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商品撮影のヒント集

いまネット上に存在する商品撮影のサービス会社には低価格と高品質!?を掲げた撮影をアピールする傾向が強くなっていますが、弊社に寄せられるご相談の多くが他社の撮影の撮り直しを希望しているものです。

デジタル一眼レフカメラの普及によって商品撮影を低価格で行なう業者が増えた一方で、本当の意味で品質の良い写真の仕上がりを期待できる会社が少なくなっていることも事実です。
このページでは「商品撮影のヒント集」と題して、撮影者とサイト制作者の立場の両方の視点から業者に依頼する前に知っておくべき商品撮影に関する知識などを公開していきます。

シャッタースピードと明るさの表現
写真の明るさを決める要素として「シャッタースピード」・「F値」・「ISO感度」がありますが、撮影初心者の方によく見かけるのが「ISO感度」を上げて写真を明るく撮ろうとするクセです。
デジタルカメラにおいては「ISO感度」という感光設定は今では重宝される設定項目ですが、フィルムカメラの場合は「フィルム自体を変えない限り感度は変更できない」ものです。
デジカメならではの便利機能の使用禁止!とは言いませんが、カメラ本来の考え方からすれば少々疑問が湧きます。

シャッタースピードの調整で撮れる写真
例えば三脚を使って夕焼けを撮っているとして、「明るさが足りないからシャッタースピードで調整する」これは正解です。
カメラが固定されている状態で、敢えてISO感度を触る必要は無いことはご理解頂けると思います。
撮影するときにどれだけの光を集めるか?つまり露光時間の調節がシャッタースピードの役目です。
下の図をご覧頂くと数値が小さくなる(露光時間が長い)と、写真は明るく写り、露光時間が短ければ暗くなります。

シャッタースピードと露光量の関係
フォトグラフ(光を描く)という点でも感光(ISO)を上げるのではなく、シャッタースピードの調整の方が確実に綺麗な写真が撮れます。
ISO感度は「手ブレを抑えて明るく撮る!」。。「暗所で絶対に写さなければならない」こうしたケース以外は個人的にカメラメーカーが一番綺麗に写るとしている最小のISO感度から変更することはありません。
光の軌跡を描いたり、写真を深く楽しむためには手軽なISO感度に頼らずに「絞りとシャッタースピード以外無い!」くらいの気持ちで撮ることに慣れれば、ISO感度の便利さも再確認できると思います。

シャッタースピードより先に絞り(F値)は決める
写真の明るさを決める要素の「絞り」ですが、これも余程特殊なケースを除けば「これを撮影しよう!」と思って誰でもカメラを構えるハズです。
厳密言えば絞りは明るさにも影響を与えますが、その被写体に対してどのような「ボケ感」で撮るのかを決定することが「絞り」の特徴で、撮り始めてコロコロと「絞り」を変えるのはカメラマン自身に「具体的なイメージが固まっていない」証拠です。
プロのカメラマンでもいつもマニュアルモードで撮っている訳ではなく、「絞り優先モード」で撮ることがあります。
理由としては単純で「シャッタースピード優先」より写真の仕上がりを素早く判断することが出来るためです。

例えばシャッタースピード優先で数値を1/250秒で設定し、撮影した写真の被写界深度(F値)は測光箇所によってすぐに変わってしまいますが、「絞り優先モード」であれば適正な明るさのシャッタースピードを測光箇所にカメラが判断します。
つまり「シャッタースピード優先」ではボケ味など写真の絵作りに関わる重要なものが変更されてしまう可能性があり、逆に絞りさえ決めてしまえば意図した絵作りに集中できるというメリットがあります。
しかし、どうしても背景を流したい、または完全に動きを止めてしまいたい場合は「逆の考え」となります。

写真表現は、カメラ設定を駆使して撮るには、やはり経験が必要ですが「なぜこの設定をいじっているのか?」を考えるとシャッタースピードを変える意味が理解できるはずですので、まずは絞り、ISO感度は触らず、シャッタースピードだけで写真パターンを変えてみる練習をしてみると良いでしょう。
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アップルミュージックがスタジオ撮影をサポート
写真撮影と密接に関わっているBGM、スタジオ内では何かしらの音楽は常にかかっている状態ですが、当然ですが個人所有の楽曲には限界があり、撮影ジャンルやテンションによって雰囲気に合ったBGMが無い!!なんてこともあります。
「BGMなんて何でもいいじゃん!」と思うかもしれませんが、撮影に集中できるかのカギになることもあります。

