値(絞り)の数値を小さい値で対象以外をボカしたり、また全体像をハッキリ見たければ、F値(絞り)の数値を大きくして見える範囲のすべてを鮮明に写しなさいとカメラに命令(設定)をします。

以前このブログでも、「何でもボカせばいいってものではない!」と書きましたが、人間の目に例えれば「何を見たいか?」ということなので、写真ではカメラマンが何を見ているか?を写真を通じて伝える事になります。
「綺麗にボケるから撮った」ではなく「対象物以外は見せたくないから周りをボカした」が正解のような気がしますね。

では、商品撮影においてのピントの範囲、つまりF値の設定はどのような効果があるのでしょうか?
次の写真をご覧下さい。

ピントとボケの比較サンプル
左側は写真全体にピントが合う(シャープ)状態になっています。
対して右側は「モデルの目」以外は、ボカした状態の写真です。
右側の「目にだけピントが合っているもの」は、素直にモデルの顔に印象が強く残ります。(人間の目で例えると顔を見つめた状態)
逆に左側は頭から腰あたりまでスッと目線が移動する感覚になるかと思います。(試着室の鏡で自分を見たときのような・・)

商品撮影のように服を見せることに重点を置く場合は、左の写真が適していますが、人物メインの写真であれば右側が適します。
さらに言えば、同じ商品撮影でもイメージ重視であれば・・右と左の写真、どちらがいいでしょうか?

ピントとボケの関係性は写真にとって撮影者の意図を明確にするためには重要なポイントです。
「綺麗に撮ること」を優先するよりも、まずは基本的なピントやボケの意味を理解して、「何を写したいか?」を優先できる感覚を養うことが写真の上達への近道のような気がします。
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太陽光を利用した写真の撮り方
写真撮影にとって「光」はとても重要な要素です。
まったく同じ時間帯に同じ被写体を撮っても、「光の向き」によって印象は大きく変わります。
昔、スタジオ撮影を指導してくれた私の先輩は「スタジオに来たらライティング位置だけは盗め!」と言っていたのを思い出します。
それほど写真にとって「光」は仕上がりに影響します。

「Photo」という言葉がギリシャ語で「光」という意味を持つそうですが、そうした言葉の意味を知ると写真撮影は光を探す作業とも言えます。
こうした「光」については、何もスタジオ撮影などの特殊な環境だけではなく、日常的に目にする「太陽」でも同じです。
印象的に撮られたスナップ写真は特別なカメラを使ったということではなく、「上手く光を表現した」とも捉えることができます。

今回は意外とスルーされがちな「太陽光の3つの基本パターン」を見ていきます。
とある映画監督が、「太陽が出ている間の撮影が最も難しい、室内や夜間は光を足したり・引いたりできるが自然はそれを許さない」と語ったそうです。
撮影論はここまでにして、太陽光のパターンを見ていきましょう(笑)

太陽光での撮影基本パターン

順光の特徴
被写体が太陽光を正面に受けている状態を「順光」といい、カメラマンが太陽を背にしている状態となります。
デジタル一眼レフなどのオート機能で撮っても、露出の設定を考えずに適切で過不足ない光で仕上がるので失敗することがほとんどない「光の向き」と言えます。
撮りたい対象を素直に表現でき、青空を「青く」撮影したいときは順光の状態を探すと良いでしょう。

逆光の特徴
被写体の背後に太陽がある状態を「逆光」といい、カメラマンと太陽が向き合っている状況で、被写体が人物の場合は「顔が暗くならないように」露出設定をプラスに調整する必要があります。
またカメラマン(レンズの向き)が太陽光と対面しているので、フレア(光の反射したスジ)などが出ないように注意する必要があります。
観光写真などでは「順光」を選択するケースが多いですが、太陽が眩しくて目を細めた「顔をしかめた表情」になってしまう場合は、逆光で撮影すると素直な表情を撮ることができます。
逆光は上手に利用すれば美しい表現ができますので「太陽光の陽射しの強さ」などを考えながらカメラ設定を変化させていくと「光を考えるクセ」が身につきます。
逆光撮影時にカメラ側からストロボを入れることで人物の顔を明るくする方法もありますが、ストロボ光量を間違えると却って質感を損ねることがあるので、慣れないうちは「露出をプラス側」と覚えてしまいましょう。