撮影時のBGM環境の悩み
例えばポージング練習中はハウス系の楽曲はテンポが激し過ぎず、遅過ぎないためリズムミカルに動く時のサポートBGMとして重宝します。
対して落ち着いたイメージ撮影の時にテンポが早い音楽が流れていると逆に集中力が無くなってしまいます。
つまりTPOに併せたBGMを選んでおくというのは良い写真を撮るための隠れた武器になります。

個人的にはipod Classicを使っていますが、何だかんだと「こんな曲調が好き!」とリクエストが入れば、すぐさま楽曲を購入するという行動を繰り返して、10年近くで音楽だけのデータ容量はハンパないことになってしまいました。
これって意外とカメラマンにはよくあることで、撮影対象者の音楽の趣味はバラバラなので、「自分が聞かないジャンルの音楽も大量に持ってたりする」・・ありますよね!カメラマンの皆様(笑)

事前に用意しているとはいえ、ここがBGM選びの難しいところで「予想外の音楽の趣味」に出会ってしまうのです。
シャッターを切りながら「テンポ悪いな~」と思う時って「好きな曲ってナニ?」と訊ねると聴いた事もないアーティスト名が飛び出したり(笑)
当然、その人のリクエストに応える楽曲がipodには入っていない・・結果、無難なラジオ系で逃げる(笑)
うーん微妙です。

Apple Musicが与えてくれる恩恵
「容量の問題ならiTunes Matchで解決できるでしょ!」という考え方もあります。
ちなみにiTunes Matchとは、自分の持っている楽曲をiCloud(ネットの保管場所)で同期させて容量を気にせずいつでも再生できるというもの。
しかしこれも根本的な解決にはならないのです。
理由は、「自分の購入した楽曲に限る」これでは想定外の楽曲リクエストには対応できません。

そこで登場したのが「Apple Music」です。
iTunes Storeで販売されている3000万曲以上ある!?すべての曲を聴き放題になる嘘のような嬉しいサービス。
今までiTunes Storeで試聴をしてて「スタッフのおすすめ」などで聴いた曲を欲しいと思っても単品で買うのかぁ~、でもアルバム全部買うのも微妙なアーティストがいたとします。(失礼発言ですいません)

そうした時も自分でプレイリスト作ってしまえば、定額で何でも自分勝手な音楽プレイをしてしまえばOKです。
また、知らないアーティストの曲を流したければ、Siriに話しかけて探してもらえば解決!
なんて便利なのでしょう~~

スタジオのBGMに革命が起きる

余談ですが、こうした音楽配信サービスはApple Musicが最初ではなく既にいくつかありますが、試してみると「おすすめ選曲のセンス」が妙に営業アピールが強かったり、本当に最適な楽曲を教えてくれることが少なかったりと不満がありました。
ですが、iTunes Storeを使っていると分かるのですが、センスの良い選曲をしてくるiTunes Storeスタッフのおすすめは、撮影時の即戦力のBGMとなることを期待せずにはいられません。

今まで購入してきた歴史はどうするんだ!と軽くツッコミを入れたくもなりますが、何はともあれ大幅に経費を削減できる点は、CDレンタルやDL購入をしていたカメラマンにとっては、非常に有益なサービスといえるでしょう。
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lx100でポートレイト撮影
個人的に若干溺愛し過ぎてる感もあるPnasonicのDMC-LX100・・コンパクトデジカメです(笑)
購入してから、だいぶ経過しましたが何故か飽きないこのゴツゴツしたカメラらしい感じと、仕事用ではないので少々扱いは雑ですが、「この私が」常に持っているというのは良いカメラの証かもしれません。
というのも大体コンデジやスマホは無くても日常生活では全く困らない性格で、ほとんど買っても手元にある期間は短いのですが、LX100は手元にあるとニンマリします。

今回はカメラ談義はさておきDMC-LX100で最初に触って撮ってみたポートレート画像を見ながらiA機能を探っていきます。
ちなみにiA機能は、全部カメラに任せてしまうオート機能です。
協力頂いたのはモデルの「上宮希子さん」です。
「なぜゴツいカメラで撮らないのだ!」という疑問を感じる視線はさておき(笑)まずはご覧下さい。

lx100人物写真1
一部レビューサイトではLX100は写真が眠いと言われますが、撮影条件によるものでしょう。
特にiA機能での撮影ではカメラが「シャープでいこう!」とか状況に合わせて考えているようです。
では次にもう少し状況を変えて、服と同系色の背景の前でiA機能でパッと撮ってみると・・

lx100人物写真2
お分かりだと思いますが、少しシャープさが消えて眠くなりましたね。
これが俗に言う「眠たい写真になる」原因です。

当然、こうした仕上がりの違い(バラつき)を防ぐにはマニュアル設定をすれば簡単に調整できます。
コンデジ全般に言えることですが、オート機能で撮るとISO感度が激しく変化してしまうので、中級者程度の人はマニュアルで操作する方が楽しさがアップするでしょう。

カメラはメーカーや型式によって必ずクセがあります。
LX100のようなレンズ一体型ならクセはすぐに理解できますが、レンズ交換式では組み合わせレンズによって自分の好みのカメラ側の設定などを探したり慣れるまでに時間がかかるかもしれません。(それが楽しいのですが・・)

とはいえLX100は単なるコンデジとは違い思わぬ所で効果を発揮した場面がありました。
先日とある事務所のモデルさんを撮ったのですが、室内のスペースが非常に狭く、カメラを構えたい場所でフルサイズ機だと厳しいと思ったので、LX100を使って厳しい状況をすり抜けました。

仕上がり自体もマイクロフォーサーズなのでブック程度の大きさなら全く問題ありません。
LX100にストロボシンクロ用の送信機をつけて初めて撮ってみましたが特に誤作動もなく、軽快にシャッターを重ねました。
こうなってくるとLX100で作品撮りなんていう欲求も湧いてしまいます。

LX100のようなコンデジでガチでスタジオ撮影したサンプルはまだネット上では少ないようなので、そのうち撮ってみようと思います。
あと、「フルサイズとLX100の写真だけで果たして撮影カメラの見極めがつくのか?」という意地悪なクイズも楽しそう(笑)
ともあれLX100は楽しいカメラで、新機種(後継)が出たら買ってしまうでしょう。
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時間単位で大量に撮影するということ
商品撮影サービスでよく見る「1時間当たり15~20着撮ります!」など、時間単位で消化が可能な着数を表記する場合がありますが、弊社の場合、時間当たりの目安に加えて「時間毎の保証数」というのを事前にお伝えするようにしています。
これもサンプル撮影を利用して頂ければ「1着で○分、1時間○着です」というように時間を計って保証数に割り当てます。

目安と実際に要する時間はイコールではありません
なぜ時間で料金を決めているのに「保証数を出すのか?」ですが、コーディネートを伴う商品群では、こうした漠然とした予想着数はあくまでも目安であって、実際は時間がかかることが多いのです。
解決方法としてサンプル撮影時の時間計測で「時間がかかりそうなコーディネートを配送」して頂いてます。

もし料金が後払いになっている際に、1時間で15着撮影するとお客様が思ってオーダーをして、お支払時に「実際は1時間10着しか撮れなかったので、延長料金は○○円です」と言われたら、安くなる分には歓迎ですが、高くなるのは気分的に良くありませんよね。
弊社が「保証数」やサンプル撮影で1着ごとの参考時間を事前に提示するのは、こういった不快な気分にならないように予め料金を決めてしまいます。

時間単位の撮影は数量ではなく正確性を重視しましょう
撮影の現場に詳しくない方からすれば、「着替えて撮影するだけなのに、なぜそんなに時間がかかるの??」と思うかもしれませんが、簡単に言えば「普段の着替え」と「きちんと撮影用に着替える」こととは違います。
例えば、プライベートで服を着替えるのなら少し裾がめくれていても問題にはなりません。
しかし、商品写真ということを考えると「きちんと着用することが常識です」こうなると着替えというよりは、「成形作業」に近くなります。

そして服を着替えたら次の項目をチェックしていきます。
•着方の間違いはないか?
•形状が一番分かるポーズは何か?
•どのような着用シーンが予想されるか?
•クライアントの指示はどこか?
•ターゲット層はどこなのか?
•印象を決める表情+どのようにポーズ展開するか?