サイド光の特徴
言葉の通り被写体の「横から当たる光」です。
特徴としては被写体の凹凸感が強調される状態なので、立体感を演出したいと思うなら迷わず「サイド光」です。
単純に立体感と言っても「どこまで影が出るか?」を考えながら撮影することがポイントで、サイド光の位置によっては顔半分が真っ白く飛んでしまって、顔半分が暗い・・なんてことも・・
サイド光は立体感を出すための光のバランスが命です。

太陽光の3つの基本パターンを簡単にご説明しましたが「基本パターン」という言葉を敢えて使っているのは、この基本パターンから同じ順光の状態でも、「どのくらいの太陽の高さの順光なのか?」・「曇天模様の順光なのか?」などなど「光の強さや角度は360度に対してある!」と言っても過言ではありません。

写真を楽しむ段階から「意図した写真」を撮りたくなったら、まずは光の当たり方の基本パターンから撮影を考えるとヒントが見えてくることがあります。
これはスタジオ撮影でも同じで、何台もストロボを設置して意図が分からない写真になるなら「1つの光から作り直す」これも基本です。

そもそも写真を撮るための基礎となる太陽光はいつでも、どこでも1つしか無いのです。
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カメラグランプリ2015
カメラファンならずとも毎年注目を集める「カメラグランプリ2015」の大賞が5月20日に発表されましたね。
記事を書いているタイミングの問題で、少し時間差があって申し訳ないです。
このコンテストは1年間で国内発売されたカメラから、最も優れた機種を選ぶもので、2015年はキャノンの「EOS 7D Mark II」が受賞しました。
個人的にはまだ過去に大賞を取っていないPanasonicに期待をしていましたが、それは今後の楽しみにしています。

こうしたカメラ部門というとカメラメーカーとして有名な企業の機種が並びますが、2013年はソニーが受賞した驚きもあり、老舗カメラメーカーがどう動くのを期待していました。
その後、2014年はニコンDf、2015年の今年はキャノン・・、巻き返してきたな~老舗メーカー!と思っていましたが、ふと過去3年の受賞カメラで感じたことがありました・・・

と、本題に入る前に今年、大賞受賞のキャノンのカメラはコレです。
キヤノン:EOS 7D Mark II
引用元: Canon Inc./Canon Marketing Japan Inc.

キヤノン:EOS 7D Mark II

詳しいスペックなどはメーカーサイトでチェックしてみて下さい。

話を戻して「カメラグランプリ2015」を含めた過去3年での大賞受賞カメラですが、いずれもスペックというよりも「楽しさや使いやすさ」が重視されている印象を受けます。
昨年のニコンDfも画素数だけを見れば、お世辞にもハイスペックではなく、昔ながらのカメラファンに原点回帰を匂わせた良いカメラ、一昨年はレンズ交換式ではないソニーのカメラ、実に面白い結果でした。

今年受賞のEOS 7D Mark IIもフルサイズ機ではありません。
レンズ交換式のデジタル一眼で、APS-Cサイズのカメラではありますが、メーカーのこだわりが感じられる魅力的な機種であるのと同時に、消費者側から見ても「欲しい!」と思わせる仕上がりです。

最近はフルサイズ機に目を向けがちですが、今年の大賞を見てみればフルサイズではなくAPS-C機で、言い換えれば「センサーサイズ」でカメラの良し悪しは決まらないことを暗示しているようにも感じられる。