基本的な項目ですが、これらが納品レベルになれば次の服に着替えていきます・・体育会系です(笑)

着こなしの感覚が良いモデルの場合は、ボツになるカット数も少なく済みますが、初心者のモデルにとっては、普段自分が着ているジャンルと異なる商品がくれば表現と商品PRの連動したポーズが出るまで時間がかかりますので当然、着用数も少なくなっていきます。
2着目、3着目と作業が進むと同じような表現ばかりになっていないか?など繰り返すごとに課題は増えていきます。

場合によっては5着程度で一旦休憩を入れる場合もありますが、なぜ休憩するかというと、「考える+体力回復」これを繰り返さなければ撮影は成立しません。
単純に流れを説明しましたが、時間単位の撮影作業はこんな感じです。

時間で料金が決まるシステムでは、仕上がった写真でモデルが単調になっていないか?という観点で写真をしっかり見てみると、スタジオ毎の技量を見極めることもできますよ。

ついでに時間制では撮影経験が多いモデルを選ぶ方がベターなのも正直、事実です。
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プロとして写真を目指すには
大げさなタイトルを付けてしまって戸惑いますが(笑)、弊社にも最近はアシスタントからカメラマン希望の方にお会いする機会も出てきました。
業務を拡大するということはまだ少し先になると思いますが、改めて「プロとして撮る」ということについて触れていきます。

私自身、誰かに師事してカメラを学んだことは無いです。
しかし、現在はお金を貰って撮影を代行していますので、世間的に見れば「プロ」なのでしょう(笑)
趣味で写真を楽しむのとは違い、業務となれば撮影に関する引き出しをどれだけ活かして希望の写真に近づけるかが重要になります。

ただプロ・アマ問わず変わらないのは「写真は楽しい」ということです。
体力的にきついとかは、どんな仕事であれ避けては通れませんので、考えたこともありません。
すべては撮影終了後の満足感で肉体的な疲労は帳消しになります。

では満足感とはナニ?

こうした気持ちになるためにはゴールがイメージ出来ていなければ得られません。
つまり「こういう写真にしたい!」という仕上がりのことです。
当然、厳しい条件での出張撮影では予定は崩れ、出くわした環境でゴールを迷走しながら探します。

こうした着地点を決めるには「撮影の手段と知識」は絶対条件になります。
冒頭で「写真を始めるために師事したことは無い」と書きましたが、仕事として写真を撮ることになって最初に圧倒的に自分に足りないと痛感したものは、「知識と経験」です。

経験といっても個人がスタジオを借りて、テストをするにも費用がかかる上、そもそもどうやって知識を得ていくのかという方法すら分かりません。
そこで私が行なったのは、まず写真のジャンルを明確に意識することです。
モデルコードの場合は当然アパレル・ファッション系となる撮影手法です。

そして今も昔も変わらずやっている習慣として「自分の扱う業界の写真」を必ずチェックして、気になったライティングがあれば、ストロボの配置状況や使用機材などを予想して、セッティングの予習をします。
そうしたパターンが溜まったら、スタジオで実際に照明などを組んでテストをし、修正をくり返します。
この時、モデルは呼びません、マネキンで撮影してじっくりと学習していきます。
一例をご覧頂くとこんな感じです。

撮影の予習復習メモ
雑誌などの写真から照明を予測して、実現できるように近づける。
一見するとモノマネのようですが、雑誌の写真に撮影方法は掲載されていないので、独学で近づけていけばオリジナルの照明パターンになります。
こうした極秘ネタ帳は今は私の財産で「知識と経験」を補ってくれます。

プロとして写真を撮るための条件を私なりにお伝えするのであれば、「プロは必ず努力をすること」です。
高価な機材や独特なセンスがクローズアップされがちですが、地味な作業は必ず実力に変わっていきます。
その場限りのセンスで10回中3回がパーフェクトな写真が撮れるよりも、100%の確率で平均以上の写真に仕上げることの方が余程難しいのです。

撮り続けるジャンルを見極めて、それに対して猛進する!
こうした地味な作業を繰り返していくうちに、ふと気付けばお客様から「さすがプロ!」と、ありがたい言葉を頂けるのです。

写真を撮るプロという意味は、講習を受けて肩書きをもらうのではなく、意識を持って写真に向き合った結果、周囲がプロとして納得してくれるかどうかで決まります。
あとは地獄のような現場をいくつか通れば、テクニックなどただのオマケと気付くはずです(笑)
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