キャノンというメーカーに関してもEOS 7Dから5年後にEOS 7D Mark IIというAPS-Cサイズのカメラをフルサイズ機の全盛になってきたこの時期(正確には去年)に投入してきた開発陣に対しても素直に凄いと感じてしまいました。
実際のところ去年の夏頃に、これからの商品撮影のカメラはフルサイズが主流かな?と私的に考えていたタイミングだった為、キャノンの発表にはハッとさせられた。

新機種カメラの発表は、良くも悪くも評価の対象になりますが、個別の機種だけにこだわるのではなく「メーカーの姿勢」を感じることができるタイミングだったりするので、買う買わないは別として毎回楽しく拝見しています。

消費者に所有欲を満たしながら、同時に楽しさを感じてもらうこと、「カメラグランプリ2015」の大賞を受賞したキャノンというメーカーを通じて自社のサービスの在り方を見つめることもできた良い発表でした。

来年はパナソニックさん頑張れぇ~(笑)
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大量の写真をリサイズするコツ
商品撮影された写真を使用する場合に、ECサイトごとに画像サイズが異なる・・
そうした場合、画像の縮小リサイズ処理どうしていますか?

納品された写真を1枚ずつ画像編集ソフトに読み込んでサイズを調整・・・これでは時間と手間がかかります。
フォトショップのスクリプト処理を使っても良いのですが、お持ちでない人もいると思うので、今回は無料で使えて複数の画像のリサイズやフォーマット(ファイル形式)変換を一括で行うツールをご紹介します。

ソフトウェアはWin版で「Ralpha Image Resizer」Vectorページ ←こちらからダウンロードして、解凍し、「Ralpha.exe」をクリックしてソフトを立ち上げます。
では早速、一気に大量の画像をリサイズしてしまいましょう!(3,000枚くらいはエラーなど無しでリサイズしてくれますw)

とはいえ直感で使えてしまうソフトなので、主要部分のみササッとソフトの解説をしていきます。
まず、メニューから「設定」を開いて読み込むファイル形式の設定を確認しておきます。
ここでは「JPEG」の項目を見て「品質」を「100」で「OK」で閉じます。
もちろん「JPEG」以外のファイル形式に変えることもできますので、その際は「フォーマット変換設定」を触ります。
画像リサイズの準備

続きまして、「画像の横幅」を決めていきます。
赤枠左の「大きさ」の項目から画像をリサイズする時の基準の「辺」を指定します。
図では「短辺基準」となっていますが、縦長、横長の画像サイズで混在している写真を通販サイト用に統一するには「幅」での基準でもよいでしょう。
ここでもピクセルやパーセントで指定できるので非常に用途を選ばず便利です。
画像のリサイズ幅を決める

さて、最後にリサイズをしたい画像をドカンとソフトにドラッグ&ドロップしてメニューから「変換」→「実行」で終了!簡単です。
リサイズしたファイルの出力先(保存先)も「設定」→「出力フォルダ設定」で行なえます。
画像リサイズの実行

まとめ
こうした画像リサイズソフトはいくつかございますが、有料だったり変換時にエラーが出たりと中々シンプルで高機能のものは少ないですが、「Ralpha Image Resizer」は優秀です。
使い道としては、楽天では短辺800pxで画像を作っていて、Yahooショッピングでは700px・・というようにECサイト毎で画像サイズが異なる場合は、予め大きいサイズ側で制作をしておき、あとは一気に画像をまとめてリサイズ処理を行なえば、作業時間の短縮になります。

弊社の商品写真の場合は、最低1500pxで撮影画像を納めているので、画像リサイズの相談はたまにございます。
かといって800px納品だと編集するときに服のパーツのアップをトリミングする際に、不便ということで1500pxの大きいままの画像を希望されるお客様も多いです。
編集は、自由度のある大きいサイズで、画像加工が済んだら一気にリサイズ!これが便利かもしれませんネ♪
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